【全国】2024年の「土用の丑の日」はいつ?うなぎの名店へ立ち寄る旅行プラン15選

更新日:2024/07/08

【全国】2024年の「土用の丑の日」はいつ?うなぎの名店へ立ち寄る旅行プラン15選

「うなぎの日」として広く知られている土用の丑の日。季節が本格的な夏へと変化していく蒸し暑い時期には、甘辛いタレのかかったうなぎ料理が恋しくなりますよね。そこで今回は、うなぎの名店へ立ち寄る旅行プラン15選を一挙にご紹介! 2024年の土用の丑の日がいつなのか、土用の丑の日の意味や由来についても併せておさらいしておきましょう。夏本番を目前にした土用の丑の日に元気をチャージする旅へ出かけたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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土用の丑の日とは?

土用の丑の日とは、夏の土用時期にある丑の日のこと。「土用」は、立春・立夏・立秋・立冬の4つの季節に入る前の約18日間を指し、「丑の日」は日付を十二支で数えた丑の日にあたる日のことです。今年はその18日間のうち丑の日が2回あり、2024年夏の土用の丑の日は7月24日(水)と8月5日(月)となっています。

なぜ夏にうなぎを食べるの?

土用の丑の日にうなぎを味わう習慣は、江戸時代に起きたある出来事に由来しているといわれています。夏にうなぎの売れ行きが悪く困っていたうなぎ店に、学者の平賀源内が「本日、土用の丑の日」との看板を出させたところ、お店は大盛況! それを見たほかのうなぎ店も同様の看板を出すようになったそう。もともと日本には、土用の丑の日に「う」のつく食べ物を味わう風習があったことから、うなぎの日として広く定着したようです。

地域ごとに調理法やタレが違う?

うなぎの調理法は、関西や関東といった地域によって異なります。江戸時代、武家社会であった関東地方では、切腹をイメージさせる腹開きよりも「背開き」でうなぎを調理するスタイルが主流。対して、商人文化が根づいていた関西地方では、腹を割って話すという意味を含めた「腹開き」での調理が基本でした。また、うなぎにつけるタレにも関東と関西では違いが。関東のタレは、うなぎの味を活かすさっぱりとした味わいなのに対して、関西のタレは濃厚で甘みが強く、脂ののったうなぎとの相性がいいという特徴があります。ではその境目となっている静岡県や愛知県はというと、関東・関西の両方の特性が混在しているそう! お店によって調理法が変わるため、どちらの魅力も堪能できるのです。

①【千葉県・川豊本店】さばきたてのうなぎを味わおう!友人とのドライブプラン

千葉方面へ出かけるなら、千葉県成田市に店を構える老舗のうなぎ料理店「川豊(かわとよ)本店」へ立ち寄る旅行プランがおすすめ。こちらでは、経験豊富な職人が厳選したうなぎを店頭でさばき、ふっくらと蒸して焼き上げた出来たての「うな重」が2,900円(税込)から味わえます。創業以来、継ぎ足し続ける「秘伝のタレ」とご飯とともにいただきましょう。アクセス方法は、JR・京成の成田駅より徒歩12分。駐車場がないため、車は近隣の駐車場へ停める必要があります。「成田山新勝寺」へ訪れた帰りに出来たてのうな重を味わってみてはいかが?

②【茨城県・うなぎ屋】湖沼の絶景とうな重を堪能!夫婦水入らずで訪れる癒やし旅

夫婦水入らずで大自然を満喫する日帰り旅がしたい方には、涸沼の絶景を眺めながらうな重が味わえる茨城県の「うなぎ屋」を訪れるプランがピッタリ。おすすめメニューの「うな重」は平日のランチメニューで2,800円(税込)です。適度な香ばしさとふっくらとした身のうなぎが、甘めのタレによく合います。涸沼で採れたしじみ汁とともにいただきましょう。大きなメロンのオブジェと写真が撮れる涸沼駅(ひぬまえき)からは、車で約15分のアクセスとなっています。

