【2025年・おでかけ】開運UPに期待!巳年(へび年)にまつわる神社仏閣9選

【2025年・おでかけ】開運UPに期待!巳年(へび年)にまつわる神社仏閣9選

観光・カルチャー

2024/10/31更新

2025(令和7)年は巳年(みどし)です。巳(蛇)は、古くから復活と再生の象徴や神の使いとして信仰されている動物です。日本全国には蛇を御神体としている神社や生きている蛇からパワーをもらえる神社など、蛇にまつわる神社が多く存在します。本記事では、2025年に訪れたい巳年にまつわる神社仏閣を9カ所ご紹介。神の使いが宿る神社仏閣でご縁を結び、2025年をより良い年にしましょう。

蛇が「神の使い」といわれる理由とは?

巳年 イメージ

Photo by PIXTA

蛇は脱皮を繰り返しながら成長していく生き物で、再生や蘇りのシンボル的存在です。餌をしばらく食べなくても生きながらえる生命力の強さから、神の使いとして崇められてきました。現在でも、日本各地の神社仏閣で蛇を崇める風習が残っています。また、蛇は財運や繁栄の象徴ともいわれ、蛇が脱皮した皮を財布に入れておくと金運が上昇するという言い伝えもあります。神社によっては脱皮した皮入りのお守りを授かれるので、金運をUPさせたい方は訪れてみましょう。

巳の日(みのひ)とは?

巳の日とは、神の使いである白蛇の縁日です。12日に一度巡る吉日で、この日に神社に参拝し神に祈願するとより願いが届くといわれています。さらに、60日に一度訪れる己巳の日(つちのとみのひ)は巳の日の中でも一番縁起が良いとされる日。2025(令和7)年は1月12日の初巳の日(はつみのひ)から始まり、己巳の日は3月1日です。神社によっては巳の日特別祈願や己巳の日特別祈願が行われているところもあるため、機会があれば訪れてみては。

北海道

【虻田郡洞爺湖町】虻田神社

神の使いである白蛇にまつわるお守りを手に入れよう

虻田(あぶた)神社は、JR洞爺(とうや)駅から徒歩約10分のところに鎮座する神社です。「稲荷大神」「恵比寿大神」を御祭神とし、農業守護や漁業守護、五穀豊穣、商売繁盛などのご利益があるといわれています。この神社では、白蛇は稲荷大神の使いとされる大切な存在。そのため、白蛇が神様からの言葉を届けてくれる白蛇みくじや幸運を招くとされる白蛇が描かれた叶守などのお守りが豊富に揃っています。

宮城県

【岩沼市】金蛇水神社

金運の蛇と1,300株の牡丹が織り成す絶景を堪能しよう

金蛇水(かなへびすい)神社は、雌雄一対の金蛇を御神体としている神社です。蛇は金運に結びつく生き物とされ、金運円満や商売繁盛のご利益があります。境内には藤やツツジの花が咲き乱れ、牡丹園では約1,300株もの牡丹が植栽されています。5月初旬から中旬にかけて一斉に開花するため、植物園のような色鮮やかな風景を楽しめるのが魅力です。

栃木県

【真岡市】白蛇弁財天

御神水でお金を洗い清め金運アップ

白蛇弁財天(はくじゃべんざいてん)は、金運上昇や商売繁盛の神として信仰の厚い神社です。この神社には、吉凶異変があると姿を現わす2匹の白蛇を信仰した人々は白蛇の予知や弁財天の霊護により災いを免れ、病を癒やし、富を築いたという言い伝えがあります。この神社の見どころは、金運銭洗いの滝。滝の水は本殿の地下から湧く御神水で、お札や硬貨を洗い清めると金運に恵まれるとされています。また、境内には2体の白蛇像が鎮座しており、訪れる人をあたたかく見守っています。

東京都

【品川区】蛇窪神社

白蛇が導く縁と運のパワースポット

蛇窪(へびくぼ)神社は、白蛇大神と蛇窪龍神が一緒に祀られている、全国でもめずらしい神社です。白蛇大神は良縁を授け、蛇は脱皮をすることから再生や気力の復活を表し、財運や病気平癒、心身清浄のご利益があるといわれています。蛇窪龍神は、巳が龍(身が立つ)ことから立身出世のご利益があるとされ、全国各地から参拝者が訪れます。白蛇像のある夢巳橋や撫で白蛇像、12日に一度の巳の日に行われる白蛇の「ミー君」「シーちゃん」の展示など、蛇にまつわる見どころが満載の神社です。

