【関東】千葉で人気の海水浴場・ビーチ12選 周辺のおすすめ観光スポットもご紹介
2024/06/05
2024/01/26
千葉県館山市にある沖ノ島。国定公園に指定されている、自然豊かな無人島です。今回は、そんな沖ノ島へのアクセス方法やシュノーケリングスポットについて紹介します。シュノーケリングで出会える熱帯魚や、サンゴなども紹介しています。また、陸続きの島なので、アクセスするための選択肢は豊富にありますので、家族や友人とのお出かけの参考にしてくださいね。沖ノ島でのレジャーを楽しみましょう!
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「沖ノ島」と名の付く島は日本にたくさんあります。福岡県や石川県、広島県など、「沖ノ島」と調べるとたくさんヒットし、そのほとんどが無人島です。今回はその中でも、千葉県に属する沖ノ島について、アクセス方法や初心者でも楽しめるシュノーケリングスポット、沖ノ島近くのおすすめスポットを紹介します。カラフルな魚やきれいなサンゴを見ることができ、大人も子供も楽しめること間違いなしです。”島”ですが、陸続きなのでアクセス手段も豊富にあります。シュノーケリングスポットの紹介の後にアクセス手段について紹介していますので、ぜひ沖ノ島へのお出かけの参考にしてくださいね。沖ノ島ならではの体験をしに、家族や友達と出かけてみませんか?
こちらの情報は2023年12月時点のものです。実際に行く前にHPなどで最新情報を確認することをおすすめします。
「南房総国定公園」(みなみぼうそうこくていこうえん)は房総半島の南部に位置する国定公園です。国定公園とは、国立公園に準じる景勝地として自然公園法に基づき環境大臣が指定したもので、都道府県が管理しています。素晴らしい自然と出会うことができ、日本全国に58か所しかありません。沖ノ島はそんな国定公園のひとつ、南房総国定公園内にあり、館山湾の南側に位置しています。透明度の高いきれいな沖ノ島の海で磯遊びや海水浴、シュノーケリングなどの海遊びが満喫できます。
沖ノ島の海は、沖縄からやってくる黒潮の影響を強く受けます。その影響で暖かい南の海域に生息する魚や貝、サンゴなどを南房総まで運んできてくれます。関東圏に熱帯魚の印象はあまりないかもしれませんが、沖ノ島の海ではスズメダイの群れやオヤビッチャ、クマノミなどの熱帯魚を見ることができます。
死滅回遊魚とは、暖かい海に棲んでいる魚が、海流に乗って違う気候の海域まで流されてしまい、季節変化に適応できず死んでしまう魚のことをいいます。日本でも限られた場所でしか見ることはできません。沖ノ島の海では、シュノーケリングなどで、自然の中で生きる死滅回遊魚に出会うという貴重な体験をすることができます。
沖ノ島周辺のシュノーケリングスポットでは、イワシの群れが見られるかもしれません。イワシが群れをつくるのは、大きな敵から身を守るためと言われています。今や多くの水族館でイベント化しているイワシの群れによるショーですが、沖ノ島でのシュノーケリング中に出会えたらとてもラッキーですね!
沖ノ島海水浴場の近くの砂地のあたりではさまざまな魚を発見することができます。ヒラメやキス、ハゼなどの砂地が好きな魚や、ホウボウやオジサンなどの餌を求めに砂地へ来た魚、ボラやクロダイといった魚も見ることができます。シュノーケリングの際、砂地の中の窪みや、岩が埋まっている場所をよく見ると、タコが隠れているかもしれませんよ。
サンゴは18℃〜30℃程の水温の海域に生息するといわれています。黒潮が流れ込み、穏やかな館山の海はサンゴの赤ちゃんがゆっくり育つことができる環境にあり、サンゴが生息できる世界最北端です。南房総一帯では、約30種類ものサンゴが生息しているとされており、キクメイシや二ホンアワサンゴなどのサンゴを見ることができます。沖ノ島周辺の海では水深2mほどの浅瀬でもサンゴを観察することができますよ。
北の入江は、沖ノ島の北側にある30メートルほどの小さな入江ですが、沖ノ島でシュノーケリングするには外せないスポットです。この小さな入江の中であれば、子供と一緒でも安心してシュノーケリングを楽しむことができますが、入江の外は潮の流れが速いところがあるので注意が必要となります。海水の透明度が高く、色とりどりの魚やサンゴと出会えるスポットとなっています。
沖ノ島の海水浴の期間中は、数個のブイが設置されます。そのブイの下にはアマモが地元の団体によって移植されています。アマモとは水質浄化を促進してくれたり、生物の生息環境を改善してくれる海藻です。アオリイカの産卵場所になったり、魚が棲みかにしたりするので「海のゆりかご」と呼ばれています。沖ノ島のアマモは食害にあっており、地元の団体が再生活動として移植に取り組んでいます。砂地では、キスやヒラメ、ハゼ、ホウボウなどの魚を観察することができます。くぼみなどを見てみると、タコを発見できるかもしれませんね!
