土佐藩の家老・深尾弘人蕃顕(ふかおひろめしげあき)の屋敷があったことに由来する「ひろめ市場」。50店舗以上が入居する集合屋台村で、月曜日の朝からにぎわう、地元に親しまれているスポットです。市場内の至る所にテーブルと椅子が並べられていて、それぞれ好きなお店で購入したものを持ち寄って食べるスタイル。高知ならではのご当地グルメから珍しい料理まで、さまざまな美味しいものを堪能できるのが魅力です!
◆ひろめ市場
住所:高知県高知市帯屋町2-3-1
アクセス:とさでん(路面電車)「大橋通」から徒歩2分
営業時間:8:00~23:00(店舗によって異なる)
更新日:2025/02/25
「OMO7高知 by 星野リゾート」で高知の文化を存分に体験!ホテルの魅力をご紹介
都市の魅力と新しい体験を提供するOMOが、四国初進出として「OMO7高知」を2024年6月13日にオープン! 高知独自の宴会文化「おきゃく」に着想を得たおもてなしで、まだ知られざる街の魅力を存分に楽しめます。露天風呂やサウナが併設された大浴場でリラックスし、高知の郷土料理をビュッフェスタイルで堪能できるダイニングも完備。毎晩開催される「よさこい楽宴LIVE」や、高知の「おきゃく」文化を学べる講座、お部屋で楽しめる「酔っちょれセット」など、アクティビティも見逃せません。ただ寝るだけに利用するのはもったいない、OMO7高知の魅力をぜひ体験してください!
この記事の目次
- コンセプトは「こじゃんと楽宴(らくえん)さぁ、夜さ来い!」
- 祭りの活気に満ちたパブリックスペース「OMOベース」
- 高知独自の「おきゃく」文化がテーマのコンセプトルーム
- 高知の郷土料理をビュッフェで心ゆくまで味わう
- 高知の自然と文化を感じる大浴場「トサノユ」
- 「よさこい楽宴LIVE」でお祭り気分に!
- お部屋でおきゃく文化体験
- 朝から高知の郷土料理を満喫
- ご近所アクティビティを多数開催
- ホテル周辺のおすすめ観光スポットをご紹介
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コンセプトは「こじゃんと楽宴(らくえん)さぁ、夜さ来い!」
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クスノキで作られた土佐犬がお出迎え
もてなし好きの人々が待つ高知には、山海の幸をはじめとしたご当地グルメや、独自の宴会文化「おきゃく」、個性豊かで力強い演舞が披露される「よさこい祭り」など、魅力が「こじゃんと(高知の言葉で本当に、目いっぱいの意味)」詰まっています。そんな高知の文化を、食事やアクティビティ、そして客室でも存分に体感できるのが、こちらのホテル。
高知空港から車で30分、またとさでん交通「菜園場町駅」から徒歩3分の好立地に位置しています。さらに、高知の人気観光地「ひろめ市場」や「はりまや橋」なども徒歩圏内。高知観光の拠点にぴったりの宿泊施設です! 客室は、地下1階から地上22階にかけて、旅のニーズに合わせた全133室・8タイプを完備しています。
祭りの活気に満ちたパブリックスペース「OMOベース」
1階には、チェックインができるフロントのほか、ロビーやラウンジ、カフェなど、さまざまな機能を備えたパブリックスペースがあります。よさこい祭りをイメージした色鮮やかな内装が、華やかな雰囲気を演出しているのも注目ポイント! チェックインはスタッフによる対応もありますが、自動チェックイン機でのセルフチェックインも可能です。ラウンジには高知にちなんだ本が並んでおり、観光計画を立てるのにもぴったり。さらに、コインロッカーも完備しているので、早めに到着しても手ぶらで観光を楽しむことができますよ。
フロント横にある「OMOカフェ&バル」は、宿泊者なら10:00〜22:00まで、外来利用の場合は10:00〜20:00まで利用できます。ランチとしても、夜のバーとしても楽しめる便利なスポット。お食事やドリンクメニューも豊富に揃い、高知ならではのユニークなご当地グルメ「カツオドッグ」や、ミョウガがそのまま入った「ミョウガネード」なども味わえますよ。
1階のフロント横には、「ご近所マップ」「かつおマップ」「高知の肉マップ」が設置されており、どれも必見です! ご近所マップには、高知愛あふれるスタッフが集めたとっておきの情報が満載。名店をはじめ、地元でおすすめのお店や、店主こだわりの高知の地酒と音楽も楽しめる酒店など、地元ならではのスポットを掲載しています。また「かつおマップ」や「高知の肉マップ」では、カツオとお肉の楽しみ方を紹介。高知のグルメを堪能したいときにとても便利です。夜、ふらっと近所のお店に行きたいときなどは、ぜひマップを参考にしてみてください!
