北海道でおすすめの登山スポット12選!周辺の観光スポットも紹介

2025/11/17

北海道でおすすめの登山スポット12選!周辺の観光スポットも紹介

近年、登山ブームの影響もあり、初心者の方でも観光を兼ねて登山にチャレンジする人が増えています。中でも北海道の山々は、雄大な景色が楽しめるコースが多く、高い人気を誇ります。今回は、そんな北海道でおすすめの登山スポットをご紹介します。なお、本記事の情報は2025年5月時点のものです。実際に訪れる際は、公式ホームページなどで最新情報をご確認ください。

北海道の登山の魅力や特徴とは?

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北海道ならではの雄大な自然を満喫できる

近年、登山を楽しむ人が増えてきています。中でも北海道の山々は、本州では味わえない雄大で豊かな自然が魅力とされ、登山シーズンには多くの人々が訪れます。

北海道には、初心者でも日帰りで楽しめる山から、雪山をはじめとする上級者向けの高難度な山まで、さまざまなレベルの登山スポットがあります。自分の経験や日程に合わせて、無理のない余裕をもったプランを立てることで、北海道の自然をより安全に、そして存分に満喫できるでしょう。

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ベストシーズンはいつ?

北海道の登山のベストシーズンは、6月下旬から9月頃までとされています。雪解けとともに花々が咲き始め、美しい景色を楽しむことができます。もともと北海道は気温が低いため、夏でも比較的快適に登山を楽しむことができます。

また、9月になると一足早く紅葉が始まり、色づく山々を眺めながらの登山も人気です。

一方で、北海道は雪の期間が長いため注意が必要です。雪が残っていると、初心者向けとされる低山でも難易度が一気に上がります。とくに雪解け前後の時期に登山を計画する際は、登山道に雪が残っていないかどうかを事前にしっかり確認することをおすすめします。

北海道で登山する際の服装と注意すべきこと

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登山に適した服装の基本

北海道で登山を楽しむには、どのような服装が適しているのでしょうか。基本的には、北海道であっても登山に適した服装の基本は本州と大きくは変わりません。帽子やインナー、アウター、靴下、登山靴など、必要な装備は登山用品店やインターネットの情報を参考に揃えることができます。また、専門店ではスタッフが丁寧にアドバイスをしてくれます。

ただし、北海道は緯度が高いため、標高のわりに気温が低い傾向があります。2000メートル級の山でも、本州の3000メートル級の山に匹敵するような自然環境になることもあるほどです。特に夏でも、山頂では気温が大きく下がることがあります。

そのため、北海道で登山を楽しむ際には、防寒対策をしっかりと行うことが重要です。雨具や温かい飲み物を持参するなど、体温を保つ工夫を忘れないようにしましょう。また、天候の急変に備えて、無理をせず引き返す判断をする勇気も大切です。

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野生動物と自然に配慮する

北海道の登山の醍醐味は、なんといっても雄大な自然を全身で体感できることにあります。北海道の山々の多くは国立公園や国定公園に指定されており、貴重な天然記念物の動植物も数多く生息しています。こうした自然が将来にわたって守られていくよう、私たち一人ひとりが自然を傷つけない配慮を心がけることが大切です。

たとえば、登山用ストックを使用する場合は、先端にゴムキャップを装着し、植物のある場所を突かないようにしましょう。周囲の植生を傷めないための基本的なマナーです。また、動植物の採取は厳禁です。見て楽しむだけにとどめましょう。

さらに、北海道の山には多くの野生動物が生息しています。特に注意が必要なのがヒグマです。登山を安全に楽しむためには、ヒグマとの遭遇を避けるための対策が欠かせません。

登山前には、最新のクマの出没情報を必ず確認しましょう。もし直近で目撃情報が多い場合は、そのルートでの登山を控える判断も重要です。また、クマ鈴や小型ラジオを鳴らしたり、複数人でにぎやかに行動したりして、人の存在をクマに知らせる工夫をしましょう。クマ撃退スプレーの携帯もおすすめです。

