【香川観光・ドライブ旅】車で巡る小豆島のおすすめスポット16選
2024/12/17
2024/11/20
四国には、愛媛・香川・高知・徳島の4つの県があります。4県はそれぞれに個性があって、魅力的な観光スポットにも事欠かないところです。名物グルメや名城、歴史ある温泉地など、楽しみのバリエーションも豊富な場所ですが、今回はあえて「自然が満喫できるスポット」を集めてみました。周囲を海に囲まれて、大地の真ん中を山脈が貫く四国は、海・山・川のダイナミックな景観がグッと凝縮されたエリアに詰まった場所でもあります。この特集でピックアップした4県のハイライトを2泊ないし3泊で巡る旅はいかがでしょう。
この記事の目次
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【四国】ビュッフェ&バイキングが美味しい!ファミリーにおすすめのホテル22選
四国でビュッフェやバイキングが行われているホテルをお探しの方、必見! 本記事ではファミリーにおすすめの、四国の人気ホテルを厳選してご紹介します。ところで、ビュッフェとバイキングの違いを知っていますか? ビュッフェは立食・セルフ形式の食事、バイキングは定額料金で食べ放題の食事形式です。そのため、ビュッフェは必ずしも食べ放題ではないんですね。しかし、多くの飲食店が両者を「食べ放題」と認識し、実施しているケースが散見されます。もしどちらか迷った場合は、利用する前に確認するといいでしょう。それでは、四国のビュッフェ&バイキングが美味しいホテルをご覧ください。
記事を読む▸【四国】ひとり旅で泊まりたい源泉掛け流しのおすすめ温泉宿5選
忙しい日常から離れてゆっくりしたい方におすすめなのがひとり旅です。時間に縛られずのびのびと自分の時間を過ごせば身も心もリフレッシュできるでしょう。この記事では、四国にあるひとり旅で泊まってみたい源泉掛け流しの温泉宿5カ所をご紹介します。四国をひとり旅してみたい方は、ぜひ宿泊先の候補にいれてみてください。
記事を読む▸愛媛県
愛媛県の今治市から広島県の尾道市まで、瀬戸内海に浮かぶ6つの島々と7つの橋で結んだ全長約60kmの海の道。青い海、緑豊かな島、美しい橋が織りなす絶景が楽しめる場所としても有名で、道中に、いくつかある展望台からは、瀬戸内海の多島美が一望できます。また、「サイクリストの聖地」としても有名で、全国から毎年多くのサイクリストがこの地を目指してやって来ます。
瀬戸内しまなみ海道
「日本のスイス」に例えられる景勝地で、愛媛と高知の県境にある標高1000~1455mの石灰岩の高原。姫鶴平、五段高原、天狗高原、大野ヶ原などにエリア分される広大な大地では、白い石灰岩がヒツジの群れのように見えるカレンフェルトやすり鉢型の窪地ドリーネなど、カルスト特有の景色を望むことができます。また、可愛い高原植物や、放牧された牛の群れなど、牧歌的な風景に出合えるのも魅力の一つです。四国カルストの見どころを巡るなら「四国カルスト縦断線」をメインルートにしたドライブがおすすめです。
四国カルスト
大島と今治の間を結ぶ、全長約4kmの吊り橋。鳴門海峡、関門海峡と並んで日本三大急潮に数えられる来島海峡の上を世界初の3連吊り橋で結んでおり、途中、瀬戸内海国立公園の景勝地として有名な来島海峡の絶景が楽しめます。道路の両側には小型バイク道と自転車歩行者道が設けられているので、景色をゆっくり楽しみたい人はレンタサイクルなどを利用してみるのもおすすめです。
来島海峡大橋
四万十川の支流、目黒川の上流に広がる鬼ヶ城山系に抱かれた約12kmに渡って続く大渓谷。春は新緑、秋は紅葉など、季節によってさまざまな表情が楽しめるのが特徴で、渓谷沿いに整備され遊歩道から、奇岩や滝などの見どころを眺めることができます。森の国ホテルから滑床渓谷の入り口へは歩いてすぐ。シンボル的存在の雪輪の滝まで歩いて片道約40分の距離。
滑床渓谷
大島の南端に位置する標高307.8mの亀老山の山頂にある展望公園。眺望はしまなみ海道随一といわれ、美しい瀬戸内の多島美はもとより、天気が良ければ西日本最高峰の石鎚山まで見渡すことができます。海に沈む夕日や、定期的にライトアップされる来島海峡大橋などを眺めることもでき、朝から晩まで異なる絶景が目の前に広がります。展望台は建築家の隈研吾氏の設計で、洗練されたデザインから建築界からも高い評価を受けており、背景の絶景とあわせて映える写真が撮影できると人気のフォトスポットにもなっています。
