
【2025年最新】九州の桜名所・お花見スポット30選|開花時期やイベント情報も紹介
自然・絶景
2025/03/17更新
お花見をする際、どのスポットに行けばよいか迷っている方は多いのではないでしょうか。日本には桜の名所が数多く存在しており、どのスポットもそれぞれの特徴が活かされているといえるでしょう。九州の桜の名所もお城や山など、さまざまなロケーションでお花見を楽しめます。本記事では、福岡から気軽に行ける、九州のおすすめお花見スポット・桜の名所を厳選して30カ所ご紹介します。普段訪れている場所でも、お花見の季節にはまた違った魅力を感じられます。お気に入りのスポットを見つけてお花見を楽しんでくださいね。
この記事の目次
- 【福岡県】西公園
- 【福岡県】舞鶴公園
- 【福岡県】小倉城
- 【福岡県】白野江植物公園
- 【福岡県】甘木公園
- 【大分県】岡城跡
- 【大分県】臼杵城址
- 【大分県】不動尊一心寺
- 【大分県】大分城址公園(府内城)
- 【大分県】四浦半島の河津桜
- 【佐賀県】唐津城
- 【佐賀県】御船山楽園
- 【佐賀県】小城公園
- 【佐賀県】旭ヶ岡公園
- 【長崎県】島原城
- 【長崎県】権現山展望公園
- 【長崎県】西海橋公園
- 【長崎県】玖島城(大村公園)
- 【熊本県】水前寺成趣園
- 【熊本県】一心行の大桜
- 【熊本県】熊本城
- 【熊本県】市房ダム湖
- 【宮崎県】花立公園
- 【宮崎県】堀切峠
- 【宮崎県】西都原古墳群
- 【宮崎県】綾の照葉大吊橋
- 【鹿児島県】名勝 仙巌園
- 【鹿児島県】忠元公園
- 【鹿児島県】霧島神宮
- 【鹿児島県】魚見岳
目次を開く ▼
福岡県
【福岡県】西公園
博多湾を望める高台で桜を満喫
「西公園」は、福岡市のほぼ中央に位置し、古くは「荒津山」と呼ばれました。福岡県内で数少ない「日本さくら名所100選」に選ばれている場所です。例年3月下旬から4月上旬が桜の見頃で、春にはソメイヨシノ、ヨウコウザクラなど約1,300本の桜が咲き誇ります。花見期間中はライトアップされた夜桜も楽しめます。園内の展望広場からは博多湾、能古島(のこのしま)、志賀島(しかのしま)を一望できるビュースポットです。
西公園
【福岡県】舞鶴公園
桜とライトアップが生み出す情緒あふれる空間
「舞鶴(まいづる)公園」は、福岡城跡がシンボルの福岡市を代表するセントラルパークです。例年3月下旬から4月上旬が見頃で、ソメイヨシノをはじめ、しだれ桜や里桜など約20種約1,000本の桜が、お城の石垣などに咲き誇ります。見頃には「福岡城さくらまつり」が開催され園内各所で桜のライトアップが行われます。また、3カ所の有料ライトアップエリアがあり、夜桜の幻想的な空間を体験できます。そのなかでも天守台跡から見る、桜園の夜桜は絶景です。
舞鶴公園
- 住所
- 福岡県福岡市中央区城内1-4
- アクセス
- [車]都市高速「天神北ランプ」「西公園ランプ」より約3km
- 公式HP
- https://www.midorimachi.jp/maiduru/
- TEL
- 092-781-2153
- FAX
- 092-715-7590
- 営業時間
- 4~9月9:00~19:00、10月~3月9:00~18:00
- 定休日
- 12月29日~1月3日
- 駐車場
- 有
【福岡県】小倉城
小倉城と桜が引き立て合うライトアップが幻想的
「小倉(こくら)城」は、5階建ての体験型観光スポットとして人気です。城を囲むように、ソメイヨシノやしだれ桜など約300本の桜が咲き誇り、例年3月下旬から4月上旬が見頃です。開花期間中は、ライトアップされた小倉城と桜が織りなす美しい風景も楽しめます。2025年3月22日〜4月6日には、「小倉城桜まつり」が開催され、屋台が並び、天守閣前広場の特設ステージでは歌や踊りが披露されます。小倉城を眺めながら、春の訪れを感じることができる絶好のお花見スポットです。
