【全国】酒造で試飲と見学を楽しむ旅へ!お酒好きにおすすめの旅行プラン14選

更新日:2024/07/19

【全国】酒造で試飲と見学を楽しむ旅へ!お酒好きにおすすめの旅行プラン14選

日本全国には、歴史ある酒蔵が点在しています。なかには、お酒の製造工程を見学できたり、試飲できたりと、お酒が好きな方にはたまらない体験ができる蔵元も。今回は、日本酒や焼酎を製造する酒蔵巡りのプラン14選を紹介します。関東や関西、南は宮崎県や沖縄県まで、おすすめの酒蔵をピックアップしたので、お酒好きな方や酒蔵巡りを考えている方は参考にしてください。

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酒造と酒蔵の違いとは

「酒造」とはお酒を造ることです。「酒造家」「酒造業」などと使われ、「さかづくり」や「造酒」といった言葉で表されることもあります。一方「酒蔵」とは、お酒を醸造し貯蔵するための蔵のこと。読み方は「さかぐら」となります。酒造と酒蔵は混同されがちですが、酒造がお酒を造る行為を指すのに対し、酒蔵はお酒を造り所蔵する場所を指します。ことのことから、ふたつの言葉には明確に違いがあるのです。

酒造の成り立ちは

酒造の起源は諸説ありますが、奈良時代に発行された「播磨国風土記」の中の一説「神様にお供えした米にカビが生えたため、酒を醸して献上した」とする説が有力のようです。お酒は、宮中行事や神事に欠かせないものとされており、奈良時代後期から平安時代初期までは、「造酒司(みきのつかさ)」と呼ばれる朝廷の役所で酒造が行われていました。しかし次第に酒造技術が民間へと広がり、室町時代に幕府が酒造を奨励したことから、酒造業は大きな発展をとげていきます。酒造りは、時代とともにさまざまな試行錯誤や技術の発展をとげ、現在に至ります。

➀【山形県・古澤(ふるさわ)酒造資料館/月山酒造株式会社】米どころ山形でおいしい地酒を味わう旅

酒好きのご両親と酒蔵巡りをしたいなら、こちらのプランがおすすめです。
「古澤(ふるさわ)酒造資料館」は、1836(天保7)年創業の「古澤酒造」の一角にある資料館。実際に1917(大正6)年から1983(昭和58)年まで酒造りが行われており、 2000リットルの大甕(おおがめ)や白米を蒸すためのこし器など、当時の現場で使用されていた貴重な道具が展示されています。古澤酒造自慢の銘酒や限定酒の飲み比べができる試飲コーナーも人気! お気に入りの逸品が見つかったら、お酒好きの方へのお土産に購入するのもいいですね。

酒造りの歴史を学んだあとは、「月山(がっさん)酒造株式会社」を訪れます。月山のふもとに佇み、“雪と緑と名水の酒蔵”がキャッチフレーズの老舗酒蔵。約400年もの時を経て湧き出た極上の伏流水と厳選された酒米で作られた日本酒は、上品でふくよかな味わいが特徴です。数々の受賞歴がある「銀嶺月山(ぎんれいがっさん)」は、月山酒蔵を代表する銘柄。このほか、希少品種の谷沢梅を用いた「銀嶺月山 純米酒仕込みの梅酒」も人気です。お気に入りのお酒は取り寄せも可能なのでご安心を!
こちらのプランでは、日本の原風景を満喫できる「椹平(くぬぎだいら)の棚田」や、山形の郷土料理を味わえる「そば処あおば」も巡ります。

➁【福島県・末廣酒造 嘉永蔵】極上温泉と老舗酒蔵を巡るファミリープラン

福島のご当地グルメや老舗酒造を巡るプランなら、こちらがおすすめ。
「田季野(たきの)」で会津の郷土料理「わっぱ飯」を味わい、絶景の湯処「庄助の宿 瀧の湯」に宿泊したら、2日目は江戸末期より続く「末廣酒造 嘉永蔵」を訪れます。
末廣酒造は全国新酒鑑評会などの品評会で金賞受賞の常連となっている酒造です。長い歴史を持つ日本建築の入り口をくぐると、高い吹き抜けのホールや、重厚感あふれる佇まいに目を奪われるはず。大正時代には、日本酒製造法「山廃仕込み」の祖・嘉儀金一郎(かぎきんいちろう)を招いて試験醸造を試み、その技術は現在まで伝承されています。「伝承山廃純米 末廣」は、酒蔵を代表する人気のお酒試飲やお土産コーナーもあるので、酒蔵を見学したあとにお気に入りの逸品を選んでみて。街中に位置しているため、観光途中にふらりと立ち寄れる便利な立地も魅力です。

