- 1泊2日
- 2日目
和歌山・紀伊山地の霊場と参詣道へ!南紀(中辺路・大辺路)篇
田辺、新宮、白浜、那智勝浦(和歌山県)、熊野(三重県)
予算:50,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2026/06/26
末法思想を背景に、皇族や貴族たちは極楽往生を願って熊野を目指したのが熊野詣の始まり。やがて熊野信仰は武士や庶民にまで広がり「蟻の熊野詣」と例えられるほど多くの参詣者を惹きつけました。今回は世界遺産に登録されている熊野古道のなかでも、南紀エリアを周遊する旅へご案内します。
熊野速玉大社
熊野速玉大社は和歌山県新宮市にあり、熊野本宮大社・熊野那智大社とともに「熊野三山」を構成しているひとつで、速玉大神・夫須美大神を主祭神とし、決断や縁結びなどのご利益がある歴史ある神社。古くは神倉山の元宮から現在地に遷座され、「新宮」とも呼ばれている。平安時代以降、皇族や貴族の参拝も多く、古来から信仰の中心地として栄えてきた。

あけひとみのおすすめポイント
- ★ 歴史と自然が調和する熊野速玉大社。人生の節目や決断を助ける聖地として、国内外から信仰を集める神社です
- ★ 伝承によると、神代に熊野速玉大神と熊野夫須美大神が神倉山の巨岩(ゴトビキ岩)に降臨したとされ、景行天皇の時代に社殿が建てられました
- ★ 樹齢1000年以上のナギの御神木は、夫婦円満や良縁の象徴。神宝館では、国宝の古神宝類の蒔絵手箱、檜扇、装束などが展示されているので要チェックですよ
那智の滝(飛瀧神社)
和歌山県那智勝浦町にある落差133mの日本一の一段滝で、熊野那智大社の御神体として古くから信仰を集めた名瀑。「飛瀧神社の御神体」として祀られ、縄文時代から自然信仰の対象だった。平安時代以降、熊野信仰の中心地として「熊野三山」の巡礼者に崇拝され、滝の前での祈願や修行が行われてきた。「那智の火祭り」もこの信仰に由来し、毎年7月14日に開催されている。

あけひとみのおすすめポイント
- ★ 那智の滝は高さ133m、滝口の幅13mで、水流は三筋に分かれて流れることから「三筋の滝」とも呼ばれています
- ★ 流れ落ちる水は毎秒約1トンで、その豪快さと迫力は現地で体感すると圧倒されますよ
- ★ 滝壺近くには御滝拝所舞台があります。参拝料を支払う必要がありますが、滝の水しぶきや轟音を間近で感じられるのでおすすめです
青岸渡寺(せいがんとじ)

青岸渡寺(せいがんとじ)
和歌山県那智勝浦町にある天台宗の寺院で、西国三十三所巡礼の第一番札所として有名。那智山中腹に位置し、背後には日本三大名瀑のひとつ「那智の滝」が迫る。寺は4世紀、インドから渡来した裸形上人によって開かれ、如意輪観世音菩薩を本尊として祀っている。平安時代には皇族や貴族の信仰が広まり、花山法皇が三十三所巡礼の礎を築いた。

あけひとみのおすすめポイント
- ★ 戦国時代に焼失した本堂は、1590年に豊臣秀吉の命により再建され、現在も国の重要文化財に指定されています。境内には三重塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、歴史的な仏像や大鰐口(おおわにぐち)など多くの文化財があるので、ゆっくり散策してみましょう
- ★ 青岸渡寺は熊野那智大社と隣接しており、明治の神仏分離以前は神仏習合の修験道場として栄えた歴史をもちます
- ★ 境内からは那智の滝と三重塔の絶景を望むことができ、参道の473段の階段を上ると広大なパノラマが楽しめますよ
熊野那智大社
和歌山県那智勝浦町にある、熊野三山のひとつで、縁結びや諸願成就のご利益がある古社。熊野夫須美大神は「結(むすび)」の意味を持ち、人の縁や願いごとを結ぶとされる。八咫烏(やたがらす)伝説があり、神武天皇を案内した三本足のカラスが神の使いとされ、社内の御縣彦社(みあがたひこしゃ)で祀られている。

あけひとみのおすすめポイント
- ★ 滝の水「延命長寿の水」や御神木の胎内くぐりなど、健康や長寿祈願のパワースポットがあることで有名
- ★ 苔むした石畳と杉並木がそびえる「大門坂」参道を登るハイキングも楽しめます。全体で4時間程かかるので、時間のある時にぜひ!
- ★ 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の"歴史と自然が融合した神聖な雰囲気”を存分に感じられる場所です
長井坂(東登り口)

長井坂(東登り口)

道のり

太平洋が望める
大辺路街道で屈指の景観と往時の佇まいを残す長井坂。国道42号から225線に入った「長井坂東登り口」から山中に分け入り、和深川の里までの道のりには、幕末の国学者・熊代繁里が「此坂もみちいとけはしく一里あまりがほど人家なし」と記しているとおり、現在でも人跡まれな「長井坂」がある。登り口、下り口とも非常に急な勾配の坂だが、峠道は枯木灘の眺めもよく、平坦な区間が長く続く。

あけひとみのおすすめポイント
- ★ 岩場に自生する「ウバメガシ」など、海岸性常緑樹が覆う山の斜面の南側には広大な太平洋が開けています。道沿いにはそのままの自然林が残されており、気持ちの良いハイキングが楽しめますよ
- ★ 歩きやすい靴がおすすめ。長時間歩くなら、両手が空けられるリュックと、動きやすい服装がマストです
- ★ 平坦な尾根道の区間が長く、古道の石畳や版築(はんちく:土を建材に用いた伝統的な建築工法)の跡など、江戸時代の土木技法や往年の姿を見ることができます

あけひとみのおすすめポイント
- ★ 江戸時代には紀州徳川藩主も利用しており、かつては「平田船」と呼ばれる木造舟で渡っていたそう。昭和初期まで運航され、1950年代半ばに廃止されました
- ★ 2005年に、旧日置川町の「かつら木材商店」から舟が寄贈され、約50年ぶりに復活。「安居の渡し保存会」が運営しており、現在も熊野古道を歩く人たちに利用されています
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