【岩手・お祭り】チャグチャグ馬コとは?歴史や行進ルート、見どころなど解説

2025/06/25

【岩手・お祭り】チャグチャグ馬コとは?歴史や行進ルート、見どころなど解説

豊かな自然に恵まれた岩手県は、世界文化遺産や温泉など、多くの魅力にあふれています。今回はそんな岩手県で開催される伝統行事「チャグチャグ馬コ」を紹介します。岩手県の滝沢市と盛岡市で行われるチャグチャグ馬コの見どころや歴史、行進ルートなどをチェックしましょう。なお、この記事は2025年6月時点のものです。実際に観光する際は、施設の公式HPなどで最新情報を確認しましょう。

チャグチャグ馬コとは?歴史や由来を解説

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岩手県の滝沢市と盛岡市で、毎年6月の第2土曜日に開催される伝統行事「チャグチャグ馬コ」。まずは、チャグチャグ馬コがどのようなイベントなのか、歴史や由来も合わせて紹介します。

チャグチャグ馬コとは?

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岩手県の伝統行事である「チャグチャグ馬コ」は、50頭を超える装束馬が、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで、約14kmの道のりを行進するお祭りです。農耕馬への感謝と、無病息災を祈る大切な行事です。

チャグチャグ馬コの歴史・由来

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「チャグチャグ馬コ」は、旧暦の端午の節句に、馬の守り神である蒼前神社へ参詣する「蒼前詣り」が始まりとされています。その後、装束をまとった馬を引く風習が生まれ、現在のチャグチャグ馬コへと発展しました。歩くたびに鳴る鈴のチャグチャグという音が、名前の由来になっています。

チャグチャグ馬コの見どころ・楽しみ方

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日本三大馬祭りのひとつである「チャグチャグ馬コ」は、毎年多くの人が訪れる、岩手を代表する伝統行事です。チャグチャグ馬コの見どころやイベントを事前にチェックしておくと、行事をさらに楽しむことができますよ。

華やかな装束と鈴の音が魅せる馬コの行進

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「チャグチャグ馬コ」の最大の見どころは、なんといっても馬コがまとう色鮮やかな装束。装束には1頭当たり約700個の鈴が着けられており、行進しながら鈴が奏でる「チャグチャグ」という音が魅力的です。鈴の音色が、祭りの雰囲気を一層盛り上げてくれますよ。

地元の伝統芸能やふれあいイベントも開催

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「チャグチャグ馬コ」の開催にあわせて、地元の伝統芸能やふれあいイベントも開催されます。滝沢市で開催される「チャグチャグ馬コふれあいまつりin滝沢」では、装束馬とのふれあい、滝沢駒踊り、お土産販売などを実施。

飲食テントやケータリングカーも出店し、イベント会場で美味しい食事も楽しめます。気になる方は公式HPのイベントスケジュールをチェックしてみてください。

【2025年】チャグチャグ馬コの開催情報と行進ルート

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毎年恒例の「チャグチャグ馬コ」ですが、開始時間や行進ルートは年によってが異なることがあります。公式HPにその年の行進ルートが公開されているので、事前に確認しておくことをおすすめします。それでは、2025年のチャグチャグ馬コの詳細情報を紹介します。

2025年の日程・開始時間

毎年6月の第2土曜日に開催される「チャグチャグ馬コ」。2025年の開催日は6月14日です。開催時間は9時30分〜13時55分までの予定。9時30分に滝沢市鬼越蒼前神社を出発し、行進が始まりますよ。

会場・アクセス方法

「チャグチャグ馬コ」の行進は、鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮までの約14kmの道のりで行われます。鬼越蒼前神社へは、盛岡駅からバスやタクシー、車などでアクセスできます。

ただ、鬼越蒼前神社付近には駐車場がないため注意が必要です。当日は、盛岡駅とビッグルーフ滝沢を結ぶ有料シャトルバスが運行されるので、そちらの利用をおすすめします。

行進ルートと観覧スポット

「チャグチャグ馬コ」の行進ルートは、鬼越蒼前神社を起点に盛岡八幡宮までの約14km。鬼越蒼前神社を出発し、滝沢市役所前を通過、盛岡市中心部、盛岡駅、桜山神社などを経由して盛岡八幡宮に到着します。行進ルート沿いであれば、どこからでも観覧できますが、当日は、交通規制が行われるため、事前に確認しておきましょう。

