おすすめの名古屋グルメを紹介!名古屋で美味しいものを堪能する旅行プラン10選

更新日:2024/12/27

おすすめの名古屋グルメを紹介!名古屋で美味しいものを堪能する旅行プラン10選

名古屋といえば味噌を使った独自の食文化が発展し、味噌カツや味噌煮込みうどんといったグルメが有名。ほかにも、ひつまぶしや手羽先など食欲をそそる名物が豊富で、美味しいものには事欠きません。市内には名古屋城などの名所も充実し、観光もバッチリ。中部国際空港(セントレア)から中心地の名古屋駅までは、電車で最短約30分とアクセスも良好です。今回は、そんな名古屋の美味しいものを満喫する10のプランをご紹介。この記事を参考に、“なごやめし”を思う存分堪能する旅に出かけてみませんか?

① 【矢場とん 名古屋城金シャチ横丁店・山本屋本店 栄店】これぞ、なごやめし! 味噌を使った二大グルメ

名古屋名物といえば、味噌カツが有名ですよね。「ジブリパーク」などの名所を観光するプランからご紹介するのは、味噌カツ専門店「矢場とん」。昭和22(1947)年創業のお店です。名古屋城金シャチ横丁店は、名古屋城下に広がるグルメゾーン「金シャチ横丁」にあります。南九州産の豚肉を中心に使用したカツは、柔らかい食感が特徴。そこに、天然醸造の豆味噌を1年半熟成させて作る門外不出のオリジナル味噌ダレがたっぷりとかけられ、ご飯と相性抜群です。また、通常のロースとんかつの約2倍の大きさがある「わらじとんかつ」は、ボリューム満点で一度は味わってもらいたい一品。60年以上も愛される自慢の味を、ぜひご賞味あれ!

味噌料理が盛んな名古屋といえば、味噌煮込みうどんも名物のひとつ。味噌煮込みうどん専門店の「山本屋本店 栄店」は、なんと明治40(1907)年創業の老舗。創業から110年以上経つ今でも、当時の味を守り続けています。そこまで長く愛されているのは、やはりこだわりが詰まったうどんの美味しさが理由。メインの生麺には厳選した小麦粉を使用し、熟練の職人が季節や天候まで計算して作っているため、シコシコとした独特のコシがあります。また、この店には、スープに使うかつお節専門の職人が在籍。職人の手によって選び抜かれたかつお節のダシに、独自ブレンドの味みそを合わせて、こだわりのスープが完成します。このスープが麺によく絡み、嚙めば嚙むほど旨味が口の中に広がる美味しさ。アツアツのうどんを土鍋のフタに取り分けて、ふうふう冷ましながらいただいて。

②【喫茶まつば・地雷也 徳川本店】王道モーニングのあとは有名店の天むすを

名古屋はモーニング文化発祥の地としても有名です。名古屋を自転車で観光するプランには「喫茶まつば」が登場します。こちらは、名古屋で現存する喫茶店では一番古いお店。昭和8(1933)年に創業し、2018年にリニューアルしました。ここのモーニングはザ・王道といえる内容。トーストとゆで卵のほかに、ポテトサラダ・小倉あん・ジャムの中から好きなメニューをひとつ選ぶことができます。せっかくなら、定番の小倉あんをチョイスするのがおすすめ。あんこの優しい甘さが、眠気の残る頭を目覚めさせてくれます。また、コーヒーをいれる3代目マスターは、コーヒーマイスターの資格保持者。焙煎からこだわった自慢のコーヒーもじっくり味わってみてください。

続いてご紹介する「地雷也(じらいや) 徳川本店」は、名古屋名物・天むすを販売する2大ブランドの一角を担う有名店。ここの天むすは、食べやすいサイズのおにぎりから大ぶりのエビ天が覗いているのが特徴です。エビ天には醤油の味がしっかりと付いていて、おにぎりと相性抜群。白米・黒米・高菜の3種類があり、好みで選べるのも嬉しいポイントです。おすすめは「高菜天むす」。ほかではあまり見かけないので、この機会にぜひ。昔ながらの天然の竹の皮に包まれて販売されていて、遠足などお出かけのお弁当にぴったりですよ。

