【一関から車で1時間】道の駅も!日帰りドライブにおすすめのスポット12選

【一関から車で1時間】道の駅も!日帰りドライブにおすすめのスポット12選

観光・カルチャー

2024/10/02更新

一関市(いちのせきし)は、岩手県南端に位置する都市です。平安時代から街道の分岐点だったところで、東北地方の交通の要衝でした。現在も高速道路の東北自動車道が通り、県内を南北に縦断する国道4号線、東西に横断する国道284号、342号などが交差しているため、県内はもちろん、隣県の宮城や秋田へのアクセスも良好です。一関市から1時間ほどドライブすると、歴史ある神社仏閣、多世代で楽しめるレジャー施設、穏やかな田園風景と地元グルメが楽しめる道の駅など、さまざまなおでかけスポットへ訪れることができます。本記事では、一関市から車で1時間台のドライブで行ける日帰りおでかけスポットから、おすすめの12カ所を紹介します。

岩手県

奥州・平泉

奥州(おうしゅう)・平泉(ひらいずみ)エリアは、一関市より30分以内のドライブで到着します。岩手県の南西部に位置するエリアです。奥州エリアは、日本最大級の茅葺屋根を持つ法堂がある正法寺(しょうぼうじ)や、100棟あまりの土蔵が立ち並ぶ江刺中町(えさしなかまち)などがあります。また国見平スキー場やカヌー体験のできる丹沢ダムなどのアクティビティスポットも点在。平泉エリアは、中尊寺(ちゅうそんじ)や毛越寺(もうつうじ)といった世界文化遺産「平泉」に登録された寺院や国指定の史跡などの観光スポットが有名です。毎年5月に行われる春の藤原まつりや、毛越寺曲水の宴(もうつうじごくすいのえん)など、奥州藤原氏にちなんだイベントも開催されています。

【奥州・平泉】陸中一宮 駒形神社

格式高い神社で勝負運を授かる

陸中一宮 駒形神社(りくちゅういちのみや こまがたじんじゃ)は、焼石連峰の駒ケ岳(こまがたけ)を御神体とする岩手県内でも格式の高い神社です。陸中とは岩手県全域と秋田県の一部を含む地名を、一宮とは神社の格式で最高位をあらわす言葉。また馬の守護神を祀り、勝負運や運命を切り開く神社として知られています。約50頭の馬とお子さんたちが市内を巡行する「子供騎馬武者行列」は、駒形神社の春祭りの中心行事です。そのほか、奥州市出身のプロ野球選手にちなんだ「二刀流御守」も頒布されており、参拝客から人気です。

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花巻・北上・遠野

花巻・北上・遠野(はなまき・きたかみ・とおの)エリアは、一関市より1時間弱から1時間半のドライブで到着します。岩手県の中央部に位置するエリアです。花巻エリアは童話・詩の作家として知られる宮沢賢治の出身地であり、関連するスポットが点在します。北上エリアは、東北有数の屋外博物館であるみちのく民俗村や、約2kmにわたって桜並木を楽しめる北上展勝地(きたかみてんしょうち)、厳めしいお面を被って踊る伝統芸能の鬼剣舞(おにけんばい)などが有名です。遠野エリアは、カッパの伝承が伝わるカッパ淵や農村体験ができる遠野ふるさと村など、里山の風景や自然の恵みを味わえるスポットが人気。

【花巻・北上・遠野】道の駅 遠野風の丘

遠野の魅力が詰まった眺望抜群の休憩スポット

道の駅 遠野風(とおのかぜ)の丘は、敷地内に立つ風力発電の風車が印象的な道の駅です。小高い場所に位置し、市街を一望できます。施設内には、物産や産直販売、インフォメーション、レストラン、展望デッキ、休憩ホールなどが揃います。併設のレストランでは名物のバケツジンギスカンが提供されており、遠野の味覚を存分に楽しめるドライブスポットです。

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盛岡・雫石・安比・八幡平

盛岡・雫石(しずくいし)・安比(あっぴ)・八幡平(はちまんたい)エリアは、一関市より1時間半から2時間弱のドライブで到着します。岩手県の北西部に位置するエリアです。古い街並みが残る盛岡エリアは、わんこそばや盛岡冷麺が有名な地元グルメです。雫石エリアの小岩井農場まきば園では、岩手山を背景に臨むエドヒガンの景色がドラマのロケ地としても知られており、四季折々の美しい風景を楽しめます。安比エリアは、スキーやキャンプ、グランピング、ゴンドラ遊覧などのアクティビティを楽しめる高原リゾート地です。八幡平エリアは、岩手県と秋田県にまたがる標高1,000mから1,600mの山岳と高原台地が連なるところ。藤七(とうしち)温泉、御在所(ございしょ)温泉、八幡平温泉などの温泉地があります。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】道の駅石神の丘

