【三重・奈良・和歌山おでかけ】熊野古道と併せて訪れたい聖地周辺のレジャー16選

【三重・奈良・和歌山おでかけ】熊野古道と併せて訪れたい聖地周辺のレジャー16選

自然・絶景

2026/03/26更新

伊勢、吉野・大峯、高野山、そして熊野三山と「4つの聖地」を結び、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中核的要素でもある熊野古道。古来より人々が祈りを捧げたこの地を巡るなら、周辺のレジャーも併せて満喫するのがおすすめです。熊野古道は車やバスでも移動できるため、アクティビティと一緒に観光を楽しむのにもぴったり。厳かな空気に触れつつ、心身ともにリフレッシュできる特別な旅に出かけてみませんか。

※こちらの情報は2026年3月時点のものです。実際に訪れる際は、施設の公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

世界遺産・熊野古道とは?

熊野古道 大門坂

熊野古道は三重・奈良・和歌山の三県にまたがり、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている巡礼の道です。

古来、人々は伊勢神宮や熊野三山、高野山、吉野・大峯といった聖地を目指し、険しい山々を越えて祈りを捧げてきました。「蟻の熊野詣」と例えられるほど多くの人々が歩いたこの道では、今も石畳の古道や歴史ある宿場町が残り、神秘的な空気が漂っています。

単なる散策路ではなく、自然と信仰が一体となった日本屈指のパワースポットといえるでしょう。

徒歩だけじゃない!熊野古道の気軽な楽しみ方

「熊野古道=何日もかけて歩く過酷なトレッキング」というイメージがあるかもしれませんが、実はもっと気軽に楽しむ方法がたくさんあります。

エリア内にはバスやタクシーが整備されており、見どころとなる大社や絶景スポットのすぐ近くまで簡単にアクセスできます。美しい石畳が残る数十分のルートだけを「いいところ取り」で散策し、空いた時間で周辺の温泉やアクティビティ、グルメなどを欲張りに楽しむことも可能。

体力に自信がない方や、レジャーをメインにしたい方でも、自分らしいペースで世界遺産の魅力を満喫できます

青岸渡寺の三重塔

伊勢神宮(三重県)と併せて楽しみたいレジャー5選

「お伊勢さん」参拝と一緒に楽しめる、三重県内のレジャースポットをご紹介します。

定番の門前町での食べ歩きから、リアス海岸を一望する展望台、さらには世界遺産の巨岩やウミガメに会える道の駅まで、聖地巡礼の旅をより欲張りに楽しめるレジャーをまとめました。

二見興玉神社(夫婦岩)

素敵なご縁を導く、海辺の絶景パワースポット

二見興玉神社の象徴である「夫婦岩」は、沖合約700メートルの海中に鎮座する霊石「興玉神石」を拝むための鳥居として建てられました。大小二つの岩が太い注連縄(しめなわ)で結ばれた姿は、古くから縁結びや夫婦円満の象徴として親しまれています。

かつて伊勢神宮を参拝する人々は、この地を訪れて海に入り、心身を清める「浜参宮」を行うのが習わしでした。現在は、社殿で「無垢塩祓」を受けることで同様の浄化ができるとされており、お伊勢参りのスタート地点として立ち寄るのがおすすめです。

横山展望台

英虞湾の絶景を独り占めできる天空のパノラマテラス

標高140メートルの高さから、複雑に入り組んだリアス海岸と、そこに浮かぶ約60もの島々を一望できる絶景スポットです。展望台までは木製のスロープが整備されているため、誰でも気軽に天空の散歩を楽しみ、美しい海岸線を眺めることができます。

敷地内の「横山天空カフェテラス」では、絶景を目の前に伊勢志摩名物のあおさドーナツやドリンクを味わいながら、贅沢な休憩時間を過ごせるのが魅力。上り口にあるビジターセンターでは、伊勢志摩国立公園の自然について学ぶこともできます。

鬼ヶ城(おにがじょう)

