初心者にとってはちょっと堅苦しく感じる美術館や博物館。実は、快適に知性や感性を磨けるスポットでもあります。緊張せずにリラックスしながら、ひとり作品に思いを馳せてみたり、友人と作者の心情の変化を想像してみたり……。さまざまな角度から作品や資料を鑑賞して、内面から自分磨きをしませんか?

大人だからこそ想像力豊かにする休日を,知識を豊かにするミュージアムを巡り

感性を豊かにしよう! 美術館で想像力を養う

美術鑑賞を楽しめない大きな原因のひとつに、展示されている作品を「なんとなく眺めるだけ」で終わってしまうことがあります。しかしそこには、その時々の政治や流行など、垣間見えるものはいくつもあり、眺めるだけなんてもったいない。古代から信仰の対象でもあった美術作品は、見るだけでなく「当時を想像すること」もまた大事なのです。メッセージを伝えるための手段として発展してきたからこそ、見て感じ、作者の背景を知って感じることこそが、よりアートを楽しむポイントになりますよ。

提供:那須とりっくあーとぴあ
知識を豊かにしよう! 展示で知性を養う

そもそも博物館は、資料を集めて保管、展示をしながら、専属の学芸員キュレーターといった職員が資料に対する調査研究を行う機関のこと。そのため本来の博物館は、「博物館」と名付けられているものだけでなく、動物園や水族館、科学館なども含みます。さらに教育施設としての側面を持つもので、ただの展示というわけではありません。展示品の持つ機微や情緒を味わいながら、自らも研究する気持ちで観察すれば、いつもとは違う楽しみ方になるはずです。

恐竜博物館
大人が嗜む ミュージアムの楽しみ方

美術作品や歴史的資料を見るとき、あなたは「理解しよう」と思っていませんか? 時代背景や作者の信条など気にしてみるのも良いですが、作品や資料を見るときには、まず第一印象や感じるままに観察してみるのも一つの楽しみ方です。作品から見い出すものは人それぞれで良いのです。想像し、その上で時代背景を学ぶ。肩肘はらずに作品を楽しんでみるのも乙なものですよ。

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