【北海道・観光情報】シルバーウィークに訪れたい十勝のおすすめスポット13選
2024/07/19
2024/09/30
広大な土地に豊かな自然が広がる十勝。太平洋を背に、周囲を「大雪山(だいせつざん)国立公園」「阿寒国立公園」「日高山脈襟裳(えりも)国定公園」に囲まれ、十勝川が流れるエリアです。そんな十勝には、秋におすすめしたい紅葉スポットが多数点在。本記事では、十勝周辺の紅葉スポット14カ所を、見頃時期と併せてご紹介します。ぜひ、紅葉狩りのご参考にどうぞ。
この記事の目次
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北海道の紅葉は9月下旬~11月上旬頃がシーズン。十勝では、10月中旬に木々が色づき始め、10月下旬にピークを迎えます。紅葉スポットが豊富なこのエリアには、広大な敷地を誇る庭園や風情ある神社、自然豊かな名所などが点在しています。秋は朝と夜で寒暖差があるため、防寒対策をしっかりと行ってお出かけください。
日本庭園・ヨーロッパガーデン・風景式庭園の3つのエリアに分かれ、風情ある景色が楽しめる「真鍋庭園」。2万5000坪の広大な敷地に、世界中から収集した数千種類の植物が展示されています。10月下旬頃にはカエデやヤマモミジ、アカイタヤ、サンゴミズキが赤黄色に染まり、紅葉のピークを迎えます。ゆっくりくつろげるカフェテラス、園芸品や珍しい植物が購入できるガーデンセンターも併設しています。
真鍋庭園
オンネトーは「阿寒摩周国立公(あかんましゅうこくりつこうえん)」の最西端に位置する湖。季節や天候により水の色が変わることから、五色湖ともいわれています。湖の周囲には約2.4kmの散策路があり、展望デッキも設けられています。紅葉は10月中旬が見頃で、天候が良ければ、湖面に映し出される紅葉と雌阿寒岳(めあかんだけ)、阿寒富士(あかんふじ)も観賞できます。
オンネトー
岩内仙峡(いわないせんきょう)は、岩内川をさかのぼった日高山脈の山麓にある渓谷。紅葉は10月中旬~下旬が見頃で、全長約62mの仙峡橋からは、渓谷に広がる赤黄色のヤマモミジやシラカバなどを観賞できます。また、例年10月中旬には「岩内仙峡もみじまつり」を開催。ステージイベントや地元の料理が味わえるコーナー、農産物を販売するコーナーなどもあり、地元の人や多くの観光客を楽しませてくれます。
岩内仙峡
「帯廣(おびひろ)神社」は、1910(明治43)年に「札幌神社」よりご分霊を授かり、「大國魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)を祀る神社です。美しいと評判の花手水(はなちょうず)は宮司と同夫人が生けており、観光客からも人気。帯広エリアは10月中旬~下旬が紅葉の見頃で、帯廣神社でも美しい紅葉が見られます。自然豊かな境内にはハルニレやクルミ、カツラ、ヤマモミジなどの植物が鮮やかに染まり、見事な姿を見せてくれますよ。
帯廣神社
1900(明治33)年、音幌農場内に小神司を建立し、「音幌神社」と名付けられ、翌年に「音更(おとふけ)神社」と改称されました。紅葉シーズンになると、境内のモミジが赤く染まり、多くの参拝客が訪れます。また、この時期には毎年、紅葉御守も頒布(はんぷ)されるので要チェック。御守の種類は3つあり、初穂料(はつほりょう)は1,000円です。葉が1葉のタイプと2葉のタイプ、そしてモミジが描かれた「交通安全紅葉御守」の3種類で、それぞれに富山県産の紅葉麩(ふ)が付いています。
音更神社
「紫竹(しちく)ガーデン」は、1万8000坪の広大な敷地に約2,500種類の花々が咲き誇る観光ガーデン。紅葉シーズンには、秋の花々と赤黄色に染まった紅葉の共演が美しく、まさに絶景です。レストランではバラのソフトクリームや手作りのケーキ、カレーライスなどが味わえます。また、朝食ビュッフェも大人気。季節の採れたて野菜を使った料理をはじめ、サンドイッチやチキンなど、盛りだくさんのメニューが堪能できます。
紫竹ガーデン
三国峠(みくにとうげ)は北海道の国道の中で最も標高が高い峠であり、その高さは1139mを誇ります。紅葉は10月中旬が見頃で、鮮やかに染まった原生林が広がる光景は、まさに圧巻。また、緑深橋(りょくしんばし)からは紅葉と松見大橋が望め、日本百名道撮影場所にも選ばれています。三国峠の展望台には「三国峠café」があり、コーヒーやソフトクリームを味わえますよ。
