【全国】国民的アニメに触れる旅へ!子どもも大人も楽しめる聖地巡礼プラン8選

更新日:2024/08/28

【全国】国民的アニメに触れる旅へ!子どもも大人も楽しめる聖地巡礼プラン8選

国民的アニメと聞くと、昔から慣れ親しんでいる「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」「ドラえもん」などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? 国民的アニメの共通点といえば、子ども向けだけでなく大人も楽しめるストーリーや、親しみやすく個性豊かなキャラクターに特徴がありますよね。また最近では、スリリングなストーリーで一世を風靡した「名探偵コナン」「進撃の巨人」など、今までにない斬新な作品も支持されています。今回は、そんな国民的アニメを生んだ人気作家のふるさとを訪れる聖地巡礼プランをご紹介。アニメファンの方や、家族旅行を検討中の方は参考にしてみてくださいね。

聖地巡礼の魅力とは

聖地巡礼の一番の魅力は、作品の世界観をより深く感じられるという点ではないでしょうか? 今回ご紹介する聖地巡礼は、国民的アニメ作家の生まれ育ったふるさとへ訪れ、そのアニメが誕生した道のりを体感するというもの。作家さんの生地には、アニメのキャラクターが並ぶ通りや、作家さんの生涯や作品に関する資料が揃う記念館、作品を生むきっかけとなった場所、モデルとなった建物などが点在しています。限定のグッズが購入できたり、登場人物と写真が撮れるフォトスポットがあったりと、アニメの世界観に浸れるさまざまな楽しみ方ができますよ。今まで訪れたことのない場所へ旅行するきっかけ作りにもなるので、ぜひ出かけてみてはいかがですか?

①【福岡県・サザエさん通り】国民的アニメ誕生の道のりとランドマークタワーを巡るプラン

まずは、国民的アニメ「サザエさん」にまつわるスポットや福岡の人気観光地を巡るプランをご紹介しましょう。「元祖博多めんたい重」で贅沢な朝食をいただき、学問の神様「菅原道真(みちざね)公」をお祀りする「太宰府天満宮」を参拝したあと、地下鉄・西新駅から徒歩3分の「サザエさん通り」を訪れます。早良区西新の脇山口交差点から「シーサイドももち海浜公園」入り口までの約1.6kmの市道は、国民的アニメ「サザエさん」の作者、故・長谷川町子さんが散歩しながら登場人物の発案をした散歩道といわれています。最初に現れるのは、長谷川町子さんとサザエさんが談笑している銅像。見どころは、「磯野広場」にあるサザエさんの地記念碑やカツオ君やワカメちゃんの銅像です。磯野家の登場人物と記念撮影をしながら、終点の百道浜までの道のりを散策してみてはいかが? サザエさん通りのあとは、博多湾を一望できる「福岡タワー」に登り、福岡市の景色を眺めましょう。

②【静岡県・ちびまる子ちゃんランド】日本で唯一の常設ミュージアムでちびまる子ちゃんの世界を体験!

名古屋から日帰りで静岡県清水市を観光し、「ちびまる子ちゃん」の世界観に触れられるこちらのプランはいかがでしょうか? 国民的アニメ、ちびまる子ちゃんの作者・さくらももこさんが生まれ育った街として知られる清水市。「ちびまる子ちゃんランド」は、日本で唯一のちびまる子ちゃん常設ミュージアムです。入場料は大人1,200円・小人700円で、JR清水駅から無料シャトルバスが運行しています。館内には、さくら家の居間や子ども部屋、まるちゃんが通う学校の教室など、アニメに登場するさまざまなシーンが再現されており、見どころ満載! 直筆のイラストやアニメのセル画を展示している資料館、過去のアニメを上映するシアタールームもあるので、ちびまる子ちゃんの世界観に浸りながら、大人も子どもも目一杯楽しめますよ。ちびまる子ちゃんランドを満喫したあとは、車で約15分の距離にある「三保松原(みほのまつばら)」を訪れ、松林と砂浜、富士山の美しい風景を眺めましょう。

