京都のちょっとマイナーな穴場観光スポットへ!京都市外&郊外を巡る旅行プラン18選

更新日:2025/09/18

京都のちょっとマイナーな穴場観光スポットへ!京都市外&郊外を巡る旅行プラン18選

日本の“古都”として人気の高い観光地・京都。京都市内は見どころが多く、最近は海外からの観光客も増え、常に多くの観光客でにぎわっています。しかし、京都市内だけでなく、京都市郊外にも魅力的な観光スポットが多いことをご存知ですか? 日本の歴史が動いたロマンのある古い町並みや、本場のお茶が味わえる広大な茶畑、趣のある寺院など「京都ならでは」の雰囲気も堪能できますよ。この記事では、まだ知らない京都の魅力に触れる18の旅行プランをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

マイナーだけど魅力たっぷりな京都市郊外を観光! メリットとデメリットは?

京都の観光スポットといえば「清水寺」や「八坂神社」といった神社仏閣や、昔ながらの町並みが残る花街・祇園などが有名。京都駅からのアクセスもよく、人気のスポットです。しかし、有名で人気があるということは、多くの人が訪れるということ。その点、今回ご紹介する京都市郊外のマイナースポットは、観光客が比較的少なくゆっくり見て回れるのが魅力。人ごみが苦手な人にもおすすめです。ガイドブックには載っていないような、新しい京都の表情に出合えますよ。ただし、郊外のスポットはアクセスしづらいところも多いので、事前に交通手段を確認しておくのが大切です。バスや電車の時間を調べたり、免許を持っているならレンタカーを借りたりするのも手です。あとは、移動時間がかかるので、余裕を持ったスケジュールを組んでおくのをおすすめします。

① 【左京区】貴布禰総本宮 貴船神社・貴船 喜らく

パワーに満ちた京都の奥座敷で風情を味わう

京都駅から電車やバスを使って、最短約1時間の距離にある「貴布禰(きふね)総本宮 貴船神社」。もともと“きふね”とは「氣生根」と書き、神聖な気にあふれる強力なパワースポットとして知られています。明確な創建の時期は不明ですが、白凰6(655)年には社殿の造り替えが行われたという記録が残っており、かなり古い歴史のある神社です。御祭神に水の神様を祀っており、境内には貴船山からの御神水が湧き出ています。この御神水では、結果が書かれた紙を水に浮かべると内容が浮き出る「水占みくじ」ができるので、試してみてくださいね。また、貴船神社の結社は縁結びのご利益で有名。良縁を授ける「磐長姫命(いわながひめのみこと)」が祀られ、平安時代には女流歌人の和泉式部がここに歌を捧げたところ、見事に恋が成就したのだとか。その伝説から「恋の宮」と呼ばれています。恋に悩んでいるなら、お参りしてみてはいかが?

参拝のあとは「貴船 喜らく」でランチをどうぞ。夏は川床料理が味わえる、昭和21(1946)年創業の老舗料理旅館です。川床料理とは、川沿いや川の上に板を渡した特設の床でいただく料理のこと。涼を感じながら食事を楽しめる、この時期だけの特別な体験です。「喜らく」では貴船川の上に川床が設けられ、鮎や鯉などの「川魚生簀(いけす)料理」を中心とした会席料理を堪能できます。席は100席用意されていますが、事前に予約しておくのがおすすめ。川のせせらぎを聞きながら味わう名物会席は絶品ですよ。雨の日や川の水が増水しているときは室内での食事になるので、天気予報には注意してくださいね。

② 【左京区】賀茂御祖神社・河合神社

京都最古の神社で美と良縁を祈願

続いてご紹介するのは、左京区にある「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。通称「下鴨神社」と呼ばれて親しまれている神社です。京都最古の神社のひとつでもあり「古都京都の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録されています。境内にはいくつもの見どころがあり、じっくりと見て回りたいところ。緑豊かな「糺(ただす)の森」は歩くだけでも運が増すといわれているので、パワーを感じながらゆっくりと散策してみましょう。境内社の「相生社(あいおいのやしろ)」は、縁結びのご利益があるので良縁を願って参拝してはいかが? また、境内にある「御手洗池(みたらしいけ)」は、みたらし団子発祥の地といわれています。この池の底から湧き上がる水泡をかたどって団子を作ったのが由来なのだとか。お参りのあとに、みたらし団子を食べながらひと休みするのも良いですね。