こちらのお店のもうひとつのおすすめポイントは、お店から望める涸沼の絶景です。おだやかな涸沼の風景を眺めながら、ちょっと贅沢なひと時を過ごせますよ。

③【東京・浅草うなな】食べ歩きでうなぎをゲット!友人と楽しむ日帰りグルメ旅

気軽に本格的なうなぎ料理を味わいたいなら、浅草で食べ歩きする日帰りプランがおすすめ。「浅草うなな」では、最上級の国産うなぎがのった「うなぎのおにぎり」が600円(税込)で味わえます。炭火で香ばしく焼き上げたうなぎと甘じょっぱいタレがかかったおにぎりの相性はバツグン! 贅沢な逸品を手軽に堪能できるだけでなく、「浅草寺」から徒歩すぐの場所にあるのるところも魅力です。浅草グルメが集う「仲見世通り」や浅草中央通りに面した立ち飲み処「浅草スタンド」、お芋スイーツが人気の「焼き芋専門店 芋やす 浅草店」などにも立ち寄りながら、友人と食べ歩き・飲み歩きをしてみてもいいですね。

④【静岡県・うなぎ 桜家】ボリューム満点のうな重が人気!夫婦で静岡の魅力を満喫しよう

静岡県でうなぎを味わうなら、うなぎの激戦区・三島エリアにお店を構えて160年以上の歴史をもつ老舗うなぎ店「うなぎ 桜家」を目指すプランを立てましょう。こちらの看板メニューであるボリューム満点の「うなぎ丼」は5,280円(税込)! 1匹半のメニュー7,480円(税込)も人気で、ふわふわのうなぎをお腹いっぱい味わえると評判です。値段以上に満足度が高いこちらのメニューは、県内外の方から人気を集めています。伊豆箱根鉄道・三島広小路駅から徒歩約2分という好アクセスの立地も魅力。商売繁盛の御利益があるといわれる「三嶋大社」への参拝前に、三島ならではの名店でうなぎを堪能しましょう。

⑤【静岡県・うなぎの坂東】富士山とうなぎで活力アップ!友人とパワースポットを巡る旅

「友人とパワースポット巡りに出かけたい!」そんな方には、富士山をご神体として祀っている神社や三島のうなぎが味わえるこちらのプランがおすすめ。まずは、「富士山本宮浅間大社」で徳川家康が造営した社殿と富士山がコラボレーションした絶景を目指して出発しましょう。富士山の雪解け水が湧いている「湧玉池(わくたまいけ)」は、国の特別天然記念物であり、こちらも人気のスポットです。

「静岡県富士山世界遺産センター」「米之宮浅間神社」などにも立ち寄ったあとは、三島駅南口の目の前にある「うなぎの坂東」で「うな重」をいただきましょう。備長炭で焼き上げた上質な国産うなぎには、香ばしさとむっちりとした歯ごたえがあります。すべてのグレードに肝吸いが付いている「うな重」は4,070円(税込)から。富士山周辺のパワースポットを巡ったあとに、お店のこだわりが詰まったうな重でパワーチャージしてみてはいかが?

⑥【静岡県・とりう】ご褒美のうなぎちらしを目指して!スポーツと食を楽しむ女子旅プラン

スポーツでたくさん体を動かしたあとのご褒美メニューには、静岡県沼津市にあるうなぎと釜飯の老舗店「とりう」の「うなぎちらし定食」がピッタリ! うなぎと海苔、新鮮な沼津産のネギに、ピリッとしたワサビがアクセントとなっている「うなぎちらし」は絶品です。値段は、特製スープと茶碗蒸し、漬物が付いて2,750円(税込)とお得感も満載。JR沼津駅からは、徒歩3分でアクセス可能です。

⑦【静岡県・うなぎ千草】“奥浜名湖焼き”のうなぎを堪能!湖畔で優雅に過ごすひとり旅

浜名湖周辺をのんびりと散策したい方は、「浜名湖レークサイドプラザ 三ヶ日温泉・万葉の華」や「自家焙煎 蔵茶房なつめ」などを巡り、“奥浜名湖焼き”で調理されたうなぎを堪能できる「うなぎ千草(ちぐさ)」に立ち寄る旅へ出かけましょう。奥浜名湖焼きとは、関東風の蒸して焼くスタイルに、関西風のパリッと香ばしくなる焼き方を融合した店独自の製法のこと。うなぎ1尾を丸ごといただける「うなぎ蒲焼」は3,200円(税込)、あっさりいただける「うな茶漬け」は3,700円(税込)。40年以上にわたり継ぎ足して使われている秘伝のタレとともに、ここでしか味わえないうなぎがいただけます。アクセスは奥浜名湖駅から徒歩約7分。浜名湖を眺めながら、贅沢な時間を満喫してみてはいかが?

