【2025年最新】高知でおすすめのお土産5選 特産品や人気のお菓子までご紹介
2025/05/27
2025/05/28
よさこい祭りは、毎年高知市で行われる土佐の夏を象徴する祭りです。8月上旬の4日間にわたり開催され、華やかな衣装を身にまとった約1万8,000人の踊り子が鳴子を鳴らしながら踊りを披露する様子が特徴。高知市はよさこい発祥地としての歴史があり、北海道の「YOSAKOIソーラン祭り」や愛知の「にっぽんど真ん中祭り」とともに、日本三大よさこい祭りのひとつに数えられています。本記事では、よさこい祭りの歴史や日程、見どころ、楽しみ方、市内のおすすめスポットを紹介します。踊りを楽しむだけでなく、高知観光の時間も充実させましょう。
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よさこい祭りは高知が発祥ですが、全国各地でもさまざまな規模で開催されています。よさこいの魅力は今や日本中に知れ渡り、高知のよさこい祭りには毎年約100万人近い見物客が訪れます。訪れる前によさこいの歴史や特徴について知っておくことで、より祭りを満喫できるでしょう。
よさこい祭りは、第二次世界大戦後の不況を吹き飛ばし、経済復興を目指して高知市の商工会議所が企画したことが始まりです。第1回のよさこい祭りは、21チームと踊り子750人が参加し、日本舞踊の振り付けを基本とする盆踊りスタイルで祭りを開催しました。第30回のよさこい祭りでは踊り子数が1万人を超え、音楽や衣装が多様化したことで、チームの個性化が進んでいます。
よさこい祭りには、以下の4つのルールが定められています。
①1チームあたりの踊り子は150人以下であること
②鳴子を持って前進する踊りであること
③必ず曲に「よさこい鳴子踊り」を入れること
④1チーム1台の地方車を用意すること
基本のルールを守っていれば、曲や振り付けにアレンジを加えることができるため、さまざまなバリエーションの踊りを楽しめます。
よさこい祭りは、高知市内で8月上旬の4日間にわたって開催されます。開催会場や時間については、よさこい祭りの公式サイトで随時更新されているため、訪れる際は日程を確認しておくのがおすすめです。当日は混雑が予想されるため、宿の予約や交通機関の確認などは早めに済ませておきましょう。
2025年のよさこい祭りの開催日程は、2025年8月9日から12日です。
時間は9日の前夜祭が11時から21時まで、10日と11日の本番が12時30分から21時30分、12日の後夜祭とよさこい全国大会は12時30分から22時までとなります。(2024年開催時情報)
開催場所は、高知県高知市を中心に十数カ所設けられています。開催場所や時間帯によって見られる踊りは異なるため、よさこい祭りの公式サイトを確認しておきましょう。
よさこい祭りの中で基盤となる踊りが、「よさこい鳴子踊り」です。「よさこい鳴子踊り」は、鳴子を両手に持って楽器のように鳴らしながら踊ります。鳴子の種類は、朱色・黄色・黒の昔ながらのものが一般的ですが、各チームで色や形をアレンジしてオリジナルの鳴子を使用している点が特徴です。「よさこい鳴子踊り」では、鳴子を鳴らして前進することや、曲のどこかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズを入れることがルールとしてあげられています。ルールはあるものの、民衆に受け入れられればどのような形に変わってもよいとされる柔軟性を兼ね備えているのも魅力です。
よさこい祭りは、きらびやかな衣装や地方車、チームによって個性が出る演舞など、見どころが数多くあります。踊り子として参加しない方は踊りを見て、聞いて祭りのにぎやかな雰囲気を楽しみましょう。
よさこい祭りでは、約200のチームと約1万8,000人の踊り子が、高知市内十数カ所の競演場や演舞場を舞台に、躍動感あふれる踊りを披露してくれます。近年のよさこい祭りではダンスに近いものも多く、ヒップホップやジャズ、サンバなど、多様なジャンルを取り入れたチームの個性が輝く演舞が魅力。ダンスの要素が強くても、曲のどこかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズを入れなければならないため、演舞のどこに盛り込まれているのか注目しながら鑑賞するのもおすすめです。
よさこいの衣装はチームごとに色合いが異なり、デザインも豊富な種類がある点が見どころのひとつです。よさこい祭りがはじまった当初は、着物や法被、腹掛に足袋や草履などを合わせた衣装が一般的でしたが、時代の変化とともに楽曲や踊りのバリエーションが広がり、衣装も大きく変化しました。近年は、昔ながらの着物や法被スタイルに加えて、洋服スタイルやカーニバルスタイルなどの個性あふれる衣装が、祭りに彩りを与えてくれると人気を博しています。
よさこい祭りで見かける地方車(じかたしゃ)は、チームのシンボルであり音楽とパフォーマンスを担ってくれる車です。演舞に合わせてマイクパフォーマンスが行われたり、夜になるとネオンを灯したり、ドライアイスが吹き出るといった奇抜な装飾をした車もあります。演舞中は踊り子を先導して走るため、圧倒的な存在感で祭り全体を盛り上げてくれます。
よさこい祭りは、踊り子としても観客としても楽しめるのが魅力です。期間中は周辺にさまざまなグルメブースが出店しており、お祭りならではの食べ物や高知のご当地グルメを堪能できます。ここでは、よさこい祭りの楽しみ方を3つ紹介します。
よさこい祭りは飛び入り参加が可能なため、誰でも気軽に挑戦できます。お祭り当日に飛び入り参加する場合は、「市民憲章よさこい踊り隊」と「あったか高知踊り子隊」のどちらかのチームに加わる必要があります。「市民憲章よさこい踊り隊」はオリジナルの楽曲と振り付け、「あったか高知踊り子隊」は正調よさこい鳴子踊りとスタイルが異なるため、自身の好みに合った踊りを選べます。また、よさこい踊りは鳴子を持って踊ることが基本のため、飛び入り参加を考えている方は鳴子を事前に用意しておきましょう。
よさこい祭りでは、さまざまなチームの踊りを鑑賞できます。演舞会場は十数カ所用意されるため、各会場を練り歩き、チームによって異なる踊りやチームカラーにちなんだ衣装を楽しめます。特に最終日のよさこい全国大会は、出場する各チームが優勝を目指して全力で踊る姿が見ものです。
海と山に囲まれ、食文化が豊かな高知市には、カツオのたたきや鍋焼きラーメン、四万十ポークを使った料理などのご当地グルメが豊富にあります。ほかにも、名物グルメ「うつぼ料理」や「どろめ」、「ジャン麺」などがあります。祭り期間中に出店するさまざまなグルメブースで、高知グルメを堪能しましょう。
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よさこい祭りの歴史や日程、見どころ、楽しみ方、市内のおすすめスポットを紹介しました。よさこい祭りは、鳴子を持って踊る「よさこい鳴子踊り」を基盤に、約1万8,000人もの踊り子が参加する夏の一大イベントです。祭りの期間中は約100万人もの観客が訪れ、よさこい祭りの演舞を鑑賞しています。誰でも気軽に参加できるため、地元の方との交流を楽しめるのも魅力。高知へよさこい祭りを目的に旅行する際は、本記事を参考に充実した夏を過ごしましょう。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:はるごろう(ロゴスキ)