「相生社」と同じく下鴨神社の境内社の「河合神社」は、美容に関心の高い人には特に嬉しいご利益を授かれる神社です。御祭神には美の神である玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしています。この神社で有名なのが「鏡絵馬」。通常の絵馬と違い、手鏡の形をしています。鏡にあたる部分には顔が描かれ、この顔に自分が持っている化粧品で、自分がなりたい理想の顔をイメージしながらメイクを施すのです。そして裏に願いを書いて奉納すると、願いが叶うのだとか。外見の美しさだけでなく、内面の美しさにも磨きをかけてくれるといわれています。

③ 【西京区】桂離宮・石焼生パスタ 蔵之助

皇室ゆかりの庭園や人気レストランで和情緒を堪能

京都市の西側エリア、西京区を中心に巡るプランからは「桂離宮」をご紹介。江戸時代初期に皇族の八条宮の別邸として創建された庭園で、ほぼ当時の姿のままで残っています。完成までに約50年を要しており、長い歳月をかけただけあってその美しさは回遊式日本庭園のなかでも最高峰。園内を自由に見て回ることはできませんが、宮内庁の職員がガイドしてくれるので、詳しく知ることができますよ。参観は事前予約制なのでご注意を。ガイドには英語の回もあるので、海外の友人を案内するのも良いですね。皇族が過ごすのにふさわしい、贅沢な日本の美をじっくりと堪能しましょう。

ランチは、和情緒漂う店でパスタをどうぞ。築約160年の京町家を改装した「石焼生パスタ 蔵之助」は、数十種類のメニューから自分好みのソースや具材をカスタムできる石焼生パスタの店。もちもち食感の生パスタを、特注の石焼の器に入れて提供します。器から発せられる遠赤外線の熱によって、盛り付けられた生パスタは最後まで熱々。ソースとの絡まり具合も抜群で、食べ終わるまで出来たての状態を味わえます。夏は器を氷点下に凍らせて、キンキンに冷えた冷製パスタを味わえるのも魅力的。また、ユニークなメニューとして、二郎系ラーメンならぬ二郎系パスタも用意。平日のディナー限定ですが、気になる人は試してみてください。

④ 【山科区】毘沙門堂・隨心院

小野小町ゆかりの場所も。歴史ある神社仏閣を巡る大人の旅プラン

続いては、京都市の東部、山科区にある「毘沙門堂」をご紹介。大宝3(703)年に創建し、寛文5(1665)年に現在の場所に再興した天台宗の門跡(もんぜき)寺院で、七福神のひと柱に数えられる毘沙門天を祀っています。門跡寺院とは出家した皇族や公家が住職を務める特別な寺院のこと。毘沙門堂は「妙法院」「三千院」「青蓮院」「曼殊院」に並んで「天台宗京都五箇室門跡」のひとつに数えられます。武神の毘沙門天が祀られていることから勝負運の御利益を授かるとされているので、受験や仕事の成功を祈願してはいかが? 境内には樹齢約150年を超える桜の木や秋に色付く紅葉など、季節ごとに景色を彩る植物であふれています。また、本殿は豪華絢爛な日光東照宮の建築様式に影響を受けており、ほかの寺院より色鮮やかなのが特徴。参拝の際に、建物の色彩や装飾の見事さに注目してみましょう。

真言宗善通寺派の大本山にあたる「隨心院」は、絶世の美女と名高い小野小町ゆかりの門跡寺院。彼女が晩年を過ごした場所と伝わっています。1,000通もの恋文を埋めたといわれる「文塚」や、化粧の際に使用したとされる「小町化粧井戸」など、小野小町にまつわる史跡が境内に点在。美人といわれた彼女がどんな風にここで余生を過ごしたのか、思いを馳せながら見学してみませんか? また、「能の間」に奉納されている小野小町の一生を描いた「極彩色梅匂小町絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)」は必見! 鮮やかなピンク色を基調とした極彩色のふすま絵が部屋を飾り、写真映えもバッチリです。

