【完全ガイド】青森観光で訪れたいおすすめ道の駅12選!お土産&グルメ情報も紹介
2025/03/28
2025/04/23
青森の夏を彩る「青森ねぶた祭り」は、東北三大夏祭りのひとつで、全国的にも非常に有名な祭りです。今回は、青森ねぶた祭りの歴史や開催日程、見どころをご紹介します。また、祭りの期間中に訪れたい観光スポットやグルメスポットもあわせてご紹介します。なお、こちらの情報は2025年4月時点のものです。実際に訪れる際は、最新の情報をお店の公式ホームページなどで確認することをおすすめします。
この記事の目次
目次を開く ▼
※画像はイメージです
夏になると、東北地方では各地で祭りが開催されます。その中でも、青森県青森市で行われる「青森ねぶた祭」は、東北三大祭りのひとつとして知られ、毎年多くの人々が観覧に訪れます。
ねぶた祭りは、東北地方、特に青森県で行われる夏祭りで、灯りをともした巨大な灯籠を作り、街を練り歩くイベントです。弘前ねぷた、五所川原立佞武多など、各地にはさまざまなタイプの「ねぶた」が存在します。
特に青森ねぶたは「人形ねぶた」と呼ばれ、立体的に作られた骨組みに紙を張り、彩色して仕上げられます。サイズは非常に大きく、最大で幅約9m、高さ約5mにも達します。題材には、歌舞伎や伝説などが多く取り上げられます。
また、笛や太鼓などで囃子を担当する人々のほか、「ハネト(跳人)」と呼ばれる踊り手が参加するのも特徴的です。「ラッセラー」のかけ声に合わせて飛び跳ねて踊る姿は、祭りの雰囲気を一層盛り上げてくれます。
※画像はイメージです
ねぶた祭りの起源については、さまざまな説がありますが、なかでも有力とされているのが、七夕行事の「眠り流し」に起源を持つという説です。祭りが行われる時期は、旧暦の七夕の時期にあたり、また最も気温が高い時期と重なるため、夏の疲れによる眠気を払う意味が込められていると考えられています。
江戸時代の弘前藩の日記には、藩主が「眠り流し」を鑑賞したという記録が残っており、古くからこの行事が行われていたことがうかがえます。「ねぶた」という名称は、「眠り」や「ねぶり」から変化したという説もあります。
第二次世界大戦後には、ねぶたは大型化し、それに伴い芸術性も高まり、現在の形に進化したととされています。
※画像はイメージです
具体的なねぶた祭りの日程をご紹介します。5月下旬になると、青い海公園には「ねぶたラッセランド」と呼ばれる制作小屋が並び、ここでねぶたの制作が行われます。ねぶたが完成に近づく様子を見守ることができ、祭りへの期待が一層高まります。この制作過程もまた、ねぶた祭りの見どころのひとつに挙げられます。
祭りの前日、8月1日には、18時から青い海公園の特設ステージで前夜祭が開催されます。コンテストやイベントが行われるほか、出店も並び、祭りの雰囲気を楽しむことができます。
※画像はイメージです
青森ねぶた祭りは、8月2日から6日までの期間、毎夜運行されます。昼間は、ラッセランドで出陣前のねぶたを間近で見ることができるので、早めに青森に到着した際は、ぜひ散策してみてください。近年では、アニメのキャラクターなどを題材にした小型の「前ねぶた」が増えており、こちらもおすすめです。
本番の運行時間は日によって異なりますが、2日と3日は19時頃から、4日から6日は18時45分からスタートします。歩道で観覧する場合は、早めに場所取りをして前方で楽しめるようにすると良いでしょう。場合によっては、歩道ギリギリまでねぶたが近づいてくれることもあり、迫力ある姿を間近で見ることができます。
また、「ハネト」は観光客の方でも参加可能です。正装が決まっているので、衣装を着用して集合場所に向かえば、誰でも参加できます。勇壮なねぶた祭りを実際に体験し、祭りの一員として楽しんでみてください。
※画像はイメージです
最終日の8月7日は、13時からねぶたが運行されます。その後、19時15分頃から青森湾で海上運行と花火大会が開催されます。海上運行では、ねぶた大賞などを受賞したねぶたが台船に乗せられ、海を進みます。海に浮かぶねぶたの灯りがゆらめき、幻想的な風景を楽しむことができます。続けて行われる花火大会とともに、ねぶた祭りのフィナーレを飾る見どころいっぱいのイベントです。
※画像はイメージです
それでは、青森ねぶた祭りの2025年の日程をご紹介します。青森ねぶた祭りは毎年、8月2日から7日の日程で開催されます。1日は前夜祭が行われ、7日は昼間にねぶたの運行が始まり、夜には海上運行と花火大会が開催されます。
