【北海道】アドベンチャートラベルとは?おすすめの観光スポットもあわせてご紹介
2024/09/05
2024/08/27
根室・別海エリアでは、頭上だけではなく地表にも目を向けてみましょう。9月中旬ごろに草丈10~30cmほどの塩性植物であるアッケシソウが色づき、道内でもめずらしい紅葉観賞ができます。なかでも「野付半島原生花園」では半島全体が赤く色づき、このエリアならではのとても美しい風景が広がります。本記事では、根室・別海周辺の紅葉スポット6選を、紅葉の見頃時期と合わせて解説します。
根室・別海周辺の紅葉は、10月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。北海道では紅葉のピークがエリアによって異なり、早いエリアであれば9月中旬頃から見られます。このことから根室・別海周辺は、道内で比較的遅い時期に紅葉を楽しめるエリアと言えるでしょう。紅葉の終わり頃は10月中旬から下旬にかけてで、この時期には気温も低く、冷え込みやすいため防寒対策には注意が必要です。
開陽台は町営開陽牧場の高台に位置し、根釧原野(こんせんげんや)を見渡せるパノラマが人気の絶景スポットです。北側には知床(しれとこ)連山がそびえ立っており、360度見渡せば、広大な北海道の自然を感じられるでしょう。根釧原野のカラマツは10月上旬から紅葉がはじまり、辺り一面を秋色に染め上げます。
開陽台
明治公園は北海道で2番目に古いとされる牧場を利用した、3基のサイロがシンボルの公園です。この公園のもとになった牧場は明治8年に開場しており、昭和57年に現在の公園になったとされています。その歴史的価値の高さから、日本の歴史公園100選や近代化産業遺産、サイロは国の登録有形文化財に認定されています。明治公園の紅葉の見頃は10月中旬で、周囲の木々とともに秋を感じられます。
明治公園
風蓮湖(ふうれんこ)は別海町(べつかいちょう)と根室市にまたがる、湿原地帯にある巨大な汽水湖です。ここでは特別天然記念物のタンチョウをはじめとして、約240種類もの鳥類が観察可能。またハマナスやエゾスカシユリなどの植物も生育しています。内陸側に遊歩道が整備されているため、周囲をゆっくりと散策するのもおすすめです。紅葉の見頃は10月中旬頃で、朝日や夕日とともに美しい姿を見せてくれます。
モアン山は道道150号線沿いに位置する、「牛」の文字で知られる標高約350mのなだらかな山です。頂上までの登山も可能で、登りやすさから初心者にも人気です。頂上に登れば雄大な根釧原野(こんせんげんや)や、格子状の防風林の絶景が見られます。またモアン山のハイキングツアーも実施され、秋と冬に開催。紅葉の見頃は10月中旬以降となっており、秋色に染まるモアン山が見られます。登山は11月からとなっているため、モアン山からの景色を見たい場合には注意が必要です。
モアン山
養老牛温泉(ようろうしおんせん)は開湯100年を超える、中標津(なかしべつ)に位置する温泉エリアです。周辺にはシマフクロウやエゾサンショウウオ、カワガラスなどの生物、ウドやワラビなどの植物など、自然に恵まれた場所となっています。また効能豊かな源泉を、養老牛の自然を眺めながら堪能できます。紅葉の見頃は10月中旬頃で、運が良ければシマフクロウと紅葉を同時に楽しめるかもしれません。
養老牛温泉
野付半島原生花園(のつけはんとうげんせいかえん)は野付埼灯台を中心に広がる、四季折々の花々や野生の野鳥が楽しめる花園です。ここにはアヤメやセンダイハギ、ハマナスなど、さまざまな花が咲き誇ります。10月上旬から中旬にかけて紅葉の見頃を迎え、この時期に咲く花とともに楽しめるでしょう。野付半島にはタンチョウの営巣地もあり、紅葉の時期に優雅に飛び立つ姿も見られます。
本記事では、根室・別海周辺の紅葉スポット6選を、紅葉の見頃時期と合わせて解説しました。根室・別海周辺は北海道の中でも、自然に富んだスポットが点在しているエリアです。紅葉の時期になれば、あたり一面が秋色に染まり、それぞれのスポットで美しい姿を見せてくれます。雪が積もって動きづらくなる前に、北海道観光も兼ねて根室や別海周辺の紅葉を眺めてみてはいかがでしょうか。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:結井 杏祐(ロゴスキ)
開陽台
中識別空港から車で15分
明治公園
[電車]JR根室本線根室駅より徒歩約20分 [車]北海道根室中標津空港より車で約1時間20分
風蓮湖
モアン山
養老牛温泉
[車]中標津空港より約30分
野付半島原生花園
[車]根室中標津空港から車で約45分