
2026/01/14
2025年に沖縄・名護に誕生した新感覚テーマパーク「ジャングリア沖縄」。自然と融合したそのスケール感やアクティビティの多様さに、訪れた誰もが驚きと感動を覚えるはず。今回は、開業前から実際に足を運び、体験したからこそ見えてきた「ジャングリア沖縄」の魅力と課題をリアルにレポート。期待以上だった点から、もう少し改善してほしいと感じた点まで、正直な声でお届けします。これから訪れる人の参考になるよう、等身大の旅の記録を綴りました。
この記事の目次
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約700億円を投じて誕生した「ジャングリア沖縄」は、沖縄県名護市と今帰仁村(なきじんそん)にまたがるゴルフ場跡地120ヘクタールのうち、約60ヘクタールで展開されています。世界自然遺産「やんばる」に近く、広大な森林と最新技術を融合させた”自然体験型テーマパーク”を目指してオープンしました。森の中でリアルな恐竜と出会える体験や、大型気球に乗って絶景を楽しむアトラクションなど、ショーを含む20以上のコンテンツが用意されており、飲食・物販施設なども揃えています。
コンセプトは、「Power Vacance!!(パワーバカンス)」。「ジャングリア沖縄」は、熱帯ジャングルを模したエリアには、迫力満点のジップラインをはじめとする多彩なアクティビティを展開。人工的な演出を最小限に抑え、五感で自然を感じながら思い切り遊べるのが魅力です。子どもから大人まで、心を解放する冒険が待っています。
入場料は、日本国内在住かどうかで異なる「二重価格」を採用しています。国内在住者の場合、大人(12歳以上)の1日券は6,930円(税込)、子ども(4歳~11歳)は4,950円(税込)で楽しめます。3歳以下は無料。また、混雑状況の確認やスムーズな入場に役立つオフィシャルアプリも用意されているので、ぜひ事前にインストールしてみてください。

ド迫力の景色
「ダイナソーサファリ」や「ファインディングダイナソーズ」など、一部のアトラクションでは、ナビゲーターと一緒に、アトラクションごとの世界観に没入する体験が楽しめます。和やかな雰囲気もあれば緊迫感がある演出など、コンセプトごとにしっかりと作り込まれているのが特徴です。

可愛らしい恐竜がお出迎え
また、ナビゲーターの演技力よって没入度が変わるのも、このアトラクションならではのおもしろさ! 「あの場面の、あの人の演技すごかったね!」という声が、体験後にあちこちから聞こえてきます。
なかなかの高さ
スカイフェニックスやツリートップトレッキングなどは、自然の地形をそのまま活かした設計が特徴。真横の通りから見るよりも、実際に体験してみると谷底を横切る構造になっているので、より高さを感じます。体験した人でないと、このスリルと楽しさはなかなか伝わらない!
みなさん、恐る恐る進んでいます
体験した方々も子どものように大声を出し、必死にしがみつきながら体験していました。こちらも、ぜひ現地で体験してみください!
関係者ではない沖縄の方と話していると以下のような声を聞くことができました。
【現地交通系勤務 Aさん】
沖縄には本格的なテーマパークがなかった。沖縄に住む私ですら、楽しみにしていた!
【現地飲食店勤務 Bさん】
沖縄北部にはまだまだ可能性がある。沖縄にリピートで何度か訪れたことある人も、実は沖縄の真ん中くらいまでしか訪れたことがないというのはよく聞く。これを機に沖縄北部の魅力も知ってほしい。といった、ジャングリアに対して地元の方々からの期待の声を耳にし、歓迎ムードが沖縄全体に漂っています。当然ジャングリアで働くナビゲーターの方はもっと熱い思いをもっています。見てください、この歓迎ぶり!
開業直後の熱気は凄まじいものでした
構想から10年以上かけて、この開業の瞬間を迎えました。ナビゲーターの表情からも、この日を待ち望んでいたことがわかりますよね。僕自身も、この瞬間に立ち会えたことに心からうれしくなりました。
一方で、体験してみて「ここは課題だな」と感じる部分もありましたので素直に綴りたいと思います。
日本各地で真夏日となっている中、もちろん沖縄も例外ではありません。事前体験のため、僕らはそこまで屋外で順番待ちをすることはありませんでしたが、パーク内を巡る中で日陰スペースや扇風機、ベンチの設置がやや少ないと感じました。

当日はレインコートを着用して巡ってました
また、沖縄なので突然の雨! なんてこともしょっちゅうあります。傘よりも、レインコートの持参を強くおすすめします!
直近1週間の沖縄県の天気予報
| 日付 | 4日(土) | 5日(日) | 6日(月) | 7日(火) | 8日(水) | 9日(木) | 10日(金) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 沖縄県 |
24|21
降水確率80% |
26|20
降水確率70% |
27|20
降水確率50% |
26|20
降水確率80% |
24|20
降水確率40% |
27|20
降水確率40% |
28|22
降水確率20% |
安全上の問題から、かかとがないシューズ、ヒールなどでは体験できないものもありますので、ご注意を!