③【新潟県・今代司酒造】たくさんのお酒を試飲できる!酒好きカップルにぴったりな旅行プラン

日本酒好きのカップルにおすすめのデートプランならこちら!
初日は、地魚と地酒を味わえる「すしいわ」や、新潟全酒蔵の地酒を立ち飲みできる「新潟地酒 premium SAKE 蔵」を巡り、日本酒三昧な一日を過ごします。
2日目は、明治時代創業の「今代司酒造」を訪れましょう。新潟県に数ある蔵元のなかで新潟駅から最も近く、徒歩約15分という好立地です。酒蔵見学では、新潟や酒造りについてスタッフが丁寧に説明してくれます。趣深い建物内は、まるで遠い昔にタイムスリップしたかのよう。法被やフォトグッズが用意されているので、記念撮影をするのもおすすめですよ。試飲コーナーの「無料テイスティング」では、季節のお酒1種類、ノンアルコールの甘酒2種類が試飲できます。1,000円で10種類以上のお酒が試飲できる「プレミアムテイスティング」と合わせ、たくさんの種類からお気に入りのお酒を見つけてみましょう。

④【東京都・石川酒造 直売店 酒世羅】お酒のテーマパークへGO!酒蔵に宿泊する夢の女子旅

お酒好きの女友だちと東京都・多摩を巡るプランならこちらをおすすめします。
「そば・うどん処 きり山」で打ち立てそばをいただき、夜は「石川酒造」敷地内のゲストハウス「酒坊“SHUBOU”-多満自慢-(しゅぼう-たまじまん-)」へ宿泊します。
翌日は、いよいよ酒飲みのテーマパーク「石川酒造 直売店 酒世羅(さけせら)」へ。日本酒「多満自慢」のほか、「TOKYO BLUES」「多摩の恵」といったクラフトビールを醸造する酒蔵です。施設内には、出来たてビールが堪能できる「イタリアンレストラン 福生のビール小屋」や資料館、直売店などが併設されています。酒蔵見学は4つのコースがありますが、現在見学可能なのは、「お気軽散歩コース」のみ。こちらは予約不要で敷地内を自由に散策できます。「直売店 酒世羅」では、えりすぐりのお酒だけでなく、大吟醸入りのケーキや徳利・おちょこセットなど、ここでしか手に入らない限定グッズも買えますよ。

⑤【東京都・澤乃井 小澤酒造】都会の大自然でリフレッシュ!歴史ある酒蔵で極上の地酒に出合う旅

東京で自然を感じられる旅行がしたいなら、こんなプランはいかが?
「秋川渓谷」でバーベキューや渓流釣りを満喫したあとは、ラグジュアリーなグランピング施設「KEIKOKU GLAMPING TENT」へ宿泊。2日目は、300年以上の歴史を誇る「澤乃井 小澤酒造」で酒蔵見学をしましょう。参加費無料でお酒ができるまでの説明や蔵内の案内をしてもらえます。要予約なのでご注意を。
きき酒処では、有料で10種類ほどの地酒を試飲できます。イチオシは、すっきりとした飲み口が特徴の「本醸造大辛口」や数々の受賞歴のある「純米大吟醸」。お気に入りの逸品を持ち帰れば、自宅での晩酌でも旅の思い出に浸れるはず。
多摩川の清流を見下ろせる「清流ガーデン澤乃井園」には売店があり、お酒や豆腐、湯葉などを購入できるほか、庭園のテラス席では軽食や売店購入品をいただけますよ。
由緒ある酒蔵をあとにしたら、和菓子店「紅梅苑」で梅スイーツを味わい、旅の最後をしめくくりましょう。

⑥【埼玉県・小江戸鏡山酒造株式会社】川越で飲み歩き!“幻の銘酒”に出合う女子旅プラン

川越で飲み歩きをする女子旅プランなら、こちらをおすすめします。
老舗醤油店「松本醤油商店」でお土産を物色したあとは、徒歩すぐの「小江戸鏡山酒造株式会社」を訪れます。蔵元廃業により一度は“幻の酒”となった「鏡山」ですが、地元有志の熱い声と協力のもと、2007(平成19)年に松本醤油商店敷地内に酒蔵を新設。こだわりの酒造りによって醸された「鏡山」は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するほど高い評価を得ています。特徴は芳醇な香りや米の旨味が感じられる味わい。少量仕込みの希少酒であるため、お土産に喜ばれること間違いなしですよ! 小江戸鏡山酒造の酒蔵見学はできませんが、お隣の松本醤油商店は無料で見学可能。
希少な日本酒を購入したら、「川越これがかき氷」で元パティシエの店主が作る天然かき氷を味わい、「菓匠 芋乃蔵 川越本店」にも立ち寄ってハシゴスイーツを満喫してみては?