⑤ 【伏見区】伏見桃山城・伏見酒蔵の町並み

古都らしい風情が漂う町を散策しよう

次は「伏見稲荷」で有名な伏見桃山エリアのスポットをご紹介します。伏見のシンボルとして親しまれる「伏見桃山城」は、豊臣秀吉が隠居するために築城されたといわれる城。天皇陵の北側、伏見城本丸跡一帯の「伏見桃山常運動公園」のなかに建っています。しかし、この城は当時のものではなく実は模擬天守閣。実際の城は三度にわたって築城されましたが、地震で倒壊したり焼き払われたりして残念ながら残っていません。現在の城は、かつてここにあった「伏見桃山キャッスルランド」という遊園地に建てられたコンクリート製で、安全性の問題から中に入ることはできません。歴史的な価値はありませんが、その立派な姿は、外から眺めるだけでも見応え十分。実際、遊園地が閉園する際に解体される予定でしたが、地元からの強い要望を受けてそのまま京都市に寄贈されました。

「せっかく京都に来たのなら、古都らしい町並みを見てみたい!」そんな方には伏見区の酒蔵の町並みがおすすめです。伏見区は良質な地下水に恵まれていて、江戸時代から日本酒造りが盛ん。通りを歩けば、現在でも酒造りを営む酒蔵に出合うことができます。全国的に有名な日本酒メーカー「月桂冠」も、伏見で誕生しました。月桂冠本店として建てられた大正時代の建物をリノベーションした「伏見夢百衆(ふしみゆめひゃくしゅう)」の喫茶店では、酒造りで使う水で淹れたコーヒーや紅茶、酒を使ったスイーツを提供。散策の休憩に立ち寄ってみてはいかが? また、この町には、幕末の藩士・坂本龍馬が襲われた「寺田屋旅館」もあります。現在は史跡博物館になっており、刀傷や銃痕の残る柱など当時の名残を見ることができますよ。幕末ファンにはたまりませんね。

⑥ 【宇治市】宇治橋・平等院・正寿院

源氏物語ゆかりの町で寺社巡り

続いては、京都市の南側に隣接する宇治市のスポットをご紹介します。日本三古橋のひとつに数えられる「宇治橋」は、宇治を代表する観光スポットのひとつ。橋が架けられたのは飛鳥時代の大化2(646)年といわれています。現在の橋は当時のものではなく平成8(1996)年に改修されたもの。青銅製の擬宝珠(ぎぼし)が飾られたヒノキ造りの欄干(らんかん:手すり)を持つ橋は、周りの景色や歴史的なイメージにマッチ。上流側には豊臣秀吉が茶の湯に使う水を汲ませたと伝わる「三の間」と呼ばれるスペースがあり、そこから見る眺めは格別です。また「源氏物語」のラスト十帖の舞台が宇治だったことから、橋のたもとには作者である紫式部の石像が設置されています。橋と一緒の画角に収めて、歴史を感じる一枚を撮影してみてください。

永承7(1052)年に建立された「平等院」は、時の栄華を極めた藤原氏にゆかりのある寺院。天喜1(1053)年には、10円玉の絵柄でお馴染みの「鳳凰堂」が完成しました。「鳳凰堂」は上から見ると、まるで鳳凰が羽を広げたような左右対称の造りになっているのが特徴。中央の堂には金色の丈六阿弥陀如来坐像が鎮座し、背後には極楽浄土図、周囲の壁や扉には九品来迎図(くほんらいこうず:阿弥陀如来が極楽浄土へ迎えに来る様子を描いたもの)が描かれています。そして、阿字池の中島に建てられて池の中に浮かぶように見えるのは、極楽浄土の宝池をイメージして設計されたからなのだとか。このことから、藤原氏が仏教の教えをいかに大切に考えていたかが伺えます。美しいお堂の姿が水面に映り込む様子はこのうえなく見事! ぜひ自分の目で見てみてください。

高野山真言宗の寺院「正寿院(しょうじゅいん)」は、静けさに包まれた佇まいが魅力。夏になると2,000個以上の風鈴が飾られることから「風鈴寺」とも呼ばれています。この寺院で特に有名なのが、ハートの形をした「猪目(いのめ)窓」。ハートに見えるのは「猪目」という日本の伝統的な文様で、魔除けや厄除け、来福の御利益があるのだとか。縁起もよく写真映えする人気のフォトスポットなので、記念に一枚どうぞ。また、境内には、ほかにもフォトジェニックなスポットが満載です。花と日本の風景をテーマに、客殿の天井に描かれた160枚の天井画は圧巻の光景。本堂内陣の天井には、江戸時代に描かれた種字曼荼羅(しゅじまんだら)を見ることができます。さらに、50年に1度しか拝観できない御本尊の十一面観世音が、2025年11月30日まで開扉されているのでお見逃しなく!

