
展勝地さくらまつりとは?北上を代表する春のイベントを徹底ガイド
花・植物
2026/03/10更新
岩手県北上市が誇る「展勝地(てんしょうち)さくらまつり」は、みちのく三大桜名所の一つとして知られる春の一大イベントです。最大の特徴は、北上川沿いに約2km続く圧巻の桜並木。鮮やかな桜のトンネルをくぐり抜ける体験は、ここならではの魅力です。
期間中は、観光遊覧船や観光馬車、夜桜のライトアップなど、展勝地の魅力を存分に味わえる催しが満載です。2026年の春、心震える絶景に出会える北上の旅へ出かけてみませんか。
なお、こちらの情報は2026年2月時点のものです。実際に訪れる際は、公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。
この記事の目次
- 展勝地さくらまつりとは?
- 展勝地さくらまつりの見どころ
- 屋台グルメの祭典「岩手のうまいもん市」
- 展勝地さくらまつりの楽しみ方
- 2026年の開催情報まとめ
- アクセス・駐車場情報
- 混雑を避けるコツと注意点
- 《展勝地さくらまつりとあわせて楽しみたい周辺スポット》
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展勝地さくらまつりとは?
展勝地さくらまつり
岩手県北上市にある「北上展勝地」で開催されるこのお祭りは、青森の弘前、秋田の角館と並び「みちのく三大桜名所」の一つに数えられる、東北を代表する春の祭典です。 北上川のほとりに広がる広大な公園を舞台に、例年4月中旬から下旬にかけて開催されています。
地元住民にとっては春の訪れを祝う大切な年中行事であり、県内外からも毎年数十万人の観光客が訪れる、岩手県屈指の人気イベントとして親しまれています。
開催の歴史と背景
展勝地の歴史は、1921年(大正10年)に当時の黒沢尻町長・沢藤幸治氏らが中心となり、桜の植樹を行ったことから始まりました。 「北上川の洪水を防ぎ、市民が憩える勝景の地を」という願いを込めて「展勝地」と名付けられ、2021年には開園100周年という大きな節目を迎えました。
地域の人々が世代を超えて1万本もの桜を守り育ててきた情熱が、現在の美しい景観を支える礎となっています。
展勝地さくらまつりの見どころ
展勝地さくらまつり
広大な敷地内には、ここでしか見られない景色や体験が詰まっています。約2kmの桜並木を中心に、五感で春を楽しめるポイントをご紹介します。
北上川沿いに続く桜並木
一番の見どころは、北上川沿いに約2kmにわたって続く「桜のトンネル」です。樹齢100年を超えるソメイヨシノが頭上を覆い尽くすスケール感は圧巻の一言に尽きます。
昼間は青空と桜のコントラストが美しく、夕暮れ時には川面に夕日が反射し、幻想的な雰囲気に包まれます。この並木道を、パカパカと蹄の音を響かせて走る「観光馬車」に乗って揺られるのは展勝地ならではの風物詩です。
また、保存展示されているSLやラッセル車、お子さんに大人気の「イシツブテ公園 in きたかみ」など、家族で楽しめるスポットも点在しており、飽きることがありません。
夜桜・ライトアップ
日が落ちると、桜並木は昼間とは一変して艶やかな表情を見せてくれます。ライトアップされた桜が闇夜に浮かび上がり、川沿いの提灯が優しく道を照らす様子は、格別ロマンチックです。
幻想的な景色は写真映えも抜群で、カップルのデートコースとしても大変人気があります。ひんやりとした夜の空気の中で、光に彩られた夜桜を眺めながら歩く時間は、忘れられない旅の思い出になるでしょう。
屋台グルメの祭典「岩手のうまいもん市」
毎年20〜25店舗が出店し、キッチンカー広場にもキッチンカーが10〜15店舗出店するまさに屋台グルメの祭典。桜を見ながら食を存分に楽しめます。焼きそばや焼き鳥などの屋台定番グルメはもちろん、県内食材を使用したフードメニュー、名物グルメ、県内以外のご当地グルメも参戦してお花見を盛り上げます。特設ステージも用意して週末中心に催事も充実。夜はイルミネーションを満喫した後の食事に最適です。
岩手のうまいもん市 4/10(金)〜4/29(水)10:00~17:00(イルミネーション期間は20:30まで営業)
