【2026年】国内旅行おすすめ8選|DayDay.で紹介も!旅色編集部が選んだ旅先
2026/03/09

2025/07/30
広島電鉄は、広島市内を走り、「広電」の愛称で親しまれている路面電車です。長い歴史を持ち、地元の人々にも観光客にも愛され続けています。今回はそんな「広電」の乗り方や運賃など、観光の際に役立つ情報やその歴史をご紹介します。※こちらの情報は2025年7月時点のものです。実際に行く前にお店の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。
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「広電」は広島観光の際にもおすすめの路面電車。広島を代表する観光地を訪れるときはぜひ利用してみてください。「広電」のみで行くことのできる観光スポットや、そのアクセス方法をご紹介します。
広島観光を存分に楽しみたいなら、広島電鉄の路面電車「広電」が便利です。広電を使えば、広島ならではの街並みや風景、定番の観光地からちょっとした庭園などにも気軽に訪れることができます。
広島駅を基点とした路電旅なら、世界遺産の原爆ドームや平和記念公園(原爆ドーム前電停)はぜひ訪れてみたいところ。歴史好きに人気の広島城(紙屋町東電停)や、風光明媚な縮景園(縮景園前電停)にもスムーズに向かえます。また、宮島観光の玄関口「宮島口」へのアクセスも快適。レトロな車両に揺られながら巡る旅路は、移動時間を楽しむ特別なひとときになるでしょう。
広島駅を拠点にして「広電」を使えば、効率よく快適に観光スポットを巡ることができます。
平和記念公園・原爆ドームは広島駅から2号線または6号線で約15分。広島城は広島駅から1号線または2号線で「紙屋町東」電停へ、そこから徒歩約10分で行くことができます。
縮景園は広島駅から1号線で「八丁堀」電停へ、その後9号線に乗り換え「縮景園前」で下車後、徒歩2分。5号線の「広島港」行きに終点まで乗れば、30分ほどで広島港まで行くことができます。
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移動にも観光にも便利な「広電」。その魅力はアクセスの良さや運賃の手軽さだけではありません。乗り回しに便利な乗車券や旅パスなど、お得な情報も盛りだくさん。「広電」をさらに楽しく利用するコツをご紹介します。
「広電」の利用方法は路面バスとよく似ているため、初めて乗る方でも心配することはありません。まずは電停で電車の到着を待ち、乗車する際には電車前部の行先表示(方向幕)で路線番号と行先を確認しましょう。行き先によって車両編成は異なりますが、どの扉からでも乗車可能です。支払い方法はICカード、現金、一日乗車券、MOBIRY DAYSに対応。乗車時には、現金での利用なら整理券を、ICカード・MOBIRY DAYでの利用ならカードリーダーへのタッチをお忘れなく。降車時は運転士がいる前方扉付近で支払いを済ませて降りましょう。
「広電」の路面電車の運賃は、全線均一で大人240円、小児120円です。広島市内から宮島線まで、どの区間でもこの料金で利用できます。 大人または小児1人につき、幼児3人までは無賃で乗車が可能です。宮島線内の区間においては、MOBIRY DAYSを利用する場合に限り、定率割引(最大10%)を超えて割引が適応されます。例えば、MOBIRY DAYSを使用し電車で「広電西広島」から「古江」まで利用する場合、運賃は150円です。
観光などで広電を利用する際には、お得な「一日乗車券」がおすすめ。広電全線を乗り降り自由で、大人700円、小児350円と運賃もお手頃です。宮島観光も含めたいなら「一日乗車乗船券」も要チェック。こちらは電車と宮島航路がセットで、大人1000円、小児550円で利用可能です。
購入は広電の電車内、主要駅案内所、オンラインでも手軽にできます。広電とバスの両方を利用する際には「広島たびパス」や「デジタルシティパス」も便利です。