小倉城
- 住所
- 福岡県北九州市小倉北区城内2-1
- アクセス
- [車]北九州都市高速1号線勝山IC・大手町ICより約2分
[電車]JR各線西小倉駅より徒歩約9分、小倉駅より徒歩約15分 - 公式HP
- https://www.kokura-castle.jp/
- TEL
- 093-561-1210
- 営業時間
- 4~10月:9:00~20:00、11~3月:9:00~19:00
- 定休日
- 無休
- 入場料
- 一般 : 350円、中高生 : 200円、小学生 : 100円
- 駐車場
- 無※近隣にコインパーキング有り
【福岡県】白野江植物公園
県内でも屈指の桜の品種を楽しむ
70年以上にわたって収集された約60種・700本の桜を展示している民間の植物園です。樹齢500年の県指定天然記念物、白野江のサトザクラをはじめ、早咲きの河津桜や、花見の定番ソメイヨシノなど、種類豊富な桜を楽しむことができます。見頃は品種によって異なり、2月中旬から咲き始め、4月下旬まで長期間にわたって桜を堪能できるのが魅力です。また、2025年3月29日〜4月6日には「さくらまつり」が開催され、週末を中心に植木や花苗、食品の販売、園内を巡るスタンプラリーなどのイベントも楽しめます。イベント期間中に訪れるのもおすすめです。
白野江植物公園
【福岡県】甘木公園
約4,000本の桜が咲き誇る憩いの公園
広々とした敷地に広がる緑豊かな公園、別名「丸山公園」は、2つの大きな池を中心に展開されており、福岡県内屈指の桜の名所として知られています。例年、3月下旬から4月初旬にかけて桜が見頃を迎え、春になると公園中央のひょうたん型の池を囲むように、約4,000本のソメイヨシノが美しく咲き誇ります。「バーベキュー広場」では、桜を眺めながらバーベキューを楽しむことができ、春のひと時を満喫できます。さらに、開花中は夜のライトアップや池の噴水のイルミネーションが施され、昼と夜で異なる幻想的な景色を楽しむことができるのも、この公園の魅力のひとつです。
甘木公園
大分県
【大分県】岡城跡
岩山に立つ堅城での桜まつり
岡城跡(おかじょうあと)は、別名「臥牛城(がぎゅうじょう)」とも呼ばれ、標高約325mの岩山の上に位置しています。谷底との高低差は約100mに達し、島津軍を退けた堅固な城としても知られる歴史的な名所です。また、名曲「荒城の月」のモチーフとも言われ、その美しい風景が広がっています。
2025年4月5日には「岡城桜まつり」が開催され、大名行列や甲冑を身にまとった武者行列など、さまざまなイベントが岡城跡や城下町で行われます。春の岡城では、満開の桜が石垣と美しいコントラストを描き、例年3月下旬から4月上旬が見頃となります。この季節に訪れると、歴史と自然が織り成す絶景に出会うことができますよ。
岡城跡
- 住所
- 大分県竹田市竹田2761
- アクセス
- 大分自動車道「大分IC」から60分
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 12月31日~1月3日
- 入場料
- 高校生以上300円 小中学生150円
【大分県】臼杵城址
大分県南一の桜の名所で千本桜観賞
「臼杵城址(うすきじょうし)」は、大友宗麟(そうりん)によって1556(弘治2)年頃に築かれました。当時は臼杵湾に浮かぶ海城であり、別名は「丹生島城(にうじまじょう)」。現在は公園として整備され、県南一の桜の名所です。春には約1,000本の桜が咲き、例年3月下旬から4月上旬が見頃。お祭り期間中は桜のライトアップが行われます。
臼杵城址
【大分県】不動尊一心寺
八重桜の雲海や桜吹雪は圧巻の景色
