【東北】絶景・グルメ・温泉が！冬にこそ行きたい観光モデルコース11選

冬の東北は雪国ならではの景色に加え、温泉やイベント、グルメなどの楽しみも多い場所。辺り一面が銀世界になり、積雪量の多い地域だからこそ見られる圧巻の景色が広がります。東北観光をするなら、冬にこそ訪れてみたいものです。
今回は、冬に訪れたい東北の観光モデルコースを、家族やカップル、一人旅などにそれぞれおすすめのプランで11選紹介。今年のクリスマスや年末年始の旅行に参考にしてみてはいかがですか？

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①【青森県・ストーブ列車】冬の青森を巡る夫婦旅

東北観光で冬景色を電車のなかから堪能したいという方におすすめなのがこちらのプラン。
まずは、津軽鉄道の観光列車である「ストーブ列車」に乗りましょう。この列車は12～3月の冬の期間のみ運行され、車内にはレトロ感あふれるダルマストーブを設置。車内販売されているスルメをストーブで炙りながら、津軽鉄道オリジナルの「ストーブ酒」を飲むのが人気の乗車スタイルです！ 窓の外の銀世界を眺めながらゆったりと過ごす時間は、最高のひと時になること間違いなしですよ。
芦野公園駅に到着したら、旧駅舎を再利用している喫茶店「駅舎」に立ち寄り、名物の「激馬かなぎカレー」をいただきましょう。

ランチのあとは、五所川原の夏の風物詩である「立佞武多（たちねぷた）」が常時展示されている「立佞武多の館」を訪れます。色鮮やかな立佞武を見られるだけでなく、祭りの映像も映し出されるので、まるでその場にいるような感覚に。巨大な立佞武多をさまざまな角度から見られる貴重な施設です。
そのほかにこのプランでは、浅虫温泉を訪れたり、青森唯一の公開天文台がある宿に泊まったりします。

②【青森県・奥入瀬渓流氷爆ナイトツアー】自然が織りなす芸術作品を観る旅

冬の奥入瀬渓流を巡るアクティブ旅をしたい方にピッタリなプランはこちら。
このプランでは、奥入瀬渓流沿いに佇む「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」に泊まります。ビュッフェでは、青森の名産品であるりんごを使用したメニューが豊富にあり、そのなかでも特にアップルパイが絶品、と大人気です。

冬は露天風呂周辺が銀世界と変化し、静寂な空間に様変わりします。ホテル自慢の温泉に浸かりながら、雪見風呂を楽しんでみてはいかが？

早めの夕食と入浴を終えたら、「奥入瀬渓流氷瀑ナイトツアー」に出かけましょう！
ネイチャーガイドとともに巡るこのバスツアーでは、奥入瀬渓流の氷瀑や氷柱などを鑑賞します。専用のライトカーで巡りながら、目的の氷瀑や氷柱を照らすライトアップ式。暗闇のなかに突如として現れる幻想的な氷瀑に、心も目も奪われてしまいます。冬の映えスポットとしても人気です。
2日目は冬の絶景を見に、十和田湖や銚子大滝を散策する旅に出かけます。

③【青森県・青荷温泉】都会の喧騒から離れる秘湯旅

青森の秘湯を楽しみに、という方におすすめなのが「青荷温泉」を訪れるプラン。
1929（昭和4）年に開湯されたこちらの秘湯は、電気の代わりにランプを使用しており、昭和の風情を肌で感じられます。携帯電話の電波が届かないほどの隔絶した場所にあるため、都会の喧騒を忘れられるスポットとしても人気。「本館内湯」「露天風呂」「健六の湯」「滝見の湯」の4つのお風呂があるので、湯巡りを存分に楽しめます。

温泉でゆっくりと過ごしたあとは、囲炉裏の間で定食をいただきましょう。青荷温泉の日帰りプランなら、山の幸が豊富に使用された定食付きで、予約時に「川菜定食」「山川定食」「釜めし定食」「青荷定食」の4つから選べます。暖かい空間と温かいお料理で、心も体もぽかぽかになること間違いなし！
そのあとは、「弘前公園外濠」に立ち寄って、ピンク色にライトアップされた桜並木を鑑賞します。

④【岩手県・岩洞湖】氷上ワカサギ釣りを楽しむアクティブ旅

冬ならではの釣りを楽しみたい方は、氷上ワカサギ釣りの名所である「岩洞湖（がんどうこ）」を訪れるプランがピッタリ。
日本一美しい人造湖として知られるこちらの湖は、四季折々の風景を楽しめる神秘的スポットとしても有名です。本州で最も寒さが厳しくなるこの地では、1月中旬～3月下旬頃になると氷上のワカサギ釣りが楽しめます。ワカサギ釣りに必要な道具などは現地でレンタルできるので、手ぶら参加も可能です！ ただし、防寒対策だけはしっかりと行っていくことを忘れずに。
ワカサギ釣りを楽しんだら、「岩洞湖レストハウス」や「Nagasawa COFFEE」でブレイクタイムを過ごしましょう。