クマは食べ物の匂いにも敏感です。食料は匂いが漏れない袋に入れ、食べ終わった後のゴミは必ず持ち帰りましょう。万が一、クマの痕跡(足跡、フン、掘り返した跡など)を見つけた場合は、無理をせず引き返し、安全な場所に戻ったうえで、速やかに関係機関に連絡してください。

《北海道でおすすめの登山スポット12選》

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それでは次に、北海道で特におすすめしたい登山スポットをいくつかご紹介します。これらの山々は、初心者でも登りやすいコースが整備されているほか、北海道ならではの雄大な自然を満喫できることから、多くの登山者が訪れ、それぞれの魅力を楽しんでいます。

登山の際は、各山のベストシーズンを事前に確認し、しっかりと準備を整えたうえで、北海道ならではの登山をぜひお楽しみください。

【札幌市】札幌岳

札幌市内から近く、初心者から上級者まで楽しめる

「札幌岳」は、定山渓温泉の南、豊平川の上流に位置する標高1293メートルの山です。札幌市内から車で約1時間とアクセスが良く、札幌市街地や羊蹄山や尻別岳など周辺の山々を一望できる絶景スポットとして、登山シーズンには多くの登山者でにぎわいます。

登山コースは2つあり、登山の適期は6月から10月です。初夏にはオトギリソウやゴゼンタチバナなどの花々が美しく咲き、秋には鮮やかな紅葉を楽しめます。四季折々の自然の変化を感じられるのも、札幌岳の大きな魅力です。

登山道には沢を渡る場所があるため、虫除け対策をしっかりと行いましょう。また、藪が茂って道が分かりづらい箇所もあるため、登山用の地図やGPSアプリを準備し、現地の天気予報を事前に確認しておくことをおすすめします。

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【函館市】恵山

遮るものがない360度広がる絶景は魅力

「恵山(えさん)」は、北海道函館市の南東部、渡島半島の南東端に位置する活火山です。複数の溶岩ドームから成るこの山には、山頂に火口原があり、東側の溶岩ドームには爆裂火口が見られます。現在でも火山活動が活発であることが、地形や噴気などからよくわかります。

標高は617メートルで、標高約300メートル地点にある「火口原駐車場」までは車などでアクセス可能です。駐車場から山頂までは徒歩で約70分の登山コースとなっています。

恵山は渡島半島から太平洋に突き出た位置にあるため、太平洋の雄大な景色が楽しめるのが大きな魅力です。晴れた日には、北海道を代表する駒ヶ岳や羊蹄山をはじめ、南側には下北半島や津軽海峡といった本州の風景まで見渡せます。

また、5月中旬から下旬にかけては山裾にエゾヤマツツジが咲き誇り、一面が橙色に染まります。秋には紅葉の名所としても知られ、多くの登山客や観光客が訪れます。

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【苫小牧市】樽前山

学術的にも貴重な溶岩ドームを眺めよう

標高1041mの活火山で、ユニークな形状の溶岩ドームが特徴です。

7合目にある駐車場からは、徒歩約1時間で山頂(東山)まで登ることができますが、2025年5月現在は火山活動が活発なため、登山は外輪山までに制限されています。

この溶岩ドームは北海道の天然記念物に指定されており、学術的にも非常に貴重です。その独特な形状は、外輪山からも望むことができます。

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【倶知安町】イワオヌプリ

紅葉と荒々しい自然が魅力の活火山

イワオヌプリは、標高1116mの活火山です。その山名は、アイヌ語の「イワヲ・ヌプリ(硫黄の山)」に由来するとされています。山頂付近には巨大な火口がむき出しになっており、荒々しい火山景観と美しい自然が同時に楽しめるのが特徴です。

特に、紅葉の名所として人気が高く、例年10月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。モミジやカエデ、ダケカンバなどが赤や黄色に色づき、周囲のアンヌプリの紅葉とともに、鮮やかな秋の風景が山の斜面を彩ります。この時期には、多くの観光客が紅葉を一目見ようと訪れ、にぎわいを見せます。