《チャグチャグ馬コとあわせて訪れたいレジャースポット》

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「チャグチャグ馬コ」の開催場所である岩手県の滝沢市・盛岡市周辺には、観光におすすめの魅力的なスポットが充実しています。自然あふれる公園や歴史的な名所など、さまざまなスポットが揃っているので、いろいろな場所を巡ってみるのがおすすめです。

特産品プラザ らら・いわて 盛岡店

岩手県の特産品や伝統工芸品が勢揃い

岩手県のさまざまな特産品が並ぶ「特産品プラザ らら・いわて 盛岡店」。バリエーション豊富な「盛岡冷麺」をはじめ、ラーメン、海産物、地酒、お菓子といった、岩手ならではの商品が揃っており、お土産選びに最適です。

人気商品「Ça va?缶(サヴァ缶)」は、かわいらしいデザインの缶詰で、喜ばれること間違いなし。「南部鉄器」や高級タンスの「岩谷堂箪笥」、宝飾品の「久慈琥珀」など伝統工芸品も多く、見ごたえがあります。

もりおか歴史文化館

盛岡の歴史や伝統を楽しく学べる

盛岡市の歴史や文化について学べる「もりおか歴史文化館」。1階の「観光交流ゾーン」では、盛岡の代表的な祭や観光の情報を紹介しており、300年の歴史を持つ盛岡山車を展示しています。2階の「歴史文化ゾーン」では、盛岡藩の貴重な歴史資料なども公開していますよ。

岩手銀行赤レンガ館

東北地方で唯一残る辰野金吾設計の建物

東京駅などの設計で知られる辰野金吾によって1911(明治44)年に盛岡銀行の本店として建てられた「岩手銀行赤レンガ館」。辰野が設計した建築物のなかで、東北地方に唯一現存する貴重な建物です。国の重要文化財に指定されています。2012年8月3日に銀行の営業を終了し、約3年半の保存修理工事を経て一般公開されており、建物内も見学できますよ。

もりおか啄木・賢治青春館

国の重要文化財に指定されているレンガ造りの建物

明治時代後期に第九十銀行本店として建設された「もりおか啄木・賢治青春館」。国の重要文化財に指定されている建物では、歌人石川啄木と詩人、童話作家・宮沢賢治の青春時代に関する資料を展示しています。岩手公園の近くにあるので、公園散策と合わせての観光がおすすめ。

南昌荘

四季折々の自然を楽しめる庭園が魅力

盛岡市の中心街から徒歩約10分の「南昌荘」は、明治18(1885)年に実業家頼川安五郎の住居として建てられました。広大な庭園のある邸宅では、都会の喧騒を離れゆったりとした時間を過ごせます。

中津川

鮭が遡上する美しい清流

盛岡市の昔ながらの懐かしいたたずまいを残す「中津川」。市の中心部にもかかわらず、鮭が遡上する清らかな流れの川は心が癒やされます。

盛岡神子田朝市

新鮮な野菜や魚介が並ぶ市場

常設の市場で、年間300日以上営業している「盛岡神子田朝市」。盛岡周辺の生産者が新鮮な野菜や魚介類を販売しており、早朝から賑わいを見せています。

櫻山神社

巨大な烏帽子岩が見どころ

1749年創建の「櫻山神社」は、盛岡藩第八代・南部利視が、初代藩主・信直の遺徳を偲んで盛岡城内に神殿を建てたのが始まりとされています。神社の裏に鎮座する高さ7mの巨大な烏帽子岩は圧巻ですよ。

岩手大学農学部(旧盛岡高等農林学校)

学校建築の歴史を学べる貴重な建物

「岩手大学農学部(旧盛岡高等農林学校)」は、日本初の高等農林学校として1902(明治35)年に創立されました。その本館として、1912年に建てられた木造二階建ての欧風建築の建物は、国の重要文化財に指定されています。明治期の国立専門学校の施設として現存する数少ない建物で、学校建築の歴史を学ぶことができますよ。