「札内川(さつないがわ)園地」にあり、10mもの落差で豪快に流れ落ちる「ピョウタンの滝」。紅葉は10月中旬~下旬が見頃で、周辺のシラカバやミズナラなどが赤黄色に染まり、木々と滝が織りなす景色は見応え十分。また、園内には「日高山脈山岳センター」もあり、日高山脈や日高登山の歴史を伝える展示を見学できます。
ピョウタンの滝
「福原山荘」は、例年9月中旬~10月中旬までの紅葉シーズン限定で公開される庭園。8.5ヘクタールの広大な敷地に色づく木々の葉や、池に映り込む紅葉を堪能できます。シーズンが終わりに近づくと、紅葉の絨毯が広がり、違った姿を見せてくれます。運が良ければエゾシマリスにも出会えるかもしれません。また、ペット同伴で入れるのも嬉しいポイントです。
福原山荘
巨大な花時計がシンボルの「十勝が丘公園」。直径約18m、秒針の長さ約10.1mの花時計は、ギネスブックに載ったこともあります。また、園内には広い芝生広場や源泉掛け流しの足湯も完備。さらに、公園を上がってすぐの場所には「十勝が丘展望台」もあり、広大な十勝平野や日高山脈の山なみを一望できます。秋には、大地を赤や黄に染める壮大な絶景に出会えますよ。
十勝が丘公園
約26ヘクタールの広大な敷地面積を誇る「本別(ほんべつ)公園」。園内には樹齢推定300年の大木をはじめ、木製アスレチック、キャンプ場、パークゴルフ場、ゴーカート、ボートなど、さまざまなアクティビティも体験できます。ボートに乗って、美しく色づく紅葉をのんびり楽しむのもおすすめ。また「義経の館」には休憩スペースと売店があり、コーヒーやソフトクリームなど軽食も提供されています。
本別公園
「緑ヶ丘公園」は帯広市を代表する公園で、その敷地面積は約50.5ヘクタールにも及びます。園内には「百年記念館」や「おびひろ動物園」、パークゴルフ場、テニス場、児童遊園など多彩な施設に加え、野鳥や野生植物が見られるスポットも。 10月中旬にはヤマモミジやエゾヤマザクラなどが紅葉の見頃を迎え、「十勝池」ではボートに乗りながら紅葉を堪能できます。
緑ヶ丘公園
「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」は、日高山脈の十勝幌尻岳(とかちぽろしりだけ)にあるキャンプ場です。電源付きのキャンプサイトや箱型でベッドがある住箱サイトなど、初心者に優しいプランも揃います。また、キャンプ道具をすべて貸し出してくれる手ぶらCAMPプランもあり、気軽に満喫できるのが魅力。秋には、全面緑の芝生と、赤く染まった木々の美しい姿が楽しめます。
スノーピーク十勝ポロシリキャンプ
とてっぽ通は、旧十勝鉄道跡の延長1,870mの緑地。出会の小径、思い出の小径、せせらぎの小径、ささやきの小径、いこいの小径と5つのゾーンに分かれています。紅葉は10月中旬~下旬が見頃で、園内の至るところで見られます。また、自転車や歩行者の専用道路もあり、ジョギングや散策にもおすすめ。旧十勝鉄道の廃線跡には、当時のSL機関車が展示されています。
帯広駅から徒歩約5分のレストラン「コモドキッチン」。店内は、明るい雰囲気の1階と、落ち着いた空間の2階で構成でされているため、シーンにあわせて利用できます。テイクアウトにも対応し、和牛カツサンドや十勝和牛を使用したローストビーフ丼などのメニューが、店外でも気軽に味わえますよ。クレープやプリンなどのスイーツもあるので、紅葉を堪能したあとは、美味しい料理と甘いスイーツで締めくくってみては? 紅葉狩りのお供にもおすすめです。
肉と酒菜と創作 コモドキッチン
JR帯広駅から徒歩約6分、屋台が立ち並ぶ十勝乃長屋内に位置する「炉ばた とかち番屋」は、屋台ならではの距離の近さが魅力です。食事を楽しみながら、店主やほかの客との会話も自然に生まれる温かい雰囲気が特徴です。十勝産の食材をはじめ、厚岸町産の牡蠣や広尾町産のシシャモ、北海道産の新鮮な肉、野菜、海鮮など、素材の味を引き立てた炉端料理や一品料理が50種類以上揃っています。日本酒の品揃えも豊富で、北海道産だけでなく、全国から厳選された地酒も楽しめます。おひとり様でも気軽に立ち寄ることができ、観光や出張中の一息、もう少し飲みたい時など、さまざまなシーンで利用できるのが嬉しいポイントです。