芸術と地元の味覚が融合するドライブオアシス

道の駅石神(いしがみ)の丘は、アートと美食が融合した癒やしの道の駅です。産直コーナーには、新鮮な地元野菜や希少な名産品が並びます。併設するレストランは「いわて地産地消レストラン」の2つ星に認定されており、地元特産のキャベツを使ったメニューが人気です。敷地内にある石神の丘美術館は岩手県初の野外彫刻美術館として知られ、野外エリアでは自然とアートの融合が楽しめます。芸術と食の両方を堪能できる道の駅で、ドライブの途中で立ち寄るのにおすすめです。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】おおのキャンパス 道の駅 おおの

大自然で五感を満たす、体験型レジャー施設

おおのキャンパス 道の駅 おおのは、洋野(ひろの)町の豊かな自然の中に位置する工芸と緑の空間をテーマにした体験型のレジャー施設です。竹とんぼやキーホルダーが作れる木工体験や、ヒツジやウサギへの餌やりが体験できる動物ふれあい館、パークゴルフなどのアクティビティがあり、お子さんから大人まで一日中楽しめます。遊び疲れたら併設の温浴施設でリフレッシュするのがおすすめ。木工品展示販売所ではお土産が購入できます。

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宮城県

鳴子・大崎・登米

鳴子(なるこ)・大崎・登米(とめ)エリアは、一関市より1時間弱から1時間半のドライブで到着します。宮城県北端の内陸に位置し、山形県と秋田県、岩手県と隣接しているエリアです。鳴子エリアでは、東北屈指の紅葉スポットである鳴子峡(なるこきょう)や鳴子温泉などが点在。源泉が多く湧き出ている鳴子温泉郷では、外湯や無料の足湯などがある温泉郷です。大崎エリアでは、夏に約42万本ものひまわりが咲くひまわりの丘や、大崎八幡神社など、自然豊かなスポットが多数あります。登米エリアでは、石ノ森章太郎ふるさと記念館やチャチャワールドいしこしなど、実際に見たり体験したりできるスポットが目白押しです。

【鳴子・大崎・登米】あ・ら・伊達な道の駅

“伊達”の魅力が詰まった大崎観光の中心スポット

あ・ら・伊達な道の駅は、年間300万人以上が訪れる人気の道の駅です。大崎市の中心部を通る国道47号線沿いに位置し、東北有数の温泉地である鳴子温泉郷へのアクセスも抜群です。施設内には農産物直売所やフードエリアなどが揃います。チョコレートが有名な北海道の菓子メーカーであるロイズの常設店舗があり、本州ではロイズのソフトクリームはここでしか味わえません。また、スパイラルホールの屋上展望台からは、大崎市ののどかな田園風景が望めます。

【鳴子・大崎・登米】道の駅 米山

米山の旬の味覚と伝統体験が味わえる道の駅

道の駅 米山は、登米市米山町で収穫された新鮮な農産物や加工品、生花の直売所と、レストランなどがある道の駅です。道の駅の入口には、米山町出身の力士である、第3代横綱丸山権太左衛門(ごんたざえもん)の銅像が訪れる人たちを迎えます。直売所では名産品のイチゴが人気です。また季節限定のイチゴソフトや種類が豊富なオリジナルアイスも楽しめます。事前予約で、そば打ちや染め物といった伝統的な体験活動も可能です。

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松島・塩竈・石巻・気仙沼

松島・塩竈(しおがま)・石巻(いしのまき)・気仙沼(けせんぬま)エリアは、一関市より1時間前後のドライブで到着します。宮城県の北東部に位置するエリアです。松島エリアは日本三景のひとつとして知られており、綺麗な海や島々が望めます。塩竈エリアは、寿司の街として知られ市内には多くの寿司屋が点在。石巻エリアには、東日本大震災の様子を後世にも伝える石巻南浜津波復興祈念公園があります。気仙沼エリアは、沿海漁業や養殖業などの水産業が盛んな地域で、三陸海岸の南端にあたるエリアです。

【松島・塩竃・石巻・気仙沼】円通院

伊達家ゆかりの寺院で、絵画のような美しさを堪能

円通院(えんつういん)は、伊達政宗の嫡孫・光宗の菩提寺として1647年に建立された寺院です。境内には国の重要文化財である三慧殿(さんけいでん)があり、その厨子(ずし)には支倉常長(はせくらつねなが)が西洋から持ち帰ったバラや水仙が描かれています。そのほか、石庭の雲外天地の庭(⽯庭)、遠州の庭、⽩華峰⻄洋の庭、三慧殿禅林瞑想(さんけいでんぜんりんめいそう)という趣が異なる4つの庭園があり、四季折々に絵画のような美しさを楽しめます。紅葉時期のライトアップは、昼とは違った幻想的な雰囲気を味わえると人気です。

【松島・塩竃・石巻・気仙沼】道の駅 上品の郷

温泉と地元の味覚で心も体も癒される

道の駅 上品(じょうぼん)の郷は、温泉保養施設が併設された地元の名産品を味わえる道の駅です。温泉保養施設ふたごの湯は、鉄分と塩分が豊富な泉質で、湯上がり後も温かさが持続します。広々とした休憩所も完備しており、ドライブの疲れを癒すのに最適です。また、農産物直売所ひたかみでは、エコファーマー認定を受けた地元農家の新鮮な農産物や、石巻の名産品が購入できます。

