【東北観光】安産祈願で訪れたいおすすめ神社18選!お守りなども紹介
2025/06/25
2025/06/25
旅先での神社巡りは、その土地の文化や自然を感じられる、おすすめの過ごし方のひとつ。今回は、福島県でぜひ訪れたい、由緒ある神社を12カ所厳選しました。美しい社殿や個性あふれる御朱印、季節のお祭りなど、それぞれの見どころもあわせて紹介。観光を楽しみながら、運気アップも期待できそうです。
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島根県の出雲大社の流れをくむ神社。毎年6月末から8月にかけて開催される夏詣では、参道に約650個の風鈴と200個の苔玉が飾られ、涼やかな音色とともに訪れる人を迎えます。縁結びにご利益があるお守りや、災いが“来る勿(なか)れ”と願いを込めた「勿来守(なこしもり)」、限定御朱印、いわき市内の神社を巡る「神玉」なども楽しめるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
國魂神社
1201年に岡小名宮ノ作の地に創建された古社。現在の地に移ったのは1385年とされ、長い歴史の中で地域の人々に親しまれてきました。海の色を思わせる青色の鳥居が示すように、特に漁業や港湾関係者など、海に関わる人々からの信仰が厚く、鳥居は海の守護神を象徴しています。御朱印には、青い鳥居の印も押されており、参拝の記念として授かるのもいいでしょう。
小名浜諏訪神社
1322年に創建された歴史ある神社。春になると、境内に咲き誇る樹齢650年を超えるシダレザクラで知られています。樹高約20m、幹周り3.6mの巨木は、市の天然記念物にも指定されており、見頃を迎える3月下旬から4月中旬には、多くの花見客でにぎわいます。なかでも夜のライトアップは幻想的で、幽玄な姿に心奪われること間違いなし。春のいわき観光で、ぜひ訪れたい名所のひとつです。
小川諏訪神社
「白根三吉神社」は、昔話『聞き耳頭巾』に登場する三吉のように「さんきちさまはききみみずきん」として人々の心の拠り所となってきた神社。「三吉霊神(みよしのおおかみ)」「大己貴大神(おおなむちのかみ)」「少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)」の三柱が御祭神として祀られています。新しさを感じさせる鳥居や社殿は、東日本大震災からの復興を願い、2016(平成28)年に建立されたもの。手水舎には季節ごとにガラスの「浮き玉」が浮かべられ、参拝者の目を楽しませています。
白根三吉神社
伊達市のシンボル・霊山(りょうぜん)の麓に鎮座する霊山神社。南北朝時代の武将・北畠親房、顕家ら北畠一族を祀る神社で、明治時代に創建され、南朝ゆかりの地に厳かに佇んでいます。運気を高めるご利益があるとして、県内外から多くの参拝者が訪れています。春の例大祭では、剣舞「濫觴武楽」や「大石北又獅子舞」が奉納されます。秋には、京都・嵐山から移植されたと伝わる紅葉が彩りを添え、一年を通して人々を魅了します。
霊山神社
地域の人々に「お諏訪さま」として親しまれる神炊館神社は、奥州須賀川の総鎮守。俳人・松尾芭蕉が『奥の細道』の旅の途中で参詣したことでも知られています。社名は御祭神である建美依米命が新米を炊いて神に感謝を捧げたという逸話に由来し、全国で唯一の名前。オリジナル御朱印帳や月替わりの昔話をモチーフにした御朱印、須賀川出身の円谷英二にちなんだウルトラマンのお守りなどを揃えており、参拝が楽しくなる神社です。
神炊館神社
2000年以上の歴史を誇り、「会津」という地名の発祥にも深く関わる古社。岩代国一宮として多くの神事が行われ、地域文化と信仰の中心的存在となっています。境内では、国指定重要無形民俗文化財の「御田植祭」や、200品種以上の花々が咲き誇る「あやめ祭り」など、四季折々の行事を開催。また、春には御神木の「薄墨桜」や「飛竜の藤」など、美しい花々が咲き誇り、花の名所として多くの人々が訪れます。
岩代国一之宮・会津総鎮守 伊佐須美神社
会津藩初代藩主・保科正之公をはじめ、歴代藩主を祀る神社。社殿は戊辰戦争で焼失いましたが、明治13(1880)年に再建されました之公の謙虚な人柄を表すように、鳥居にはめずらしい白色が採用されています。境内には国指定史跡「会津藩主松平家墓所」や、正之公の生涯が刻まれた「土津霊神碑」など、見どころが多数。春は桜、夏は青もみじ、秋は紅葉と、四季折々の美しい風景に出合いに訪れたい神社です。
土津神社-こどもと出世の神さま-
1611年に中村藩初代藩主・相馬利胤が中村城の守護社として創建した神社。現在の社殿は、18代藩主・相馬義胤が1643年に建立したもので、「流造(ながれづくり)」による桃山様式の本殿・幣殿・拝殿が揃い、いずれも国指定重要文化財です。中村城内の小高い丘に鎮座し、境内には春には桜、5月頃には推定樹齢数百年と伝えられる藤の花が咲き誇ります。四季折々の風景に出合いに訪れてみてはいかがでしょうか。
相馬中村神社
源頼義が戦勝祈願のために創建し、のちに源義家が現在の地に遷座・造営したと伝わる歴史ある神社。和歌山にある本宮・新宮・那智の熊野三山を祀っています。拝殿「熊野神社長床」は国の重要文化財に指定。平安時代の寝殿造を今に伝える壮麗な建築で、円柱44本が整然と並ぶ姿は圧巻です。また境内にそびえる樹齢約800年のご神木・大イチョウは四季折々の姿が美しく、とりわけ黄金色の落葉に彩られる晩秋は訪れる人々を魅了します。
新宮熊野神社
JR常磐石川駅から徒歩約10分の場所に佇む、石都々古和気神社。『延喜式』に記載れた「延喜式内社」のひとつで、古くから山岳信仰の拠点として、多くの人々の厚い信仰を集めてきました。境内や周辺には、約1万年前から続く信仰の跡として、屏風岩や船形岩、石門(鳥居)など、神を祀る磐境(いわさか)が点在しています。さらに、「三種の神器」と言われる剣・玉・鏡にちなむ岩も見られ、考古学的にも貴重な祭祀遺跡とされています。石川町出身の石工・小林和平が手がけた、3匹の子獅子が付随した可愛らしい狛犬も見どころです。
石都々古和気神社
創建時期は明らかでないものの、平安時代初期にまとめられた『続日本書紀』に名を残す歴史ある神社。都々古別三社のひとつとして知られています。境内には、樹齢数百年の古木が立ち並び、静寂と荘厳さに満ちた空気が漂います。神社内には数々の貴重な文化財が保管されており、創建当時の部材を多く残す本殿は、国の重要文化財に指定されています。その佇まいからも長い歴史を感じることができます。
馬場都々古別神社
今回紹介した福島の神社は、いずれも訪れる人々に静かなパワーを与えてくれる場所ばかり。縁結びや運気アップ、交通安全など、ご利益もさまざまです。季節の移ろいを感じながら、ぜひ参拝してみてください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:Okumura Shiho