炉ばた とかち番屋
JR帯広駅から徒歩約7分の便利な立地にある「CARDINAL」は、地元の人々だけでなく、観光客にも愛されるフランス料理店です。1階はカジュアルなワインバー形式で、気軽にワインを楽しむことができ、気の置けない雰囲気の中で寛げます。一方、2階ではシックで落ち着いた雰囲気の中、食事とワインのペアリングをゆったりと楽しむことができます。料理は、広尾町の新鮮な魚や芽室町の旬の野菜をはじめ、十勝地方の生産者から直接仕入れた食材をメインに使用し、素材の味を最大限に引き出した食事が楽しめます。
CARDINAL
帯広市に位置する「TARO’S HOOKAH」は、シーシャ(水たばこ)バーとして多くの人々に愛されています。100種類以上の豊富なフレーバーが揃い、訪れるたびに新しい味の組み合わせを楽しむことができます。さらに、ノンニコチンのシーシャも用意されており、初めての方でも気軽にシーシャの魅力を体験できます。海外のビールやカクテルなど、多彩なお酒が味わえるのも嬉しいポイント。また、ほかの人気店舗から料理を取り寄せられるため、気軽にお腹を満たすこともできます。
TARO’S HOOKAH
本記事では、十勝周辺の紅葉スポット14カ所を、見頃時期と合わせてご紹介しました。十勝エリアには、広大な敷地を誇る名所や自然豊かなスポットが多数点在しています。また、帯広駅周辺には美味しいレストランもあるので、紅葉狩りのついでに立ち寄るのもおすすめ。今回ご紹介したスポットには、冬季休業するところもあるため、冬が来る前にぜひ訪れてみてくださいね。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:おおのあつし(ロゴスキ)
真鍋庭園
[車]帯広広尾自動車道帯広川西ICより約5分 [電車]JR根室本線帯広駅より車で約15分
オンネトー
JR釧路駅から車で90分
岩内仙峡
[車]JR帯広駅より車で約40分
帯廣神社
[車] JR帯広駅より6分 駐車場約150台(大型バス可) [バス] JR帯広駅よりバス+徒歩で約11分 [徒歩] JR帯広駅より徒歩24分 ※駅前に有料レンタサイクル有り
音更神社
[バス] JR帯広駅より、拓殖バス・十勝バス、音更下車
紫竹ガーデン
JR帯広駅より車で約40分
三国峠
[車] 道東道音更帯広ICより国道241・273経由で約2時間
ピョウタンの滝
JR根室本線「帯広」駅より車で約60分 ※隣接する札内川園地の駐車場をご利用ください。(約50台)
福原山荘
[車] 鹿追町中心街より車で約20分(公共交通機関はありません) 駐車場30台
十勝が丘公園
[車] 道東道音更帯広ICより国道241号・道道73号経由 約20分 駐車場50台(無料) [電車] JR帯広駅バスターミナルより「十勝川温泉行き」乗車「ガーデンスパ十勝川温泉」下車 徒歩5分、またはタクシーで約20分
本別公園
[電車]JR池田駅より帯広・陸別線陸別行きで40分、バス本別北2丁目下車徒歩16分 [車]道東道本別ICより5.4㎞、約9分 駐車場:車100台、バス5台
緑ヶ丘公園
[バス] 帯広駅:バスターミナル2番乗り場より約15分 拓殖バス:南商または帯広の森・白樺学園線 ⇒「緑ヶ丘6丁目」下車、徒歩5分 十勝バス:南商・西23条行き ⇒「春駒通12条」下車、徒歩5分 駐車場 ・みどりと花のセンター 駐車場(普通車 44、身障者用 4)24時間 ・多目的広場 駐車場(普通車 28、身障者用 2)24時間 ・百年記念館前 駐車場(普通車 194、バス 2、身障者用 5)6:00〜22:30 ・木立の広場 駐車場(普通車 139、バス 7、身障者用 11) 6:00〜22:00 ・児童遊園 駐車場(普通車90、バス 5、身障者用 3)6:00〜22:00
スノーピーク十勝ポロシリキャンプ
[車] 帯広市街より車で約45分 中札内ICより車で約20分 札幌市街より車で約3時間30分 釧路市街より車で約3時間
肉と酒菜と創作 コモドキッチン
電車:JR根室本線帯広駅より徒歩約6分
炉ばた とかち番屋
電車:JR根室本線帯広駅より徒歩約6分
CARDINAL
電車:JR根室本線帯広駅より徒歩約7分
TARO’S HOOKAH
電車:JR根室本線帯広駅より徒歩約8分