4/3(金)4/4(土)4/5(日)プレオープン10:00~17:00 (予定)
4/30(木)5/1(金)〜5/6(水)GW営業 10:00~17:00 (予定)
イルミネーション期間 4/11(土)〜4/28(日) 18:00〜20:00
ピックアップグルメ
展勝地名物「展勝地もち」|展勝地のもち屋(株式会社展勝地)
毎朝つきたての餅を提供しており、つきたてならではのコシが、地元はもちろん、訪れる人の味覚を喜ばせています。つきたてを提供しているため、消費期限は当日限りですが、冷凍餅商品もあり、お土産としても利用できます。「展勝地に行ったら展勝地もち!」と言わしめる名物の逸品をぜひご賞味ください。
岩手三大麺の一つ「盛岡冷麺」初出店!|盛岡の名店 焼肉・冷麺ぴょんぴょん舎(株式会社中原商店)
盛岡冷麺は、強いコシと、つるりとした喉ごしの良さが特徴です。牛骨に鶏ガラを加えてだしを取るスープは、コクと旨味が豊か。具材にはキャベツと大根のキムチを使用し、爽やかな酸味と辛味、シャキシャキとした食感がアクセントになっています。麺・スープ・キムチが三位一体となった味わいこそ、盛岡冷麺ならではの魅力です。キムチのほかにも、牛肉のチャーシュー、ゆで卵、三杯酢に漬けたキュウリが添えられ、いずれも麺やスープとの相性は抜群。ひと口食べれば、岩手グルメの虜になることでしょう。
三陸海の幸 「蒸し牡蠣」「ホタテ焼き」|アトラスキッチン(株式会社アトラス)
三陸を代表する海の幸「牡蠣」は、旨味を凝縮した蒸し牡蠣で提供。岩手の内陸にいながら、沿岸ならではの味覚を堪能できます。そのほか、アトラスキッチンではホタテやサザエ、伊勢エビを浜焼きで用意。さらに、イクラ丼やしらす丼など多彩なメニューが揃い、飽きることなく海の幸を満喫できるお店です。
長年、展勝地さくらまつりで愛される屋台定番グルメ「じゃがバター」|株式会社イフコーポレーション
20年以上にわたり、展勝地さくらまつりで定番グルメとして親しまれているのが「じゃがバター」です。老若男女を問わず、立ち上る湯気に誘われて思わず手に取ってしまう一品。素朴な味わいながら、長年にわたって愛され続けています。展勝地さくらまつりに来たら必ず買ってしまう、という来場者も少なくありません。いつも行列が絶えない屋台のひとつです。
岩手県の名ブランド牛「前沢牛カレー」|ユニオンキッチン
岩手が誇るブランド牛・前沢牛のスネ肉やスジを丁寧に煮込んだカレーは絶品です。そのほか、前沢牛を使用した串焼き各種も取り揃えています。各地の出店で多くのお客をうならせてきた逸品をぜひご堪能ください。
その他
たこ焼き/焼きそば/焼き鳥/イワナ、アユの炭火焼き/蒸したてシュウマイ/魔法のスペアリブ/海鮮串焼き/イチゴ飴 焼きイモブリュレ、焼きイモモンブラン/ニラチヂミ、ヤンニョムチキン/自家製ジェラート/フランス人が焼く本場のガレット、クレープ/小籠包/ロングポテト/生ビール、生サワーアルコール各種/フルーツ搾りたて生ジュース/ソフトドリンク各種
展勝地さくらまつりの楽しみ方
展勝地さくらまつり
広大な北上川の景観と桜を同時に楽しめるのが展勝地の醍醐味です。目的や一緒に行く方に合わせた、おすすめの過ごし方をご紹介します。
散策メインで楽しむ
まずは、約2km続く桜並木を端から端までゆっくりと歩いてみましょう。川からの心地よい風を感じながら、時折足を止めて写真を撮る時間は至福のひとときです。
堤防沿いからは、北上川の上空を悠々と泳ぐ300匹以上もの「鯉のぼり」を眺めることができ、桜のピンクと空の青、そして色鮮やかな鯉のぼりの共演という展勝地ならではの景観を存分に味わえます。
家族・友人・カップル別の楽しみ方
小さなお子さんがいるご家族には、遊び場と休憩スポットを組み合わせた過ごし方が人気です。保存展示されているSLや、話題の「イシツブテ公園」などの遊具広場でお子さんを思い切り遊ばせつつ、疲れたら近くの展勝地レストハウスで一休みできるため、無理なくお花見を楽しめます。芝生広場にレジャーシートを広げて、賑やかな屋台のグルメを囲むピクニックも、家族の素敵な思い出になるでしょう。
友人グループで訪れるなら、展勝地ならではの体験をフル活用するのがおすすめです。活気あふれる屋台エリアでご当地グルメを買い込み、鯉のぼりを眺めながら川沿いを散策してみましょう。