⑦ 【宇治市】興聖寺・福寿園 宇治茶工房

曹洞宗最古の道場で修行体験。名物の宇治茶も満喫

「興聖寺」は、天福1(1233)年に道元禅師によって開かれた、曹洞宗の修行道場です。全国に1万4,000カ所以上ある曹洞宗の道場の中でも最古といわれています。ここでは坐禅などの修行体験を実施。坐禅体験は随時受け付けている(要予約)ので、せっかくなら体験してはいかが? ほかにも、写経や法要&講義の体験が可能です。気になるものを選んでみてくださいね。また、参道沿いの「琴坂」は四季折々の景色が美しいと評判。そちらにも注目です。

宇治で有名なものといえば宇治茶。「福寿園 宇治茶工房」は、老舗茶舗「福寿園」が運営する体験型施設。名産の宇治茶について学んだり、お茶作りを体験できたりします。1階の資料館ではお茶の製造過程や歴史を知ることができ、茶店で宇治茶や茶器の購入が可能。工房のある2階では、手もみや石臼、陶板でのお茶作りが体験できます。ほうじ茶や抹茶など、作れるお茶の種類もさまざまあるので、自分の手で好みのお茶を作ってみませんか? また「福寿茶寮」と「玉露亭」では、宇治茶を使った料理やスイーツを楽しむことも! 茶漬け御膳やアイス、パフェなど、お茶尽くしのメニューを味わってみて。

⑧ 【宇治市】宇治神社・ニンテンドーミュージアム・スッカマ 源氏の湯

趣向を変えた宇治観光を楽しむユニークな旅行プラン

宇治橋の近くにある「宇治神社」は、学業成就のご利益を授ける文教の始祖・菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)を祀る神社。1000年以上もの歴史がある由緒正しい社で、本殿は国の重要文化財に指定されています。この社殿は「流造(ながれづくり)」という神社建築様式のなかでも特に格式の高い「三間社流れ造り」で造られ、屋根は桧(ひのき)皮葺き。鎌倉時代初期に建てられたものです。また、境内には後ろを振り返る姿をしたうさぎの像が点在しています。これは「みかえり兎」と呼ばれ、御祭神が道に迷った際に、うさぎが後ろを振り返りながら道案内をしてくれたという逸話に基づくもの。正しい道に導いてくれ、良縁のご利益もあるのだとか。見つけたら、頭を撫でてみると良いことがあるかもしれません。

令和6(2024)年にオープンした「ニンテンドーミュージアム」は、大人から子どもまで楽しめる任天堂の広報施設。「スーパーマリオブラザーズ」や「ドンキーコング」など、世界的にも有名な作品を数多く生み出したヒットメーカーの世界にどっぷり浸れます。第1展示棟2階には、最初に販売した花札からNintendo Switchまで歴代の製品を展示。自分が子どもの頃に遊んでいたゲームも、きっとあるはず。懐かしい記憶が蘇りますよ。また、体験展示のコーナーでは、入館証に付与されたコインを使ってさまざまなゲームを体験できます。ゲームには必要なコイン数が決められており、付与されるコインは1人につき10枚のみ。10枚の範囲内でどのゲームを体験するかは体験者次第です。コインをどう使うか、考えながら遊んでくださいね。

たくさん遊んだあとは、スッカマサウナ&天然温泉施設「スッカマ 源氏の湯」でリフレッシュしませんか? スッカマサウナとは、韓国の伝統的な古式サウナのこと。プルガマと呼ばれる火の窯の中で炭材を燃やし、蓄積された余熱で熱気浴するものです。この施設では、高温から低温まで3棟のスッカマが設置されています。自分好みの温度の窯に入り、気持ちの良い汗を流しましょう。また、スッカマのほかに4種類のチムジルバン(岩盤浴)も用意され、体の芯から温まってリラックスできます。大量にかいた汗を温泉で流し、最後は食事処で本格的な韓国料理をどうぞ。お腹も満たされて、充実感でいっぱいになりますよ。

