【2024年・福岡】都心から日帰りで行ける九州の桜の名所22選

【2024年・福岡】都心から日帰りで行ける九州の桜の名所22選

自然・絶景

2024/03/05更新

お花見をする際、どのスポットに行けばよいか迷っている方は多いのではないでしょうか。日本には桜の名所が数多く存在しており、どのスポットもそれぞれの特徴が活かされているといえるでしょう。九州の桜の名所もお城や山など、さまざまなロケーションでお花見を楽しめます。本記事では、九州の桜の名所22カ所を紹介します。お気に入りのスポットを見つけてお花見を楽しんでくださいね。

福岡県

【福岡県】西公園

博多湾を望める高台で桜を満喫

「西公園」は、福岡市のほぼ中央に位置し、古くは「荒津山」と呼ばれました。福岡県内で数少ない「日本さくら名所100選」に選ばれている場所です。例年3月下旬から4月上旬が桜の見頃で、春にはソメイヨシノ、ヨウコウザクラなど約1,300本の桜が咲き誇ります。花見期間中はライトアップされた夜桜も楽しめます。園内の展望広場からは博多湾、能古島(のこのしま)、志賀島(しかのしま)を一望できるビュースポットです。

【福岡県】小倉城

小倉城と桜が引き立て合うライトアップが幻想的

「小倉(こくら)城」は、5階まである体験型観光スポットです。ソメイヨシノやしだれ桜などおよそ300本の桜がお城を囲むように咲きます。例年3月下旬から4月上旬が見頃。また、開花期間中はライトアップされた小倉城と桜が楽しめます。見頃の期間には「小倉城桜まつり」が開催され、多くの屋台が出店し、天守閣前広場の特設ステージでは、歌や踊りの披露が行われます。

【福岡県】舞鶴公園

桜とライトアップが生み出す情緒あふれる空間

「舞鶴(まいづる)公園」は、福岡城跡がシンボルの福岡市を代表するセントラルパークです。例年3月下旬から4月上旬が見頃で、ソメイヨシノをはじめ、しだれ桜や里桜など約20種約1,000本の桜が、お城の石垣などに咲き誇ります。見頃には「福岡城さくらまつり」が開催され園内各所で桜のライトアップが行われます。また、3カ所の有料ライトアップエリアがあり、夜桜の幻想的な空間を体験できます。そのなかでも天守台跡から見る、桜園の夜桜は絶景です。

【福岡県】白野江植物公園

2月から河津桜が咲き、4月下旬まで見頃が続く植物園

「白野江(しらのえ)植物公園」は、県指定天然記念物である樹齢500年の「白野江のサトザクラ」を保有している公園です。また、花見の代表種ソメイヨシノ、早咲きの河津桜、薄緑色の花を咲かせるギョイコウなど、約60種の品種の桜を栽培。例年2月に咲く早咲きの寒桜や河津桜をはじめ、4月下旬まで約700本の桜が次々に開花し、桜のトンネルが見られます。丘陵地に植樹された桜が花開き桃色に染まり、例年3月下旬から4月上旬が見頃です。

大分県

【大分県】岡城跡

岩山に立つ堅城での桜まつり

「岡城跡(おかじょうあと)」は、別名「臥牛城(がぎゅうじょう)」とも呼ばれます。標高約325mの岩山の上にあり、谷底との高低差は約100m。島津軍を退けた堅城として有名なスポットです。また名曲「荒城の月」のモチーフといわれています。4月には「岡城桜まつり」が開催され、大名行列や甲冑(かっちゅう)武者行列が行われます。岡城の春は満開の桜が石垣と美しいコントラストを描き、例年3月下旬から4月上旬が見頃です。

【大分県】臼杵城址

大分県南一の桜の名所で千本桜観賞

「臼杵城址(うすきじょうし)」は、大友宗麟(そうりん)によって1556(弘治2)年頃に築かれました。当時は臼杵湾に浮かぶ海城であり、別名は「丹生島城(にうじまじょう)」。現在は公園として整備され、県南一の桜の名所です。春には約1,000本の桜が咲き、例年3月下旬から4月上旬が見頃。お祭り期間中は桜のライトアップが行われます。

【大分県】不動尊一心寺

八重桜の雲海や桜吹雪は圧巻の景色

「不動尊一心寺(ふどうそんいっしんじ)」は八重桜の名所として有名で、例年4月上旬から中旬が見頃です。緑色や黄色などおよそ15種類のめずらしい八重桜が境内を埋め尽くします。上から見下ろすと境内の桜が雲海のように見えるそうです。谷底から吹き上げる風で巻き上がる桜吹雪は、桜の竜巻のようで美しいとのこと。また開花時期に開催される「一心寺ぼたん桜祭り」では、手作り桜もちが売店で販売されているので、味わってみてくださいね。

