【中国地方・山口】瑠璃光寺五重塔周辺で訪れたいおすすめ観光スポット15選

2024/10/09

【中国地方・山口】瑠璃光寺五重塔周辺で訪れたいおすすめ観光スポット15選

山口県の瑠璃光寺五重塔は、その美しい姿で訪れる人々を魅了しており、周辺には、伝統的な寺院や美しい庭園、地元の特産品を味わえる市場など、歴史や自然を満喫できる魅力的な観光スポットがたくさんあります。また、周囲には自然の美しさを堪能できるハイキングコースや、温泉なども点在し、心身をリフレッシュするには最適のスポットです。そこで今回は、瑠璃光寺五重塔周辺で訪れるべき15の観光スポットを厳選し、その歴史と文化、自然の魅力を存分に楽しむためのガイドをお届けします。

瑠璃光寺五重塔の魅力からおさらい

瑠璃光寺五重塔

山口市に位置する歴史的な寺院で、特に五重塔が有名な「瑠璃光寺」。五重塔は、応永4(1397)年に創建され、日本三名塔の一つに数えられる美しい建築物です。塔は約31メートルの高さを誇り、細部にわたる精巧な彫刻や、四季折々の自然と調和した景観が特徴です。境内には静かな庭園もあり、散策しながら心を落ち着けることができます。秋には紅葉が美しく、四季折々の風景が楽しめるため、多くの観光客や写真愛好者に人気です。瑠璃光寺は、日本の伝統的な美を堪能できるおすすめの観光スポットです。

※こちらの情報は2024年10月時点のものです。実際に訪れる前に各施設の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

瑠璃光寺五重塔の歴史

瑠璃光寺五重塔

瑠璃光寺五重塔は、応永6(1399)年、応永の乱で戦死した大内義弘の菩提を弔うため、弟の盛見が建立を計画し、嘉吉2(1422)年に竣工しました。この塔は、和様と唐様が融合した美しいデザインが特徴で、高さ31メートルを誇り、仏教の教えを象徴し、地域の人々に信仰の場として親しまれてきました。周囲の自然と調和し、四季折々の美しさを楽しむことができる名所としても知られています。

国宝に指定された日本三名塔のひとつ瑠璃光寺五重塔

瑠璃光寺五重塔

国宝瑠璃光寺五重塔は、山口市にある歴史的な塔で、日本三名塔の一つとして知られています。応永4(1397)年に創建され、約31メートルの高さを誇る塔は、各層の屋根が美しく反り上がった精緻な木造建築。塔の内部には、仏像や仏教的な装飾が施され、古代の建築技術や美術が堪能できます。周囲の自然と調和しており、四季折々の風景が塔を引き立て訪れる人々に深い感動を与えます。国宝に指定されている瑠璃光寺五重塔は、日本の文化遺産として貴重な存在の観光スポットです。

長州苑

山口観光をサポートする特産品販売や伝統工芸品作り、食事処施設

「長州苑」は、日本三名塔のひとつ、国宝「瑠璃光寺五重塔」の門前、JR山口駅から車で約10分の距離にあります。山口県の特産品やお土産品の販売、人形の絵付けや和紙を使ったタペストリーなど伝統工芸品作りの体験、地元食材を使った「香山」や「5縁CAFE」などの食事処などがあり、山口観光の際には、ぜひとも立ち寄りたい施設です。

山口らしさを感じられるオリジナルメニュー

五重塔の「5(go)」と、人とつながる「縁(en)」という言葉を込めた「5縁CAFE」では、オリジナル名物の「飲む外郎(ういろう)」や、「大内人形焼」「秋川牧園の牛乳ソフトクリーム」など、山口らしさを感じられるオリジナルメニューが勢揃い。また、食事処「香山」では、本物の瓦で茶そばを焼いた山口名物「瓦そば」や特製ダシの「鴨南蛮そば」、「ごぼう麺」「かつ丼」「牛すじ黒カレー」などのボリューム感あるメニューが揃っています。

一の坂川

山口市内を流れる四季折々の風景が楽しめる川

一の坂川は、山口市内中心部を南北に流れる美しい川で、春には桜が咲き誇り、初夏はゲンジホタルが舞う四季折々の風景が楽しめる観光スポットです。また、川沿いには古民家を改装した店も点在し、まち歩きが楽しめます。