大切な人とのデートなら、ノスタルジックな雰囲気を楽しむ大人の時間を過ごしてみませんか。蹄の音を響かせて進む観光馬車に揺られながら桜のトンネルをくぐり抜けるひとときは、非日常感たっぷりで二人の会話も弾みます。夕暮れ時からライトアップにかけての時間は特にロマンチックで、川面に映し出される艶やかな夜桜を眺めながら静かに歩く散策は、最高のデートコースになります。
2026年の開催情報まとめ
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2026年の春、展勝地を訪れるために必要な基本情報をまとめました。お出かけ前にぜひご確認ください。
開催期間・時間
展勝地さくらまつりは、例年4月上旬から下旬までの開催が一般的です。2026年の開花予測は、近年の暖冬傾向を考慮すると、例年より数日早まる可能性も考えられます。
満開の時期は4月20日前後と予想されますが、確定情報は北上市観光協会の公式サイトなどで直前に確認することをおすすめします。ライトアップは期間中の18時から21時ごろまで行われる予定です。
会場・エリア構成
メイン会場となるのは、北上川沿いに広がる「北上展勝地公園」です。 公園内は、約2kmの桜並木が続く「桜エリア」と、レストハウス周辺に広がる「屋台・イベントエリア」に大きく分かれています。
川沿いの散策路をメインに、広大な芝生エリアやレストハウスなどの屋内施設もあり、非常にゆったりとした構成になっています。
アクセス・駐車場情報
この画像はイメージです
全国から多くの花見客が訪れる展勝地さくらまつりでは、アクセスの事前確認がスムーズに楽しむための重要な鍵となります。JR北上駅から徒歩やバスで移動する方法のほか、車で来場される方向けの広大な駐車場も用意されていますが、期間中は周辺道路が非常に混雑します。
公共交通機関の利便性や駐車料金、渋滞を回避するためのポイントをチェックし、当日スムーズに行き来できるように準備しておきましょう。
公共交通での行き方
JR北上駅からは、北上川に架かる珊瑚橋を渡って徒歩約20分ほどで桜並木の入り口に到着します。お散歩気分で歩くのもおすすめですが、お祭り期間中は駅東口から会場直通のシャトルバスや、風情ある「渡し舟」も運行されます。
移動中も川沿いの景色を楽しめるため、当日の体力や天候に合わせて最適な方法を選ぶのがおすすめです。
車で行く場合
車の場合は東北自動車道の北上江釣子ICが最寄りとなりますが、例年2時間以上の激しい渋滞が発生します。2026年度の一般駐車場は1回1,000円で、第1駐車場はキャッシュレス決済のみ、第3駐車場は現金のみと支払い方法が分かれている点に注意が必要です。
早朝8時前には到着するように計画すると、比較的スムーズに駐車できる可能性が高まります。
混雑を避けるコツと注意点
展勝地さくらまつり
展勝地のさくらまつりをストレスなく楽しむなら、午前8時前には現地に到着する「早朝お花見」が一番のおすすめです。特に2026年からは駐車料金が改定され、駐車場ごとに支払い方法(キャッシュレス専用、または現金専用)が指定されているため、入庫時の混雑が例年以上になる可能性があります。
土日祝日の日中は数時間の渋滞も予想されるため、公共交通機関や渡し舟の利用も検討しましょう。
また、北上川沿いは春先でも風が冷たく、夜桜見物では急激に冷え込むため、厚手の羽織ものや歩きやすい靴を用意しておくと安心です。
《展勝地さくらまつりとあわせて楽しみたい周辺スポット》
展勝地で美しい桜を堪能した後は、ぜひ周辺の魅力的なスポットにも足を運んでみてください。 ここでは、旅をより豊かに彩ってくれる、編集部おすすめの周辺立ち寄りスポットをご紹介します。
【レジャー】展勝地レストハウス
北上川の雄大な景色を一望できる「展勝地レストハウス」は、お花見の休憩に欠かせないスポットです。毎朝臼と杵でつく名物の「展勝地もち」や、石臼挽きの「展勝地そば」、具だくさんのあんかけがクセになる「展勝地ラーメン」など、地元のソウルフードを存分に堪能できます。
広い座敷席から桜を眺めつつ楽しむ食事は、他では味わえない特別なもの。岩手の特産品や伝統工芸品も豊富に揃っているため、旅の思い出やお土産選びにも最適です。