沖ノ島海水浴場のブイの近くにはアオリイカの子どもたちが群れていたり、ギンポやイシダイの子どもなどが泳いでいることもあります。イシダイは好奇心旺盛で人懐っこいので、人から逃げるどころかつつきに来るそうですよ。アオリイカもゆっくり近づけば逃げないので、捕まえようとせず、一緒に泳ぎながら観察してみてくださいね。
海岸の浸食を防ぐ目的で設置されているテトラポッドですが、海の生き物にとっては絶好の隠れ場所です。ショウジンガニやメバル、ハゼ、ゴンズイなどのさまざまな種類の魚が影や隙間、穴などに身を隠しています。さまざまな魚がいるゆえに釣りスポットでもありますので、釣り人がいる場合は近づかないようにしましょう。テトラポッドに身体をぶつけてしまう可能性があるので、シュノーケリングの際は波の状況も見て場所の選定をしてくださいね。
沖の島の中でも、たくさんの種類の魚を見られるスポットです。ベラの仲間やソラスズメダイ、カサゴ、クサフグなどの魚や、ウニやヒトデ、ナマコの仲間などさまざまな生き物と出会うことができます。運が良ければチョウチョウウオも見られるかもしれません。ウニは漁業権があるので、獲ったり食べたりしてしまうと懲役や罰金が課せられてしまいます。見つけても獲ったりしないようにしてくださいね。
沖ノ島のこの地帯には大きなサンゴが点在しています。イボサンゴやキクメイシ、トゲイボサンゴなどのサンゴを見ることができます。サンゴイソギンチャクもいくつかあり、運が良ければクマノミが生活しているところを見ることができるかもしれません。干潮であれば水深1mのところの場所で見ることができます。
沖ノ島の南側には岩場と砂地が広がっています。岩場ではカゴカキダイやミヤコキセンスズメダイ、タツノオトシゴなどが見られます。海藻が生い茂っている場所では、アオリイカの卵を見つけることができるかもしれません。砂地ではイワシの群れやハゼ、キス、ホウボウを見ることができます。サンゴも増えてきていて、キクメイシやキクメイシモドキなどの大小さまざまなサンゴも見つけることができますよ。沖ノ島周辺の海の中でも、波が比較的穏やかなポイントなので生き物の観察をじっくり楽しめます。
沖ノ島の北側にある岩場で、起伏のある地形をしています。ここでもさまざまな生き物を観察することができます。「海の花束」と呼ばれる二ホンアワサンゴというめずらしいサンゴも見ることができます。黄色と黒の模様が特徴のツノダシという熱帯魚も、夏の時期の沖ノ島の海ではよく見られますよ。注意事項として、この辺りは観光船が近くを通ることがあり、波の影響を受けます。シュノーケリング中に、船が見えたら離れるようにしてください。
夏というと何月からを思い浮かべますか? 梅雨が明ける7月頃はまだ海水温が低く、夏と呼ぶにはまだ早い時期です。沖ノ島では、海水浴シーズンが過ぎたお盆明けあたりから、海水温が上がり熱帯魚が増えてきて、たくさんのカラフルな魚たちを見ることができます。お盆が過ぎると、クラゲが発生しますので、シュノーケリングの際には上下ともに長い丈のものの着用が必須です。沖ノ島では9月頃まで、夏の海を楽しめますよ。
沖ノ島へは、公共交通機関でのアクセスが可能です。電車とバスを乗り継いで沖ノ島へアクセスすることができるので、車を使うことが難しい方も電車・バスでのアクセス方法を参考にしてみてくださいね。
沖ノ島に車でアクセスする方法を紹介します。車でアクセスする場合、2通りのアクセス方法があります。詳しいルートと駐車場情報は下記で紹介します。車のナビでは迷ってしまうこともあるようなので、しっかり経路を確認してアクセスするようにしましょう。
沖ノ島までレンタサイクルを利用してアクセスすることもできます。海沿いの道をサイクリングしながら沖ノ島に向かうのも良いですね! 借りられる場所や利用方法は下記で紹介します。沖ノ島へのアクセス手段の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
沖ノ島へは、館山駅からタクシーでアクセスすることもできます。館山駅の西口でタクシーに乗車できたら、10分ほどで沖ノ島に到着できます。料金は1,500円程です。バス停から沖ノ島まで20〜30分歩くのが難しい方や、道に迷いそうで不安な方は、タクシーでのアクセスはいかがですか?