盛岡城跡公園(岩手公園)

桜や紅葉が美しい盛岡城跡の公園

1598年に南部藩主・南部氏の居城として築かれた「盛岡城」。土塁の城が多い東北地方では珍しく石垣が組まれており、花崗岩が使われているため白みがかっているのが特徴です。

明治政府による廃城令(1873年)により廃城となりましたが、現在は岩手公園として整備されています。四季折々の美しい花々を楽しめますよ。

一ノ倉邸

数寄屋風の屋敷と池泉式庭園が魅力

「一ノ倉邸」は、盛岡市出身の政治家・阿部浩が明治時代後期に建てた邸宅で、その後、一ノ倉氏に譲渡され、現在は盛岡市が管理しています。自然あふれる広大な敷地には、数寄屋風の屋敷と池泉式庭園が広がっており、ゆっくり散策を楽しめますよ。

石割桜

巨大な岩を割って咲く美しい桜

大正12(1923)年に国の天然記念物に指定された「石割桜」。巨大な岩の割れ目から樹齢360年を越えるといわれる桜が生育しており、たくましい生命力を感じます。

啄木新婚の家

石川啄木と妻が新婚生活を始めた家

「啄木新婚の家」は、明治38(1905)年に石川啄木と妻の節子が結婚当初に約3週間過ごした家。ほぼ当時のままの姿で残されており、啄木の随筆『我が四畳半』に描かれた暮らしぶりを実際にうかがえます。

《チャグチャグ馬コとあわせて訪れたいグルメスポット》

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チャグチャグ馬コが開催される会場周辺には、地元の味覚を楽しめる飲食店が充実しています。岩手ならではの料理はもちろん、多彩なジャンルの飲食店が揃っているので、ランチやディナーに足を運んでみてください。

スパイスキッチンじょし家

岩手県食材をふんだんに使った南インド料理

岩手県の食材を使った本格的な南インド料理を提供する「スパイスキッチンじょし家」。県産むね肉を使用したココナッツカレー「ケララチキン」や、酸味の効いたゴア州名物「ポークビンダル」など、こだわりのカレーが揃っています。

南インド式の昼の定食「ランチミールス」は、メインのカレーに加え、野菜のカレー、スープ、付け合わせ、主食、パパド、お茶がセットになっており、ボリューム満点ですよ。

トレンタ 盛岡クロステラス店

種類豊富なスープパスタが人気

JR盛岡駅より徒歩約10分の「トレンタ 盛岡クロステラス店」は、女子会やママ会にもおすすめの、気軽に利用できるイタリアンレストラン。名物のパスタをはじめ、自家製ドレッシングで食べるレタスたっぷりのサラダ、ピザ、前菜、デザートなど、豊富なメニューが揃っています。

人気の「スープたらこクリーム」は、まろやかでコクがある特製ホワイトスープに、新鮮なたらことエビの旨味がベストマッチ。おすすめの「マルゲリータ」は、自家製トマトソースが味のキメテになっています。

串え

全席半個室の鶏料理居酒屋

こだわりの鶏を使ったさまざまな鶏料理が自慢の「串え」。和の落ち着いた雰囲気の店内は、全席半個室の掘りごたつで、ゆっくりお酒を楽しめますよ。一羽丸ごと焼き上げる「鳥丸」や、種類豊富な部位が揃う「焼き鳥」はもちろん、お酒が進む一品料理も充実しています。

シメにもおつまみにもおすすめの「つらら巻」は、千切りの長芋の中にマグロが入ったヘルシーな巻物。わさび醤油をつけてお召し上がりください。

魚処 壱や 大通店

名物「牡蠣のカンカン焼き」が好評

三陸海岸直送の海鮮を堪能できる「魚処 壱や 大通店」は、日本酒好き必見の居酒屋。厳選された日本酒がショーケースにずらりと並び、日本酒の飲み放題も実施しています。

名物「牡蠣のカンカン焼き」は、鮮度抜群の牡蠣を豪快に缶で焼き上げており、濃厚な身と海水の塩味がたまりません。グリーンタバスコやバーボンを垂らして味わうのもおすすめ。刺身やカンカン焼きなど、三陸産の美味しい海鮮を堪能できるコースも用意しています。

