【広島観光情報】海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)周辺のおすすめスポット10選
2024/12/16
2024/02/28
広島といえば、その歴史的背景や平和都市としての象徴的な存在感がありますが、春になると別の顔を見せます。広島の桜の名所は、その豊かな自然と絶妙なロケーション、公園や山々、河畔など、多様な景観で訪れる人々を魅了します。開花時期は主に3月下旬から4月上旬にかけてで、この期間、広島は暖かなピンク色に包まれます。お花見の際は、地元のマナーを守り、ゴミは持ち帰る、静かに楽しむなど、周りの人々への配慮も忘れずに。また、広島の春は日中と夜間の気温差があるため、快適に過ごすための準備として、防寒対策ができる服装やレジャーシート、飲食物など、お花見に必要な持ち物を用意していきましょう。今回、広島が誇る桜の名所13選をご紹介します。美しい桜の下で、春の訪れを感じる特別な時間をお過ごしください。
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山陽本線尾道駅の北側に位置する標高144.2mの千光寺山。その小高い山の山頂から中腹にかけて広がる緑豊かな公園です。園内には季節の訪れる告げる花々咲き、特に春の桜は「さくら名所100選」に選ばれるほどの美しさ。初夏にはツツジや紫とピンクが美しいフジが咲き誇り園内は彩り豊かに染まる。
千光寺公園
人類初の原子爆弾が投下された街“広島”。昭和20(1945)年8月6日午前8時15分に起きた悲惨な戦の爪痕が今も残っています。爆心地の近くに広がるこの平和記念公園は、元安川と旧太田川(本川)に囲まれた緑豊かな場所。春には約300本のソメイヨシノが咲き誇り、特別なライトアップは無いが、川沿いの街頭の明かりに照らされる夜桜見学も可能です。園内には原爆ドームやモニュメントなどが集まり、恒久平和の拠点として世界各国から多くの人が訪れます。「あの日」から80年近くがたち、今では市民の憩いの場になっていますが、平和な今だからこそ、一度は足を運んでいただきたい。
平和記念公園(原爆ドーム)
廿日市市(はつかいちし)にある瀬戸内海に浮かぶ島で、嚴島(いつくしま)とも呼ばれます。日本三景の一つに数えられており、海と緑のあふれる景勝地としても有名。島全体が「神の島」と崇められ、多くのパワースポットが点在しています。世界文化遺産に登録されている「嚴島神社」の周辺には約1,900本の桜の木があり、春には世界遺産と青い空、満開の桜のコントラストが美しい。宮島に渡るフェリーは2社で運航しており、乗船時間はそれぞれ約10分。時間を限定して大鳥居に接近できる「大鳥居便」の運航もあります。宮島はお昼前から混雑するので、午前中の早めの時間に向かうのがおすすめ。美しい春の宮島を訪れてみてはいかがでしょう。
平清盛が切り開いた海峡「音戸の瀬戸」と、美しいアーチ橋「音戸大橋」の絶景が楽しめる公園。3月から4月には約2,300本の桜が、5月には約8,300本の紅白ツツジが咲き乱れ、素晴らしい景観を楽しめます。公園内には190台停められる駐車場を完備しており、アクセスも便利。瀬戸内海の青い海と広い空、咲き乱れる桜とツツジ、背景に見える真紅の「音戸大橋」。心を打つ感動体験が待っています。
音戸の瀬戸公園
全国屈指の美しさを誇る「世羅 甲山ふれあいの里」のしだれ桜並木。道の両端からかかるしだれ桜は圧観で、訪れる人々を魅了します。3月下旬から4月下旬にかけては、「桜まつり」も開催され、ソメイヨシノ、八重桜など、さまざまな種類の桜が次々と咲き誇ります。園内には、広場や売店、レストラン、お土産ショップなどもあり、家族連れには特に喜ばれる花見スポットとなっています。
世羅 甲山ふれあいの里
山一帯に広がる緑豊かな「尾関山公園」は、桜の名所として知られています。山頂にある展望台からは、三次市街地の壮大な眺望を楽しめます。この地は江戸時代初期に城が築かれ、その後「発蒙閣(はつもうかく)」という天文台が設置されました。園内には、「この山の桜にむかひ 流れくる 河ひろくして 水のひかれる」というアララギ派の歌人、中村憲吉の歌碑などもあり、歴史と自然が融合したスポットです。また、約500mにわたる約600本の桜のトンネルは、4月上旬に最も美しく咲き誇ります。
