“香りの島”で世界に一つだけのボタニカル香水作り体験【兵庫・淡路島】
旅色LIKESメンバー旅色LIKESメンバー

兵庫県

1人 / 50代 / 行った時期:5月

2024/07/30

“香りの島”で世界に一つだけのボタニカル香水作り体験【兵庫・淡路島】

淡路島といえば新玉ねぎや鯛が有名ですが、実はお香の生産量が日本一なのです。そんな“香りの島”にある香りがテーマの観光施設「パルシェ香りの館・香りの湯」へ旅コミュニティ「旅色LIKES」メンバーのジャスミンさんが訪れました。普段香水をつけず香りの種類も詳しくないジャスミンさんでも夢中になった、ボタニカル香水作り体験の様子をご紹介します。

今回体験したメンバーはこちら

  • 旅色LIKESメンバー・ジャスミン

    旅色LIKESメンバー・ジャスミン

    春は桜と自転車、夏は海、秋は文化祭、冬はカニとお風呂が好きです。それぞれの好きなところを共有して知らないところを探訪したいと思っています。

お香の生産量日本一の島に広がる、香りがテーマの観光施設

パルシェ香りの館・香りの湯

お香の生産量が日本一の淡路島。そんな“香りの島”で、山道をくねくねと5分程ドライブして到着するのが香りがテーマの観光施設「パルシェ香りの館・香りの湯」です。敷地内には季節ごとのハーブや草花の摘み取り体験ができる「大農園」や「フクシア大温室」、「ハーブガーデン香りの小道」、数種のハーブ風呂を備える天然温泉「香りの湯」など様々な施設が点在。「香りの小道」にはラベンダーやカモミール、ワイルドストロベリーなどお馴染みのハーブが栽培され、散策しながら豊かな香りを楽しめました。

緑の三角屋根が目印の香りの館

パルシェ香りの館

緑とハーブに囲まれた「香りの館」

パルシェ香りの館

作品の展示も

パルシェ香りの館

押し出してお線香を作る盆切り機械なども展示されている

パルシェ香りの館

色付きキャンドル

パルシェ香りの館

緑とハーブに囲まれた「香りの館」

パルシェ香りの館

作品の展示も

パルシェ香りの館

押し出してお線香を作る盆切り機械なども展示されている

パルシェ香りの館

色付きキャンドル

「香りの館」には(パウダールームにも!)香りのサンプルがずらりと並んでいました。体験の前に鼻を馴染ませないと……と順番に香りと名前を確認しました。香りの館では、ジェルキャンドル、ハーブ石けん、お香、ボタニカル香水、フラワーアレンジメント、ハーバリウムの体験ができます。お店(ポプリの部屋)も併設されていて材料やお土産も買えます。私は色付きキャンドル(95円)を購入しました。

自然界に存在する天然の香りを使って香水作り

パルシェ香りの館

ボタニカル香水作りは、24種類のエッシェンシャルオイル(精油)を調香する、40~50分でできる体験です。オイルは植物の花や枝葉、果皮、樹木、樹脂などから抽出した100%天然の芳香成分です。揮発速度の違いで8本ずつ、3グループに分かれていました。天然の香りはふわっと香ってきて消えていくという「揮発性」があるのだとか。香りの揮発速度が異なることを利用し精油をブレンドして、香りに深みや持続性のある香水ができるそうです。時間と共に香りの変化も生まれてくるとのことでした。

24種類あるエッセンシャルオイルから8~10種類選ぶ

パルシェ香りの館

みかんの香りが好きなので、トップノートの柑橘系をたくさん入れようかな

柑橘系の香りは早く消えてウッディーの香りが残ることになります。鼻がブレンドされた香りでいっぱいになればコーヒー豆を嗅いでリセットしたら良いとのこと。甘酸っぱい香りにしたいと思いつつ、ライムやオレンジ以外何をブレンドしたらいいのかと悩みます……。
コーヒー豆を嗅いで鼻をリセットしながら20分かけて10種類をセレクト。【トップノートの柑橘系】からペパーミント、ライム、オレンジ、ナルトミカンを選択。ペパーミントはゼリーなどで感じる香りではなく甘酸っぱい香りがしていたので、このグループで一番のお気に入りでした。【ミドルノートのハーブ系】からジャスミン、ゼラニウム、パルマローザ、クラリセージ。ジャスミンが一番強い香りがしてエキゾチックで、24種中一番のお気に入りでした。【ベースノートのウッディー系】からイランイラン、ベンゾインを。3番目のグループは薄っすら香っていて、甘さを感じた2つを選びました。

選んだ香りをブレンド

パルシェ香りの館

無水エタノールが入った香水ビンにトープノートの香りから、1滴ずつ入れていく

パルシェ香りの館

完成! 自然の香りなので、ふんわり香り消えていく

パルシェ香りの館

無水エタノールが入った香水ビンにトープノートの香りから、1滴ずつ入れていく

パルシェ香りの館

完成! 自然の香りなので、ふんわり香り消えていく

選んだ香りから20〜30滴をブレンドしますが、講師の方がブレンドするそれぞれの滴数を教えもらいます。強い香りのものは少なく弱い香りのものは多く入れるのだそう(例えば、強い香りのペパーミントは1滴で弱い香りのベンゾンは3滴入れました)。先生は一番気に入っていたミドルノートのジャスミンを3滴入れるようアドバイスしてくださいました。世界で一つの香水ができる由縁ですね。
10種類の香りをブレンドしたら、蓋をしめ混ぜ合わせます。香りチェックで数秒経ってから香りを嗅ぐとハーブの香りが薄っすらしました。柑橘系の香りをプラスしたくてナルトオレンジを1滴追加し再び嗅ぐと、先ほどと違うハーブの香りに。オレンジ色っぽくって、甘くって、エキゾチックという感じでした。香水そのものは、無色ですが色や味まで感じます。多分、自分が好みを意識して調香したので色や味まで感じるのかもしれません。

ランチしてから体験するのもおすすめ

パルシェ香りの館

玉ねぎたっぷりのハンバーガー、淡路島へ来たら食べたいですよね

体験時間より早めに行って、敷地内にある「Kaoru Café&Herb Shop」でランチをするのもおすすめです。施設内で採れるハーブなどを使った「淡路島ハーブハンバーガー」(850円)と「ナルトオレンジシスカッシュ」(500円)を頂きました。

◆Kaoru Café & Herb Shop
営業時間:10:00~17:00

景色を変えると香りも変わる

パルシェ香りの館

自宅の花に合わせて香りも変わるように感じる

完成から3〜4週間で熟成され、香水として使用できるようになります。帰ってから香りのチェックをするとほのかにミカンの香りがしてハーブの香り移りました。揮発の早い香りが消え弱いウッディーな香りとなっていくな、と習ったことを再認識。何の香りとも表現できず、家に咲いている花と写真を撮るとその花の個性と合う様で、環境で香りも変わるように思えます。ハーブガーデンで顔を近づけて香りを嗅ぐのと同じです。
ブレンドする種類や量によって、24のエッセンシャルオイルから新しい香りがどんどんできる、唯一無二のボタニカル香水作りをぜひ体験してみてください。

旅コミュニティ「旅色LIKES」こちら

※香りの館:10:00~17:00(手作り体験最終受付 16:30)

レポーター 旅色LIKESメンバー

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:レポーター 旅色LIKESメンバー

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