亀老山展望台(しまなみ海道)
標高750~1560m、四国カルスト県立自然公園内にある渓谷で、本流は約10kmに及びます。周囲は、モミジやケヤキなどの天然木が生茂る原生林が広がり、新緑や紅葉をはじめ、自然がおりなす渓谷美が満喫できます。夏にはキャンプ場がオープン。バーベキューや川遊びなど家族揃って豊かな自然の中で過ごすことができ、冬にはスキーが楽しめます。また、小田深山のふもとの参川地区には県の天然記念物に指定された巨木をまつる神社があるので、時間があれば、立ち寄ってみるのもおすすめです。
小田深山渓谷
四国最大の城郭・松山城の本丸、二之丸と三之丸(堀之内地区)を含めた全域を都市公園として開設した公園。松山城はわが国最後の完全な城郭建築と言われ、「現存12天守」の一つであり、松山の町のシンボルでもあります。公園は桜の名所としても有名で花見シーズンは多くの花見客でにぎわう市民憩いの場です
城山公園
サクラの名所で知られる桜三里を流れる滑川の上流にある渓谷。数千年もの歳月をかけ浸食された「ナメラ」と呼ばれる砂礫岩の不思議な岩肌や、流水が川床にある小さいくぼみで渦を巻き小石が内側を削ってできた甌穴など、自然が創り出した造形美の世界を堪能することができる。全長1kmに渡って続く「ナメラ」の美しい川床の上を歩くことができ、秘境と呼ぶにふさわしい風景を肌で感じられます。
滑川渓谷
石鎚山のふもとに広がり、国指定の名勝地としても知られ、四季折々にさまざまな表情を見せる四国最大級の渓谷。面河川の上流約10kmにわたって続き、渓谷沿いに遊歩道も整備されています。遊歩道を歩きながら、見渡すかぎりの大樹林、いたるところから突き出した断崖や奇岩など、ダイナミックな景観などを楽しむことができます。水質日本一に輝いた仁淀川の源流域に位置し、その手つかずの自然は「未来に残したい日本の自然100選」や「水源の森百選」にも選ばれています。
面河渓
標高232mのカレイ山の山頂付近にある展望台。伯方・大島大橋をはじめ村上海賊の城跡がある能島や瀬戸内海の潮流など、瀬戸内の島々を眺望することができるしまなみ海道の中でも有数の絶景スポットです。また、山頂付近で春から秋にかけて営業している「遠見茶屋」があり、公園の一部はキャンプ場になっています。
カレイ山展望公園
桜やボタン、バラといった季節の花が楽しめるバリアフリーの公園。公園最大の見どころは、全長300mに渡って続く藤棚です。三尺フジと呼ばれる長い花穂を垂れる種類で、約160本が植えられており、美しい藤のトンネルがはるか彼方まで続く景色は圧巻です。毎年5月3日頃に藤まつりが開催され、多くの観光客が訪れます。
大三島藤公園
香川県
四国で唯一国の特別名勝に指定されている名園。紫雲山の東麓に広がる大名庭園として名高く、紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに配し、江戸初期の回遊式庭園として、優れた地割り石組みを有し雅趣に富んでいます。1000本もの見事な手入れ松とともに変化に富んだ庭景は、四季折々に美しい木々や花々の景観を楽しむことができます。
栗林公園
標高292mの高台に位置する高松きっての名勝地で、山上からは波穏やかな瀬戸内海や多島美、高松市街地などが一望できます。源平合戦の古戦場としても知られ、合戦が繰り広げられた檀ノ浦周辺には、平家が軍船を隠した「船隠し」や、那須与一が扇の的の矢の命中を祈った「祈り岩」など合戦の逸話を伝える史跡が数多く残っています。頂上付近には四国霊場第84番札所屋島寺や、新屋島水族館などさまざまな見どころも点在しています。
屋島
約1kmのロングビーチを誇る穏やかな海水浴場で、毎年夏には海水浴客でにぎわう「父母ヶ浜」。近年、南米ボリビアの有名観光スポット「ウユニ塩湖」のような写真が撮れることでも話題になり、全国から多くの人が訪れる大人気スポットに。「天空の鏡」と呼ばれる絶景は、条件さえ整えば、まさに空に浮かんだ鏡のように、人や物を映り込ませた神秘的な写真が撮影できます。
父母ヶ浜