静岡県

【熱海市】來宮神社

大楠に触れて神々のパワーを感じよう

来福や縁起の神様として信仰されている、來宮(きのみや)神社。見どころは幹を一周すると寿命が一年延びるという伝説がある、樹齢2100年以上の大楠(おおくす)です。また、巨大な岩の上にとぐろを巻いた蛇の彫刻がある弁天岩は、古来神々が宿っていたと伝えられる神秘的な場所。そのほかにも、恋愛成就や禁酒祈祷などのさまざまなご利益があり、日本屈指のパワースポットとして人々に親しまれています。

長野県

【下伊那郡阿智村】信濃比叡 廣拯院

平安時代から灯り続ける法灯が見どころの寺院

信濃比叡 廣拯院(しなのひえい こうじょういん)は、天台宗の開祖である最澄が創建した寺院です。植物が描かれた天井絵が美しい本堂では、最澄の時代から燃え続ける「不滅の法灯」が見られます。永遠に灯り続ける法灯の参拝は、ここでしかできない体験。ほかにも、白蛇が宿るといわれる蛇紋岩(じゃもんがん)や信濃比叡の守り神である「白蛇さま」など、蛇にまつわる見どころが豊富です。また、9月の秋彼岸ごろには、訪れる人の開運招福を祈願した白蛇縁日が開催されます。

奈良県

【桜井市】大神神社

日本最古の神社で古来伝わる神祀りをしよう

日本最古の神社といわれる大神(おおみわ)神社。御祭神は神様の中の大神様として崇められている大物主大神(おおものぬしのおおかみ)です。国造りの神様、人々の生活全般の守護神として篤く信仰されています。三輪山を御神体とするため本殿がなく、拝殿から三ツ鳥居(みつとりい)を通して祈りを捧げるという、古来の神祀りの姿を現代に伝えています。神話に御祭神が蛇の姿で現れた記述があり、「蛇」との縁が深く、境内には樹齢およそ400年ともいわれる「巳の神杉(みのかみすぎ)」もあり、境内各所には蛇の好物である卵のお供えがよくされています。

山口県

【岩国市】岩國白蛇神社

国の天然記念物の白蛇が見られる神社

岩國白蛇(いわくにしろへび)神社は、厳島神社の御祭神を勧請し、平成24年に創建された新しい神社です。岩国の地に300年以上前から生息している白蛇を御祭神のお使いとして信仰しており、金運や開運、商売繫盛、交通安全のご利益があるといわれています。この神社の特徴は、社殿のいたるところに白蛇や社紋(蛇の目)があしらわれていること。また、灯籠や手水舎が蛇のモチーフになっているなど、ユニークな一面もあります。神社の隣には天然記念物となっている白蛇観覧所があり、参拝後に訪れてみるのもおすすめです。

熊本県

【阿蘇郡南阿蘇村】阿蘇白水龍神權現

財布の上に白蛇を乗せて金運祈願ができる

阿蘇白水龍神權現(あそはくすいりゅうじんごんげん)は、生きた白蛇様のいる神社です。境内にある岩屋から2000年と2001年に合計3匹の白蛇が現れたことから、この地を霊験あらたかな場所として祀るようになったといわれています。また、白蛇と縁が深い弁財天、宇賀神(うがじん)、八大龍王(はちだいりゅうおう)を主祭神として祀っていることでも有名です。境内にある拝観所では、財布の上に生きた白蛇を乗せて金運や開運を祈願できます。さらに、脱皮した白蛇の抜け殻が入ったお守りや季節限定の御朱印など授与品も豊富です。

蛇のパワーで2025年の運気を上げよう!

巳年 紅白

Photo by PIXTA

本記事では、2025年に訪れたい巳年にまつわる神社仏閣を9カ所紹介しました。神社仏閣は大晦日や元旦にかけて多くの人でにぎわいます。訪れる際は事前に参拝時間や交通手段、参拝のマナーなどを確認し、気持ちよく参拝できるようにしておくことがおすすめです。2025年は金運上昇や商売繁盛、病気平癒などさまざまなご利益があるとされる蛇のご縁を授かり、良い運を呼び寄せましょう。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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