輝てるBOUZ

こだわり素材を使ったカジュアルな鉄板焼き店

「輝てるBOUZ」は、アットホームな雰囲気の中でカジュアルに鉄板焼きを楽しめる店。臨場感あふれるカウンター席や、ゆっくり食事ができるテーブル席があり、さまざまなシーンで利用可能です。

低脂肪で旨味たっぷりの「いわて短角牛」や、岩手県内の契約農家から仕入れた野菜など、こだわりの素材を使った鉄板焼きをお楽しみください。料理と相性抜群のワインをはじめ、お酒の種類も豊富です。

白龍 本店

ご当地グルメ「じゃじゃ麺」の元祖の店

盛岡三大麺のひとつである「じゃじゃ麺」の元祖として知られる「白龍 本店」。60年以上親しまれている看板メニューの「じゃじゃ麺」は、温かい平打ち麺に、キュウリやネギのみじん切り、秘伝の味噌がたっぷり乗っており、ニンニク、酢、ラー油などを好みで混ぜていただきます。麺を食べ終えた後の器に、生卵、肉味噌、ネギ、茹で汁を入れてかき混ぜた「ちいたんたん」は、〆の絶品スープ。

焼肉・冷麺 盛楼閣

コシのあるこだわりの冷麺が人気

JR盛岡駅目の前の商業施設「GENプラザ」内にある「焼肉・冷麺 盛楼閣」は、冷麺が人気の焼き肉店。看板メニューの冷麺は、しっかりとしたコシの手練り麺と、牛スネや脂などを手間暇かけてじっくり煮込んだスープが相性抜群。

完全発酵させた特製キムチと一緒にお召し上がりください。丁寧に仕込まれた上質な黒毛和牛の焼肉も絶品。テーブル席、お座敷、個室があり、さまざまなシーンで利用できます。

魚処 壱や 盛岡駅前店

三陸海岸直送の鮮魚と地酒が自慢

JR盛岡駅からすぐの「魚処 壱や 盛岡駅前店」は、仕事帰りのサラリーマンにも人気の海鮮居酒屋。三陸海岸から直送される鮮魚や牡蠣を、豊富な地酒と共に楽しめます。通常の飲み放題に加え、日本酒が2時間飲み放題になる「日本酒バイキング」も用意しています。

名物の「牡蠣カンカン焼き」は、鮮度抜群の牡蠣を専用のブリキ缶で蒸し焼きにした一品。海水のほど良い塩味が付いた濃厚な牡蠣は、身が良くしまっていて絶品です。

飲み喰い処ばんから屋

ビールと相性抜群の本格中華が勢揃い

盛岡駅より徒歩約5分の「飲み喰い処ばんから屋」は、本格中華や岩手県の食材を使った料理を提供するアットホームな居酒屋。山椒が絶妙に効いたピリ辛の「四川風マーボー豆腐」や、ぷりぷりのエビがあんかけによく絡む「海老チリソース」など、ビールが進む絶品中華が勢揃い。

お得な飲み放題コースも充実していますよ。ひとりでも気兼ねなく寛げるカウンター席や、宴会にもおすすめのテーブル席を完備しています。

Barわたなべ

大人の空間でウイスキーやカクテルを嗜もう

盛岡城跡公園の脇に立つ農林会館の地下1階にある「Barわたなべ」は、国産ウイスキーや多彩なカクテルが揃う大人のバー。17時というバーとしては少し早めの開店時間で、軽く飲みたい方や食前酒を楽しみたい時にもおすすめです。

ジャパニーズウイスキーをメインに豊富なウイスキーが揃っており、女性に人気の旬のフルーツを使ったカクテルも用意しています。好みを話して、お酒をリクエストしてみてください。

初夏の風物詩・チャグチャグ馬コを楽しむ岩手の旅へ

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チャグチャグ馬コは、子どもから大人まで楽しめる岩手ならではのお祭りです。多くの鈴が付けられた馬コの華やかな装束や、祭りとあわせて行われるイベントなど、見どころがたくさんあるので、ぜひチャグチャグ馬コを楽しみに、岩手へ訪れてみてください。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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