荒波が削り出した、大迫力の天然巨大アート

熊野灘の荒波による浸食と、大地の隆起が作り出した奇岩地帯です。国の名勝・天然記念物であり、世界遺産にも登録されているこの地には、その名の通り鬼が住んでいたという伝説が残っています。波風に削られた無数の洞窟や、突き出したような岩壁が連なる光景は、まさに自然のエネルギーを感じさせてくれるでしょう。

エリア内には「千畳敷」や「犬戻り」といったユニークな名前のついた見どころが点在し、それらを縫うように遊歩道が整備されています。険しい岩肌の間を歩きながら、真っ青な海と荒々しい岩のコントラストを楽しんでみてはいかがでしょうか。

花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)

神話の時代へタイムスリップ!日本最古の聖なる巨岩

「日本書紀」にも記されている日本最古の神社といわれ、国生みの神である伊弉冉尊(いざなみのみこと)が眠る神聖な場所です。この神社には本殿がなく、高さ約45メートルにも及ぶ巨大な岩そのものをご神体としており、古代からの自然信仰の姿を今に伝えています。

境内には火の神・軻遇突智尊(かぐつちのみこと)の御陵もあり、神話の世界がそのまま形になったような場所です。毎年2月と10月に行われる「お綱かけ神事」は、ご神体の頂上から長い綱を引く古式ゆかしいお祭りで、世界遺産の一部としても高く評価されています。

道の駅 紀宝町ウミガメ公園

本物のウミガメに出会える!全国唯一の道の駅

全国で唯一、敷地内にウミガメの水族館を併設している道の駅です。一番の見どころは、大きなプールで優雅に泳ぐ本物のウミガメを間近で観察できること。10種類以上のカメたちが暮らしており、週末には直接触れ合えるイベントが開催されるなど、子どもから大人まで夢中になれる体験が待っています。

もちろん道の駅としての魅力も満載で、物産館には紀宝町の特産品がずらりと並び、きほう食堂では地魚を活かした料理を堪能できます。ドライブの休憩に立ち寄るだけではもったいない、遊び・グルメ・ショッピングのすべてが揃ったレジャースポットです。

吉野・大峯(奈良県)と併せて楽しみたいレジャー4選

修験道の聖地として知られる吉野・大峯エリア。その厳かな空気に触れた後は、奈良の豊かな自然と歴史を体感できるレジャーを楽しみましょう。

圧巻の巨石や桜の美しさで知られる社寺巡りはもちろん、エメラルドグリーンの渓谷美や、スリル満点の巨大な吊り橋など、このエリアならではの心揺さぶる体験スポットをご紹介します。

金峯山寺(きんぷせんじ)

修験道の聖地にそびえ立つ、圧巻の巨木建築とブルーの秘仏

吉野山の中心に位置する金峯山寺は、7世紀末に役小角(役行者)によって開かれた修験道の根本道場です。最大の見どころは、国宝に指定されている本堂「蔵王堂」。木造古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇り、山桜の巨木を用いた柱が立ち並ぶ姿は、見る者を圧倒する力強さがあります。

参道にそびえる「銅(かね)の鳥居」は、大峯山修行への入口である「発心門」としての役割を持ち、ここから聖域が始まるという緊張感と期待感を高めてくれます。

みたらい渓谷

エメラルドグリーンに輝く、近畿随一の清流美

「近畿の秘境」とも称されるみたらい渓谷は、エメラルドグリーンに透き通った清流が巨大な岩の間を縫うように流れる絶景スポットです。大小さまざまな滝が滑るように流れ落ちる様子と、周囲の深い緑が織りなすコントラストは、まさに息をのむような美しさ。吊り橋の上から眺めるダイナミックな渓谷が、訪れる人の心を一瞬でリフレッシュさせてくれます。

春から夏にかけての瑞々しい新緑はもちろん、山々が燃えるように色づく秋の紅葉シーズンも趣があります。遊歩道が整備されているため、マイナスイオンをたっぷりと浴びながらの散策にも最適です。

壷阪寺

絶景と歴史が交差する、眼病封じの「目の観音様」

奈良盆地を一望できる壺阪の山に位置する壷阪寺は、飛鳥時代に開かれた1300年以上の歴史を誇る名スポットです。清少納言が「枕草子」で讃え、人形浄瑠璃や歌舞伎の演目「壺阪霊験記」の舞台としても知られるこの寺は、古くから眼病平癒にご利益のある「目の観音様」として全国から多くの参拝者が訪れます。