⑦【長野県・七笑酒造/中善酒造店/杉の森酒造株式会社】長野県で宿場町をぶらり旅!女友だちとのんびりと飲み歩きするプラン

趣ある長野県の宿場町を旅したいなら、こちらのプランがおすすめです。
「福島宿(ふくしまじゅく)」で江戸情緒漂う街並みを散策したら、130年以上の歴史を持つ「七笑酒造」を訪れます。日本酒の銘柄名でもある「七笑」には、「七回笑えば七福(たくさんの幸せ)が来る」という願いが込められているそう。“酒飲みを満足させる酒造り”をコンセプトとした七笑酒造の日本酒は、淡麗でありながらもふくよかなのど越しが特徴です。
事前予約をすれば、無料で酒蔵見学も可能。土・日・祝日は見学を行っていないのでご注意を。

続いては、「七笑酒造」から徒歩約10分の距離にある江戸末期創業の老舗「中善酒造店」を訪れます。御嶽山系から湧き出た天然水を仕込み水に使用し、酒造りに最適な極寒の風土で極上の日本酒を醸し続ける酒蔵です。
主要銘柄は、長年に渡って愛されてきた「中乗さん」。華やかですっきりとした味わいの大吟醸や、食中酒としておすすめの特別純米などさまざまな種類があるので、お好みのものを手に取ってみてくださいね。現在、酒蔵見学は休止していますが、公式HP上で公開中の「酒蔵Webツアー」では、日本酒の製造工程や販売所の様子を見ることができます。

2日目は、地元の名産品が揃う「道の駅 日義木曽駒高原」や国内屈指の宿場「奈良井宿」に立ち寄ったあと、「杉の森酒造株式会社」へ。2012(平成24)年に惜しまれつつ休業した杉の森酒造が、2021(令和3)年に「suginomori brewery」として再スタート
標高約940mという自然豊かな環境で、現在は3種類の日本酒を製造しています。酒蔵直営の角打ち「sagyobar」では、日本酒の飲み比べができるほか、限定メニューも楽しめます。ラベルがとってもお洒落なので、お土産にも喜ばれるでしょう。「山の水、空に一番近い酒」をぜひ一度味わってみて。

⑧【三重県・森喜酒造場】伊賀で忍者の世界とこだわりの酒造りを体感する旅行プラン

忍者発祥の地・伊賀や酒蔵を夫婦で巡るプランなら、こちらがおすすめ!
「森喜酒造場」は、醸造用アルコールを一切使用せず、米と麹、水だけで醸す純米酒のみを造る酒蔵。本当に飲みたいと思う酒を追求し、300石の少量生産だからこそできる丁寧な酒造りを行っています。香りが控え目で、どんな料理にも寄り添える食中酒として人気です。
森喜酒造場の代表銘柄「るみ子の酒」は、人気コミック「夏子の酒」にインスパイアーされて造られた日本酒。ラベルデザインは、作者の尾瀨あきら書き下ろしです。平日~土曜日は、事前予約をすれば500円で酒蔵見学も可能希望する方は試飲もできますよ。10月中旬~3月初旬は酒造り期間で見学ができないので、訪れる時期にはご注意くださいね。
こだわりの純米酒に魅了されたあとは、「イタリア料理 チッタ」で本格イタリアンをいただき、「伊賀流忍者博物館」で伊賀流忍者の世界を体感します。

⑨【兵庫県・浜福鶴 吟醸工房/菊正宗酒造記念館/神戸酒心館】神戸の酒蔵を満喫!ふらりときままなひとり旅

ふらりときままに酒蔵巡りをしたいなら、こちらのプランがおすすめです。
「浜福鶴 吟醸工房」は、酒造りの全工程がガラス越しに見られる酒造工房。もろみがふつふつと発酵する音が聞こえる「もろみ仕込み」や「麹づくり」など、酒造りの極意を体感できます。限定酒が味わえる「生酒試飲コーナー」や厳選したお酒がお手頃価格できき酒できる「有料きき酒処」など、お酒好きならテンションが上がること必至なテイスティングコーナーも! 蔵人でしか味わえなかった門外不出の極上酒を量り売りする「限定秘蔵酒量り売りコーナー」もあるので、旅のお土産を見つけるのに最適ですよ。