展勝地レストハウス
- 住所
- 岩手県北上市立花14地割21-1
- アクセス
- 車:東北自動車道北上江釣子ICより約11分
電車:JR東北本線・北上線北上駅より車で約6分 - 公式HP
- http://www.tenshouchi.com/
- TEL
- 0197-64-2110
- FAX
- 0197-64-2210
- 営業時間
- 10:00~17:00※食堂・喫茶は11:00~16:30(フードLO14:30、ドリンクLO16:30)
- 定休日
- 月曜日※祝日の場合は翌火曜日
- 体験料
- 食事:~1,500円、物販:1,500円~1,800円
- 駐車場
- 150台(大型バス12台)
【レジャー】みちのく民俗村
北上川沿いの古民家を移築した「みちのく民俗村」は、東北の原風景に出会える野外博物館です。広大な敷地には、馬と人が共に暮らしたL字型の「南部曲り家」など、重要文化財を含む貴重な建造物が点在しています。
大正建築が美しい民俗資料館では、当時の生活用具からかつての暮らしをリアルに感じられるでしょう。四季折々の自然に包まれながら、昔の日本にタイムスリップしたような心穏やかなひとときを過ごしてみませんか。
みちのく民俗村
- 住所
- 岩手県北上市立花14地割62-3
- アクセス
- 車:東北自動車道北上江釣子ICより約15分
電車:JR東北本線・北上線北上駅より車で約6分 - 公式HP
- http://michinoku-fv.net/
- TEL
- 0197-72-5067
- FAX
- 0197-72-5074
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 無休※2024年12月~2025年3月は月曜日、祝日の翌日、年末年始、詳細はHP参照
- 料金
- 無料
- 駐車場
- 19台
【レジャー】諏訪神社
坂上田村麻呂が創建したと伝わる「諏訪神社」は、北上・和賀地方の総鎮守として古くから信仰を集めています。信濃国の諏訪大社より勧請された建御名方神を祀り、開運や事業繁栄、家内安全など幅広い御神徳をいただけます。
美しく整備された境内にはベンチもあり、参拝後の休憩にもぴったり。旅の記念に、一枚一枚丁寧に書き入れられる御朱印を授かり、神様とのご縁を形に残してみてはいかがでしょうか。
諏訪神社
- 住所
- 岩手県北上市諏訪町1丁目3-9
- アクセス
- 車:東北自動車道北上江釣子ICより約8分
電車:JR各線北上駅より徒歩約10分 - 公式HP
- http://osuwa3.com/
- TEL
- 0197-63-2907
- FAX
- 0197-63-2900
- 営業時間
- 授与所:8:30~16:30※参拝は24時間可
- 定休日
- 無休
- 料金
- 【初穂料】御朱印:300円、御守:800円~、御祈祷:8,000円~
- 駐車場
- 30台
【グルメ】鮨処 さい藤
JR北上駅から徒歩圏内にある「鮨処 さい藤」は、三陸の地魚と季節の味覚を楽しめる名店です。岩手県産の「銀河のしずく」や「のだ塩」など、地元の食材にこだわった握りは絶品で、旬の山菜やフグといった四季折々の一品料理も堪能できます。
木のぬくもりあふれる居心地よい店内には、東北の地酒も豊富に揃っています。お花見を楽しんだ後のランチやディナーに、大将の技が光る極上の寿司を味わってみてはいかがでしょうか。
桜の時期は展勝地さくらまつりへ!
展勝地さくらまつり
みちのく三大桜名所の一つ、北上展勝地のさくらまつり。約2km続く圧巻の桜並木や情緒あふれる観光馬車、そして夜を彩る幻想的なライトアップなど、ここでしか味わえない感動があなたを待っています。
2026年は駐車場の支払い方法など新しい変更点もありますが、事前の準備を整えて、ぜひ心ゆくまで春の絶景を堪能してくださいね。大切な人と過ごすひとときが、忘れられない素敵な思い出になることを願っています。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:知久平 紅音
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