⑨ 【宇治市】リバーアドベンチャークラブ・宇治茶の郷 和束(わづか)の茶畑・TOMOSHIBI CAMP

最後は森の中でキャンプ!京都の大自然を噛み締めるアクティブプラン

宇治市は自然が豊かなことでも魅力的なエリア。その恩恵を活かし、都会では味わえないアウトドアアクティビティを楽しめます。ご紹介する「リバーアドベンチャークラブ」は、木津(きづ)川でカヌー体験を満喫できるツアー。最初にしっかりと練習したら、木津川の景色を眺めながら下るツーリングに出かけます。木津川は比較的流れが緩やか。そのため、初心者も安心してカヌーイングを楽しめます。川沿いに広がるのは雄大な山の景色。美しい光景を水上から鑑賞しつつ、のんびり川を下りましょう。

宇治といえば宇治茶が有名と先述しましたが、その茶葉を育てる茶畑の景色も同様に有名です。京都府南部の町・和束(わづか)町は宇治茶の主産地として知られる場所。約800年かけて開墾した茶畑が町全体に広がり、緑の絨毯が輝く美しい様子は「茶源郷」と呼ばれるほどです。ちなみに、この景色が見られるエリア一帯は京都府が定める「京都府景観資産」の第1号として登録されています。茶畑では茶摘み体験ができるほか、採れた宇治茶を使ったお茶スイーツも味わえますよ。なお、茶摘み体験は、少し場所が離れていますが宇治田原町にある「浅田園本店」でも可能。減農薬栽培で育てられたお茶は上質そのもの。製茶体験や品種の飲み比べ体験も開催していますよ。

せっかく宇治市に宿泊するなら、豊かな自然を存分に体感できるキャンプはいかが? 令和3(2021)年にオープンした「TOMOSHIBI CAMP」は、周りを森に囲まれたキャンプサイト。1区画が約65平米と広く、隣の区画に気兼ねすることなく過ごせます。テントやバーベキューグリルなど、必要な道具がセットになったプランも用意されているので手ぶらでOK。初心者でも気軽にキャンプを楽しめます。また、敷地内にはアスレチックやジップラインがあり、夏にはプールや水上アスレチックも登場。お子さん連れでも退屈せずに過ごせますよ。

⑩ 【宇治田原町】西ノ山展望広場・永谷宗円生家

緑茶文化の生みの親が生まれた土地で、茶の世界に浸る

続いては、お茶メーカー「永谷園」創始者の先祖で、日本茶文化の礎を築いた永谷宗円(ながたにそうえん)が生まれた地・宇治田原町のスポットをご紹介します。「西ノ山展望広場」は、一面に広がる茶畑を見渡す絶好のビュースポット。広場にはハート型の窓を持つオブジェが設置されており、前で写真を撮ったり中に入ったりすることが可能です。SNS用に窓から顔を出してポーズを決めて、フォトジェニックな一枚を撮影しましょう。オブジェの中から見る景色は素敵で、山間に茶畑が広がるのどかな風景は心が洗われるようです。しばらく景色を眺めながらゆっくりするのも良いですね。

今私たちが飲んでいる日本緑茶の製法は、永谷宗円によって江戸時代中期に確立されました。宗円は、約15年の歳月をかけて「青製(あおせい)煎茶製法」を開発。この製法で作る緑茶は、当時存在していた渋みの強い番茶のような煎茶と違い、甘み・渋み・旨味のバランスに優れたものでした。昭和35(1960)年に再建された「永谷宗円生家」には、当時製茶に使用されていた焙炉(ほいろ)の跡が残されています。この茅葺き屋根の生家は日本遺産にも認定されていて、宗円の足跡を学びながらじっくりと見学できます。