境内には圧倒的な存在感を放つ巨大な大仏様が鎮座し、春の桜や秋の紅葉が周囲を彩ります。近年は桜の中に大仏様が浮かび上がる「桜大仏」が、幻想的なフォトスポットとして大きな話題を呼んでいます。

談山神社

歴史の転換点となった、世界唯一の塔が立つ紅葉の名所

飛鳥時代、中大兄皇子と中臣鎌足が政治改革「大化の改新」の密談を交わしたことからその名がついた、歴史情緒あふれる神社です。最大の見どころは、世界で唯一といわれる木造の「十三重塔」。優美な屋根が重なるその姿は、周囲を囲む豊かな自然と見事に調和し、訪れる人々を圧倒する美しさを放っています。

境内には重要文化財の社殿が点在し、春の桜や初夏の新緑など、四季折々の表情を楽しめるのも魅力。特に秋の紅葉シーズンは、燃えるような赤い葉と朱塗りの塔が織りなす絶景を求めて多くの人が訪れます。

高野山(和歌山県)と併せて楽しみたいレジャー4選

弘法大師空海が開いた天空の聖地・高野山。その荘厳な境内を巡るのはもちろん、周辺には五感で楽しめるレジャースポットが満載です。

伝統的な瞑想体験や、山並みを一望できるケーブルカーでの移動、さらには参拝の疲れを癒す秘境の絶景温泉まで、高野山の旅をより深く、楽しく彩るおすすめのスポットをご紹介します。

総本山金剛峯寺(こうやさんこんごうぶじ)

高野山の伝統と美が集結する、真言密教の総本山

高野山内にある117の寺をまとめる中心寺院であり、真言宗の総本山です。もともとは豊臣秀吉が亡き母の菩提を弔うために建立したという歴史を持ち、明治時代に今の名称となりました。広大な境内には歴史の重みを感じさせる荘厳な主殿が立ち並び、一歩足を踏み入れるだけで聖地ならではの空気に包まれます。

見どころは、国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」や、狩野派の絵師によって描かれた豪華絢爛な襖絵など、宗教芸術の傑作が揃っている点。歴史の舞台となった「柳の間」など、時の権力者たちの足跡も随所に残されています。

壇上伽藍(だんじょうがらん)

弘法大師が描いた理想郷!立体曼荼羅の世界を歩く

高野山の開創とともに、弘法大師空海が真っ先に心血注いで建立した日本初の宗教伽藍です。約1200年前、嵯峨天皇の許しを得て開かれたこの場所は、真言密教の修行の場として重要な聖域のひとつとされています。広大な敷地に整然と並ぶ堂塔の配置は、密教の宇宙観である「曼荼羅(まんだら)」の世界を具現化したものだとされ、その中心にそびえる鮮やかな朱色の「根本大塔」は圧巻の存在感です。

一歩足を踏み入れれば、そこは現世と切り離されたかのような空間。空海が自ら設計し、祈りを込めた構造物を巡ることで、密教の深い教えを肌で感じることができます。

光木阿字館(こうぼくあじかん)

聖地の銘木に願いを込める、心安らぐ数珠作り体験

高野山に位置する「光木阿字館」は、貴重な天然木を使って自分だけのオリジナル数珠を作れる工房です。一番の魅力は、樹齢600年を超える高野杉や梅の木など、聖地の歴史を刻んだ素材に直接触れられること。一玉ずつ丁寧に磨き上げ、集中して紐を通し組み上げるプロセスは、まさに自分自身と深く向き合うマインドフルネスなひとときです。

出来上がった数珠には名前を刻印することもでき、お守りや厄除けとしてはもちろん、大切な人への贈り物としても喜ばれています。近年ではブレスレット感覚で身につける方も増えており、ファッションとして日常に聖地のパワーを取り入れられます。

丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

高野山開創を導いた、聖なる「赤」の女神が眠る地

約1700年の歴史を持ち、世界遺産にも登録されている丹生都比売神社。御祭神の丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)は、空海に高野山を授けた神として知られ、今も神仏習合の伝統が色濃く残る聖地です。古来、魔除けや不老長寿の象徴とされた赤い顔料「丹(に)」を司る女神として、その神威は蒙古襲来をも退けたと伝えられるほど強力なものでした。

見どころは、日本屈指の大きさを誇る「一間社春日造」の4棟の本殿。鮮やかな朱塗りの楼門とともに、周囲の緑に美しく映えるその姿は、息をのむような気品に満ちています。

熊野三山(和歌山県)と併せて楽しみたいレジャー3選

聖地・熊野三山を巡る旅では、和歌山の大自然を肌で感じるスポットも外せません。

荘厳な三社参りと併せて訪れたい、日本一の落差を誇る名瀑や、開放感あふれる西日本最大級の露天風呂、そして海上に奇岩が並ぶ幻想的な道の駅まで、心身を浄化してくれる厳選レジャースポットをご紹介します。

わたらせ温泉 大露天風呂

西日本最大級!圧倒的な開放感に浸る巨大露天風呂

一度に500人が入浴できるという、西日本最大級のスケールを誇る大露天風呂が自慢の温泉です。周囲の山々に囲まれたダイナミックなロケーションのなか、広々とした湯船に身をゆだねれば、日常の悩みも吹き飛ぶような爽快感を味わえるでしょう。

ここでの通な楽しみ方は、川魚の旨みが溶け出した「あまご酒」を桶にのせ、お湯に浮かべて味わうひととき。豊かな自然の音を聞きながら、温かい湯船で一献傾ける時間は、まさに旅の醍醐味といえる風流な体験です。

熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)

鮮やかな朱塗りの社殿に祈る、生命の再生と縁結びの聖地

熊野三山のひとつである熊野速玉大社は、神倉山に降臨した神々を現在の地に遷してお祀りしたことから、この地が「新宮(しんぐう)」と呼ばれる由来となりました。主祭神は、映え輝く神霊を称えた力強い御名の速玉大神(はやたまのおおかみ)と、万物を生み出す夫須美大神(ふすみのおおかみ)。この夫婦神をお祀りしていることから、縁結びや家内安全の神様として全国から多くの参拝者が訪れます。

境内を一歩進むと、光り輝くような朱塗りの社殿が青空に映え、その清々しく力強い美しさに圧倒されます。平重盛が植えたと伝わる[line天然記念物の巨木「御神木ナギ」[/lineは、道中の安全を願うお守りとしても信仰されてきました。

道の駅 くしもと橋杭岩

巨岩が並ぶ神秘の絶景!本州最南端のシーサイドステーション

本州最南端の町・串本町に位置するこの道の駅は、国の名勝・天然記念物である「橋杭岩(はしぐいいわ)」を目の前に望む絶好のロケーションが自慢です。2階のテラスは、海に向かって一列に並ぶ約40もの巨大な岩柱を一望できる特等席。干潮時には岩の近くまで歩いて行くことができ、自然が造り出したダイナミックな造形美を間近で体感できるのが大きな魅力です。

景色を楽しんだ後は、地元の特産品であるポンカンを使った「ポンカンソフトクリーム」がおすすめ。爽やかな酸味と甘みが、ドライブの疲れを心地よく癒やしてくれます。

神話と自然が息づく、魂を浄める紀伊半島の聖地巡礼

那智の滝

三重・奈良・和歌山にまたがる紀伊山地の霊場と参詣道は、古来より神々が宿る地として畏敬されてきました。険しい山々に抱かれた金剛峯寺や熊野三山は、自然崇拝と仏教が融合した独自の信仰を今に伝え、訪れる人々を静寂と神秘の世界へ誘います。

各スポットに息づく歴史の重みと、エメラルドグリーンの渓谷や巨大な吊り橋といったダイナミックな自然美は、日常を忘れさせ、心身を深く癒やしてくれます。各地のグルメや温泉に触れながら、時を超えて受け継がれる祈りのエネルギーを体感するこの旅は、まさに自分を見つめ直し、新しい明日へと踏み出すための「再生の旅」となるでしょう。

旅色編集部 おおもと

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 おおもと

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。