疲れを感じると「温泉に入りたい!」と思うのが日本人というもの。ですが、その温泉の効能、本当に活かせていますか? いまこそ、心と体、両方に効く湯治旅で、温泉をもっと深く知る滞在はいかがでしょう。病気の治療や療養のため、というイメージが強い湯治ですが、最近では「現代湯治」「プチ湯治」と言われる週末旅にぴったりの体験も増えています。温泉で心も体もますます健康に! 明日への活力をチャージする旅へ。

現代湯治とは?

持病や疾病の緩和のため、湯治場に長期滞留しながら温泉療養を行うのが従来の「湯治」。近年話題の「現代湯治」や「プチ湯治」は、病気の予防やストレス解消、リラックスが目的。きちんと湯治の方法をマスターすれば、週末旅のような短期間でも効果が期待できると言われています。

湯治
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初心者でも安心!湯治をもっと楽しむ三カ条 初心者でも安心!湯治をもっと楽しむ三カ条

第一条 正しい入浴法を知る

湯治には近代医学に裏付けられたルールがあり、むやみに温泉に入ればいいというわけではありません。場合によっては心身を癒すどころか、返って症状を重くする可能性もあるので、必ず正しい方法で行いましょう。1日1〜3回、1回3〜10分湯に浸かるのが一般的。湯治場には効果的な入浴方法が書いてあるので、入浴前にチェックを。また事前に泉質の禁忌症を確認しておくことも大切です。
第一条 正しい入浴法を知る

第二条 食事にも気配りを

湯治中は食事も大事。海山の幸をもりもり食べるというよりも、内臓を休める体に優しい食事が最適です。宿によっては湯治のプログラムの一貫として、専用メニューが用意されるところも。地産の旬の野菜や山菜などを使った和食や薬膳料理などが中心で、腹八分のボリュームで提供されます。飲める温泉であれば、日に何度か「飲泉」をして、温泉の薬効を直接取り入れながら効果を高めます。
第二条 食事にも気配りを

第三条 日常を離れる

湯治は、「転地効果」も重要なポイント。日常から離れた環境に身を置くことで、自律神経が整って心身が元気になり、リラックス効果が得られることから「転地療養」とも呼ばれています。温泉はもちろんですが、きれいな景色を眺めたり、地元の人と笑顔で触れ合ったり、新しい体験をしたりすることも療養のひとつ。またできるだけ遠出することで、その効果がより高まると言われています。
第三条 日常を離れる
豆知識 「湯あたり」の正体 豆知識 「湯あたり」の正体
  • 温泉療養中に出る頭痛やめまい、発熱、吐き気などの症状を「湯あたり」と言います。温泉の成分と相性が合わないことも原因のひとつですが、回復している証しの「好転反応」である可能性もあります。症状が出たら1日入浴を控えて様子を見ましょう。

「"効く″温泉、ここにあります。日本の現代湯治 」
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