⑪ 【長岡京市】楊谷寺・長岡天満宮

カメラのシャッターを思わずパシャリ。美しい景色が広がる神社仏閣

大同1(806)年に創設された「楊谷寺(ようこくじ)」。創設者の延鎮(えんちん)は、清水寺の開祖でもあります。境内に湧く「独鈷水(おこうずい)」は眼病を治癒するとの逸話を持つ霊水として知られ、かつては天皇家にも献上されていました。また、この寺院は「花手水(はなちょうず)」の発祥としても有名です。花手水は元々、水のない野外で手を清めるのに草花を代わりに使うことをいいますが、この寺院では花を浮かべた手水舎や手水鉢のことを指します。平成29(2017)年頃から定期的に花を浮かべるようにしたところ、SNSなどで広まったとのことです。境内には5カ所の花手水があり、それぞれ名前が付けられています。浮かべられた色とりどりの花からは季節感を感じられ、とても美しいものです。ぜひ、すべて回って写真を撮ってみてくださいね。

「長岡天満宮」は学問の神様・菅原道真が祀られている神社。京都から福岡県の太宰府に左遷される際、慣れ親しんだ土地から離れることを惜しむ気持ちから自作の木像を収め、それを祀ったことがこの神社の始まりです。学業成就のご利益にあやかるため、受験シーズンには多くの学生でにぎわいます。境内には四季折々の植物が植えられており、見頃を迎えた際には息を呑むほど美しい光景が広がるのも魅力のひとつ。特に、参道の両端に植えられた樹齢約170年のキリシマツツジが真紅の花を咲かせる様子は圧巻。シーズンは毎年4月下旬ごろなので、その時期を狙って訪れるのも良いですね。また、夏から秋にかけて、青から赤や黄へと色が変わっていく紅葉も素敵ですよ。

⑫ 【南丹市】美山 かやぶきの里・京都イルミネーション シナスタジアヒルズ

昼は懐かしい日本の原風景を訪問。夜は五感を揺るがすイルミネーションへ

風光明媚な景色が広がる南丹市からご紹介するスポットは「美山 かやぶきの里」。のどかな日本の原風景のなかに、昔ながらの茅葺き屋根の民家が立ち並んでいます。民家はどれも築約150〜200年で、最古のものは築約220年なのだそう。どこか懐かしさを覚えるこの場所は、平成5(1993)年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定されています。集落内には美山民俗資料館のほか、カフェや宿があります。集落内を散策してカフェで休憩したり、一泊して田舎の暮らしを体験したりするのも良いですね。より詳しく集落のことを知るなら、ガイドツアーに申し込むのがおすすめ。散策しながら丁寧に解説してくれますよ。

ちょっと不思議な体験をするなら「京都イルミネーション シナスタジアヒルズ」へ。こちらは、日没からオープンする「共感覚(シナスタジア)」をコンセプトにしたイルミネーション施設です。共感覚とは文字に色や質量を感じるなど、ある感覚刺激に対して別の感覚を覚える現象のこと。この施設では、きれいなイルミネーションを通じて共感覚が呼び起こされるような、幻想的な光景を楽しめます。敷地内には12のエリアが用意され、順番に鑑賞していくスタイルです。10番目の「オーロラエクスペリエンス」は、夜空にレーザービームを投影してオーロラを再現。美しく神秘的な光景に圧倒されますよ。気象条件によって見え方が変わり、霧や雪の日は特に感動的です。

⑬ 【福知山市】福知山城・御霊神社

史実とは別の顔? 町民に愛された明智光秀ゆかりの地を巡る

続いて、兵庫県に隣接する福知山市のスポットをご紹介。天正7(1579)年に築城された「福知山城」は、戦国武将の明智光秀が築いた城です。石垣と銅(あかがね)門番所、井戸の「豊磐の井(とよいわのい)」は当時のものが残り、昭和61(1986)年に天守閣が復元されました。現在、城は市の指定文化財に指定され内部は郷土資料館になっています。明智光秀をはじめ歴代城主について学ぶことができ、望楼からは城下を見渡す抜群の眺めを楽しめますよ。

明智光秀は「本能寺の変」で織田信長を謀殺した裏切り者のイメージが強いですが、治水整備を行ない町の発展に尽くしたことから城下の人々に愛されていました。そのことを示しているのが、城下町に建つ明智光秀を祀る「御霊(ごりょう)神社」です。この神社の正式な御祭神は五穀豊穣を司る宇賀御霊大神(うかのみたまのおおかみ)ですが、逆臣の汚名を被った光秀の御霊を慰めるために祭神に加えたのだそう。鳥居前に置かれた神社名が刻まれた石柱や拝殿の瓦には、光秀の家紋である「桔梗紋」が施されています。お守りにも家紋が使われているので、参拝のあとにいただいてはいかが?