③【熊本県・ブルック像】恐竜の郷・御船町へ!子どもに大人気のブルック像と太古の恐竜を体感するプラン

恐竜の郷・熊本県御船町(みふねまち)を巡るファミリープランでは、「ONE PIECE」の聖地に立ち寄ります。まずは、九州自動車道・御船ICから車で5分の距離にある御船町ふれあい広場を訪れ、「ブルック像」とご対面! こちらの銅像は、人気漫画・ONE PIECEの作者、尾田栄一郎さんが出身地である熊本県と連携し、熊本地震復興を目指す「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の一環なのだとか。ほかにも県内9市町村に「麦わらの一味」の銅像があり、音楽大学のある御船町には音楽家の「ブルック像」が設置されているんです。豪快にギターをかき鳴らす姿は、まるで復興へのエールを奏でているよう! “ソウルキング”として魂のライブを繰り広げるブルックの隣に立ち、同じポーズで写真を撮ってみましょう。

ブルック像をあとにしたら、太古の世界を体感できる「御船町恐竜博物館」へ。日本初となる肉食恐竜の歯の化石が発見されたことから、恐竜の郷といわれる御船町。館内には、全身骨格や御船で発見された化石など、約850点が展示されています。迫力満点の恐竜を眺め、太古の世界にタイムトラベルしてみては?

④【富山県・高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー】ドラえもんの世界へGO!藤子・F・不二雄のふるさとを満喫するファミリープラン

漫画家・藤子・F・不二雄さんの世界をたっぷりと楽しむなら、こちらのプランがおすすめ。富山県高岡市は、国民的アニメである「ドラえもん」の作者・藤子・F・不二雄さんが幼少期を過ごした場所です。まずは越の潟(こしのかた)駅から高岡駅まで路面電車「ドラえもんトラム」に乗って旅をスタートさせましょう。下車後、ドラえもんのキャラクターたちがお出迎えしてくれる「ドラえもんの散歩道」を歩き、高岡駅から徒歩20分の距離にある「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」を訪れます。入場料は、大人500円、中高生300円、小学生以下は200円です。ギャラリーの入り口は、ピンクのドアでおなじみの“どこでもドア” 。写真撮影OKなので、お子さんと記念撮影するのもおすすめですよ。ドアをくぐると、原画や下絵、実際に使っていた愛用品を見ることができます。ギャラリーショップには、ポストカードやピンバッチなど、ここでしか買えないオリジナルグッズが揃っているので、旅のお土産にチェックしてみましょう。

「らぁめん次元」で富山名物の「ブラックラーメン」を味わったあとは、高岡駅構内の待合室にある「ドラえもんポスト」で、旅の記念に手紙を出してみては? ドラえもんのかわいい消印が押印されるので特別感がありますよ。こちらのプランでは、藤子不二雄Ⓐさんの生家である「光禅寺」や「氷見市潮風ギャラリー 藤子不二雄Aアートコレクション」も訪れます。

⑤【大分県・大山ダム】作者の生まれ故郷・大分県日田市で進撃の巨人の聖地を巡るプラン

「進撃の巨人」の作者・諫山創(いさやまはじめ)さんの出身地である大分県日田市で聖地巡礼をするなら、こちらのプランに決まり! 「大山ダム」は、諫山さんがダムの壁面を見てストーリーを発案したといわれる場所。日田駅から車で約20分の距離に位置しており、進撃の巨人の聖地として、主人公エレンと友人のミカサ、アルミンの銅像が設置されています。高さ94mのダムの壁面を、人を守る壁である“ウォール・マリア”に見立て、巨人が初めて町を襲ったシーンを表現しています。スマホアプリを使用すると、ダム壁面に「超大型巨人」が出現するというしかけも。まるで物語の世界に入り込んだような光景はファン必見ですよ。料金は無料ですが、事前に申し込みが必要です。また、土・日・祝日は閉庁しているので、訪れる日にはご注意を。2024(令和6)年4月には、諫山創さんが約10年ぶりとなる活動として、梶裕貴の声優20周年プロジェクト「そよぎフラクタル」のスピンオフ漫画の原作ネームを担当することが発表されたので、そちらも気になりますね。

⑥【鳥取県・青山剛昌ふるさと館】青山剛昌さんのふるさとへ!コナン尽くしの旅行プラン

「名探偵コナン」の作者である青山剛昌(あおやまごうしょう)さんの出身地・鳥取県の北栄町を旅するプランがこちら。「Conan’s Kitchen(コナンの家 米花商店街)」でランチをしたあとは、名探偵コナンに登場するキャラクターのブロンズ像が並ぶ「コナン通り」を通り、「青山剛昌ふるさと館」を訪れます。「コナン駅(JR由良駅)」からの道のりは徒歩約20分、入館料は大人700円、中高生500円、小学生は300円です。名場面の複製原画や作品作りのヒントとなった探偵の肖像画など、コナンの魅力を存分に堪能できます。作中に登場する阿笠(あがさ)博士の発明品や謎解きをするコーナーもあり、アニメの世界観を体感できますよ。フィナーレでは、入館チケットを置くと現れるコナンや怪盗キッド、コナンの連載前の作品「YAIBA」の主人公・鉄刃(やいば)と記念撮影ができる「3Dキャラクタービジョン」も! こちらのプランでは、コナングッズ専門の「コナン百貨店(コナンの家 米花商店街)」や作品をモチーフにした「喫茶ポアロ(コナンの家 米花商店街)」も巡ります。