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「広電」は広島のグルメめぐりにも便利。お好み焼きや担々麺、新鮮な海鮮など、エリアごとに味わえるグルメも違うので、ぜひ複数の電停で下車して見てください。その町ごとの街並みや景色にも目を向けながら食べ歩きしてみるのもおすすめ。
広島電鉄沿線を使えば、グルメスポットめぐりも快適に楽しめます。観光客からも人気のグルメと言えば、まずはやっぱり広島風お好み焼き。関西風と違い、たっぷりのキャベツと麺の入った食べ応えバツグンの一品です。また、汁なし担々麺も広島B級グルメとして人気を集めています。
海鮮なら、宮島周辺で楽しめる牡蠣やあなご。濃厚な特大サイズの牡蠣や、古くから親しまれているあなごめしは広島を代表する海鮮グルメです。広電を活用して、広島ならではのご当地グルメを食べ尽くしましょう!
広電沿線には、地域ごとの特色を活かしたグルメスポットが点在しています。八丁堀周辺には広島名物のお好み焼きが楽しめる老舗店が多数あり、地元の味覚を堪能できるエリアです。
また胡町エリアは、新鮮な海鮮料理や地酒を楽しめるお店で賑わい、夜の飲み歩きや観光にもぴったり。紙屋町や立町は、広島ならではの汁なし担々麺や創作料理で人気。食べ歩き散策も楽しめるエリアです。

原子爆弾が投下された歴史を持つ広島。広島電鉄もその被害を受け、辛抱強い復興活動を経て現在も広島市内を走り続けています。広島とともに歩みを続けてきた広島電鉄について、その歴史を掘り下げて紹介します。
人類史上初めての原子爆弾が広島に投下されたのは、1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分。当時運行していた63両の電車も被爆しました。在籍していた全車両の9割にあたる108両が被災し、そのうちの40両以上は全壊・全焼。爆心地の近くにあった櫓下変電所も全壊し、広島電鉄は非常に大きな被害を受けました。
車両と施設両方に被害を受けた広島電鉄は、全線で運行が不可能に。人的被害は、死者185名、負傷者266名。広島電鉄家政女学校の女生徒30名も、その中に含まれています。千田車庫の出庫口脇には慰霊碑が建立されており、原爆によって亡くなった方と会社創立以来の殉教者の御霊を慰めています。
原爆により多大な被害を受けた広島電鉄ですが、残された社員たちは被爆後まもなく復旧作業に取り掛かりました。線路や車両の状況を歩いて確認し、壊れた電柱などはトラックとロープで引っ張り起こすなど、過酷な作業環境のなか懸命の復興作業が続けられました。
電力は爆心地より15km離れた廿日市変電所から供給され、被爆3日後の8月9日には己斐(現・広電西広島)から西天満町(現・天満町)の間で市内電車の運行が再開されました。再開後の一番電車では、お金のない人は乗車賃を支払わなくても乗ってよいと伝えられていたそうです。たくさんの人の協力で運行を再開した路面電車の姿は、当時の市民を勇気づけたといわれています。
戦後まもなく復興の動きを見せた広島電鉄でしたが、原爆投下から約1カ月後には枕崎台風が広島を襲い、無情にもさらなる被害を被りました。極端な物資不足と激しいインフレが続く中での復興はとても厳しいものだったといわれています。
過酷な状況にありながらも復興は辛抱強く続けられ、1945(昭和20)年10月には広島市内中心部から広島駅までの主な路線が復旧。1948年(昭和23年)12月には横川線も全通し、白島線は1952年(昭和27年)6月に運行を再開しました。車両の復旧は1949(昭和24)年度に大半が完了。原爆を乗り越えた651号と652号は、「被爆電車」として現在も広島市内を走り続けています。

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広島市内を走る「広電」は、災害や原爆被害を乗り越えて現在も多くの人に親しまれている路面電車。アクセスの良さや運賃の手軽さから、観光客にも人気です。原爆ドームや平和公園を訪れる際にも便利で、観光を通して歴史や食文化に触れたいという方にはおすすめ。広島の歴史に寄り添う「広電」に乗って、広島観光をより思い出深いものにしてください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもと
ライター:山本