公共交通機関で沖ノ島にアクセスする場合は、JR内房線館山駅から向かいます。館山駅で下車したら、次は東口で日東バスに乗り換えます。館山航空隊行に乗ってください。終点で降りたら、徒歩20〜30分の場所に沖ノ島があります。
沖ノ島に車でアクセスする場合の経路の一つは、冨浦インターからのルートです。冨浦インターで降りたら国道127号線に出て直進、「南総文化ホール前」交差点を右折し、海沿いにある「北条海岸」交差点まで直進してください。信号を左折し、直進すると自衛隊基地前のT字路に出ますので、「自衛隊前」交差点を右折し、道なりに進むと沖ノ島へ到着します。
沖ノ島へは、城山公園・洲崎方面からも車でアクセスできます。
どちらの方面からアクセスする場合も、まずは「宮城」交差点を目指しましょう。城山公園から来た場合は「宮城」交差点を右折、洲崎方面からの場合は左折し、直進すると沖ノ島に到着します。「宮城」交差点までが迷うポイントなので、注意してくださいね。
車で沖ノ島へアクセスする場合、駐車場が気になりますよね。沖ノ島には、約400台分の駐車場が無料で解放されています。舗装されていないので、砂埃を立てないようにゆっくり走るようにしましょう。海水浴シーズンには、沖ノ島環境保全協力金というものを車一台1000円を目安に集めています。沖ノ島の豊かな自然を守るため、気持ちよく協力しましょう。また同時期は朝早くても満車ということもあるので、沖ノ島を訪れる際には注意が必要です。
沖ノ島へは、レンタサイクルを利用してアクセスすることもできます。
館山駅東口から徒歩1分のところにレンタサイクル館山店があります。取り扱う自転車は全て電動自転車で、予約も可能です。1時間の利用で300円、2時間以内の利用で500円、1日利用で1,500円とリーズナブルな料金設定。利用料金にプラス1,000円で各拠点への乗り捨てができます。館山駅からレンタサイクルで20〜30分ほどで沖ノ島にアクセスできます。
館山港の目の前にある釣り道具のレンタルショップです。釣り竿やバケツ、仕掛けなどの釣りに必要な道具を一式レンタルすることができるので、手ぶらで行っても海釣りをのんびり楽しめます。希望があれば簡単なレクチャーを受けることができるので、初心者の方も、子どもも安心して海釣りデビューできます。電車とバスでのアクセスが可能。無料駐車場があるので、車でのアクセスもできます。民宿やプリン屋さん、軽食屋さんが併設されていて、名物の自家製プリンと一緒に釣りを楽しむこともできます。沖ノ島でのレジャーと一緒にチャレンジしてみませんか?
海釣り体験@レンタル釣り竿 まるへい遊び隊
JA安房館野支店内で受付しているいちご狩りセンター。紅ほっぺや章姫、そのほかのいちごの食べ比べができます。入園は先着順、1,600〜2,000円の料金で30分食べ放題です。館山のいちごは毎年皇室へ献上されているほどの美味しさ。駐車場もあるので、車でのアクセスが可能。もちろん、公共交通機関でもアクセスできますよ。沖ノ島を訪れた際には、立ち寄ってみたいですね。
館山いちご狩りセンター
沖ノ島へのアクセス方法と、シュノーケリングスポットについて紹介しました。沖ノ島へはさまざまな交通手段があり、アクセス抜群です。公共交通機関、タクシー、車のほかに、館山駅からレンタサイクルでも沖ノ島へアクセスできるので、利用してみてくださいね。
シュノーケリングでは、黒潮の影響でたどり着いたサンゴやカラフルな熱帯魚、ほかにも多種多様な海の生き物を間近で見ることができます。沖ノ島を訪れた際には是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アクセス手段が豊富でシュノーケリングも楽しめる、自然の豊かさは国お墨付きの沖ノ島へ一度足を運んでみてくださいね!
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:小掠友紀乃