⑧【静岡県・うなぎ専門の店 志ぶき】多彩なアレンジで味わおう!うなぎ尽くしの子連れ旅

子どもと一緒にうなぎを味わうなら、うなぎパイの工場見学ができる「うなぎパイファクトリー」を目指して出かけてみましょう。「うなぎ専門の店 志ぶき」では、多彩なアレンジでうなぎを味わい尽くせる「おひつまぶし」がおすすめ。まずは、おひつに入ったシンプルなうなぎをいただきましょう。そのあと、ピリッと味を引き締める「ネギ・わさび」、さっぱりとした風味で食をそそる「ごま・梅・青じそ」をトッピング。〆には「ネギ・ごま・昆布ダシ」をかけたお茶漬けにと、一度に3回楽しめます。そんな「おひつまぶし」のお値段は5,380円(税込)。「うなぎパイファクトリー」から車で約20分の場所に位置しているので、子どもとたくさん遊んだ帰りの夕ご飯にもおすすめです。

⑨【愛知県・うなぎ家 しば福や】名古屋めしを食べ歩き!うなぎとご当地グルメを味わう街ブラ旅

「ひつまぶし」で有名な愛知県名古屋市へ出かけるなら、うなぎの表面をバリッと焼くスタイルが特徴的なうなぎ店「うなぎ家 しば福や」を訪れる旅行プランがおすすめです。ダシと薬味が付いてくる名物「まぶしば丼」のお値段は3,600円(税込)。ひつまぶしとうなぎ丼の両方を楽しめるオリジナルメニューです。地下鉄・国際センター駅または丸の内駅から徒歩約10分という立地。食べ歩きやショッピングが楽しめる「大須商店街」や下町風情あふれる「円頓寺商店街(えんどうじしょうてんがい)」などとともに、名古屋ならではのうなぎ料理を堪能しましょう。

⑩【愛知県・うなぎのしもむら 岡崎店/鰻料理会席料理 みかど共和店】愛知の歴史と食を満喫!贅沢時間のひとり旅

歴史好きの方には、徳川家康とゆかりのある「瀧山東照宮(たきさんとうしょうぐう)」などの歴史スポットと2つのうなぎの名店を巡るプランがおすすめ。JR西岡崎駅から徒歩で約3分の場所に、「うなぎのしもむら 岡崎店」があります。味に定評のある愛知県三河一色産を中心とした良質で太物のうなぎが自慢で、「うな重」は3,800円(税込)から味わえます。

徳川家康が生まれた城として知られる「岡崎城」を見学したあとは、岡崎城から車で約40分の場所に位置する「鰻料理会席料理 みかど共和店」で、オリジナルメニューの「炊き込みまぶし」をいただきましょう。土鍋で生米から炊く「炊き込みまぶし」は、うなぎの旨味がギュッと凝縮された逸品です。お値段は単品で4,000円(税込)。上質なうなぎを余すことなく堪能しましょう。

⑪【岐阜県・角丸】子ども向けの鰻丼あり!ご家族で岐阜の伝統に触れる旅

ご家族で岐阜県を旅行するなら、刃物で有名な関市の文化に触れられる「岐阜関刃物会館」をはじめとしたスポットとともに、断面までサクッとした食感のうなぎが味わえる老舗うなぎ屋「角丸」へ足を運んでみましょう。肝吸い付きの「鰻丼」の価格は、2,250円(税込)。お子さんや小食の方におすすめの「小鰻丼」は、肝吸い付きで1.500円(税込)とリーズナブルなため、ファミリーも訪れやすくなっています。アクセスは長良川鉄道・関口駅から徒歩約13分、またはバス停・吉田観音前駅から徒歩3分。岐阜県を訪れた際には、ご家族でちょっと贅沢な旅の思い出を作ってみては?

