2024/11/19
福島県会津エリアにある「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」は、2014年10月にオープンし、今年で10周年。会津エリアの特産品やグルメが揃い、地元の人からはもちろん、観光客も多く訪れます。今回は旅色の地域プロデューサー・小橋が徹底調査。伝統工芸品で歴史や文化を感じたり、会津グルメや地元で人気のジェラートを食べたりと、思う存分満喫した様子をレポートします。
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「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」は別名「会津のへそ」といわれ、福島県湯川村と会津坂下町の2つの自治体を繋いでいます。まちを超えて、自治体が共同で整備している全国でも珍しい道の駅です。
会津若松ICから車で15分ほどの場所にあり、農家レストランや花・農産物売り場、物産コーナーなどが立ち並びます。会津エリアの魅力を一気に楽しめることから、地元民はもちろん、県内外からもお客さんがきていて、わたしが訪れた平日も賑わっていました。
「農産物マーケット」には、湯川村をはじめ、会津坂下町や喜多方市、会津若松市などの農産物がずらり! 会津ならではの野菜や生産者が見えるからこその安心安全な食材が手に入ります。14時ごろに訪れましたが、すでに売り切れているものもちらほら。旬の食材が何か気になる方は、公式HPで「今旬! おすすめ農産物・ちょっと先取り野菜」を発信しているのでチェックしてみてください。
また「農家レストラン くうべえる」では、「農産物マーケット」に並ぶ旬の野菜を使った料理をいただくことも!
ほかに、お菓子やジュースなどもありますが、特に気になったのは「お漬物」。無類の漬物好きのわたしがテンション上がるほどの種類豊富に並んでいました。「お父さんにはこれ、お母さんにはこれ、おばあちゃんにはこれ」なんて、好みに合わせたものを手に取るうちに、いつの間にかかごはいっぱい。
伝統食品や工芸品が並び、商品吟味していると、会津の歴史や文化を感じることができます。目を引いたのは、農作業着として愛用されてきた「会津木綿」。丈夫な生地が日々動き回る人々に愛されてきましたが、現在では縞模様と多様な色遣いのかわいらしさから、おしゃれアイテムとなっています。「あいづ物産館」では、小物やエプロンなどが販売されていました。お土産としても喜ばれること間違いなし!
会津地方のグルメがまるっと味わえるフードコート「会津食のブランド館」。プロデュースしたのは会津で生まれ、ご当地グルメを数多く手掛ける佐藤正彦氏。訪れた人が気軽に会津グルメを味わえるようにと、種類豊富にリーズナブルな価格で提供しています。ここにくれば会津グルメを制覇できてしまうのです!
わたしは「西会津味噌ラーメン」を食べました。佐藤氏が手掛けたご当地グルメの一つで、「第2回福島うまいもんNo.1決定戦」で優勝しています。たっぷりのもやしとネギ、にんじんがのっていて、見た目からドーンというインパクトが。喜多方市にある五十嵐製麺がつくる中太ちぢれ麺は濃厚なスープによく絡み、もちもち食べ応え抜群です。スープはとても濃厚で、しっかりした味わい。思わず完飲しそうになるほどの癖になるおいしさです。
「西会津味噌ラーメン」は、醤油ベースの「喜多方ラーメン」、塩ベースの「北塩原山塩ラーメン」とあわせて会津3大ラーメンと呼ばれています。各1食、3食入った「会津三大ラーメン」は道の駅あいづ 湯川・会津坂下のオリジナル商品で、「あいづ物産館」でお土産として大人気。
ほかにも、「会津Theカリー」や「会津ソースかつ丼」など子どもから大人まで幅広い世代から人気のメニューが揃っています。
毎日地元の食材を使って作られる自家製ジェラートの店「12か月のジェラート」。会津の恵みへの恩返しをコンセプトに1年間手間ひまかけて育てられた野菜と果物を使っています。道の駅あいづでは常時14種類ほどのフレーバーを楽しむことができ、食べにくる方を悩ませています。
5分ほどショーケースの前に張り付いて悩みましたが絞り切れず、今回は「いちごのほっぺ」と「マンゴー」の2種類をチョイスしました(なかなか注文できずにいるわたしに、にこにこと優しく待っていてくれた店員さん、ありがとうございます!)。素材のうまみを直に感じ、それでいてなめらかな口当たりでランチを食べた後でお腹いっぱいのはずなのに、きづいたらペロリ。暑さが厳しくなってくる今の時期にぴったりで、口の中に入れると幸せが広がりました。フルーツや野菜がたっぷりでアイスクリームに比べてヘルシーなところも嬉しい。
お土産コーナーには、系列の「焼き菓子のお菓子工房 domille(ドゥミール)」の焼き菓子やシフォンケーキが並んでいるので必見です!
道の駅あいづ 湯川・会津坂下は、お腹も心も満たされる充実した場所でした。特にグルメメニューが豊富で、もっと胃袋が大きければ、食べたいものもたくさんあったのに……。ぜひ家族やお友達を誘って、シェアして食べることをおすすめします!
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修: 旅色 地域プロデューサー
ライター:小橋
道の駅あいづ 湯川・会津坂下