「櫻正宗記念館」2階の酒蔵ダイニング「櫻宴」で和食を堪能したあとは、「菊正宗酒造」が運営する「菊正宗酒造記念館」へ。館内には、国指定重要有形民俗文化財の酒造用具や小道具類の展示のほか、伝統的な醸造法である「生酛造り」も見られ、 “酒造りの原点”をあますことなく体感できますよ。
「きき酒コーナー」では、加熱処理が行われていない「生原酒」や季節限定のお酒などが試飲可能。おなかに余裕があれば、オリジナルスイーツ「酒造ソフトクリーム」も試してみて。

旅の締めくくりは、「神戸酒心館」を訪れ、清酒「福寿」の製造工程が無料で見られる「福寿蔵」を見学します。酒蔵見学には3つのコースがあり、事前予約が必要なコースもあるので、訪れる前にはご確認を。見学のあとは、「東明蔵」の試飲コーナーで福寿の日本酒を堪能し、最後までひとり酒を満喫しましょう。

⑩【兵庫県・伊丹酒蔵通り】酒蔵通りでハシゴ酒を満喫する日帰り女子旅

女友だちと日帰りで気軽に飲み歩きしたいなら、こちらのプラン!
まずは「焼肉 MURAKAMI」でランチをして、旅の目的である「伊丹酒蔵通り」を訪れます。酒造業で栄えていたころの面影を残し、居酒屋やカフェ、懐石料理などおいしい日本酒をいただけるお店が揃っています。なかでも、約300年以上の歴史を持つ「伊丹老松酒造」の直売所や、ショップやレストラン併設の「白雪ブルワリービレッジ長寿蔵」はおすすめ。「ブルワリーレストラン」は日本酒やクラフトビールの醸造設備があり、出来たてのお酒を味わえます。KONISHIビールの飲み比べができるテイスティングセットや生地に酒粕を練り込んだ「酒粕ピザ」が人気です。
江戸情緒あふれる街並みで、心ゆくまでお酒を堪能してみては?

⑪【広島県・賀茂鶴酒造】「日本三大銘醸地」でおいしい日本酒に出合う旅

おいしい日本酒に出合いたいなら、こちらのプランをおすすめします。
広島県西条(さいじょう)市は「日本三大銘醸地」のひとつとして知られ、7つの酒蔵が立ち並ぶ日本有数の酒どころ。明治時代にタイムスリップしたかのような「西条酒蔵通り」を散策したら、創業150年以上の歴史を持つ「賀茂鶴酒造」を訪れます。明治初期に建てられた一号蔵を改装し、蔵元直営ショップとしてオープン。酒造りの道具や資料の展示、大吟醸などがいただける有料試飲やお土産コーナーなど見どころが満載です。酒造りの解説ムービーやトリックアートなどの撮影スポットもあるので、酒造りを身近に感じながらお気に入りの日本酒を見つけてみてはいかがでしょうか。2024(令和6)年7~11月には毎月1回、杜氏の案内付き有料酒蔵見学ツアーも行っています。興味を持たれた方は公式HPで日程を確認してみてくださいね。
こちらのプランでは、お土産購入に最適な「道の駅 世羅」や八田原(はったばら)ダムにかかる「夢吊橋」にも立ち寄ります。

⑫【愛知県・栄光酒造株式会社/水口酒造株式会社】愛媛県松山で酒蔵巡りとソウルフードを味わうプラン

愛媛県松山市のソウルフードや酒蔵を巡るプランなら、こちらがおすすめです。
地元の名店「鍋焼うどん アサヒ」で鍋焼きうどんを味わったあとは、「栄光酒造株式会社」を訪れましょう。高縄山系の名水で仕込み、厳選した酒米を使うなど、原料にこだわった日本酒を造り続ける酒蔵です。栄光酒造を代表する大吟醸「酒仙栄光」は、全国新酒鑑評会をはじめ数々の日本酒コンテストで金賞を受賞している銘酒。フルーティーな香りと淡麗辛口の絶妙なハーモニーが味わえます。上質な梅を使用した「蔵元の梅酒」も人気ですよ。2017(平成29)年に新設された直売所では、こだわりのお酒のほか、ノベルティグッズも購入できます。事前予約をすれば酒蔵見学も可能。日程や注意事項などは公式HPをご確認くださいね。