香山公園

自然と歴史が融合した心安らぐ公園

香山公園は、市内中心部JR山口駅から北へ車で約6分の場所にある国宝瑠璃光寺五重塔を中心にした公園春の桜や秋の紅葉がおすすめの名所です。園内には、倒幕の密議が行われた枕流亭や明治維新期の長州藩主毛利敬親が建てた茶室・露山堂などの明治維新を語るうえで重要な史跡が点在しています。

山口県立美術館

定期的な特別展や郷土作家の作品を収蔵

JR山口駅より徒歩約15分の場所にある「山口県立美術館」では、定期的な特別展や郷土作家の作品を中心に収蔵しています。また、雪舟と雲谷派や狩野芳崖、香月泰男、松田正平らの作品を年数回のコレクション展で鑑賞することができます。

枕流亭

写真提供:山口市教育委員会

歴史を動かした明治維新の遺構

「枕流亭」は、慶応3(1867)年9月に薩摩藩の重臣であった小松帯刀、西郷隆盛らが山口を訪れ、長州藩の木戸孝允、広沢真臣らと幕末薩長連合を推進するために会見し、倒幕挙兵について協議したと伝わる場所です。その後何度か移築され、昭和35年に修理されて現在の場所に移築されました。

洞春寺

幕末明治維新の歴史舞台となった寺院

元亀3(1572)年の春に、毛利元就の菩提寺として、安芸国吉田城内に創建され、幕末の頃に萩市から現在の山口市水の上町に移されました。山門と境内にある観音堂は、国の重要文化財に指定されています。一重階裳付入母屋造りの唐様の建物で、外部下層の化粧板軒は、全国的にも例の少ないめずらしいものと言われています。奇兵隊の屯所や毛利敬親の仮寓所など、明治維新の舞台ともなった洞春寺では、座禅体験もできます。

のむら美術館

山口県ゆかりの作品数百点を常時展示

「のむら美術館」は、山口市水の上町の洞春寺境内にある美術館です。山口市内で酒造業を営んでいた野村益治氏が生涯を通じて収集した書・画・茶道具類数百点を常時展示。山口に関係の深い書・書簡文、絵画、掛け軸、屏風などのほか、道具類では、足利時代の芦屋釜や抹茶、煎茶の茶道具、そのほか古美術品などを所蔵しており、どれも歴史を物語る貴重な展示品となっています。

山口県政資料館

西洋様式と和様式が融合した貴重な大正建築物

山口県政資料館は、山口県の歴史や政治に関する貴重な資料を展示する施設です。明治維新から現代に至るまでの県政の歩みを振り返ることができ、県の重要な政策や出来事に関する展示が充実しています。特に、歴代の知事に関する資料や、県内の発展を支えたさまざまな事業の成果が紹介されています。

大正2(1913)年に起工し、大正5(1916)年に完成。西洋の近代的な建築様式と伝統的な和様式が融合した大正建築の枠を集めた貴重な建築物として、昭和58(1983)年12月28日に国の重要文化財に指定されています。

雲谷庵跡

中世の画聖雪舟が創作活動を行ったアトリエ

天花七尾山の南麓にある「雲谷庵跡」は、中世の画聖雪舟が明(中国)から帰国した後、永正3(1506)年に没するまで創作活動を行ったとされるアトリエです。現在の建物は、明治17(1884)年に復元されたもので、昭和57(1982)年に山口市史跡に指定されました。

旧山口藩庁門

山口藩の中心地に位置する歴史的建造物

旧山口藩庁門は、江戸時代に山口藩の中心地として栄えた場所に位置する歴史的な建造物です。藩庁の門としての役割を果たしていたこの門は、重厚な木造構造と精緻な彫刻が特徴で、藩の威信を象徴しています。毛利敬親が幕末の文久3(1863)年12月に一露山の麓、今の県庁の位置に藩庁の移転を計画し、明治3(1870)年に竣工しました。この門はその藩庁の正門で、脇門付薬医門で、切妻造り、平入り、本瓦葺きで、山口県の重要文化財に指定されています。