毎晩21:00には、オリジナルよさこい踊りショー「よさこい楽宴LIVE」を開催。階段状の座席が並んだ会場は、イベント時以外にラウンジとしても利用できます。ここでおしゃべりを楽しんだり、旅の計画を立てるのにもぴったり。さらに「OMOカフェ&バル」でドリンクを購入して、大階段でゆったりとくつろぐのもおすすめです。
高知独自の「おきゃく」文化がテーマのコンセプトルーム
客室は8タイプ、全133室あり、多様な旅のシチュエーションに合わせて選択可能です。お部屋には、高知の名物・皿鉢料理(さわちりょうり)をイメージした丸テーブルや、地元産の檜の家具が配置され、土佐和紙を使った壁紙も。地域の魅力を活かしたデザイン演出で、リラックスできる空間になっています。さらに、土佐犬が宴会を楽しむ様子を描いたウォールアートも。可愛いデザインなので、チェックしてみてください!
また、ルームウェアはお部屋に、歯ブラシなどのアメニティはフロント横に用意されています。お部屋では美しい高知の景色を眺めながら、旅の思い出を語り合ったり、翌日の計画を立てたり。思い思いの時間を過ごしてくださいね。
各フロアにはウォーターサーバーを完備しており、客室にはウォーターボトルの用意も。さらに、8階には製氷機や電子レンジ、スマートランドリーも設置され、とても便利です。快適な滞在をサポートする設備が整っているので、お部屋でゆったりと過ごすことができます。
高知の郷土料理をビュッフェで心ゆくまで味わう
ホテルの醍醐味はご飯! という方も多いですよね。OMO7高知では「TOSAインスパイア」をコンセプトに、高知の郷土料理やその調理法を取り入れた美味しいものをビュッフェスタイルで提供しています。高知の伝統料理「皿鉢(さわち)」に着想を得て、色とりどりの料理が円形のビュッフェテーブルにずらり。目でも楽しめる美しい食事を堪能できます。地元ならではのグルメや薬味、飲み物が豊富で、ついつい食べ過ぎてしまうこと間違いなし! また、約60種類の料理の中から好きなものを選んで作れる「マイ皿鉢」も、ぜひお楽しみください。
もうひとつの注目ポイントは、高知名物の「藁焼き」。こちらでは、カツオやローストビーフを目の前で藁焼きにする、迫力あるシーンを観賞できます。その際は、スタッフが客席を周り「今から演出があります」と教えてくれるので、見逃す心配もありません! 出来上がった藁焼きはその場でいただけるので、焼き立てのおいしさを味わえますよ。
さらに、高知の名物「芋けんぴ」とソフトクリームを組み合わせ、自分好みにアレンジできるパフェもおすすめ。どれもこれも、お腹と心を満たしてくれること請け合いです!
ダイニングの客席は、広々とした通路とゆったりとした空間が特徴で、リラックスして食事を楽しめます。また、愛犬と一緒に宿泊の方は、ダイニング近くの個室にて、愛犬とともにお食事することも可能です。周りに気兼ねせず、落ち着いた雰囲気の中で過ごせますよ。
※愛犬のお食事はお客様ご自身でご用意ください。
高知の自然と文化を感じる大浴場「トサノユ」
5階にある大浴場「トサノユ」には、内湯と露天風呂、サウナを完備。内湯には、勇壮な絵柄が特徴の「フラフ」をイメージした絵があしらわれ、高知文化を感じながら湯浴みを堪能できます。
こだわりの露天風呂は、森林率国内第一位を誇る高知の豊かな自然をイメージ。生薬として暮らしの中で親しまれてきた薬用植物を多く取り入れ、土佐の原風景を模した庭園が広がります。
冬は高知名物のゆずが浮かべられた「ゆず湯」が楽しめるなど、季節を感じられる工夫が随所に見られます。
湯上がり処では、冷たい飲み物の提供も。南国土佐ならではの柑橘や生姜を使用し、さっぱりとした味わいです。湯上がりの余韻に浸りながら、最後まで高知の魅力を存分に満喫できます! さらに脱衣所にはウォーターサーバーも設置されているので、お風呂上がりや、サウナ終わりにすぐ水分補給ができるのも嬉しいですね。
また、番台をイメージした大浴場の入り口では、木彫りの土佐犬がお出迎え。タオルも用意されているため、気軽に利用できるのも魅力です。内湯、露天風呂、サウナが揃った大浴場で、リラックスしたひとときをどうぞ。
「よさこい楽宴LIVE」でお祭り気分に!