佐賀県

【佐賀県】唐津城

海の青と桜のピンクが彩る景色

「唐津城(からつじょう)」は海辺の城下町である唐津のシンボルで、別名「舞鶴城」と呼ばれます。天守閣の最上階からは風光明媚な町並みを一望できるおすすめスポットです。約220本のソメイヨシノが城を囲むように咲き誇り、日本情緒あふれる景観を楽しめます。海に突き出た立地に立つ唐津城では、桜のピンクと海の青のコントラストによる素晴らしい景色が見られます。例年3月下旬から4月上旬が見頃です。

【佐賀県】御船山楽園

まるで合わせ鏡!桜と池が作り出す桃色の世界

「御船山楽園(みふねやまらくえん)」では、ソメイヨシノ、大島桜、里桜、八重桜などの桜が次々と開花します。例年3月下旬から4月上旬が見頃で、約2,000本の桜をライトアップする九州最大級の夜桜イベントが行われます。御船山の岩肌に桜のピンクがちりばめられた夜桜の景色は素晴らしいものです。加えて、桜と池の水鏡が作り出す幻想的な景色も雰囲気満点。ずっと見ていられるほどです。

【佐賀県】小城公園

ぼんぼりが織り出す幻想的な桜道

「小城(おぎ)公園」は、初代の小城藩主である鍋島元茂(なべしまもとしげ)と、二代目の直能(なおよし)によって作られた名庭園です。桜は例年3月下旬から4月上旬が見頃で、「日本さくら名所100選」にも認定されています。見頃には約3,000本の桜が咲き誇り、圧巻です。夜はぼんぼりによるライトアップで、桜が池に映り幻想的な景色が生まれます。

長崎県

【長崎県】島原城

桃色の桜が白色のお城を彩る

「島原城(しまばらじょう)」は、江戸初期に松倉重政(まつくらしげまさ)が安土桃山様式の築城技術の粋を集め、約7年の歳月を費やして築いた城です。明治維新の際に解体され、現在の天守閣は当時の姿を忠実に復元したものです。300年もの歴史があり、藩政時代から桜馬場と呼ばれた桜の名所でもあります。城を一周する堀端には、ソメイヨシノが250本ほど植えられており、桜の見頃に合わせて赤提灯が灯るため夜桜も楽しめます。例年の見頃は3月下旬から4月上旬です。

【長崎県】権現山展望公園

山頂からのパノラマビューと桜のコラボレーションに圧倒

「権現山(ごんげんやま)展望公園」は、長崎半島の西端に位置する標高約198mの権現山の頂に広がる公園です。山頂の展望台からは、東に天草灘、西に五島灘、南に東シナ海を一望できるパノラマビューが広がり、一度は見たい絶景とのこと。また五島灘に沈む夕日は、息をのむほどの素晴らしさです。その展望所周辺には、約60本の桜が植樹されています。例年3月中旬から4月上旬が桜の見頃を迎え、ソメイヨシノや山桜が開花。

【長崎県】西海橋公園

迫力あるうず潮と美しい桜を同時に見に行こう

「西海橋(さいかいばし)公園」は、約1,500本もの桜を楽しめる長崎県有数の桜の名所で、例年3月下旬から4月上旬が見頃です。うず潮が1年で最も大きくなる「節句潮」と、桜の開花時期が重なる旧暦3月3日前後(4月上旬)は、大潮時の干満の差が大きくなります。それにより紺碧(こんぺき)のうず潮と、薄紅色の桜による絶景が見られます。期間中、公園には出店が並び、夜はぼんぼりが灯されるため、活気と風情のあるお花見スポットに変身します。

熊本県

【熊本県】水前寺成趣園

日本庭園と満開の桜が和を感じさせる

「水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)」は、初代熊本藩主の細川忠利(ほそかわただとし)公から三代にわたって造園された庭園です。歴代藩主や正室のガラシャを祀る出水(いずみ)神社、古今伝授(こきんでんじゅ)の間などが園内に立っています。桜はソメイヨシノや山桜などの約150本が、桜の広場から能楽堂周辺にかけて植えられており、 築山や芝生の鮮やかな緑とのコントラストが美しいです。見頃は、例年3月下旬から4月上旬です。

【熊本県】一心行の大桜

菜の花畑に囲まれた大迫力の大桜は圧巻の風景

樹齢はおよそ400年で、大きさが樹高14m、枝張は東西21.3mと南北26m、幹囲7.35mほどある「一心行(いっしんぎょう)の大桜」は、淡い薄紅色の花を付ける山桜です。戦火に散った矢崎城城主・伯耆守惟冬(ほうきのかみこれふゆ)の菩提樹(ぼだいじゅ)で、惟冬と家臣を弔うため、一心に行をおさめたのが名前の由来。例年3月下旬から4月上旬が見頃で、桜は菜の花畑に囲まれています。両者は開花時期がほぼ同じため、桜と菜の花を同時に楽しめます。また桜の見頃に合わせて、「南阿蘇桜さくら植木まつり」を開催。
※3月中旬より開花状況を音声で案内する桜情報テレホンサービス(TEL0967-67-3321)を開設。