登山後は、周辺にある五色温泉で体を温めながら、ゆったりとリラックスするのもおすすめです。温泉から望むイワオヌプリの景色は、この山ならではの楽しみ方のひとつと言えるでしょう。

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【倶知安町】羊蹄山

北海道を代表する「蝦夷富士」

「蝦夷富士(えぞふじ)」の愛称で親しまれているこの山は、美しい円錐形の成層火山で、北海道を代表する名峰のひとつです。

登山ルートは、倶知安、真狩、京極、喜茂別の4つのコースが整備されており、それぞれの道中ではカラマツ、トドマツ、ハイマツといった樹木や、さまざまな高山植物が見られ、標高による植生の変化を楽しむことができます。

頂上に立てば、日本海と太平洋を一望することができ、その壮大な景色は登山の大きな魅力となっています。

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  • 道の駅 ニセコビュープラザ

    北海道|虻田郡ニセコ町

    青空を背景に駅から望む羊蹄山やニセコアンヌプリ

    国道5号と道道66号が交差する地点にある道の駅。ニセコ周辺の情報が集まる。地元の牛乳を使ったソフトクリームや飲むヨーグルトが人気。新鮮な農産物も販売している。

    住所:北海道虻田郡ニセコ町元町77-10

    アクセス:道央自動車道虻田洞爺湖ICから国道230号、道道66号をニセコ方面へ車で約45km

    営業時間:通年|9:00~18:00

【上川町】黒岳

黒岳で手軽に楽しむ絶景登山

標高1984mの黒岳へは、層雲峡からロープウェイとリフトを乗り継いで、7合目まで登ることができます。7合目から山頂までは登山道がしっかり整備されており、親子連れでも安心して登ることが可能です。所要時間は、登りが約1時間半、下りが約1時間です。

また、山頂を目指さずとも、30分ほどで楽しめる手軽なトレッキングコースもあり、体力やスケジュールに応じて選べるのも魅力です。

天候に恵まれれば、雄大な雲海が広がることもあり、周囲の山々との調和が生み出す景色は、まさに「絶景」の名にふさわしい光景です。

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【様似町】アポイ岳

世界的にも貴重な自然を有する山

アポイ岳は、標高810メートルの山です。山名の「アポイ」は、アイヌ語で「火があるところ」という意味の言葉に由来するとされています。

標高はそれほど高くないものの、アポイ岳には約80種類もの高山植物が生育しており、そのうち20種近くがこの地域にしか見られない固有種です。低標高にもかかわらず、これほど多様な高山植物が見られる地域は、世界的にも非常に珍しく、貴重な自然環境といえます。

こうした特殊な自然体系が高く評価され、アポイ岳の高山植物帯は国の特別天然記念物に指定されています。さらに、ユネスコの世界ジオパークにも登録されており、国際的にも高い評価を受けています。

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【増毛町】暑寒別岳

「花の名山」の名にふさわしい、美しい花々が魅力

「暑寒別岳(しょかんべつだけ)」は、増毛山地の主峰で、標高は1492メートルあります。山には広大な原始林が広がり、7月いっぱいまで残雪が見られるなど、北海道の雄大な自然を体感できる山として人気を集めています。

登山ルートは3本あり、いずれもよく整備されているため、安心して登山を楽しむことができます。暑寒ルートでは、登山口から山頂まで約4時間半の行程です。

晴れた日には、山頂から大雪山や羊蹄山などの雄大な山々を一望できる絶景が広がります。また、6月中旬から7月にかけては、山頂一帯に花畑が広がり、「花の名山」としても知られています。チングルマなどの高山植物に加え、マシケゲンゲやマシケオトギリといったこの地域特有の植物も見られ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

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【清里町】斜里岳

日本百名山の一つ、幻想的な景色を楽しもう

「斜里岳(しゃりだけ)」は、日本百名山のひとつに数えられる標高1547メートルの山です。アイヌ語では「オンネヌプリ(大きな山)」と呼ばれ、摩周・屈斜路火山列の中間に位置する成層火山でもあります。