③ 【加藤珈琲店・珈琲ぶりこ・コーヒーハウス かこ 花車本店】違いを楽しむ喫茶めぐり

1泊2日で名古屋の魅力を満喫するプランからは、3軒の喫茶店をご紹介。まずは「加藤珈琲店」から。こちらは、スペシャルティコーヒー豆の専門店で、世界中からさまざまなコーヒー豆を買い付けています。特に「カップオブエクセレンス」と呼ばれる豆を、世界トップクラスの量で取り扱っていることで有名です。カップオブエクセレンスとは、厳しい審査をくぐり抜けた、ほんの一握りの豆にだけに与えられる栄誉ある称号のこと。ここでは、そんな上質なコーヒーをモーニングで気軽に味わえます。王道のトーストや食べ応えたっぷりのジャーマンドッグなど、軽食メニューも充実。行列のできる人気店のため、訪れるならお早めに。

かつて呉服屋だった築約70年の町屋を改装した「珈琲ぶりこ」。昔懐かしいレトロな外観が目印の人気店です。店内も昔の間取りをそのままに、ノスタルジーを感じられる雰囲気。1階がテーブル席、2階がソファ席になっています。そんな風情たっぷりの場所で味わえるのが、ここにしかない創作なごやめしです。うなぎの代わりに豚角煮を使った「自家製豚角煮のひつまぶし」は、3日間かけて煮込んだ角煮をご飯にたっぷり乗せた豪華な一品。一杯目はそのままで、二杯目は薬味を乗せて。最後はほうじ茶仕立てのダシをかけて、お茶漬けスタイルでどうぞ。ほかにもオリジナルメニューやスイーツがたくさん揃い、ゆっくり楽しみたいお店です。

落ち着いたレトロ調の「コーヒーハウス かこ 花車本店」は、昭和47(1972)年創業の老舗。看板メニューの「シャンティールージュスペシャル」は、4つに切り分けた厚切りトーストの上に、あんこ・クリーム・自家製フルーツジャムを乗せたスイーツライクなメニュー。しかも、このジャムはすべて違う味。見た目も可愛らしく、SNSでも人気です。モーニングで楽しめますが、それ以外の時間帯でも単品注文できるのが嬉しいポイント。自家焙煎のコーヒーとの相性も抜群で、味のある店内の雰囲気と同じように、じっくり味わいながら堪能してはいかが?

④ 【四代目 一八 きしめん 金山店】こんなにリーズナブルでいいの!? 110年以上愛される老舗のきしめん

名古屋駅から1駅隣の金山駅周辺を巡るプランからは「四代目 一八 きしめん 金山店」をご紹介。金山駅から徒歩約5分とアクセス良好です。こちらは明治43(1910)年創業の老舗きしめん店で、たまり醤油とムロアジのダシをブレンドしたオリジナルのつゆが絶品。平たくコシのある麺によく絡み、しっかりした味わいが楽しめます。しかも、金額はかなりリーズナブル。セルフ形式なので、肩ひじ張らずに気軽に味わえますよ。110年以上も続く伝統の美味しさを、堪能してみてはいかがですか?

⑤ 【むかしや】名古屋コーチンを思う存分堪能するならここ!