「不動尊一心寺(ふどうそんいっしんじ)」は八重桜の名所として有名で、例年4月上旬から中旬が見頃です。緑色や黄色などおよそ15種類のめずらしい八重桜が境内を埋め尽くします。上から見下ろすと境内の桜が雲海のように見えるそうです。谷底から吹き上げる風で巻き上がる桜吹雪は、桜の竜巻のようで美しいとのこと。また開花時期に開催される「一心寺ぼたん桜祭り」では、手作り桜もちが売店で販売されているので、味わってみてくださいね。
不動尊一心寺
【大分県】大分城址公園(府内城)
大分市中心部にあるお花見スポット
大分市の中心に位置し、「日本100名城」の一つに数えられる府内城の城跡に整備された公園です。桜の名所としても知られ、毎年3月下旬〜4月上旬が見頃を迎えます。約60本のソメイヨシノが咲き誇り、満開の時期には城址の石垣越しに広がる桜色の絨毯が美しい景観を作り出します。夜にはライトアップも行われ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
大分城址公園(府内城)
【大分県】四浦半島の河津桜
春の訪れをいち早く感じられるスポット
リアス式海岸が美しく広がる四浦半島では、地域住民の手によって植えられた早咲きの河津桜が5000本以上、2月上旬から一斉に開花します。大分県屈指のお花見スポットで、晴れた日には青い海と並ぶ桜のピンク色が鮮やかに映え、絶好のフォトスポットとしても人気です。2025年2月8日〜3月2日の期間には「第13回豊後水道河津桜まつり」が四浦半島一帯で開催され、春の訪れをいち早く感じられるおすすめのスポットです。
四浦半島の河津桜
佐賀県
【佐賀県】唐津城
海の青と桜のピンクが彩る景色
「唐津城(からつじょう)」は海辺の城下町である唐津のシンボルで、別名「舞鶴城」と呼ばれます。天守閣の最上階からは風光明媚な町並みを一望できるおすすめスポットです。約220本のソメイヨシノが城を囲むように咲き誇り、日本情緒あふれる景観を楽しめます。海に突き出た立地に立つ唐津城では、桜のピンクと海の青のコントラストによる素晴らしい景色が見られます。例年3月下旬から4月上旬が見頃です。
唐津城
- 住所
- 佐賀県唐津市東城内8-1
- アクセス
- JR唐津駅から徒歩20分
- 営業時間
- 9:00~17:00(連休中等期間によって変更あり)
- 定休日
- 12/29~12/31
- 入場料
- 高校生以上500円、小中学生 250円
【佐賀県】御船山楽園
まるで合わせ鏡!桜と池が作り出す桃色の世界
「御船山楽園(みふねやまらくえん)」では、ソメイヨシノ、大島桜、里桜、八重桜などの桜が次々と開花します。例年3月下旬から4月上旬が見頃で、約2,000本の桜をライトアップする九州最大級の夜桜イベントが行われます。御船山の岩肌に桜のピンクがちりばめられた夜桜の景色は素晴らしいものです。加えて、桜と池の水鏡が作り出す幻想的な景色も雰囲気満点。ずっと見ていられるほどです。
御船山楽園
【佐賀県】小城公園
ぼんぼりが織り出す幻想的な桜道
「小城(おぎ)公園」は、初代の小城藩主である鍋島元茂(なべしまもとしげ)と、二代目の直能(なおよし)によって作られた名庭園です。桜は例年3月下旬から4月上旬が見頃で、「日本さくら名所100選」にも認定されています。見頃には約3,000本の桜が咲き誇り、圧巻です。夜はぼんぼりによるライトアップで、桜が池に映り幻想的な景色が生まれます。
小城公園
【佐賀県】旭ヶ岡公園
九州で初めて夜桜のライトアップが行われた桜の名所
佐賀県三大桜の名所の一つとして知られる、県内屈指の桜の名所です。公園に通じる桜並木は「花のトンネル」と呼ばれ、九州で初めて夜桜のライトアップが行われた場所としても有名です。例年、3月下旬〜4月上旬にかけて約5000本の桜が咲き誇り、大勢の花見客でにぎわいます。2025年3月28日〜4月6日には「旭ヶ岡公園桜まつり」が開催され、桜のライトアップや夜桜ボンボリも楽しめるため、昼と夜で異なる美しい景色を堪能できるのが魅力です。
旭ヶ岡公園
長崎県
【長崎県】島原城
桃色の桜が白色のお城を彩る