高知の夏の風物詩として、広く親しまれている「よさこい祭り」。毎年地元の人々が心待ちにしているこの一大イベントの熱気を、OMO7高知でも体験できるのがホテル最大の見どころです。なんと、毎晩スタッフによる「よさこい楽宴LIVE」が開催されているんです! 1~2階にかけてのスペースにて 、21:00から約30分間のショーを鑑賞できます。
振付や楽曲、衣装まで、すべてOMO7高知オリジナルの演出。まさにここでしか味わえない体験です。観客も鳴子を手にして一緒に参加できるので、スタッフとともにお祭り気分を満喫。振り方や踊り方をレクチャーしてくれるため、初心者でも安心して楽しめるのが魅力です。ただ寝るだけでは終わらない、心に残る特別な夜を過ごしてみては?
踊り子は、毎日スタッフがシフト制で担当しているそうで、滞在中どこかで見かけたスタッフがステージで見られるかもしれませんよ!
お部屋でおきゃく文化体験
郷土料理をアレンジしたおつまみと、ご近所さんがセレクトした地酒を「可杯(べくはい)」で楽しめる「酔っちょれセット」。可杯とは、高知のお座敷遊びであり、酒器の一種です。大勢で輪になって、独楽をかわるがわる回し、杯を決めながら飲みます。「酔っちょれセット」は、この可杯に、おつまみ複数皿、日本酒(二合瓶・2本)、風呂敷がセットになったもの。1セット3,200円(2人前)で予約が可能です。せっかくなので、高知のお座敷遊びに挑戦してみるのもおすすめ。お部屋でのんびりと高知の地酒を楽しめます。
可杯は、底がとがっていたり、底に穴が開いていたりと、独特の形をした杯です。つまり、この杯を持ったまま酒を注ぎ、飲み干すまで置くことができません。
可杯の遊び方はとてもシンプルで、コマを回し、倒れたときに出た絵柄の容器に日本酒を注いで、青くなった先端部分を指す方向にいる人が、その酒を飲みます。そして飲んだ人がまたコマを回し、お酒がなくなるか、継続ができなくなるまでゲームは継続。このユニークな遊びは、酒好きで知られる高知県の伝統的なお座敷遊びであり、今もなお現代に受け継がれています。
朝から高知の郷土料理を満喫
高知の郷土料理を楽しめるモーニングビュッフェでは、地元ならではの味をたっぷり堪能できます。「かつおの漬け丼」や「ゆず塩ラーメン」など、高知ならではの逸品を自分で作りながら味わえるのも魅力のひとつ! ビュッフェテーブルを巡るだけでワクワクした気分に。さらに、朝食の名物「ゆず香るフレンチトースト」は、目の前で焼き上げてくれるので、五感で味わう ことができます。朝から多彩なメニューで、エナジーチャージをしましょう!
ご近所アクティビティを多数開催
「よさこい楽宴LIVE」や「酔っちょれセット」など、高知の魅力を感じるアクティビティを一部ご紹介しましたが、ほかにも、地元スタッフがご近所さんとともに、街の隠れた楽しみ方を提案するアクティビティが盛りだくさん! 高知を語る上で欠かせない「おきゃく」文化を深掘りする「土佐のおきゃく講座」や、街のディープな魅力に触れる「酢がきいちゅう、日本一の日曜市ツアー」も。また、高知県民に親しまれているスーパーマーケットを舞台に、OMOレンジャーが店内を巡りながら高知独自の食材や調味料、加工品を紹介する「土佐のスーパーマーケットツアー」もユニークです。滞在中のあらゆる場面でご近所の魅力を感じられる、OMO独自のサービスをぜひ体験してみてください!