日が暮れたら、盛岡の冬の風物詩でもある「盛岡城跡公園ライトアップ」を見に訪れます。東北三大城跡のひとつに数えられる美しい石垣を照らすようにライトアップ。冬になると石垣が雪で覆われ、よりいっそう幻想的な風景になります。カップルのデートスポットとしても人気です。

⑤【岩手県・鉛温泉】冬限定のイベントに参加！ 花巻温泉郷を巡る夫婦旅

冬の花巻温泉郷を訪れたいご夫婦にはこちらのプランがおすすめ。
600年以上の歴史を誇る名湯「鉛温泉」は、日本の温泉地のなかでも珍しい5本の源泉を有する温泉。館内にある4つの浴場はすべてが完全源泉かけ流しであり、「新日本百名湯」や「日本温泉遺産」にも選出されました。名物の「白猿の湯」は、湯船の深さが平均で約1.25mもある立居浴専用の温泉。普段は混浴で、時間帯により女性専用になります。冬になると「桂の湯」と「白糸の湯」では、雪見風呂が楽しめる魅力も。一度は泊まってみたい宿として人気です。

温泉を満喫したあとは、花巻温泉郷の冬のイベント「スカイランタンイベント～はなまき星めぐりの夜」を訪れましょう。こちらは、花巻温泉郷に宿泊している方限定のイベント。火を使用したスカイランタンのイベントは日本国内でも珍しく、温かな光を放ちながら上っていくその姿は、美しく感動で言葉を失うほどです。

ランタンには自分たちの願いごとを書きます。それぞれの思いを乗せ、大切な人と協力してランタンを舞い上がらせましょう。
このプランでは宮沢賢治ゆかりの地を巡ったり、巨大氷柱のつららを鑑賞したりします。

⑥【秋田県・たざわ湖スキー場】冬のアクティビティを満喫するカップル旅

冬のアクティビティを楽しみたいなら「たざわ湖スキー場」を訪れるプランはいかが？
このスキー場は、晴れていればゲレンデから田沢湖が一望できます。雪で真っ白になった山々と、コバルトブルーの湖のコントラストは感動するほど美しく、映えスポットとしても人気！ 湖に照らされた夕日をバックに記念撮影するのもすてきですよ。初心者向けから上級者向けまで、コースが13種類もあるので、どなたでも安心して滑ることができます。

こちらのスキー場は、ゲレンデグルメがおいしいことでも有名です。トマトラーメンや焼きチーズカレー、横手焼きそばなどメニューが豊富なので、どれにしようか迷ってしまうほど。腹ごしらえを終えたら、再度ゲレンデに繰り出しましょう！
スキーやスノーボードを楽しんだあとは、乳頭温泉に向かう前に「田沢湖展望露天風呂 アルパこまくさ」の温泉に浸かって体を温めませんか？

展望露天風呂に入ったあとは、宿泊先の「秘湯 鶴の湯温泉」に向かいます。原生林に囲まれたこちらは、乳頭温泉郷のなかで最も古い歴史を持ち、ノスタルジックな雰囲気が魅力の温泉宿。この宿には泉質が異なる4つの源泉があり、「白湯」「滝の湯」「黒湯」「中の湯」と呼ばれています。温泉やおいしい料理で疲れた体を癒やして、至福のひと時を過ごしましょう。
2日目は、田沢湖のシンボル「たつこ像」や、ご当地グルメが味わえる「むらっこ物産館」に立ち寄ります。

⑦【秋田県・休暇村 乳頭温泉郷】湯巡り三昧！ 乳頭温泉郷メインの夫婦旅

乳頭温泉郷で湯巡り三昧の旅をするならこちらのプランがおすすめ。
まずは「鶴の湯温泉別館 山の宿」でランチをします。この宿自慢の名物料理「山の芋鍋膳」は、すりおろした山芋のつみれが入った味噌味の鍋。囲炉裏端で鍋をつつきながら過ごすひと時や鍋の味は、心に残る思い出になること間違いなしです。こちらの宿のランチは、事前予約が必要なのでご注意を！
絶品鍋を味わったあとは、鶴の湯温泉の本館に移動して4つの源泉を楽しみましょう。

鶴の湯温泉に立ち寄ったあとは、宿泊先の「休暇村 乳頭温泉郷」に向かいます。ブナ林に囲まれたこちらの宿は、冬になると辺り一面が銀世界になり、露天風呂では雪見風呂が楽しめます。2種類の源泉は「ナトリウム・炭酸水素塩泉」と「単純硫黄泉」。美肌効果が期待できると女性に人気です。秋田の郷土料理を堪能できるビュッフェは、この宿のイチオシでもあるので心ゆくまでご賞味あれ。
このプランではほかにも、「蟹場温泉」や「大釜温泉」、「妙乃湯」を巡ります。

⑧【山形県・蔵王樹氷まつり】世界に誇る蔵王の樹氷を鑑賞する旅

冬の自然が作り出す樹氷を鑑賞する旅ならこちらのプランがピッタリ。
「食事処きくち」で名物の板そばを味わったら、「蔵王国際ホテル」を訪れましょう。ホテル自慢の大浴場「八右衛門の湯」は、硫黄泉100％のかけ流し温泉。木の温もりを感じられる和の空間が魅力的です。またホテルのこだわりポイントは、高級黒毛和牛の「山形牛」や、山形県産米「つや姫」の地元食材を使用しているところ。ここでしか味わえない料理に舌鼓を打ってみてはいかが？