周囲の景観とも調和し、訪れる人々に歴史の深さを感じさせるこの場所は、山口市の観光名所の一つとなっています。歴史好きにはたまらないスポットであり、当時の藩士たちの足跡を辿ることができます。

八坂神社

優雅で変化に富んだ蛙股を用いた三間社流造りの神社

山口市上竪小路にある「八坂神社」は、三間社流造りの神社建築で、檜皮葺の屋根と本殿四囲及び向拝には、ほかに類を見ない“めずらしい図柄、花や果物、雲”などが彫刻された、13個の優雅で変化に富んだ「蛙股」が用いられています。南北朝時代、西日本の守護大名として勢力を持っていた大内氏24代当主の大内弘世が、応安3(1370)年に京都の祇園社から勧請した神社で、現在の本殿は、室町時代後期から戦国時代にかけての周防(山口)の戦国大名、大内義興が再建したものです。また、八坂神社の祭礼は、山口祇園祭として山口三大祭りに数えられるほどの盛大な祭りです。

河村写真館

写真提供:山口市教育委員会

写真提供:山口市教育委員会

写真提供:山口市教育委員会

写真提供:山口市教育委員会

写真提供:山口市教育委員会

ノスタルジックな洋風外観をした写真館

ノスタルジックな洋風外観をした「河村写真館」は、諸説あり正確な年代は不明ですが、明治20(1887)年前後に旧士族の松原繁が写真館として建築したと考えられており、地方における市民生活の近代化を象徴する貴重な建築物です。木造瓦葺の擬洋風建築で、2階北側に手すり子を巡らせた3連続アーチのベランダを持ち、2階上には塔屋を載せています。また、外観が下見板張り、左右対称の縦長窓、窓枠に鎧戸の痕跡が残るなど、外見上明治初期の居留地の洋風建築に通じる特色を持っています。

山口県立山口博物館

7つの分野で校正される多彩な展示

山口県立山口博物館は、天文、地学、植物、動物、考古、歴史、理工の7分野を有する総合博物館です。明治45(1912)年に防長教育博物館として発足し、大正6(1917)年に山口県県立教育博物館として現在の地に開設。以来、戦後の変遷を経て自然・人文・理工部門を合わせ持つ総合博物館となり、昭和42(1967)年に現在の建物に改築され、特色ある地方博物館として親しまれています。

山口市歴史民俗資料館

写真提供:山口市教育委員会

先人の文化を後世に伝える資料館

山口市歴史民俗資料館は、山口市の豊かな歴史と民俗、考古に関する資料を展示しています。地域の古代から近代までの貴重な歴史・民俗資料が展示されており、山口の歴史と文化を体感できます。特に、西国一ともうたわれた大内氏の関係資料や、国の重要文化財である今八幡宮の鰐口などは必見です。

また、定期的に開催される企画展やファミリーデーでは、地域の歴史や伝統について学ぶことができ、子どもから大人まで楽しめる内容が盛りだくさんです。歴史を通じて地域の魅力を再発見し、訪れる人々に感動を与えるこの資料館で、山口の歴史に触れてみてください。

龍福寺

歴史と自然の美しさが調和した寺院

龍福寺境内には、美しい庭園や本堂、鐘楼、静寂に包まれた癒やしの空間が広がり、四季折々の風景が楽しめます。特に秋になると、参道の両側にある赤の紅葉と境内にある黄色の大イチョウの色彩が見事に調和し、訪れる人々に心の安らぎを提供します。また、境内には資料館があり、大内義隆画像などをはじめ、貴重な資料が展示されています。

周辺の名所も一緒に楽しもう♪

瑠璃光寺五重塔の夜景

瑠璃光寺五重塔は、その美しい姿と歴史的な価値で訪れる人々を魅了しますが、周辺にも素晴らしい名所が点在しています。まずは、瑠璃光寺の境内に広がる静寂な庭園を散策し、四季折々の自然を楽しむのがおすすめです。また、近くの阿弥陀寺では、荘厳な仏像や美しい庭を堪能できます。さらに、地元の美味しい料理を味わえる食事処も豊富にあります。五重塔を訪れた後は、ぜひ周囲の名所にも足を運び、歴史と文化に触れるひと時を過ごしてみてください。心温まる思い出がきっとあなたを待っています。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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