大型ねぶたは毎日すべてが運行されるわけではなく、祭りが近づくと、運行スケジュールが発表されます。見たいねぶたがある場合は、事前に日程を確認することをおすすめします。また、6日にはねぶた大賞などを受賞したねぶたを観覧することができます。
※画像はイメージです
次に、青森ねぶた祭りの開催場所についてご紹介します。青森ねぶた祭りの主な運行コースは、青森市の国道4号、新町通り、八甲通り、平和公園通りで囲まれたエリアです。このエリア内にねぶたが配置され、2か所の出発地点から同時にスタートし、左回りに一周します。
運行コースはJR青森駅から徒歩圏内のエリアにあります。新町通りは青森駅前からまっすぐ延びている通りなので、迷うことなく向かうことができます。
新幹線を利用する場合は「新青森駅」が最寄りとなり、青森駅までは在来線で一駅移動する必要があります。また、青森空港からは青森駅行きのバスが運行されています。
※画像はイメージです
次に、青森ねぶた祭りの観覧場所についてご紹介します。祭りは、運行コース上の歩道で自由に観覧できます。ねぶたはコースを一周するため、見たいねぶたがある方は移動しながら楽しむことができます。
ただし、歩道での観覧は混雑が予想されるため、ゆったりと青森ねぶた祭りを楽しみたい方には、有料観覧席の利用をおすすめします。個人向けの観覧席の購入案内は、5月ごろに公式サイトなどで公開される予定です。早めに確認しておきましょう。
※画像はイメージです
青森ねぶた祭りは夜がメインのイベントのため、昼間に観光を楽しむ方も多くいます。青森駅周辺には観光スポットが多く、祭りまでの時間を利用してさまざまな見どころを自由に楽しむことができます。そこで、青森ねぶた祭りの際におすすめしたい、青森駅周辺の観光スポットをいくつかご紹介します。
青函連絡船は、明治41(1908)年に就航し、青函トンネルが開通するまでの80年間、青森港と函館港を結んでいました。歴代55隻の中で、最も運行期間が長かった(約24年間)八甲田丸を当時の状態で保存しています。
特に天気のよい日は海と青空が美しく、清々しい気分になります。また、船内の見学も可能です。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
青森県産食材を使った「食」が集まる近代型市場で、レストランやお土産屋さんも揃っています。りんごのお酒「シードル」の工房があり、醸造の様子をガラス越しに見ることができます。
シードルや青森県産の食材を使ったガレットなどが人気です。ねぶた祭りの前に食事をするのにもおすすめです。
A-FACTORY
近世以降、津軽地方各地でねぶたが発展してきた中でも、青森県の「青森ねぶた」「弘前ねぷた」「五所川原佞武多」が特に有名で、それぞれ運行する山車や掛け声に特徴があります。「ねぶたの家ワ・ラッセ」は青森ねぶたで実際に使われた山車を展示しており、祭りの歴史に関する展示などを通して青森ねぶたの理解を深めることができます。
青森ねぶたを見る前にこちらで歴史を学ぶと、さらにねぶた祭りを楽しむことができるでしょう。見どころも多く、たっぷりと楽しめます。
ねぶたの家ワ・ラッセ
青森港の貨物運搬の渋滞緩和を目指して建設され、1992年に完成して以来、青森県のランドマークとなっています。
遊歩道も整備されており、そこから眺める景色もとても美しいと評判です。夜のライトアップも魅力的です。
青森ベイブリッジ
青森県の産業、観光物産と郷土芸能などを総合的に紹介する施設です。お土産コーナーが充実しており、青森ならではの特産品を購入するのに最適です。また、展望台からは市内を一望できます。
ねぶたラッセランドなど、アスパムの近くには観光名所が多数あり、昼間にねぶたを見に行く際に立ち寄るのにも便利です。
青森県観光物産館アスパム
チケットを購入して、市場内の各店をめぐり、刺身や肉など好きな具材と交換して自分好みの丼を作ることができます。
青森の海の幸が豊富に揃っており、珍しい食材なども楽しめるため、青森観光の際のランチにもおすすめです。
青森魚菜センター
約80の海産物や青果などの専門店が並び、地元産ならではの活きの良さや安さが魅力です。売り子とのやりとりも楽しめます。館内にはレストランも併設され、新鮮な食材を使った料理が味わえます。
青森駅の目の前にあり、お土産の購入にも便利です。
アウガ新鮮市場
※画像はイメージです
青森観光で外せないのは、やはり豊かな海の幸です。青森の海で獲れた新鮮な海産物や、全国的に有名な農産物が集まっており、多様なグルメを楽しむことができるのも青森の魅力です。青森ねぶた祭りの際には、ぜひ美味しい青森グルメを堪能してください。