⑭ 【舞鶴市】海軍ゆかりの港めぐり遊覧船・舞鶴赤れんがパーク

勇壮な軍艦を間近で見学。かつての軍港を船で散策

京都府北部にあり、海に面する舞鶴市。海沿いはリアス式海岸になっており、その複雑な地形から舞鶴湾は軍港として発展しました。現在でも海上自衛隊の係留所として利用され、イージス艦や護衛艦を見ることができます。また、舞鶴港には、かつて軍艦を製造していた造船所や2羽の鶴をイメージした橋など見どころ満載。それらを海上から眺められる「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」は、おすすめのクルーズツアーです。約35分かけて湾内をぐるりと周遊し、運が良ければヘリコプター搭載の護衛艦「ひゅうが」を間近で見られることも! 心地よい潮風を感じながら、優雅な水上散歩を満喫して。

クルーズツアーの乗船場所になっている北吸(きたすい)桟橋がある「舞鶴赤れんがパーク」も旧海軍ゆかりの場所。約120年前に建築された、武器や魚雷などの保管倉庫を利用した観光スポットです。赤レンガが印象的な倉庫は全部で8棟あり、国の重要文化財に指定されています。そのうちの5棟を改装し、博物館やカフェ、イベントスペースとして利用されていますよ。土産物を取り扱うショップでは地元・舞鶴市や京都府産の名産品のほか、海上自衛隊や海上保安庁のグッズも販売。「海軍カレー」など海上自衛隊ならではの商品が並びます。また、曜日限定で開催されるガイドツアーは必見! 「旧北吸浄水場」など、普段は立ち入り禁止の施設を解説付きで見学できます。事前に予約が必要なので、公式HPでチェックしておきましょう。

⑮ 【宮津市】天橋立傘松公園・天橋立観光船

日本三景のひとつを、海と山から余すことなく堪能

続いては舞鶴市の隣、宮津市のスポットをご紹介します。「天橋立(あまのはしだて)傘松公園」は、日本三景のひとつに数えられる天橋立を望む展望所です。阿蘇海と宮津湾を二つに分け、約3.6kmに渡って伸びる砂州(さす:海流によって運ばれた砂や小石でできた地形のこと)を目の前に見ることができます。ここは「股のぞき」発祥の地といわれ、股の間から天橋立を見ると、天と地が逆転し、まるで空へと架かる橋のような景色が楽しめます。天に昇っていく龍のようにも見えて、縁起の良い眺めが見られると評判。公園内にはカフェやショップがあるので、絶景を堪能しながらゆっくり過ごしてはいかが?

天橋立を間近で見るなら「天橋立観光船」がおすすめです。南岸の天橋立桟橋と北岸の一の宮桟橋を結ぶ観光船で、約12分かけて阿蘇海側から天橋立を眺められます。約3.6km続く松並木を近くで楽しみながら、のんびりした船旅を満喫しましょう。この松林が防風林となっているため、海上はあまり波が立たず比較的穏やかです。船酔いしやすい人にとってはありがたいですね。天橋立笠松公園を訪れてから乗船すれば、遠景と近景、2つの視点から天橋立を楽しめますよ公園行きのケーブルカー・リフトとセットになったお得なチケットもあるので、チェックしてみてくださいね。

⑯ 【京丹後市】琴引浜・琴引の塩工場

美しい音色が聞こえる海岸でのんびりしない?

続いては、京都府の北端に位置する京丹後市のスポット。全長約1.8kmもの砂浜が続く「琴引浜」は、京都随一の景勝地。海岸線には防風林の黒松が1.6kmに渡って植えられ、白い砂浜を挟んで際立つ海の青色と黒松の緑色のコントラストが見事です。ちなみに琴引浜という名前は、この美しい砂浜が由来。「鳴き砂」と呼ばれる砂浜は、踏むと砂粒同士の摩擦によってキュッキュッと音が鳴ります。この音がまるで琴を弾いているような音に聞こえるため、琴引浜という名前になったのだそうです。なお、踏むと音が鳴るのは砂浜がきれいなことの証。訪れた際には、ゴミを落とさないように気を付けましょう。