瀬戸内海で2番目に大きな離島の小豆島にあって、弁天島から中余島、小余島を介して大余島まで、1日2回、引き潮のときにだけ現れるロマンチックロード。恋人の聖地、天使の散歩道として大人気で、大切な人と手をつないで渡ると、天使が舞い降りて願いが叶うとも言われています。また、渡る手前の弁天島を登ると「約束の丘展望台」があり、エンジェルロードを背景に幸せの鐘を鳴らすことができます。
エンジェルロード(小豆島)
日本三大渓谷のひとつと称される、小豆島を代表する景勝地。島のほぼ中央に位置し、最高峰の星ヶ城山と四方指の間にある渓谷です。1300万年以上前の火山活動で形成され、約200万年にわたって浸食されてできた渓谷では、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通じてダイナミックな自然の景観が楽しめます。
寒霞溪
小豆島のほぼ中央、中山地区の標高120mから250mの斜面に広がる「中山千枚田」。日本の棚田百選に選ばれたのどかな里山の風景の中に大小約750枚の棚田が広がっており、田には名水百選に選ばれている「湯船の湧水」が流れ込んでいます。映画などののロケ地としても有名で、田植えが始まり水面がキラキラと輝く初夏から、稲穂が実り、あたり一面が黄金色に染まる秋までが見学のベストシーズンです。
中山千枚田
荘内半島に位置する標高352mの紫雲出山は、眼下に瀬戸内海の多島美が広がる絶景スポット。特に、山頂展望台からの眺めは圧巻で、春には桜、初夏にはアジサイと四季折々の花が美しく周囲の山を彩ります。頂上近くには、約2000年前に高地性集落を作っていた弥生人の生活を紹介した展示パネルや、重要な埋蔵物を展示した「紫雲出山遺跡館」もあります。
紫雲出山
岡山県と香川県をつなぐ、瀬戸中央自動車道。その海峡部9.4kmに架かる6つの橋を総称して「瀬戸大橋」と呼んでおり、鉄道と道路併用橋としては世界最大級です。吊橋、斜張橋、トラス橋など巨大な橋梁が連なる姿は圧巻の一言。途中の与島PAは絶好のビューポイント。岡山県と香川県のどちら側からアプローチしても折り返すことができるので、ここで、瀬戸大橋や瀬戸内海の多島美を堪能するのもおすすめです。
瀬戸大橋
高知県
龍頭岬と龍王岬の間に弓状に広がる白砂青松の名勝。一帯は桂浜公園として整備され、坂本龍馬像や桂浜水族館などの見どころが点在しています。月の名所として知られ、日本の渚100選や日本の朝日百選にも選定、高知県の民謡「よさこい節」にもうたわれている高知県を代表する観光名所です。東端の龍頭岬では、幕末の志士坂本龍馬の銅像が太平洋に向かって立っており、人気のフォトスポットになっています。また、また2023年3月にお土産物エリア「海のテラス」がグランドオープンして、周辺にはますます活気があふれています。
桂浜
高知県高知市の「五台山 竹林寺」は、724年に聖武天皇の命を受けて僧・行基が唐の五台山になぞらえこの地に開創。「文殊菩薩」を本尊とする名高い四国霊場第31番札所の寺です。「高知県立牧野植物園」に隣接し、写経や瞑想などの体験のほかイベントも多く開催しており、今を生きる人々に寄り添う活動を続けています。
季節の移ろいが美しい境内では、「文殊菩薩」を祭る国重要文化財指定の本堂や高知県三名園のひとつに数えられ国名勝の指定を受けた「名勝庭園」、朱塗りのシンボル的な「五重塔」、風情ある「めぐりのもり」と見どころも多く、憩いの場となっていますので、ぜひ訪れてみよう。
五台山 竹林寺
横倉山県立自然公園にあって、深い緑に囲まれ幻想的な雰囲気を醸す落差34mの滝。日本の滝百選にも選ばれた美しい滝で、今から4億年以上前の花崗岩で形成された岩肌を豪快に流れ落ちる様子は迫力満点です。春には桜と山ツツジや、秋の紅葉とのコラボレーションも一段と美しく、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
四国最南端の岬で、黒潮本流が直接ぶつかる全国でも唯一の場所です。標高433mの白皇山を中心とする花崗岩台地からできており、先端には白亜の足摺岬灯台が建っています。灯台には入れませんが、周辺に展望台があり、目の前の視界は大きく広がっています。彼方にのぞむ水平線がアーチ状に見え、地球が丸いことが実感できる場所としても有名です。