寿司職人としての経験を持つ大将が手がけており、お寿司やお刺身など、青森の海の幸を存分に楽しめます。お酒の種類も豊富で、50種類以上のワインや果実酒などが揃い、女性にも人気です。
「心」を込めてさまざまな料理を提供したいというコンセプトのもと、肉料理やデザートメニューにもこだわっており、中でも黒毛和牛のステーキは柔らかく、わさびを合わせると、いくらでも食べられると評判です。コース料理も多彩に取り揃えており、ねぶた祭りの際のディナーにぜひおすすめです。
肴ダイニング心
ねぶた祭りの会場から少し離れた路地裏にある、隠れ家的な雰囲気が魅力のショットバーです。おしゃれで落ち着いた、大人の空間で、多彩なカクテルを楽しむことができます。カクテルの大会で賞を受けたメニューも提供されています。オリジナルカクテルやフルーツを使った期間限定のカクテルも豊富です。
カウンター席のほか、半個室の席も完備しており、友人とゆったりとした時間を過ごしたい方にもおすすめです。青森ねぶた祭の余韻を楽しみながら、素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
Bar Ludens
1969年に創業し、半世紀以上にわたって愛されてきた老舗の喫茶店です。創業者が世界各国から集めた装飾品が飾られ、クラシカルな魅力が漂います。
7時からオープンしているので、青森ねぶた祭りで宿泊した翌日の朝食におすすめです。コーヒーに蜂蜜を添えて提供されるなど、体のことを気遣ったメニューが多いのもうれしいポイントです。
また、りんごの旬の時期に人気のアップルパイは、プレーンのスコーンにたっぷりのりんごをサンドし、あつあつの状態で提供されます。冷たいバニラアイスがトッピングされて、その絶妙な美味しさは格別です。寒い時期に訪れる際には、ぜひ味わってみてください。
喫茶 クレオパトラ
青森の豊かな食材、地酒、そして郷土料理を楽しみたい方に人気のお店です。三方を海に囲まれた青森ならではの新鮮な海の幸や、四季折々の食材を使った創作料理が魅力で、その日のおすすめメニューも豊富に取り揃えています。
また、青森県内の二十四蔵の地酒をはじめ、東北の銘酒が充実しています。特に青森県内のお酒は、蔵から直接仕入れることが多く、店頭に並ぶことのない希少な銘酒も楽しめます。美味しいお酒とともに、青森の味覚を存分にご堪能ください。
酒肴旬 三ッ石
青森駅からすぐの場所にあり、カフェのような雰囲気で、女性でも気軽に立ち寄れると評判です。特に、青森の新鮮な魚介を使った料理が充実しており、リーズナブルに楽しめることから、地元の方にも人気です。
中でも海鮮丼は、その日の新鮮な海の幸がたっぷりと盛り付けられ、見た目にもボリューム満点です。旬の魚を存分に味わいたい方に、おすすめです。また、青森の名物である貝焼き味噌は、大きなホタテの貝殻で提供され、SNS映えも抜群。ホタテの旨味をしっかりと感じられる一品です。ぜひご賞味ください。
青森きっちんPOPE
※画像はイメージです
青森の夏を熱く盛り上げる青森ねぶた祭りは、毎年多くの人々が訪れる人気の夏祭りです。祭りは夜に開催されますが、昼間は観光やグルメを楽しみながら、祭りで使用される実際のねぶたを見学することもでき、昼夜ともに楽しめるのが魅力です。ぜひ、青森ねぶた祭りを通じて、青森の多彩な魅力を感じてください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:よしぷー
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
JR青森駅から徒歩5分
A-FACTORY
JR青森駅からすぐ
ねぶたの家ワ・ラッセ
JR青森駅から徒歩1分
青森ベイブリッジ
JR青森駅から徒歩3分
青森県観光物産館アスパム
JR青森駅から徒歩5分
青森魚菜センター
JR青森駅より徒歩5分
アウガ新鮮市場
JR青森駅からすぐ
肴ダイニング心
電車:JR各線青森駅より徒歩約20分、車:青森自動車道青森中央ICより約10分
Bar Ludens
電車:JR・私鉄各線青森駅より車で約7分、徒歩約25分
喫茶 クレオパトラ
電車:JR各線青森駅より徒歩約13分、車:東北自動車道青森ICより約20分
酒肴旬 三ッ石
電車:JR各線青森駅より徒歩約10分、車:東北自動車道青森中央ICより約15分
青森きっちんPOPE
電車:JR奥羽本線青森駅より徒歩約1分