YUMEJI and UKIYOE【夢二郷土美術館 本館】

発信日：2025年06月27日

2025年06月24日(火)〜09月07日(日)

入場料： 大人 800円

竹久夢二が蒐集した浮世絵を初公開！

夢二郷土美術館本館では、2025年6月24日～9月7日まで、特別企画展「YUMEJI and UKIYOE」と題した企画展を開催いたします。
本展では、夢二が自作した大判スクラップブック4冊のうち、浮世絵版画が数多く貼られた一冊「艸（そう）」を初公開！！
歌川広重、喜多川歌麿など、約28人の浮世絵師による170点以上の浮世絵が収められており、夢二の美意識や創作への影響を探る貴重な資料でもあります。
夢二が浮世絵の何に魅了され、どのようにその要素を自身の作品に取り入れたのか――江戸趣味や南蛮趣味、美人画、風景画などのモチーフや木版画制作へのこだわりを紹介しながら、浮世絵と夢二作品を比較展示します。
竹久夢二の芸術世界と浮世絵の魅力が交差する本展を、ぜひご覧ください。

展示概要

竹久夢二（1884-1934）は独学で絵画、詩、デザインなど多岐に渡る分野で才能を発揮した大正ロマンを代表するアーティストであり、「大正の歌麿」とも称されます。このたび大変貴重な夢二の自作の大判スクラップブック4冊をご遺族の方よりご寄贈いただき当館に新収蔵となりました。それを記念して本展覧会を開催します。本展ではそのスクラップブックのうちの「艸」に貼り付けられた浮世絵版画の全貌を初めて紐解きます。

クラップブックは長辺が50cm程もある大判で表紙もデザインした夢二の自作のものです。そこには西洋の絵画やデザイン、日本の絵画などの図版などが貼られており、このたび公開する一冊である「艸」にはそれらと共に夢二が蒐集した浮世絵版画がそのまま貼り付けてあり、独学だった夢二の創作の源を知るカギとなる多くの情報をもたらしてくれます。表紙には夢二の落款にも使われるなど夢二が大事にしていた言葉の「艸」が手書きでデザインしてあります。この度の調査で江戸時代の歌川広重や喜多川歌麿、夢二と同時代の小林清親など約28人の絵師の浮世絵版画170点以上を確認することができました。

夢二は浮世絵の何に魅了され、自らの作品にその要素を取り入れたのでしょうか。江戸趣味や南蛮趣味、美人画、風景画などモチーフへの影響や、木版画制作における細部に至るまでのこだわりなどがみられる夢二作品を中心に紹介し、夢二が蒐集して貼り付けた浮世絵とそれらに影響をうけた夢二作品を比較しながらご覧いただきます 。

～夢二郷土美術館本館企画展「YUMEJI and UKIYOE」概要～

＜会期中のイベント＞

＜夏休みこども企画＞

［こども学芸員による夏休みこどもクイズに挑戦しよう！］
日時：7月19日～9月7日
参加費：無料（要入館料）
受付でこども学芸員がつくったクイズをご用意しています。ご参加のお子様にプレゼントも！

［夢二消しゴムはんこ版画体験コーナー］
日時：7月19日～9月7日
浮世絵がどのように刷られているのか、消しゴムはんこで色を重ねる体験ができます。受付でお申し出下さい。
参加費：無料（要入館料）

［第15回「こども夢二新聞」募集］
日時：7月19日～9月16日
「竹久夢二」「夢二郷土美術館」をテーマとした新聞を募集します。
対象：小学生～高校生、応募方法：A3タテ用紙に自由に新聞を作成。
参加賞は全員にございます！夏休みの課題としてもいかがですか。
※ご応募いただいた新聞は返却できません。（コピーをおとり下さい。）

＜こども夢二新聞関連イベント＞

日時：2025年7月26日（土）　参加費無料
対象：小学生～高校生の「こども夢二新聞」にご応募してくださる方

［記者が教える「新聞づくり教室」］
日時：9:30～11:30　参加費無料
定員： 12名様（お申込み受付順）
講師：山陽新聞社記者
協力：山陽新聞社
新聞づくりの秘訣をお教えします。

［学芸員と夢二生家記念館に行く「こども記者謎解きバスツアー」］
日時：11:45～16:30
定員：親子20組（お申込み受付順、本人と付添いの方1名まで）
協力：両備バス
学芸員とともにバスで夢二生家や少年山荘、ゆかりの地を訪れます。

YUMEJI and UKIYOE【夢二郷土美術館 本館】