【2025年版】山口のおすすめのお土産16選!お菓子や名品を紹介
2025/03/24
2025/06/25
山口県萩市は、歴史情緒あふれる街並みや豊かな自然に加え、幕末の志士ゆかりの定番観光スポットも多く、見どころにあふれた魅力的な場所です。ここでは、萩市ならではの観光が楽しめる人気スポットをいくつかご紹介します。なお、こちらの情報は2025年6月時点のものです。実際に行く前にお店の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。
この記事の目次
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※画像はイメージです
山口県北部に位置する萩市は、歴史を感じさせる街並みが魅力的な町です。しかし一方で、「つまらない」といった声を目にすることもあり、旅行を計画していると少し不安になる方もいるのではないでしょうか。そういわれる理由のひとつとして、家族連れで楽しめるような定番の観光スポットが少ないという点が挙げられます。
それでも、萩市には吉田松陰をはじめとする多くの歴史上の偉人がゆかりの地として名を連ねており、歴史的な街並みも良好な状態で保存されています。
また、「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されている構成資産のうち、5つが萩市に存在しています。
このように萩市は、歴史と偉人の息吹を感じられる、魅力にあふれた町なのです。
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江戸時代の貞享から元禄(1684〜1704年)にかけて、当時この地を治めていた毛利藩の第3代藩主・毛利吉就(よしなり)は、萩城下の景勝地8か所を選び、「萩八江(はぎはっこう)」と名づけました。それぞれの風景には詩や和歌、絵画が添えられ、「萩八江」の図巻が制作されました。
このとき選ばれた8つの景色は、現在では「萩八景(はぎはっけい)」と呼ばれ、萩を代表する観光名所となっています。詳細は後述しますが、これらの地を巡る遊覧船も運航されており、萩の美しい自然を満喫できるスポットとして、ぜひ訪れてみたい場所です。
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豊かな歴史を持つ萩市には、この地ならではの伝統工芸やグルメが数多くあります。中でも萩焼は、古くから茶人に愛されてきた器で、使い込むほどに風合いが増すとされ、多くの陶芸ファンの憧れの的となっています。
また、日本海に面する萩市では、年間約250種類もの魚介類が水揚げされるといわれており、新鮮で多彩な海の幸を楽しむことができます。さらに、夏みかんをはじめとする柑橘類も美味しく、地元ならではのグルメを堪能できるのも萩の大きな魅力のひとつです。
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以上のように、山口県萩市には、歴史を感じられる魅力的な観光スポットが数多くあります。ゆったりと時の流れに身をゆだねるような、萩ならではの旅は、歴史ファンはもちろん、落ち着いた大人の旅を楽しみたい方にもぴったりです。
そこで今回は、萩の魅力を存分に味わえる、人気の観光スポットをいくつかご紹介します。
世界遺産「萩城下町」を構成する要素のひとつである萩城は、1604年に毛利輝元(てるもと)が指月山のふもとに築城したことから、「指月城(しづきじょう)」とも呼ばれます。明治7年(1874年)には天守閣をはじめとする建物がすべて解体され、現在は石垣や堀の一部が残されています。
夜には石垣などがライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめます(日没頃~22時まで点灯)。
萩城は、戦国時代に名をはせた毛利氏ゆかりの城として知られ、春には桜の名所としても多くの人が訪れます。ここでしか見られないめずらしい品種の桜もあり、毎年多くの観光客でにぎわいます。
萩城跡
城下町の風情を色濃く残すエリアで、萩を代表する定番観光スポットのひとつです。菊屋横町、江戸屋横町、伊勢屋横町といった通りには、高杉晋作の誕生地や木戸孝允旧宅など、歴史的な見どころが点在しています。
この地域は、平成27年(2015年)に世界文化遺産に登録されました。幕末の志士たちに縁の深い場所が多く、彼らが過ごした当時の雰囲気が今も残されています。
歴史を肌で感じながら、ゆったりと時間をかけて散策したいエリアです。
萩城城下町
萩の歴史や文化の発信拠点として、吉田松陰や高杉晋作をはじめとする幕末維新に関する資料を展示しているほか、萩の自然や文化についても幅広く紹介しています。
教科書にも登場する幕末の偉人たちの足跡を身近に感じられる博物館であり、歴史ファンはもちろん、家族連れでの観光にもおすすめの定番スポットです。
萩博物館
萩焼は、萩を代表する伝統工芸品です。こちらの資料館では、古萩の名品を数多く展示しており、江戸時代初期の松本窯や三ノ瀬窯による初期作品などを通して、萩焼の歴史に触れることができます。