尾関山公園
竹原市にある「ピースリーホーム バンブー総合公園」は、まちづくりのシンボルである竹をテーマとした総合公園です。1995年から市民による桜の植樹が始まり、現在では23種類、約1300本の桜があります。3月下旬から4月上旬にはソメイヨシノをはじめ、めずらしい桜も楽しめます。特に、桜のライトアップ週間や「バンブーお花見デー」では、夜桜の鑑賞やフリーマーケットなど、さまざまなイベントも用意されています。
総合公園バンブー・ジョイ・ハイランド
比治山公園は、園内に日本の「蔵」をイメージした「広島市現代美術館」や漫画の歴史に関する資料を集約した「広島市まんが図書館」などの施設がある芸術公園です。標高約70mの小高い丘に位置しており、広島市内や瀬戸内海の絶景を望みながら、春には、約1300本の桜を楽しめる人気スポットです。ソメイヨシノなど、例年3月の下旬~4月上旬が見ごろです。満開の桜の中で、芸術や漫画の歴史に触れる体験をしてみてはいかがでしょうか。
比治山公園
広島市佐伯区倉重の瀬戸内海を望む高台にある広島植物公園は、約10,000品種の植物が栽培されている18.3ヘクタールの広大な園内が自慢です。大温室やサボテン温室など多様な温室をはじめ、芝生広場や花の進化園などがあります。1時間、2時間、3時間の散策モデルコースや、電動カートでの園内巡りも楽しめます。3月下旬から4月中旬には「さくらまつり」が開催され、桜観賞会や写真撮影講習会など、ここでしか体験できないさまざまなイベントがあります。
広島市植物公園
広島市南西の丘陵地に位置する江波山公園は、独特の地形を持ち、旧広島気象台を保存する気象館があります。広島市内や瀬戸内海、宮島の壮大な景色を望めるこの公園は、春には桜で彩られ、特に「ヒロシマエバヤマザクラ」というめずらしい桜が見どころです。通常の山桜の花びらが5枚なのに対し、5枚から13枚の花びらを持つ全国でもめずらしい種で、広島市天然記念物にも指定されています。
江波山公園
徳川家康のいとこである水野勝成によって1619年に築城された福山城は、江戸時代建築の名城として知られ、天守閣や国の重要文化財を含む城部建築が現在も残ります。1945年に焼失した天守閣は1966年に博物館として再建され、福山市の歴史や文化を伝える展示があります。春には約300本の桜が咲き誇り、ソメイヨシノや山桜などさまざまな種類の桜が訪れる人々を魅了します。JR福山駅から徒歩で行けるのも嬉しいポイント。
穏やかな瀬戸内の景観が一望でき、桜の名所として知られる正福寺山公園。約1,200本のソメイヨシノが咲き誇るこの公園は、春の訪れと共に花見客でにぎわいます。この地域の特産である牡蠣の魅力を伝え牡蠣筏の風景は、訪れる人々に独特の風情を感じさせます。夜になると、18時から21時までの間はちょうちんが灯り、夜桜を一層鮮やかに演出し、春の夜長を美しく彩ります。
正福寺山公園
広島の造幣局支局では、昭和42年に大阪の「桜の通り抜け」で有名な造幣局から移植された桜が2年後に美しく花を咲かせ始め、平成3年には「花のまわりみち-八重桜イン広島-」として一般公開がスタートしました。4月中旬から下旬にかけて、約60品種、約220本の桜が咲き誇り、構内を彩ります。その中には大手毬、紅手毬など、めずらしい種類も含まれており、ここでしか楽しめないお花見があります。
造幣局広島支局 花のまわりみち
広島の桜の名所を巡る旅は、春の息吹を感じることができる特別な体験です。広島市内の歴史ある公園から、瀬戸内海に面した絶景スポットまで、桜と共に広島の豊かな自然と文化を堪能しましょう。この春、家族や友人、恋人と共に、広島の桜の名所で、心に残るひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:UNTRACE inc.