登山道には滝が点在し、滝を眺めながら山頂を目指すのがこの山の魅力のひとつです。尾根や山頂からの眺望も素晴らしく、羅臼岳や阿寒の山々、オホーツク海、摩周湖などが広がり、雲がかかることで幻想的な雰囲気を一層引き立てます。

また、エゾルリソウやフタマタタンポポといった高山植物も可憐に咲き、登山者の目を楽しませてくれます。

登山の基本コースは、往復でおおよそ6〜9時間程度かかります。一部に沢登りを含む区間や傾斜のきつい箇所もあるため、全体としてやや上級者向けの山といえるでしょう。しっかりとした登山計画を立て、早めの出発を心がけることが大切です。

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【大空町】藻琴山

初心者でも安心、山頂からの絶景は必見

北海道東部にある「藻琴山(もことやま)」は、屈斜路カルデラの外輪山の中で最も標高が高く、標高1000メートルを誇ります。主な登山コースは2つあり、小清水町のハイランド小清水725(レストハウス)から出発するコースは、初心者でも気軽にチャレンジできるルートで、山頂までおよそ1時間で登ることができます。

アイヌ語では「トエトクシペ(湖の奥にある山)」と呼ばれ、山頂からは屈斜路湖を一望することができます。360度の大パノラマが広がるため、登頂後には絶景を存分に楽しめるのも魅力のひとつです。短時間で登れるうえに高い満足感が得られる、非常におすすめの山です。

また、貴重な高山植物も豊富で、小清水町側から登るルートの途中では「天涯の桜」と呼ばれるチシマザクラを見ることができます。自然の美しさを感じながら、登山そのものを存分に満喫できるでしょう。

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【足寄町】雌阿寒岳

地球のダイナミックさが感じられる山

日本百名山のひとつである「雌阿寒岳(めあかんだけ)」は、阿寒湖の南西に位置する標高1499メートルの活火山です。阿寒摩周国立公園内にあることから、道東を代表する人気の観光スポットのひとつとなっており、シーズン中は多くの登山者でにぎわいます。

登山道では、森林地帯から森林限界を超えた岩場、さらには噴火口の迫力ある姿まで、地球が生み出す雄大な景観を間近に感じることができます。

特に6月から7月にかけては、高山植物が美しく咲き誇り、登山道を彩ります。中でも、白い花を咲かせるメアカンフスマや、黄色い花のメアカンキンバイは、いずれもこの山で初めて発見された固有種として知られ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

登山におすすめの時期は6月から10月ですが、急激な天候の変化に備え防寒対策や水分、食料の準備が必要です。また、雌阿寒岳は現在も活動を続ける活火山ですので火山情報を確認のうえ時間にも余裕をもった登山を心がけてください

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【羅臼町】羅臼岳

世界遺産知床の絶景を楽しむ、雄大な自然が魅力

「羅臼岳(らうすだけ)」は、世界遺産に登録されている知床半島に位置する、標高1660メートルの山です。日本百名山のひとつにも選ばれており、山頂からは知床半島やオホーツク海、さらには北方領土まで見渡せる絶景が広がります。

北海道の北部にあるため、7月まで雪渓歩きを楽しむことができ、登山道ではお花畑や岩場など、変化に富んだ自然の中を歩くことができます。特に7合目の大沢や8合目の羅臼平ではアオノツガザクラやチシマノキンバイソウ、イワヒゲなどの高山植物が咲き、訪れる人々の目を楽しませてくれます。北海道ならではの雄大な自然を体感できる点も、大きな魅力です。

一方で、登山の難易度は高く、ルートや時期によっては雪道を歩く装備が必要になることもあります。特に羅臼側の登山口は距離が長く、時間を要するため上級者向きです。また、ヒグマに遭遇する可能性もあるため、十分な準備と対策を講じることが重要です。

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北海道の絶景に会いに、登山へ出かけよう

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北海道の登山スポットには、雪などの厳しい自然条件があります。だからこそ、北海道ならではの雄大な自然は、人々の心を惹きつける大きな魅力となっています。しっかりと計画を立て、安全に配慮した登山を心がけることで、北海道の絶景を存分に楽しむことができます。ぜひ、その素晴らしさを体感してみてください。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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