多くの茶人にも愛されてきた萩焼の魅力を、ぜひじっくりとご堪能ください。
萩焼資料館
萩は城下町としての面影を残しており、細い路地が多いのも特徴です。そんな萩の街を効率よく巡りたい方におすすめなのが、原動機付自転車(原付バイク)のレンタルです。こちらのお店では、萩観光にぴったりな原付を貸し出しています。
萩の名産である夏みかんをイメージした明るい黄色の原付バイクは、小回りが利き、広い範囲を快適に観光することができます。さらに、複数の提携先でさまざまなサービスを受けられる特典もあり、上手に活用すれば、より充実した観光が楽しめるでしょう。
バイクハウスオータニ
萩市といえば、歴史情緒あふれる街並みが魅力で、着物がよく映えることでも知られています。そんな萩の町を着物で楽しみたい方におすすめなのが、着物のレンタルサービスです。
こちらのお店では、着物のレンタルと着付けを行っており、街歩きを着物姿で楽しみたい方に人気があります。振袖や婚礼衣装はもちろん、大人用だけでなく子ども用の着物も充実しており、品ぞろえも豊富です。
着付けも丁寧に工夫されているため、普段着物に慣れていない方でも安心して利用できます。街並みに映える着物姿はSNS映えも抜群で、旅の思い出をより特別なものにしてくれるでしょう。
萩ふくや
旅の疲れを癒やすなら、やはり温泉は外せません。萩温泉郷は、2004年に新たに掘削された8つの温泉地の総称で、歴史ある萩観光の拠点として親しまれています。
それぞれ異なる泉質の温泉が楽しめるのが特徴で、効能に合わせて好みの湯を選べる点でも人気を集めています。
萩温泉郷
萩往還梅林園は、吉田松陰の生誕160年を記念して、1992年に開園しました。園内には13種類、約350本の梅の木が植えられており、例年1月下旬から3月中旬にかけて見頃を迎えます。
赤や白、ピンクといった色とりどりの梅の花が園内を彩る風景は、萩に春の訪れを告げてくれる美しい光景です。
萩往還梅林園
この寺院は、1691年に萩藩第3代藩主・毛利吉就によって創建されました。大照院と並ぶ毛利家の菩提寺であり、本堂の裏手には、歴代藩主およびその一族の墓所があります。墓前には、藩士たちが寄進した500基以上の石灯籠がずらりと並び、壮観な景観をつくり出しています。
また、総門や三門などの建造物は国の重要文化財に指定されています。
萩を代表する歴史的な寺院として、寺社巡りを楽しむ方はもちろん、歴史ファンにも高い人気があります。静けさに包まれた境内は落ち着いた雰囲気に満ちており、ゆったりとした時の流れを感じられる癒やしの空間です。
東光寺
風光明媚な日本海を一望できる絶好のロケーションで、萩の豊かな自然の恵みを存分に味わうことができます。ビワ、田屋なす、ブロッコリー、西条柿などの新鮮な農産物をはじめ、加工品や萩焼といった地元の特産品も手に入ります。
名物のびわソフトクリームもおすすめです。
施設は明石インターチェンジに隣接しており、オーシャンビューの絶景を楽しみながら、旅の途中にひと息つくのにもぴったりのスポットです。
道の駅 萩・さんさん三見
萩の特産品がそろう物産館や農産物の直売所、そして吉田松陰に関する資料を集めた「松陰記念館」が併設されています。
また、レストラン「玄」では、貴重な日本在来牛である「見島牛」を使ったハンバーグを味わうことができます。
萩を代表する偉人・吉田松陰は、大河ドラマや時代劇などでもたびたび取り上げられており、ご存じの方も多いでしょう。吉田松陰に関心のある方にとっては、ぜひ訪れていただきたい定番の観光スポットです。
道の駅 萩往還
隣接する萩漁港に水揚げされた新鮮な魚介類や、近郊で採れた農産物を手ごろな価格で提供する生鮮市場です。市場内には、鮮魚や海産物を扱う店のほか、野菜、果物、精肉を取り扱う店舗や、海鮮レストランが3店舗あります。
漁港に隣接していることから、新鮮で種類豊富な魚介類が特に人気で、その場で海鮮丼や刺身として味わえるほか、テイクアウトも可能です。
魚好きの方には、ぜひ足を運んでいただきたい定番スポットです。
道の駅 萩しーまーと
萩には「萩八景」と呼ばれる景勝地があります。この遊覧船は、その萩八景を巡る定番観光コースです。
指月橋を出発点に、堀内や平安古地区、旧田中邸別宅などの名所をめぐり、最後は菊ヶ浜から海を望む、約40分の船旅となっています。各名所では船のスピードを落とし、歴史についてのガイドも行われるため、より深く萩の魅力を知ることができます。
「水の都」とも称される萩の美しい景観を、船上から眺められることから人気が高く、いつもとは違う視点で萩の魅力を堪能できるおすすめの体験です。
萩八景遊覧船
※画像はイメージです
萩には、歴史の趣を感じられる魅力的な観光スポットが数多くあります。豊かな自然に囲まれ、海や山の幸にも恵まれたこの地では、幕末を生きた志士たちの息吹を感じることができるでしょう。ぜひ、萩の魅力あふれる観光スポットを巡りながら、歴史と自然の豊かさを体感してみてください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもと
ライター:よしぷー