名古屋で地鶏といえば、やはり名古屋コーチン。プリっとした弾力とコクのある味わいが特徴です。そんな名古屋コーチンを堪能できるお店が「むかしや」。「東山動物園」や野球観戦を楽しむプランからご紹介します。「むかしや」では、焼き鳥や刺身に鍋など、さまざまな形で名古屋コーチン独特の旨味を味わえます。味の違いを感じるなら、手羽先でいただくのがおすすめ。手づかみでかぶりついて、口の中に広がる美味しさを思う存分感じてください。全国各地の地酒が多数取り揃えられているので、名古屋コーチンを肴に飲み比べてみるのも良し! 昭和と平成が融合したレトロチックな店内で、ゆっくり楽しみましょう。

⑥ 【風来坊 名駅5丁目店・Cafe gentiane】名古屋名物・手羽先唐揚げの元祖

続いてのグルメは、推し活やライブ前の観光を楽しむプランから。「風来坊」は元祖手羽先唐揚げの専門店。名駅5丁目店は地下鉄・国際センター駅から徒歩約5分と、アクセスしやすいのが魅力。こちらの手羽先唐揚げは、手羽唐を甘辛い熟成タレに漬けこむのではなく、まんべんなく塗って提供しているのが特徴です。だからこそ、二度揚げした表面のパリッとした食感が損なわれることなく生きています。さらに、まぶされた白ゴマで香ばしさが加わり、もうたまりません! クセになる美味しさに、食べる手が止まらなくなりますよ。「手羽ギョウザ」や「もも焼」といった、ほかのメニューもご賞味あれ。

手羽先でお腹を満たしたあとにスイーツはいかが? 「Cafe gentiane(カフェ ジャンシアーヌ)」は、ふるふる食感で有名な人気スイーツ「ぴよりん」を味わえるカフェ。名古屋コーチンの卵を使ったプリンをババロアで包んだ「ぴよりん」は、ひよこ姿の見た目もキュート! 衝撃に弱く、テイクアウトすると家に着いた時には無残に崩れていることが多いのですが、店内でイートインすればその心配も無し。愛嬌たっぷりの完璧な「ぴよりん」を味わえますよ。モーニングなら、さらにトースト・サラダ・ゆで卵がセットに。朝から癒やされてみませんか?

⑦ 【コンパル 大須本店・うなぎ家 しば福や・萬珍軒】ジャンル違いのなごやめしを食べ比べ!

日帰りでなごやめしを食べ歩くプランからは3つのグルメをご紹介。名古屋市内に複数店舗を展開している「コンパル 大須本店」は、エビフライサンドが看板メニュー。名古屋名物・エビフライをサンドしたもので、贅沢に3本のエビフライを使い、フワフワの玉子とキャベツも一緒に入っています。味の決め手は、カツソースとタルタルソースのダブルソース! オリジナルレシピなので、ほかでは味わえませんよ。また「みそカツサンド」や「コーチン玉子サンド」といった名古屋らしいメニューもあるのでお試しを。テイクアウトも可能です。

「うなぎ家 しば福や」は、創業25年でミシュランに掲載された名店「うな富士」で修業を積んだオーナーによるうなぎ専門店。実家がうなぎの養殖家ということもあり、確かな目で厳選されたうなぎを味わえます。外はカリッと、中はふわっと、熟練の技で絶妙に焼き上げられたうなぎは絶品。定番のうな重やご膳もいいですが、せっかくなら名古屋名物のひつまぶしで味わってはいかがでしょう? 最初はそのまま、次は薬味と一緒に。最後はダシをかけてお茶漬けにと、3通りの食べ方で堪能できますよ。また、メニューには、ひつまぶしとうな丼を同時に楽しめる「まぶしば丼」も。迷ったら、こちらをチョイスするのもおすすめです。

名古屋の隠れご当地麺として注目を集めている「玉子とじラーメン」。その発祥といわれているのが「萬珍軒(まんちんけん)」です。玉子とじラーメンとは、スープに玉子が溶け込んだラーメンのこと。あっさりした鶏ガラベースのスープで、トロっとしたとろみがあるのが特徴です。同店は特注の極細麺を使い、スープがよく絡みます。名古屋コーチンの鶏ガラと豚骨を長時間煮込んで作ったスープは旨味たっぷりで、マイルドな味わい。40年以上前の屋台時代から続く味とあって、ファンも多い一杯です。