続いては「水口酒造株式会社」を訪れ、酒蔵をハシゴします。「水口酒造」は、国内有数の温泉地である道後地区で唯一の酒蔵。これまで全国新酒鑑評会で金賞を7回も受賞している実力派です。「清酒 仁喜多津(にきたつ)」や道後ブランドの地酒「道後蔵酒」、“坊っちゃんビール”の愛称で親しまれる「道後ビール」などを製造しています。
ほかにも、道後温泉のシンボル「湯玉」を模した丸い瓶がキュートな仁喜多津「道後湯玉」や、ラベルと銘柄名になっている生貯蔵酒「道後温泉に行ってきました。」など、お土産にぴったりなラインナップが豊富。予約制で行われる酒蔵見学では、清酒 仁喜多津や道後ビールの醸造工程を説明してくれるほか、直営売店「にきたつ蔵部」で試飲も楽しめます。日本酒のオリジナルラベル製作体験もできるので、旅の思い出に世界にひとつだけのラベルを作ってみてはいかがでしょうか。
こちらのプランでは、松山のシンボル「松山城」や名物の鯛めしを味わえる「郷土料理 五志喜」も巡ります。

⑬【宮崎県・霧島ファクトリーガーデン/すき酒造】友だちと焼酎の本場宮崎県を巡るプラン

焼酎の本場・宮崎県を巡るならこんなプランはいかがでしょうか。
「霧島ファクトリーガーデン」は、人気芋焼酎「黒霧島」を製造する「霧島酒造」直営の複合施設。焼酎工場やクラフトビールの醸造所、レストランやミュージアムなど見どころが満載です。
事前予約すれば、芋の選別から瓶詰まで、芋焼酎の製造工程を無料で見られる工場見学が可能。見学のあとには、霧島酒造を代表する5種類の中からひとつ試飲ができます!
直売所「霧の蔵ブルワリーショップ」では、オンラインショップ限定の焼酎やクラフトビール、オリジナル雑貨などを販売。黒霧島を加えた「黒霧島カステラ」や「黒霧島チョコレート」は、お酒好きな方へのお土産におすすめですよ。

2日目は、フォトジェニックな人気スポット「真幸駅」を訪れ、老舗酒造「すき酒造」へ。
芋は南九州の「黄金千貫(こがねせんがん)」、仕込み水は「九州山脈の伏流水」を使用し、和甕(国内で焼いたかめ)でじっくりともろみを熟成させるなど、原料や製造方法にこだわっています。要予約の酒蔵見学では、和甕がズラリと並ぶ焼酎の製造場を見られます。試飲テーブルでさまざまな焼酎の特徴の説明を受けたら、気になった銘柄を試飲してみましょう。
数多くの受賞歴を誇る焼酎が揃っているので、旅の思い出に購入してみては?
歴史ある蔵元をあとにしたら、レジャー施設「すきむらんど」で湯浴みやアクティビティを楽しみましょう。

⑭【沖縄県・瑞泉(ずいせん)酒造株式会社】沖縄の定番スポットや伝統の古酒に出合う旅

沖縄を車なしで巡る女子旅プランなら、こちらがおすすめです。
2023(令和5)年にリニューアルした「第一牧志公設市場」やノスタルジックな「壺屋やちむん通り」を散策したあとは、琉球泡盛を作り続ける「瑞泉(ずいせん)酒造株式会社」を訪れます。1887(明治20)年に創業し、琉球時代より古酒の伝統を受け継いでいる老舗酒蔵。琉球泡盛「瑞泉」は沖縄料理店で広く取り扱われているため、見かけたことがある方も多いのでは? このほか「御酒-うさき-」や2024(令和6)年の「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」で金賞を受賞した「おもろ10年」も、瑞泉酒造人気の銘柄です。
酒蔵見学では、瑞泉酒造の成り立ちや泡盛の製造方法が学べます。瑞泉酒造人気の古酒やリキュールなどの飲み比べもできますよ! 見学は平日限定、2日前までに予約が必要になりますのでご注意くださいね。
こちらのプランでは、那覇観光地の代表「国際通り」や、食の複合施設「国際通りのれん街」にも訪れます。

全国のさまざまな酒蔵でお気に入りの逸品を見つけよう!

全国の酒蔵巡りができるプラン14選を紹介しました。酒蔵には、製造工程の見学や試飲など、お酒好きにはたまらないイベントが満載。現地でしか販売されていない限定酒もあるため、訪れる際は試飲や飲み比べをするのがおすすめです。日本各地の酒蔵巡りで、極上の銘酒との出合いを楽しんでくださいね。

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旅色編集部 いたがき

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記事企画・監修:旅色編集部 いたがき