【熊本県】熊本城

写真提供:熊本城総合事務所

写真提供:熊本城総合事務所

写真提供:熊本城総合事務所

熊本城の黒壁が満開の桜をより映えさせる

「熊本城」では、例年3月下旬から4月上旬にかけて桜の馬場城彩苑や二の丸広場周辺で桜を見られます。城を含む熊本城公園では、ソメイヨシノ、山桜、ヒゴザクラなど約800本が観賞可能。二の丸広場からは桜に彩られた熊本城の姿を眺められ、夜になると幻想的にライトアップされた熊本城と夜桜を楽しめます。黒壁と桜の桃色の相性はよく、いつもと違う熊本城が楽しめます。

宮崎県

【宮崎県】堀切峠

車窓から風を感じながら桜の景色を楽しもう

「堀切峠(ほりきりとうげ)」は、青島(あおしま)から県道377号を南へ進んだ海沿いにあるビュースポットです。県道から木々に囲まれたゆるやかな坂道を上りつめると、突然目に入るのが青い日向灘(ひゅうがなだ)と波状岩が織り成す景色で、日南海岸国定公園随一の眺めともいわれています。宮崎県でいち早く桜を見られる名所でもあり、例年3月上旬から中旬にかけて見頃となります。 周囲にある道路での車窓からも、ピンクに染まった山肌が楽しめます。山の中腹に点々と咲く、山桜を眺めるのもおすすめのひとつです。

【宮崎県】西都原古墳群

桜と菜の花のコントラストが古墳群を彩る空間はここ!

「西都原(さいとばる)古墳群」は、古墳が点在する国の特別史跡です。およそ東西2.6km、南北4.2kmの範囲に、形も規模もさまざまな300基以上の古墳が点在。鬼の窟をはじめ、内部まで見学できる古墳もある日本最大級の古墳群です。春になると2,000本の桜と30万本の菜の花が咲き誇り、古墳と花による景色を楽しめます。例年3月下旬から4月上旬が見頃です。

【宮崎県】綾の照葉大吊橋

大吊橋から眺める天然の桜と緑の斜面

ユネスコエコパークに登録された綾(あや)の森にある「綾の照葉(あやのてるは)大吊橋」は、歩く吊橋としては世界最大級で高さが約142mあります。橋は歩道部が網目状で、その隙間から真下の綾川渓谷が見える構造。周囲の山の斜面は照葉樹に覆われており、その中に天然の山桜が点在する桜の名所です。緑輝く森に浮かぶ淡い桜色が美しく、大吊橋までの行程や橋の上などでも、素晴らしい眺望を楽しめます。例年3月中旬から下旬が見頃。

鹿児島県

【鹿児島県】名勝 仙巌園

桜島を一望できる庭園が桜を映えさせる心落ち着く空間

「名勝 仙巌園(せんがんえん)」は、1658(万治元)年に島津家19代光久(ひさみつ)によって築かれた島津家の別邸です。篤姫(あつひめ)や西郷隆盛も訪れた美しい大名庭園で、錦江湾(きんこうわん)=鹿児島湾と桜島による雄大な景色が望めます。四季折々の花が咲き誇り、武家の伝統を今に伝えるさまざまな催しが行われます。2月上旬から寒緋桜、ガンタンザクラ、山桜など、約150本の桜が次々と咲き、例年2月上旬から4月上旬までが見頃です。

【鹿児島県】霧島神宮

朱塗りの拝殿と桜が印象的なスポット

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀り、国家安泰から家内安全までご利益があるといわれる古社「霧島(きりしま)神宮」。老杉に囲まれた朱塗りの本殿、幣殿、拝殿は国宝に指定されています。そのほかの建造物も重要文化財に指定されている神宮です。また約200本あるソメイヨシノ、八重桜、しだれ桜が咲く桜の名所で、例年3月下旬から4月上旬が見頃。ソメイヨシノが散る頃になるとしだれ桜が開花し始め、長い期間、花見を楽しめます。

【鹿児島県】魚見岳

山頂から一望できる景色を堪能しながら桜を感じよう

「魚見岳(うおみだけ)」は、錦江湾(きんこうわん)=鹿児島湾の海岸にそびえる標高約215mの小高い山で、かつては魚群の動きを監視していた場所とされています。展望台からは指宿(いぶすき)市街、錦江湾、大隅(おおすみ)半島が一望でき、夜景も素晴らしい眺めです。山頂まで車で登ることが可能で、四季折々の植物を楽しめます。花見の時期にはおよそ600本のソメイヨシノが咲き、例年3月下旬から4月上旬が見頃です。

まとめ

本記事では、九州の桜の名所を22カ所紹介しました。桜は昼と夜でまったく雰囲気が異なるため、一度のお花見で二度楽しめます。九州にはお城や庭園、山などさまざまなロケーションが存在しているため、自分好みの場所が見つかるかもしれませんね。それぞれの特徴や桜の開花時期をよく確認し、桜が満開の時期に足を運んでみてください。
※2月中旬時点で九州の2024年の桜開花予想は“平年並み”となっています。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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