⑧ 【うな幸】大人数スタイルの迫力あるひつまぶしも。上質なうなぎを味わえる名店

家族で日帰り名古屋旅行なら、こちらのプランがおすすめ。「うな幸」は、県内産のうなぎを中心に提供するうなぎ店です。備長炭で焼き上げられた最上級のうなぎは、香ばしくふっくらとした仕上がり。名物のひつまぶしで、たっぷりと味わってみては? 薬味や小鉢、香の物、吸物のほか、サービスで茶碗蒸しも付いてきます。大人数で訪れる場合は、取り分けスタイルの「大まぶし」がおすすめ。ビッグサイズのどんぶりに、人数分のうなぎがドンと乗せられて迫力満点。大葉や柚子が香り立つ「白ひつまぶし」も人気ですよ。

⑨ 【昔の矢場とん、天むす屋 鬼天】昭和レトロな店内で味わう味噌おでん&新世代のユニークな天むす

名古屋を食べ歩きデートするプランからご紹介するのは2つのグルメスポット。1つ目の「昔の矢場とん」は、前述した味噌カツ専門店「矢場とん」の別業態となる店。創業当時の雰囲気がコンセプトで、昭和レトロな大衆酒場をイメージした内装に注目です。通常の矢場とんで提供されている味噌カツはメニューに無く、代わりにロース串カツやコロッケなど、昔ながらの居酒屋メニューが充実しています。なかでもおすすめは、秘伝の味噌ダレで/と煮込んだ「みそおでん」。豚角煮や大根といった具に、タレがよく染み込んでいます。しっかりとした味付けに、お酒がグイグイ進みますよ。

2022年にオープンした「天むす屋 鬼天」は、名古屋名物・天むすのビジュアルを進化させた次世代の天むす専門店。具材のエビ天を鬼の角に見立てており、おにぎりの先から大きく飛び出した天ぷらが特徴的です。おにぎりはピンポン玉くらいのひとくちサイズで、コロンとした可愛らしい見た目。冷めても美味しく食べられるように米の種類にもこだわっていて、数十種類以上から厳選したものをブレンドしています。別売りのダシをかけてお茶漬けにするのもおすすめ。エビ天以外に「とり天」や「うめ干し」といった変わり種も多いので、食べ比べてお気に入りを見つけてみては?

⑩ 【あつた蓬莱軒 本店】ひつまぶし発祥の店で150年以上変わらない伝統の味を

「名古屋港水族館」をメインに家族旅行を楽しむプランからは、明治6(1873)年創業の「あつた蓬莱軒 本店」をご紹介。名古屋名物として有名なひつまぶしは、この店で誕生したといわれています。出前が多かった創業当時、回収の度に器が割れることに困った店主と女中頭が木製のおひつを考案。人数分のうな丼を用意した際、ご飯が残らないようにうなぎを細かく切ってご飯に混ぜて(まぶして)提供したことが“ひつまぶし”の由来なのだとか。味の決め手となるタレは、創業以来ずっと継ぎ足しながら使っている秘伝のもの。備長炭で香ばしく焼き上げたうなぎにタレがよく染み込み、ご飯との相性抜群です。150年以上愛されてきた変わらない美味しさを、ぜひ口いっぱいに堪能してくださいね。

独自の食文化が花開くなごやめしを食べ尽くそう!

ここまで名古屋のグルメをご紹介してきましたが、いかがでしたか? 味噌カツや味噌煮込みうどんといった味噌料理に、モーニングや天むすなど、名古屋グルメはバラエティに富んでいます。あれこれ食べ歩きながらついでに観光も楽しんで、なごやめしを満喫してくださいね。

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旅色編集部 まつばやし

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記事企画・監修:旅色編集部 まつばやし