少し早い食事と入浴を済ませたら、お待ちかねの「蔵王樹氷まつり」へ。“スノーモンスター”と呼ばれる樹氷は、冬の大自然が作り出す、蔵王が世界に誇る芸術作品。樹氷ライトアップによって、より幻想的な雰囲気になります。映え写真を撮りたい方にもおすすめのスポットです。

2日目は、山形牛専門の精肉店が営む「和風肉料理 佐五郎」を訪れます。すき焼きやステーキ、すき煮、焼肉定食など、さまざまなランチメニューのなかでもイチオシは、ここでしか味わえない絶品ハンバーグ。数量限定なので、早めに来店するのがおすすめです。

⑨【山形県・和楽足湯】東北2県を観光する冬の家族旅

2泊3日で山形県と宮城県を旅行したい家族にはこちらのプランがおすすめ。
1日目は、山形・銀山温泉街を巡る旅をしましょう。まず訪れるのは、温泉街に入ってすぐの場所にある「和楽足湯（わらしゆ）」。各旅館と同じ源泉であるのにも関わらず料金は無料！ 冬の季節なら、雪景色のなかで足湯を楽しめます。
足湯を満喫したあとは、銀山温泉街の名物のカレーパンや、ココアの上にマシュマロを浮かべて焼いた「焼きココア」を味わいましょう。

温泉街を散策したあとは、豊かな自然に囲まれた「仙峡の宿 銀山荘」を訪れます。開放感のある露天風呂からは、四季折々の景色が望めます。夏は新緑に包まれ、冬は真っ白な銀世界に変化。　雪見風呂を体験するには絶好のスポットといえるでしょう。

2日目は、宮城県まで足を伸ばし「宮城蔵王キツネ村」を訪れます。こちらは、日本唯一のキツネと触れ合える場所。園内には8種類100匹以上のキツネが放されており、子どもから大人まで人気のスポットになっています。もふもふのキツネたちに触れ合いたいのであれば、冬毛になる冬に訪れるのがおすすめですよ！
このプランではほかにも、こけしの絵付け体験ができる「白石市弥治郎こけし村」や、史跡が数多く残る「霞城公園」を訪れます。

⑩【福島県・アウトドアスポーツクラブ バックス わかさぎ店】冬のアクティビティと地元グルメを満喫する旅

東北への観光で冬にしかできないアクティビティを満喫したい方は、このプランが断然おすすめ。
プランの要といえる「アウトドアスポーツクラブ バックス わかさぎ店」では、さまざまな企画を用意しているので、一年中楽しめます。冬は、ワカサギ釣りやスノーモービル体験がメイン。ワカサギ釣りは道具不要で、釣ったワカサギはそのまま自分たちで唐揚げにして味わうことができます。

スノーモービルは凍結した檜原湖の上や、檜原湖畔の林道を専用そりに乗って遊覧します。スリルと美しい景色の両方を体感できるアクティビティです。
体を動かしたあとは、「レストランモントレー」で名物ハンバーグを味わい、喜多方の町並みを散策します。

旅の〆は、名物の喜多方ラーメンが味わえる「坂内食堂」を訪れましょう。このラーメンの特徴といえば、なんといってもチャーシューの多さ。口のなかに入れた瞬間、トロトロと溶けていく食感は、一度味わうと忘れられません。豚骨ベースなのにあっさりしているので、女性でもいただきやすいラーメンですよ。

⑪【福島県・会津東山温泉 向瀧】白鳥の飛来と温泉を楽しむ一人旅

冬の風物詩である白鳥の飛来を観察する旅ならこちらのプランはいかが？
今回の旅のメインスポットである「猪苗代湖」は、白鳥の飛来地として全国的にも有名。シベリアから数多くの白鳥が冬を越すためにこの地へと飛来します。その数は2,000羽以上ともいわれています。
白鳥を鑑賞したあとは、明治に竣工された洋風建築の「天鏡閣」を訪れましょう。

明治ロマンを体感したあとは、国の登録有形文化財でもある「会津東山温泉 向瀧」を訪れます。温泉は男女別の「きつね湯」「さるの湯」に加え、貸切家族風呂の3種類。雪が積もると、庭に館主手作りのろうそくが100本以上灯されます。幻想的な風景は、思わず写真を撮ってしまうほど美しいです。
このプランではほかに、会津若松市を代表する「鶴ヶ城」や、郷土料理のわっぱ飯を提供する「田季野（たきの）」を訪れます。

今年の冬は東北観光に決まり！

冬にこそ訪れたい東北の観光モデルコース11選を紹介しました。東北には、冬だからこそ見られる美しい景色が多数あります。都会の喧騒から離れ、静寂に包まれた雪景色のなかで過ごしていると、思わず時間を忘れてしまうほど。この冬は大切な人と東北を訪れ、一生忘れられない最高の旅をしてみませんか？