《関東編》
大正4年に創業した、草津の象徴である「湯畑」にも近い老舗温泉旅館が、2016年、100周年を機にリニューアルされた。江戸時代に「君子の湯」と命名された、「草津12湯」の一つに数えられる自家源泉を引き継ぐ。名湯・草津温泉といえども、自家源泉の宿は非常にまれだ。また、全4室のこぢんまりとした宿ならではのアットホームな雰囲気や、繊細なおもてなしも心地よいと好評。料理長でもある宿主が、馴染みの農家や各地へ足を運んで仕入れる、厳選食材を使った料理も評判が高い。
旅の醍醐味である食事と温泉。その両方を叶える、ちょっと欲張りな旅を計画してみませんか。温泉にゆったり浸かり、リラックスしたあとにいただくごちそうは格別。露天風呂付客室なら、部屋食にしてくれる宿も多いので、温泉もごはんもプライベートな空間で楽しめますよ。館内にいくつも湯殿がある宿なら、ごはんがおいしくて少々食べ過ぎても、湯めぐりを楽しんでカロリーを消費すれば平気。思い思いの温泉&ごちそうの旅を満喫して。
全 58 施設
手付かずの大自然に囲まれた3つの離れからなる「茜庵」。本館から趣ある外廊下を進むと、新館の半露天風呂付客室「美月」の入り口が見える。ほかの客室より少し広く、約2畳のガラス張りの半露天風呂からは季節の情緒が感じられる。本館からの飛び石通路の先にある客室「春月」、「秋月」はともに約1畳の源泉掛け流しの露天風呂が付き、思い思いに寛げる上質な空間だ。赤ちゃんの受け入れも定評で、肌に優しいアルカリ単純泉の湯は子どもの温泉デビューにもおすすめ。