⑦【鳥取県・水木しげる記念館/ゲゲゲの妖怪楽園】水木しげるワールドにじっくりと浸る鳥取女子旅

水木しげるさんの出身地・鳥取県で鬼太郎ワールドを満喫したい方にはこちらのプランがおすすめです。まずは、人気キャラクターたちがプリントされた「鬼太郎列車」に乗車して、177体の妖怪たちと出会える「水木しげるロード」を訪れます。そこから徒歩5分の「妖怪神社」は、1000年の節目を記念して2000(平成12)年1月1日に落成入魂式を行って創建された神社。家内安全、交通安全、厄除開運にご利益があるとされています。一反もめんやぬりかべなど、人気の妖怪をモチーフにしたユニークな妖怪絵馬もあるので、旅の記念に願かけをしてみましょう。

妖怪神社の参拝後、旬の海鮮が味わえる「和泉」でランチをして、水木しげるロードの終着点である「水木しげる記念館」を訪れます。鬼太郎以前の作品や妖怪画や、水木しげるさんの波乱に満ちた作家人生、ゲゲゲの鬼太郎の知られざる秘密などを知ることができる施設です。入館料は大人1,000円、中高生500円、小学生は300円です。館内の見どころは、43体の妖怪が壁面に潜む妖怪洞窟! 薄暗い部屋で一体一体表情の違う妖怪たちをじっくり鑑賞してみてくださいね。

入園料無料の「ゲゲゲの妖怪楽園」には、縁日ゲームができる妖怪縁日や妖怪茶屋があり、大人も子どもも楽しめるしかけが満載です。子どもだけが入れる鬼太郎の家や巨大どくろのいる妖怪広場など、写真映えするスポットもありますよ! 目玉おやじがペットボトル水になった「ゲゲゲの目玉おやじ水」やぬりかべのこんにゃくが入った「妖怪おでん缶」など、話題になりそうなお土産も揃っているので、お友だちへのお土産に手に取ってみては?

⑧【兵庫県・宝塚市立手塚治虫記念館】たまには贅沢に!絶品グルメと漫画の神様に出会う旅

たまにはちょっと贅沢な日帰り旅をしたいという方には、マンガの神様とも称される手塚治虫のミュージアムを訪れるこちらのプランがおすすめ。隠れ家レストラン「Restaurant MAGNOLIA」で贅沢ランチをいただいたら、手塚作品の魅力が詰まった「宝塚市立手塚治虫記念館」を訪れましょう。宝塚駅から徒歩約10分、入場料は大人700円、中高生300円、小学生100円です。「リボンの騎士」の王宮風エントランスを抜けると、「火の鳥・未来編」に登場した生命維持装置をモデルにしたカプセルがずらりと並び、カプセルの中に作品資料が展示されています。約2,000冊の手塚作品が読めるライブラリーや、オリジナルグッズを購入できるミュージアムショップなど、見どころ満載! 研究室さながらのアニメ工房では、簡単なアニメ作りの体験もできますよ。数々の漫画家が影響を受けたといわれる手塚作品の世界観にじっくりと浸ってみましょう。夜は、老舗温泉旅館「宝塚温泉 ホテル若水」で旅の疲れを癒やします。

聖地巡礼でアニメの世界観に浸ろう!

大人も子どもも楽しめる、国民的アニメの聖地巡礼プラン8選をご紹介しました。聖地巡礼には、アニメゆかりの地や作家の出身地巡り、SNS映えのする写真が撮影できるスポットなど、さまざまな魅力があります。作中のモデルとなった建物や重要シーンを再現したスポットもあり、聖地巡礼をすることで作品の世界観がより深く身近に感じられるでしょう。アニメファンの方やそうでない方でも満喫できるしかけが満載なので、本記事を参考に国民的アニメの聖地巡礼をしてみてくださいね。

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旅色編集部 みつい

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記事企画・監修:旅色編集部 みつい