こういった履物もNGなアトラクションが!
沖縄だからといって、写真のような水陸両用のシューズを履いていく方も多いかもしれませんが、たとえば「バギーボルテージ」では、同乗者であっても乗車できませんので、注意してください。
これはあくまでも主観ですが、体験前は「パーク内のあちこちでたくさんの恐竜に出会えるのでは」と期待していましたが、実際には、「主にアトラクション体験中」という印象でした。ただ、個人的にはマイナスな印象ではなく、むしろそのほうがパーク全体にリゾート感が保たれて、世界観としてはよくまとまっていると感じました。
この施設のアトラクションは、いわゆる“回転率が高い乗り物”とは少し違います。ハーネスやプロテクターの装着、説明の視聴、姿勢や手順の確認、スタッフによる安全チェックなど、体験前の工程がしっかり組まれているものが多く、並んでいても自分の順番がテンポよく回ってくるとは限りません。そのため、「1日あれば全部回れるでしょ」という発想で詰め込むと、移動と待ち時間に削られて疲れやすく、満足感が落ちがちです。
そこで大事なのが、“体験数を増やす”より「今日いちばんやりたい体験=主役」を確実に体験するという回り方。回転が読みにくいアトラクションほど、後回しにすると混雑の波に飲まれやすいので、朝イチに主役体験を1つ確保→その後に周辺の軽め体験や休憩を挟む流れが、結果的にいちばん効率的です。
たくさん回る日より、「これをやりに来た」が叶う日のほうが、思い出は濃くなる。回り方のコツは、数ではなく“主役”を決めることです。
しかし、そうした装備をしっかりするからこそ、他では味わえない体験できるという側面もありますので、訪れる際は2日間滞在するのがおすすめです! 思い切って 長めのお休みをとり、ジャングリア含め、沖縄北部の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ジャングリア内はもちろんのこと、普段でも着られるようなおしゃれなアパレルが豊富。ゲート直後にショップが複数ありますので、チェックしてみてください
多くの国内テーマパークでは、アトラクションの乗り物は決められたレール上を走りますが、「ダイナソーサファリ」では、自然の地形を走行するため、路面の凹凸や揺れがリアルに伝わり、より臨場感のある体験が楽しめます。その日の天候や通過する路面状況によって揺れが異なるので、同じ体験は二度できないのが魅力です。

見てください!この景色!
インフィニティテラスからはジャングリア内を見渡せます。パーク内の風景はもちろん、その先に広がる沖縄の山々までが視界に入り、まるでそのすべてが「ジャングリア沖縄」の一部であるかのようなとても壮大な景色が広がります。この眺望は、都心のテーマパークではなかなか体験できません。緑が鮮やかに映え、活力をもらえるような昼間の景色も最高ですが、一番のおすすめは夕方です。夕日の繊細な光が木々を照らし、沖縄だからこそ見られる雄大な景色を見せてくれます。

「ジャングリア沖縄」は、ディズニーランドやUSJのような大規模なライド型アトラクションやキャラクターショーをメインとせず、「沖縄の自然そのものを遊ぶ」ことをコンセプトにしています。テーマパークでありながら、森・空を活かしたアクティビティやアドベンチャー体験が中心で、五感で楽しむ没入型のアウトドア体験が魅力です。ディズニーやUSJが“非日常のファンタジー世界”を作り込むのに対し、ジャングリアは“リアルな自然”の中で心身を解放できる新しい形のテーマパークとして注目されています。家族連れはもちろん、大人が本気で楽しめる次世代型アクティブリゾートとして、第3勢力となる可能性を秘めていると僕は感じましたし、期待したいです。
“自然と冒険”が融合した沖縄の新名所「ジャングリア」は、非日常を全身で体感できる新感覚のテーマパーク。訪れる際は、混雑状況や持ち物など事前の情報チェックが快適に楽しむコツ。これからエリア拡張や新アトラクションも予定されており、さらなる進化にも期待が高まります。
最初から何事もうまくいくテーマパークの方が少ないと思います。オープン直後からSNSを中心にネガティブな発信も相次いでいますが、テーマパークにより沖縄を盛り上げる。というその思いを僕は素直に応援したいと思います。
ジャングリア沖縄
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 ふかい
ライター:ふかい