「島原城(しまばらじょう)」は、江戸初期に松倉重政(まつくらしげまさ)が安土桃山様式の築城技術の粋を集め、約7年の歳月を費やして築いた城です。明治維新の際に解体され、現在の天守閣は当時の姿を忠実に復元したものです。300年もの歴史があり、藩政時代から桜馬場と呼ばれた桜の名所でもあります。城を一周する堀端には、ソメイヨシノが250本ほど植えられており、桜の見頃に合わせて赤提灯が灯るため夜桜も楽しめます。例年の見頃は3月下旬から4月上旬です。
島原城
- 住所
- 長崎県島原市城内1丁目1183-1
- アクセス
- JR島原駅から徒歩10分
- 営業時間
- 9:00~17:30
- 定休日
- 12/29、12/30
- 入場料
- 一般540円、小中高生270円
【長崎県】権現山展望公園
山頂からのパノラマビューと桜のコラボレーションに圧倒
「権現山(ごんげんやま)展望公園」は、長崎半島の西端に位置する標高約198mの権現山の頂に広がる公園です。山頂の展望台からは、東に天草灘、西に五島灘、南に東シナ海を一望できるパノラマビューが広がり、一度は見たい絶景とのこと。また五島灘に沈む夕日は、息をのむほどの素晴らしさです。その展望所周辺には、約60本の桜が植樹されています。例年3月中旬から4月上旬が桜の見頃を迎え、ソメイヨシノや山桜が開花。
権現山展望公園
【長崎県】西海橋公園
迫力あるうず潮と美しい桜を同時に見に行こう
「西海橋(さいかいばし)公園」は、約1,500本もの桜を楽しめる長崎県有数の桜の名所で、例年3月下旬から4月上旬が見頃です。うず潮が1年で最も大きくなる「節句潮」と、桜の開花時期が重なる旧暦3月3日前後(4月上旬)は、大潮時の干満の差が大きくなります。それにより紺碧(こんぺき)のうず潮と、薄紅色の桜による絶景が見られます。期間中、公園には出店が並び、夜はぼんぼりが灯されるため、活気と風情のあるお花見スポットに変身します。
西海橋公園
【長崎県】玖島城(大村公園)
国指定天然記念物のオオムラザクラに注目
約2000本の桜が咲き誇る「日本のさくら名所百選」に選ばれた大村公園では、例年3月下旬〜4月中旬頃に桜が見頃を迎えます。中でも、国指定天然記念物の「オオムラザクラ」は花が2段咲きで、外花と内花が1本のめしべで串刺しのように重なり合っています。さらに、がく片は通常の桜が5枚であるのに対し10枚、花弁は少なくとも60枚、最も多いもので200枚にも達します。その美しさと気高さから、「名桜中の名桜」と称されています。優雅な「オオムラザクラ」に注目しながら、散策を楽しむのもおすすめです。
玖島城(大村公園)
熊本県
【熊本県】水前寺成趣園
日本庭園と満開の桜が和を感じさせる
「水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)」は、初代熊本藩主の細川忠利(ほそかわただとし)公から三代にわたって造園された庭園です。歴代藩主や正室のガラシャを祀る出水(いずみ)神社、古今伝授(こきんでんじゅ)の間などが園内に立っています。桜はソメイヨシノや山桜などの約150本が、桜の広場から能楽堂周辺にかけて植えられており、 築山や芝生の鮮やかな緑とのコントラストが美しいです。見頃は、例年3月下旬から4月上旬です。
水前寺成趣園
- 住所
- 熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1 水前寺成趣園
- アクセス
- 熊本市電「水前寺公園」駅から徒歩3分
- 営業時間
- 7:30~18:00(11月~2月は8:30~17:00)
- 定休日
- 無休
- 入場料
- 16歳以上400円、6歳以上200円
【熊本県】一心行の大桜
菜の花畑に囲まれた大迫力の大桜は圧巻の風景
