《岐阜編》
福地温泉の自家源泉を持ち、ゆったりと優しく流れる豊かな自然の移ろいのなかで、存分に湯浴みが愉しめる「源泉湯宿を守る会」会員の宿、「山里のいおり 草円」。北アルプスを源流とする平湯川に沿って建ち、眼下に広がる雄大な自然を満喫できる。国の登録有形文化財である宿の母屋は、築180余年の飛騨造りの豪壮実直な古民家を移築再生した建物。古い時代を思い起こさせる重厚な梁と、囲炉裏で静かに燃える炎を眺め、厳しい雪に耐えながら生活してきた飛騨の人々生活に思いを馳せよう。
日常を離れてどこかに出かけたいけれど、だれかを誘って旅行というのもはばかられるなら、あえてひとりでおこもりステイをしてみるのはいかがでしょう。自然のなかでゆったり寛ぐも良し、都会のスタイリッシュなホテルでのんびり過ごすも良し。あるいは温泉三昧の至福の時間を送るも良し。同行者に気を遣うこともなく、スケジュールに縛られることもなく、自分の気分を一番に優先させ、自らの心と体をリトリートしてみませんか。
全 6 施設
奥飛騨の緑豊かな山間に佇む、澄んだ空気が印象的な「寛ぎの舎 游」。豊富にあふれる新平湯温泉が宿の自慢。落ち着いた雰囲気の内湯のほか、露天風呂もあり、満点の星空を眺めながら静かに湯浴みを愉しむひと時はまさに至福。夕食は、上質な飛騨牛を使った焼肉やしゃぶしゃぶが味わえる郷土料理が並ぶ。季節の素材を盛り込んだ逸品ぞろいで、優雅な気分を味わえるだろう。その一方、館内にはところどころにかわいらしい小物が飾られ、心和ませる。そんな細やかなもてなしの心がうれしい。