琴引浜の見事な景色を堪能したあとは、その海水を使った塩作りに挑戦してはいかが? 琴引浜の近くにある「琴引の塩工場」では、海水を煮詰めて作る昔ながらの平釜製法による塩作りを行なっています。平成9(1997)年に、それまで国が独占管理していた塩の専売制度が廃止され、製塩が自由化されたことでこの工場は誕生しました。以来、20年以上にわたって上質な塩を作り続けています。また、この工場では塩作り体験を開催。しかし、残念ながら2025年8月現在、受付を一時停止しています。再開した場合は公式HPで告知されるので、チェックしてみてください。

⑰ 【伊根町】伊根湾舟屋群・奥伊根温泉 油屋

日本のヴェネチア、海に浮かぶ町でマイペースに過ごす旅

京丹後市の隣に位置する伊根町は、漁業が盛んな海辺の町。伊根湾沿い約5kmに約230軒の舟屋が立ち並ぶ「伊根湾舟屋群」は、この町を代表する景観です。舟屋とは、海から引き上げた船を雨風や虫などから守るための建物のこと。基本的に2階建てで、昔は1階が船の保管庫、2階は漁に使う道具を置くために使われていました。今の舟屋は造りもしっかりしていて、2階を居住スペースとして使用する場合もあるそう。最近では改修して民宿やカフェ、レストランとして利用しているところもあります。「日本のヴェネチア」と称される町並みを散策しながら、のどかな雰囲気を満喫しましょう。

伊根町に宿泊するなら「奥伊根温泉 油屋」へ。若狭湾を見下ろす丘の中腹にあり、雄大な日本海を見渡す大パノラマを楽しめます。また、この宿の自慢は、掛け流しで堪能できる自家源泉の温泉。メタケイ酸を多く含む弱アルカリ性の泉質は、肌に優しい美肌の湯として知られています。湯上がり後はしっとりとしたすべすべの手触りで、いつまでも触っていたくなるほど。その上質な泉質から、「西日本名湯百選」にも選出されています。露天風呂からは海の絶景も楽しめ、いうことなしです。湯浴みのあとは、地元で獲れた海の幸満載の会席料理でお腹を満たしてくださいね。

⑱ 【網野町・久美浜町】旅館 夕日ヶ浦・道の駅 くみはま SANKAIKAN

関西屈指の夕日と浜辺ドライブを堪能する旅

日本海の美しい夕日を堪能する温泉旅をお求めの方は、こちらのプランがおすすめ。旅は「伊根湾舟屋群」の観光からスタート。伊根観光を思う存分満喫したら、夕日が美しいことで有名な「夕日ヶ浦海岸」のある久美浜湾のほうへ向かいます。海岸のそばには「浜詰夕日の丘」があり、ライトアップされる「YUHIGAURA」モニュメントや大型ブランコ「ゆらり」など、写真映えする仕かけが充実。海に沈む夕日を高台から一望できる絶好のビュースポットとなっています。夜はすぐ近くの「旅館 夕日ヶ浦」で刻々と表情を変える海の景色を眺めながら、料理や温泉を満喫しましょう。

2日目は、久美浜湾ドライブへ。「道の駅 くみはま SANKAIKAN」では、地元で採れた旬の野菜や海産物、特産品などが並ぶ直売所だけでなく、果物狩りができるのが特徴。7月にはメロン狩りが、9月から10月末頃までは梨狩り体験が楽しめます。ドライブの途中にふらっと立ち寄るのにもぴったりですね。最後は、標高約 191.7m の「かぶと山」山頂にある「かぶと山展望台」へ。久美浜湾と日本海、そしてその間に広がる小天橋や田園風景を一望できる絶景スポットです。京都府産の杉材を使用した自然と調和する展望台で、大きな深呼吸をしてみませんか?

知られざる京都の姿を見に行かない?

京都市郊外のマイナーな観光スポットを訪れる18の旅行プランをご紹介しました。長い歴史を持つ神社仏閣や古都らしい町並みは京都観光の醍醐味ですが、それだけが京都の魅力ではありません。まだ知らない京都の姿を見に、ぜひ出かけてみてくださいね。

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旅色編集部 みつい

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記事企画・監修:旅色編集部 みつい

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