樹齢はおよそ400年で、大きさが樹高14m、枝張は東西21.3mと南北26m、幹囲7.35mほどある「一心行(いっしんぎょう)の大桜」は、淡い薄紅色の花を付ける山桜です。戦火に散った矢崎城城主・伯耆守惟冬(ほうきのかみこれふゆ)の菩提樹(ぼだいじゅ)で、惟冬と家臣を弔うため、一心に行をおさめたのが名前の由来。例年3月下旬から4月上旬が見頃で、桜は菜の花畑に囲まれています。両者は開花時期がほぼ同じため、桜と菜の花を同時に楽しめます。また桜の見頃に合わせて、「南阿蘇桜さくら植木まつり」を開催。
※3月中旬より開花状況を音声で案内する桜情報テレホンサービス(TEL0967-67-3321)を開設。
一心行の大桜
【熊本県】熊本城
熊本城の黒壁が満開の桜をより映えさせる
「熊本城」では、例年3月下旬から4月上旬にかけて桜の馬場城彩苑や二の丸広場周辺で桜を見られます。城を含む熊本城公園では、ソメイヨシノ、山桜、ヒゴザクラなど約800本が観賞可能。二の丸広場からは桜に彩られた熊本城の姿を眺められ、夜になると幻想的にライトアップされた熊本城と夜桜を楽しめます。黒壁と桜の桃色の相性はよく、いつもと違う熊本城が楽しめます。
熊本城
- 住所
- 熊本県熊本市中央区本丸1-1
- アクセス
- [電車]市電 熊本城・市役所前より徒歩約10分
[バス]JR熊本駅より路線バスで「桜町バスターミナル」下車徒歩約10分
[車]九州自動車道 熊本IC・益城熊本空港ICより車約30分 - TEL
- 096-223-5011熊本城運営センター
- FAX
- 096-223-5056
- 営業時間
- 9:00から17:00 最終受付16:30
- 定休日
- 年末(12月29日~12月31日)
- 入場料
-
[熊本城入園券]大人(高校生以上)800円、子ども(小・中学生)300円
[2館共通券]大人(高校生以上)850円、子ども(小・中学生)300円
[3館共通券]大人(高校生以上)1,100円、子ども(小・中学生)400円
※いずれの施設も未就学児は無料 - 駐車場
- 有
【熊本県】市房ダム湖
”一万本桜”と呼ばれる熊本有数の桜の名所
日本三大急流の一つ、球磨川を整備して造られた市房ダムでは、市房山の四季折々の美しい景色を楽しむことができます。毎年3月下旬頃、市房ダム湖周辺に植えられた約1万本の桜が、約13キロにわたって咲き誇り、壮大な桜の景色が広がります。ダム湖の中央には、高さ約80mの大噴水があり、桜越しに噴水を楽しむことができるのもこの場所ならではの魅力です。さらに、桜の開花時期には夜のライトアップも行われ、夜桜を堪能することができます。熊本を代表する桜の名所で、春気分を満喫してみてください。
市房ダム湖
宮崎県
【宮崎県】花立公園
太平洋を一望できる絶景の地でお花見を楽しむ
ソメイヨシノやヤマザクラなど、約1万本の桜が鮮やかに咲き誇り、毎年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。標高489メートルに位置する広大な園内には、遊歩道や休憩所、展望台が整備されており、桜を眺めながら周辺の散策も楽しめます。さらに、北郷町の美しい田園風景や、太平洋を望む絶景も魅力の一つです。2025年3月22日〜30日には、第26回花立公園さくらまつりが開催されるので、イベントに合わせて訪れるのもおすすめです。
花立公園
【宮崎県】堀切峠
車窓から風を感じながら桜の景色を楽しもう
「堀切峠(ほりきりとうげ)」は、青島(あおしま)から県道377号を南へ進んだ海沿いにあるビュースポットです。県道から木々に囲まれたゆるやかな坂道を上りつめると、突然目に入るのが青い日向灘(ひゅうがなだ)と波状岩が織り成す景色で、日南海岸国定公園随一の眺めともいわれています。宮崎県でいち早く桜を見られる名所でもあり、例年3月上旬から中旬にかけて見頃となります。 周囲にある道路での車窓からも、ピンクに染まった山肌が楽しめます。山の中腹に点々と咲く、山桜を眺めるのもおすすめのひとつです。
【宮崎県】西都原古墳群
桜と菜の花のコントラストが古墳群を彩る空間はここ!
