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2026/04/21
海外で広がったアート体験のスタイルを取り入れ、アート×音楽×カフェが融合した多彩なワークショップを展開する「アートアンドカフェ」。初心者でも気軽に参加できる内容が揃っており、アートに触れる機会を幅広く提供しています。今回は東京の渋谷にある店舗を訪れ、茶器の絵付けとたらし込みアートを体験しました。制作の様子や店内の雰囲気を紹介しつつ、体験の魅力をレポートします。
この記事の目次
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「アートアンドカフェ」は、アート×音楽×カフェが融合した体験型ワークショップ。ロンドンやニューヨークの若者たちの間でブームとなった、お酒を飲みながら絵を描く「Paint & Sip(ペイントアンドシップ)」を取り入れ、誰でも気軽にアート体験ができる場所として、注目を集めています。都内には渋谷と青山に店舗を構え、2026年5月には大阪の堀江にオープン予定です。
体験できる内容は、たらし込みアート、テクスチャーアート、アルコールインクアート、茶器の絵付けとさまざま(すべて2時間制)。どれも完成度を競うのではなく、作る時間そのものを楽しむことに重きを置いているのが魅力です。
「アートアンドカフェ」は、事前に公式サイトから選んで予約する形式。プランは豊富で、お子さん向けや学生向け、カップル向け、団体向けなど、それぞれに合わせた内容が用意されています。
今回訪れたのは、渋谷にある「アートアンドカフェ 渋谷店プレミアム」。渋谷駅新南口から徒歩約5分の閑静な住宅街に位置しています。駅周辺のにぎやかなエリアから少し離れた場所にあり、店舗までの移動もしやすい立地です。
店内に入ると、まず目に入ったのが壁にずらりと並ぶさまざまなアート作品。訪れた日はクリスマス間近だったので、テーブルの上にはツリーやリースが描かれた作品もあり、店内全体がとてもかわいらしい空間でした。
お酒を飲みながらアートを楽しむスタイルなので、ワインの提供もあります。最初にワインで乾杯することで緊張感がやわらぎ、肩の力を抜いてアート体験ができるのが印象的でした。テーブルには絵の具や筆などの画材があらかじめ揃っており、エプロンも用意されているため、手ぶらで参加できます。

また、店内には洋楽が流れており、程良くリラックスできる雰囲気です。ワインや音楽といった要素が組み合わさることで、アートに身構えず向き合える空間づくりがされていると感じました。

今回体験した内容のひとつが、茶器の絵付けです。幅広い年代の大人を中心に、日本文化に関心のある海外の観光客にも人気があります。日常的に使う器に絵付けを施すことで、制作そのものだけでなく、完成後の時間まで含めて楽しめるのが特徴です。
まずは、いくつか用意された茶器の中から、今回の制作に使うものを選びます。実際に手に取って形や大きさの異なる茶器を見比べながら、どれに何を描こうか考える時間も楽しいです。選ぶ段階から、制作が少しずつ始まっていくのを感じました。
次に、用意された色の中から使うものを選び、必要に応じて混ぜながら色味を調整します。私はグラデーションに挑戦したかったので、スタッフに教えてもらいながら、スポンジでたたいたり、こすることで少しずつ茶器に表情を加えていきました。
色を塗ったあとはドライヤーで乾かし、パウダーをのせてさりげない輝きをプラス。最後に水性防水材(ツヤなし)を全体に塗り、再度乾かせば完成です。ツヤなしにすることで落ち着いた質感になり、色合いも引き締まって見えるため、上品で和の趣がより際立ちます。
完成した茶器にお茶を入れ、お菓子と一緒に味わえるのも、このワークショップならではの楽しみです。制作だけで終わらず、完成品をその場で使えることで、体験の満足感もひとしお。自分の手で絵付けした茶器で飲むお茶は、格別に美味しく感じました。茶器は当日お持ち帰りできるのも嬉しいポイントです。
「茶器の絵付け」の予約はこちら

続いて体験したのは、SNSで話題のたらし込みアート。アクリル絵の具をキャンバスに垂らし、水や重力を使って偶然できる模様や色のグラデーションが広がるアート技法です。自然に生まれる美しさが魅力で、絵の経験がなくても気軽に楽しめるワークショップとして人気があります。

まずは、サイズと形が異なる4種類のキャンバス選びから。今回は一番人気の20cmの丸型にしました。ほかにも、別プランとしてカップルや親子など2人で1つの作品を作るペア向けの大型キャンバス(丸50cmキャンバス、S6キャンバス)も用意されています。
次に、色を最大5色まで選びます。絵の具は赤・青・黄など基本色が揃っており、赤と黄を合わせてオレンジにするように、足りない色は絵の具同士を混ぜて作ることも可能。さらに、白やほかの色を加えることで明るさや濃さも調整できます。色は1色ずつカップに分けて作り、それぞれに水を加えたらすべて1つのカップに投入。私はベースカラーを緑にし、茶色・オレンジ・アイボリー・濃さを変えた緑をもう1色作りました。
いよいよキャンバスにたらしていきます。上下や左右に動かすたびに色が広がる様子は、見ていてとてもおもしろかったです。自分の手の動きひとつで模様ができるため、最後まで仕上がりの予想ができません。色がキャンバス全体に行き渡ったら完成です。
「スワロフスキーたらし込みアート」プランであれば、仕上げにスワロフスキーをあしらえます。たらし込みで生まれた模様の上に配置することで、さりげない輝きがアクセントに。ほかにも、パールや貝殻、金箔・銀箔などが用意されています。模様や色の流れを見て装飾を選べるため、仕上がりのバランスも取りやすい印象でした。控えめな煌めきが加わり、作品全体がぐっと引き締まります。
たらし込みアートは乾燥に時間がかかるため、作品は後日郵送での受け取りになります。自宅に届いたとき、制作時間やその場の雰囲気を思い返せるのも良いなと感じました。
「たらし込みアート」の予約はこちら

茶器の絵付けやたらし込みアートは、手を動かすうちに自然と夢中になり、気づけば時間が過ぎていました。難しさを感じにくく、アートに慣れていなくても取り組みやすかったです。「アートアンドカフェ」は、誰かと一緒に参加して会話を交わしながら作品を作る“共感体験”が魅力。一方で、ひとりで訪れても周囲の雰囲気に溶け込みながら、自分のペースでアートに向き合えます。音楽が流れる空間でカフェにいるかのようにリラックスしながら楽しめる「アートアンドカフェ」で、普段あまり触れる機会のないアート制作を体験してみてはいかがでしょうか。

体験中の様子はスタッフが写真に収めてくれるので、自分たちでは撮れない瞬間も思い出として残せます。他のお客さんの作品も個性豊かで刺激になり、見ていると「次は別の体験もしてみたい」と思えてきました。「アートアンドカフェ」では、紹介した茶器の絵付けやたらし込みアート以外にも、さまざまな体験を楽しめます。詳細は公式サイトをご確認ください。
「アートアンドカフェ」公式サイトはこちら
アート アンド カフェ 渋谷店プレミアム
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修: 旅色編集部
ライター:にし