ホテル周辺のおすすめ観光スポットをご紹介
①ひろめ市場
②高知城(高知公園)
「高知城」は、土佐藩の中枢として高知を支えた「南海道随一の名城」として知られています。特徴的な土佐漆喰の白壁と瓦葺の灰色が、鷹の羽に似ていることから「鷹城(たかじょう)」とも呼ばれています。日本で唯一、天守と本丸御殿が両方現存している貴重なお城。「現存12天守」のひとつ(国宝5城、重要文化財7城)として、土佐の歴史を語る上で欠かせない存在です。
◆高知城(高知公園)
住所:高知県高知市丸ノ内1-2-1
アクセス:とさでん(路面電車)「高知駅前」から徒歩5分
営業時間:9:00~17:00
③日曜市
毎週日曜日に開催される日本最大級の青空マルシェは、300年以上の歴史を誇る高知の観光名所。高知城の追手門前から東へ約1kmにわたり、約300軒の露店が並びます。地元産の新鮮な野菜や果物、日用雑貨などジャンルはさまざまで、地元の魅力を存分に感じることができます。年始と8月の「よさこい祭り」期間を除き、毎週日曜日に楽しめる人気のスポットです。
◆日曜市
住所:高知県高知市追手筋
アクセス:JR高知駅から徒歩10分
営業時間:日曜日の6:00頃~15:00頃
④土佐国高野山 高野寺
高知市内の中心部、とさでん交通の大橋通駅から徒歩約2分の場所に位置する「土佐国高野山 高野寺」。自由民権運動の指導者・板垣退助の生誕地に建立された寺院です。四国三十三観音霊場第13番札所で、観音堂の御本尊は「一葉観世音菩薩」。境内には「ひとこと地蔵」が祀られており、願いごとが叶うパワースポットとして、多くの参拝者が訪れています。
◆土佐国高野山 高野寺
住所:高知県高知市本町2丁目3-18
アクセス:とさでん(路面電車)「大橋通駅」から徒歩2分
営業時間:〈寺務所〉7:00~17:00
⑤牧野植物園
2023年に放送された朝ドラ「らんまん」の主人公、牧野富太郎博士の業績を称え、植物への理解を深めてもらうために誕生した植物園です。五台山(ごだいさん)の起伏を活かした広大な園内では、博士ゆかりの野生植物をはじめ、3,000種類以上を観賞できます。さらに、展示館やレストラン、お土産ショップなどもあり、植物に囲まれながら一日中楽しめるスポットです。
◆牧野植物園
住所:高知県高知市五台山4200-6
アクセス:JR高知駅から周遊観光バス「MY遊バス」で約30分
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
⑥桂浜
幕末に活躍した坂本龍馬が、最も愛した場所といわれる桂浜。龍頭岬(りゅうづざき)と龍王岬(りゅうおうざき)の間を弓状に広がる、白砂青松の美しい景勝地です。高知を代表する名所で、太平洋を望む場所には、総高13.5m(台座を含む)の立派な坂本龍馬像がそびえ立っています。ほかにも「桂浜水族館」をはじめ、いくつかの見どころが点在し、月の名所としても有名です。さらに「日本の渚100選」や「日本の朝日百選」にも選ばれており、絶景スポットとしても人気です。
◆桂浜
住所:高知県高知市浦戸
アクセス:JR高知駅からとさでん交通桂浜行きバスで約40分
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
さいごに
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いかがでしたか? 高知の郷土料理をはじめ、伝統的なお祭りや文化を体験できるイベント、地元のおすすめ店を紹介するマップなど、高知の魅力が詰まったOMO7高知。地元愛の強いスタッフが案内することで、その土地の面白さを存分に体験できるホテルです。ただ夜寝るだけの場所ではもったいない! せっかく高知を訪れるなら、チェックインからチェックアウトまで地元尽くしのOMO7高知で、特別なひとときを楽しんでください!
◆OMO7高知 by 星野リゾート
住所:高知県高知市九反田9-15
電話:050-3134-8095(OMO予約センター)
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「OMO7高知 by 星野リゾート」公式HP
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参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 かい
ライター:かい