「西都原(さいとばる)古墳群」は、古墳が点在する国の特別史跡です。およそ東西2.6km、南北4.2kmの範囲に、形も規模もさまざまな300基以上の古墳が点在。鬼の窟をはじめ、内部まで見学できる古墳もある日本最大級の古墳群です。春になると2,000本の桜と30万本の菜の花が咲き誇り、古墳と花による景色を楽しめます。例年3月下旬から4月上旬が見頃です。
西都原古墳群
- 住所
- 宮崎県西都市大字三宅
- アクセス
- 東九州自動車道「西都IC」から10分
- 営業時間
- 散策自由
※隣接する西都原考古博物館:10:00~18:00 - 定休日
- 無休 ※西都原考古博物館:不定休
- 入場料
- 無料
【宮崎県】綾の照葉大吊橋
大吊橋から眺める天然の桜と緑の斜面
ユネスコエコパークに登録された綾(あや)の森にある「綾の照葉(あやのてるは)大吊橋」は、歩く吊橋としては世界最大級で高さが約142mあります。橋は歩道部が網目状で、その隙間から真下の綾川渓谷が見える構造。周囲の山の斜面は照葉樹に覆われており、その中に天然の山桜が点在する桜の名所です。緑輝く森に浮かぶ淡い桜色が美しく、大吊橋までの行程や橋の上などでも、素晴らしい眺望を楽しめます。例年3月中旬から下旬が見頃。
照葉大吊橋
- 住所
- 宮崎県東諸県郡綾町南俣5691-1
- アクセス
- 東九州自動車道「宮崎西IC」から30分
- 営業時間
- 8:30~18:00(10月~3月は17:00まで)
- 入場料
- 小学生以上300円
鹿児島県
【鹿児島県】名勝 仙巌園
桜島を一望できる庭園が桜を映えさせる心落ち着く空間
「名勝 仙巌園(せんがんえん)」は、1658(万治元)年に島津家19代光久(ひさみつ)によって築かれた島津家の別邸です。篤姫(あつひめ)や西郷隆盛も訪れた美しい大名庭園で、錦江湾(きんこうわん)=鹿児島湾と桜島による雄大な景色が望めます。四季折々の花が咲き誇り、武家の伝統を今に伝えるさまざまな催しが行われます。2月上旬から寒緋桜、ガンタンザクラ、山桜など、約150本の桜が次々と咲き、例年2月上旬から4月上旬までが見頃です。
仙巌園
【鹿児島県】忠元公園
2キロにおよぶ桜並木が花見客を出迎える
千本桜で有名なこのスポットは、「さくら名所100選」にも選ばれた名所です。毎年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎え、約2キロにわたる美しい桜並木が楽しめます。2025年3月22日〜4月6日には、「忠元公園桜まつりウィーク2025」が開催され、イベント期間中は屋台の出店や、千個の提灯による幻想的な夜桜ライトアップが楽しめます。桜並木の下を歩きながら、春の訪れを存分に感じましょう。
忠元公園
【鹿児島県】霧島神宮
朱塗りの拝殿と桜が印象的なスポット
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀り、国家安泰から家内安全までご利益があるといわれる古社「霧島(きりしま)神宮」。老杉に囲まれた朱塗りの本殿、幣殿、拝殿は国宝に指定されています。そのほかの建造物も重要文化財に指定されている神宮です。また約200本あるソメイヨシノ、八重桜、しだれ桜が咲く桜の名所で、例年3月下旬から4月上旬が見頃。ソメイヨシノが散る頃になるとしだれ桜が開花し始め、長い期間、花見を楽しめます。
霧島神宮
【鹿児島県】魚見岳
山頂から一望できる景色を堪能しながら桜を感じよう
「魚見岳(うおみだけ)」は、錦江湾(きんこうわん)=鹿児島湾の海岸にそびえる標高約215mの小高い山で、かつては魚群の動きを監視していた場所とされています。展望台からは指宿(いぶすき)市街、錦江湾、大隅(おおすみ)半島が一望でき、夜景も素晴らしい眺めです。山頂まで車で登ることが可能で、四季折々の植物を楽しめます。花見の時期にはおよそ600本のソメイヨシノが咲き、例年3月下旬から4月上旬が見頃です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は九州各地の、桜の名所・お花見スポットを30カ所紹介しました。桜は昼と夜でまったく雰囲気が異なるため、一度のお花見で二度楽しめます。九州にはお城や庭園、山などさまざまなロケーションが存在しているため、自分好みの場所が見つかるかもしれませんね。それぞれの特徴や桜の開花時期をよく確認し、桜が満開の時期に足を運んでみてください。
※3月上旬時点で九州の2025年の桜開花予想は“平年並み”となっています。

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:太田 真由香
Copyright MAPPLE, Inc.
Copyright mi-lab, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。