【鎌倉駅周辺】体験工房はせ陶で手びねり体験!陶芸初心者が感じた粘土の奥深さ
おおもりおおもり

神奈川県

職場・同僚 / 30代 / 行った時期:11月

2023/12/27

【鎌倉駅周辺】体験工房はせ陶で手びねり体験!陶芸初心者が感じた粘土の奥深さ

お皿やグラスなど陶芸品は私たちにとって身近なアイテムの一つです。ただ、実際に自分で作品を作ったことがある人はそれほど多くはないのではないでしょうか。
今回は、江ノ島電鉄長谷駅から徒歩約3分に位置する“体験工房 はせ陶”にて人生初めての陶芸体験をしてきましたので、その様子や魅力をお伝えしていきます。

体験するコースは“手びねり”

一般的に陶芸というと電動ろくろを思い浮かべる方が大多数かと思います。
今回私が体験したのは小型のろくろを使って作品を作る“手びねり”
電動と違い自分の手でろくろを回していくためマイペースに作品が作れ、初心者の方でもチャレンジしやすい体験プランとなっています。
※手びねり体験料金:7,480円~/一人
※キャンセル料:前日 予約料金の50%、当日・無断キャンセル 予約料金の100%

自分の好きな作品を作れるということで、今回の体験ではロックグラスを作りました。
この記事では、手びねりを体験して作品ができるまでの工程を詳しく紹介していきます。
(体験工房 はせ陶については今回一緒に陶芸づくりを体験してきたいたがきさんの記事で詳しく紹介しています。)

粘土をろくろに固定

タオルで包まれた粘土

ろくろに固定した泥団子

タオルで包まれた粘土

ろくろに固定した泥団子

今回は1kgほどの泥を使って作品を作っていきます。
合計2つまで作ることができ、まるまる一つ泥を使って大きい作品を作ることもできます。
また、完成までの工程(乾燥・本焼き)で収縮するため、イメージより少し大きめに作ることが理想です。
今回はロックグラスを2つ作ることにしました。

まずは、タオルに包まった泥を約300g~400gほど手に取り、泥団子を作っていきます。
手のひらでキャッチボールをするように、最初は強めに投げ、徐々に力を抜いて丸めていきます。
綺麗な丸になったらろくろに接着。
接着する際は上から押しつぶすのではなく、粘土の側面に触れて下方向に少し押しながら着けていき、写真のようなカマクラ型を作っていきます。

粘土の中心に穴を作る

粘土にあけた穴

ろくろにしっかり泥がくっついたら両手の親指で泥を押し、泥の中心に穴を空けていきます。
この時ろくろは回すというよりも、押した力で自然と回るくらいのイメージ。
だんだんと深い穴にしたあとは、針を穴の底に刺し底の厚さ決めます。
泥にどれだけ針が埋まるか確認し、薄すぎるとペラペラになってしまうので、だいたい7mm~9mmになるように調整します。(7mm~9mmは基準値で、それより薄いのがNGなわけではありません。)

外壁を薄くしていく

外壁を薄くする様子

側面の泥が厚い状態なので、指でつまみ薄くしていきます
泥が均等の薄さになったらコテを使って穴の中の凹凸をなくし、形を整えていきます。

次に、飲み口の高さが均等になるようにピアノ線を用いて泥を切り落としていきます。(不揃いがいいという方はその限りではありません。)
切り落とした後に飲み口に角ができてしまうため、指でつまみ角を丸めます。
最後に水に浸したセーム革を飲み口に滑らせ、丸みを帯びた飲みやすい形状に仕上げます。

ろくろと作品を切り離す

ナイフを使って周囲に溝を作る

糸を使って作品をろくろから切り離す

ナイフを使って周囲に溝を作る

糸を使って作品をろくろから切り離す

納得のいく形に定まったらナイフと糸を使ってろくろから作品を切り離していきます。
まず、ナイフで周囲に溝を作り、出来た溝に沿って糸をあてます。
糸が浮くと底が薄く切り離されてしまうため、要注意。ろくろを少しずつ回し、慎重に切り離します。

切り離した作品の裏にサインをする

作品の裏にサイン

切り離した作品にサインをします。
私はシンプルにローマ字で名字を刻みました。
オリジナルのサインがある方はぜひ刻んでみてください。

白い泥で装飾を施していく

白い泥で装飾

色付け完了

白い泥で装飾

色付け完了

作品の裏にサインをした後は刷毛を使い側面に装飾用の白い泥を塗っていきます。
ササっと塗るとムラができる可能性大なので、多めに泥を乗せ、広げていくイメージ
お好みで箒や櫛を使い、模様をつけたら完成。一つは泥を多めに塗り、もう一つは泥を少なめに塗りました。
ちなみに、泥をつけなかった部分は緑色に焼きあがります。緑色のほうがイメージとあう場合は白い泥を塗らなくてもOKです。
あとは焼き上がりを待つだけ。どんな作品になるのか楽しみです!

完成品!

ロックグラス 完成品

体験日からおよそ1カ月ほどで完成品が届きました! 小さくなることを逆算して作ったため、ちょうどいいサイズ。装飾用の白い泥が良い味を出しています。
何も塗らなくても十分様になるので、装飾なしで泥本来の色で完成させてもいいかもしれないです。
作業工程を思い出しながら好みの焼酎をロックでいただきたいと思います!

おわりに

人生ではじめての陶芸体験で、うまく作品が作れるか不安でしたが、代表の夏川さんに丁寧にレクチャーしていただき、イメージ通りの作品に仕上げることができました。
陶芸には自分のアイデアを形にする面白さが詰まっているように感じ、作品が生まれる過程に満足感を覚えることができます。
江ノ電長谷駅から徒歩約3分とアクセスも良好なため、鎌倉周辺を観光する予定がある方は、思い出作りにぜひ立ち寄ってみてください!

旅色編集部 おおもり

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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