足摺岬
日本三大カルストの一つ四国カルストは、高知、愛媛県境に天狗高原、姫鶴平、五段高原といったビューポイントがあり、独特の形をした石灰岩や高山植物を見ることができる場所です。中でも、最も標高が高い(1485m)の天狗の森の麓に広がる「天狗高原」では、眼下に標高1,000m級の四国山地の尾根が連なる壮大な眺めが楽しめます。また、「五段高原」では、春から秋までは牛の放牧が行われており、運がよければ、放牧された牛を間近に見ることができます。
四国カルスト(高知県)
国道194号と石鎚スカイラインを結ぶ、全長約26kmの国有林内の舗装道路。標高1,300m~1,700mの尾根沿いを縫うように走るルートは、天空のドライブコースともいわれ人気です。4月下旬から5月中旬はアケボノツツジが咲き誇り、美しい新緑のシーズンを経て、紅葉シーズンには山々が赤や黄色に色づく見事な景色を見ることができます。ただ、11月下旬~4月上旬は冬季閉鎖となるので要注意。
UFOライン(町道瓶ヶ森線)
徳島県
四国山地を横切る吉野川の激流に結晶片岩が削られてできた渓谷の大歩危・小歩危。巨岩奇岩が続く大歩危の下流約3kmが小歩危と呼ばれるエリアで、大歩危に比べて、曲がりくねって流れも速い西日本屈指の激流として有名です。春は新緑、秋は紅葉を楽しむことができ、「大歩危小歩危」として国の名勝に指定されています。
小歩危
平家落人の伝説が残る秘境“祖谷”にあるかずら橋。シラクチカズラと呼ばれる植物の蔓(重さ約6トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14mの吊り橋です。実際に渡ることができ、一歩足を踏み出すごとに橋がユラユラと揺れ、橋床の隙間から谷底が見えてスリル満点!日本三奇橋にも数えられるかずら橋の由来には、平家の落人が追手から逃れるために、切り落とせるように作ったとする説など諸説あります。
かずら橋
標高1019mの旭ヶ丸山頂から東になだらかに広がる高原。紀伊水道、徳島平野、阿讃山脈など360度の眺望が楽しめる絶景スポットとして人気です。春から初秋にかけては放牧された牛の姿が見られ、シーズンには頂上付近に植えられた約3万本のアジサイが咲く景色も堪能できます。毎年7月初旬に「あじさいまつり」も開催されるので、タイミングを合わせて出かけてみてはいかがでしょう。
大川原高原
鳴門市大毛島と淡路島の間にある海峡で、鳴門の渦潮で有名な場所です。日本一の速さを誇る鳴門海峡の潮流が生み出す渦潮は、大きなものになると直径20メートルにも達し、渦が巻いている時間は、数秒から数十秒程度。渦は出来ては消え、消えては新たな渦が発生するというのを繰り返します。渦潮を眺める方法としては、「観潮船」に乗って間近で見る、海峡をまたぐ大鳴門橋の橋桁の中を通る「渦の道」から俯瞰するなどがあります。
鳴門海峡
「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山」と万葉集にも詠まれた眉山は徳島市のシンボル的な存在です。標高290mの山頂、展望台からの眺めは素晴らしく、徳島市街地はもちろん、天気の良い日には淡路島・紀伊半島までもが一望できます。春の桜・秋の紅葉の名所としても知られ、徳島市街地を見渡す夜景も一見の価値ありです。
眉山
約20kmにわたって続く祖谷渓谷の中でも、その形状がひらがなの「ひ」の字に見えることから「ひの字渓谷」と呼ばれる場所。深く切れ込んだV字型の渓谷に、エメラルドグリーンの祖谷川が流れる景色と、周辺の山々が四季折々に姿を変える景色が楽しめる絶景スポットです。ミシュラン・グリーンガイドで2つ星を獲得した景観をカメラにおさめるなら、広角レンズの用意が必須です。
ひの字渓谷
世界三大潮流といわれる鳴門海峡・波穏やかな瀬戸内海・雄大な太平洋など海景色ひとつとっても、まったく個性の異なる絶景が楽しめる四国。山や高原、渓谷など内陸部の景色のバリエーションが驚くほど豊富です。比較的コンパクトなエリア内に自然のさまざまなエッセンスが詰まった四国観光は、ファミリー、カップル、友達グループなどあらゆる層の人におすすめです。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:Clay