⑫【福井県・うな信】うなぎでパワーチャージ!福井をアクティブに散策しよう

日本海側へ旅行するなら、福井県福井市周辺にある「足羽神社(あすわじんじゃ)」や「名勝 養浩館庭園」、うなぎの老舗店「うな信」などのスポットを巡るプランがおすすめ。お店伝統の人気メニュー「せいろ蒸し重」は、ふわっと広がるうなぎの旨味がたまらない逸品です。「せいろ蒸し重」と肝吸い、漬物が付いた定食は、通常の量である「中蒸し定食」3,520円(税込)以外に、小・大のボリュームから選べます。福井鉄道・足羽山公園口駅からは、徒歩約3分でアクセス可能。福井県の名所を巡る前に、ほっこりふわふわのうなぎを堪能してパワーチャージしましょう。

⑬【福井県・うなぎ玄白】福井で贅沢なひと時を♡うなぎで〆る大人デート旅

ちょっと足を延ばして福井県へお出かけしたら、「足羽(あすわ)神社」やそば打ち体験ができる「越前蕎麦倶楽部」を訪れたのちに、「うなぎ玄白」でうなぎを堪能しましょう。おすすめのメニューは、お昼限定の「鰻おろしそば」2,400円(税込)! 手打ちの越前そばの上に焼きたてのうなぎが乗っています。さっぱりとうなぎをいただけるメニューなので、小食の方やあっさりしたものがお好みの方にもピッタリです。越前鉄道・八ツ島駅から徒歩15分、またはバス停・二の宮駅から徒歩すぐの場所に位置しており、公共交通機関を利用したアクセスも良好。カップルで魅力あふれる越前地方を散策してみてはいかが?

⑭【奈良県・うなぎの川はら】関西風のうなぎならここ!歴史と老舗グルメを巡るひとり旅

歴史ロマンに触れながら、ゆっくりとひとり旅でうなぎを楽しみたい方には、奈良県・斑鳩(いかるが)エリアを散策するプランがピッタリ。「法輪寺」や「中宮寺」を巡ったあとは、関西風のうなぎがいただける「うなぎの川はら 郡山店」へ足を運んでみましょう。腹開き・蒸さずに地焼きする調理法で仕上げられたうなぎは、パリッとした香ばしさが特徴です。人気の「ひつまぶし」は、肝吸いと漬物、ダシ、薬味が付いて4,400円(税込)。「小」や、より少ない「ヘルシー丼」があり、自分でボリュームを決められます。最寄り駅のJR大和小泉駅からは徒歩20分でアクセス可能。徒歩圏内に点在する史跡探索と、関西ならではの老舗グルメが味わえる旅へ出かけましょう。

⑮【福岡県・川よし】夏にピッタリ!涼と名物グルメを巡る女子旅プラン

友人と福岡県を訪れるなら、歴史情緒あふれる柳川エリアへ出かけてみましょう。このプランでは、風情ある柳川(やながわ)の風景にゆっくりと浸れる「柳川川下り」や足湯を楽しめる「からたち文人の足湯」とともに、「せいろむし」で有名なうなぎの名店「川よし」へと足を運びます。「せいろむし」は蒸すことで、濃厚なタレを絡めたご飯に炭火焼きしたうなぎの旨味がたっぷり染み渡るのがポイント。通常サイズの「せいろむし」の価格は4,290(税込)、ボリュームアップした「せいろむし(上)」は4,950円(税込)でいただけます。西鉄柳川駅からは徒歩約7分でアクセス可能。夏の暑い日には、涼が感じられる柳川の風景に癒やされながら、名物グルメを堪能できる旅へ出かけてみてはいかが?

土用の丑の日には極上のうなぎ料理を求めて旅に出かけよう

うなぎの名店へ立ち寄る旅行プラン15選をまとめてご紹介しました。地域によって調理法が異なるうなぎ料理は、旅を楽しむ要素のひとつになります。また味わったことのない地方のうなぎ料理を求めて出かけることで、新たな発見ができるかもしれません。土用の丑の日には、友人やご家族、カップルで極上のうなぎを味わいに出かけてみませんか?

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旅色編集部 みつい

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記事企画・監修:旅色編集部 みつい