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仙台・秋保・作並

仙台・秋保(あきう)・作並(さくなみ)エリアは、一関市より1時間強から2時間弱のドライブで到着します。宮城県の中央部に位置するエリアです。仙台エリアは、江戸時代の藩主だった伊達家が反映させた城下町の歴史を持つ街です。大崎八幡宮や瑞鳳殿(ずいほうでん)など、初代藩主の伊達政宗公ゆかりの史跡が点在。8月には夏の風物詩「仙台七夕まつり」が開催されます。趣向を凝らした笹飾りがアーチを描く、煌びやかな風景は必見です。秋保・作並エリアは有名な温泉地で、秋保大滝や磊々峡(らいらいきょう)、大小無数の滝からなる鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはちたき)などの絶景スポットや、ニッカウヰスキー仙台工場などの体験スポットが点在します。

【仙台・秋保・作並】八木山ベニーランド

スリルと笑顔が満点の、半世紀以上愛され続ける遊園地

八木山(やぎやま)ベニーランドは、1968年のオープン以来、仙台で50年以上親しまれてきた遊園地です。日本一遅いジェットコースターとしてテレビ番組で話題になったエアロ5や、2回転ループのコークスクリューなど、30種類近くのアトラクションを備えられており、お子さんから大人まで楽しめます。冷暖房完備のレストハウスがあるため、疲れたらひと休みできるのも嬉しいポイントです。

【仙台・秋保・作並】仙台うみの杜水族館

三陸の海の魅力を凝縮した体験型水族館

仙台うみの杜(もり)水族館は、約300種5万点もの生き物を展示する体験型水族館です。三陸の海を再現した大水槽は、仕切りのない巨大な構造で、太陽光が降り注ぐ自然な環境を再現しています。館内ではイルカとアシカのショーや、ペンギンと一緒に写真が撮れるイベントが人気です。ミュージアムショップやフードコートもあり、一日中過ごせます。

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秋田県

横手・湯沢

横手・湯沢エリアは、一関市より1時間強から1時間半のドライブで到着します。秋田県の南部の内陸に位置するエリアです。横手市内に80近くのかまくらが登場する「雪まつり」や、雪像がフォトジェニックな湯沢の「犬っこまつり」は人気のイベントです。横手エリアは、秋田の魅力が詰まったテーマパークの秋田ふるさと村 Kamakulandや、マイナス10度に保たれた館内で、かまくらを1年中体験できる横手市ふれあいセンターかまくら館などのおでかけスポットが点在。湯沢エリアは、稲庭うどんの発祥の地であることや、日本三大霊場のひとつである川原毛(かわらげ)地獄が有名です。また小安峡(おやすきょう)大噴湯や秋の宮温泉郷、泥湯温泉などの秘湯があり、自然の中で湯浴みを楽しめます。水源が豊かなところでもあり、登録文化財に指定されている両関酒造などの酒蔵が集まる町です。

【横手・湯沢】道の駅十文字

郷土の味を満喫できる美食スポット

道の駅十文字(じゅうもんじ)は、横手市十文字町の国道13号沿いに位置する道の駅です。農産物販売施設には、春には山菜、夏にはジューシーなさくらんぼ、秋にはブドウやリンゴなどさまざまな果物が並びます。また、名産であるいぶりがっこやきりたんぽ、稲庭うどんなど、秋田の食文化を存分に味わえる商品も人気。施設内には休憩ホールをはじめ、清潔なトイレや広い授乳室もあり、ドライブの休憩スポットに最適です。

【横手・湯沢】道の駅さんない

秋田の豊かな食と木工の魅力が詰まった道の駅

道の駅さんないは、地元の新鮮な農産物や名産品、木工製品を販売する道の駅です。旬の野菜や果物に加え、山内特産の縄文そばや、いものこうどんなども購入できます。併設の工房、木の香には、秋田県産のスギの間伐材を使用した木製品や椅子、テーブル、干支飾りや、なまはげ雑貨などが並びます。付近には樹齢1000年以上といわれる筏(いかだ)の大杉もあり、道の駅さんないとあわせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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まとめ

本記事では、一関市より車で1時間台のドライブで行ける日帰りおでかけスポットから、おすすめの12カ所を紹介しました。一関市は岩手県を東西南北に通る国道が交差するため、県内各地だけでなく隣県へのアクセスも良好です。1時間台のドライブをすれば、岩手県内をはじめ、宮城県や秋田県のさまざまな観光スポットに日帰りで行けます。歴史を感じる寺社仏閣や、多世代で楽しめるレジャー施設、穏やかな田園風景と地元グルメを楽しめる道の駅などの特色豊かなおでかけスポットが点在しています。気分に合わせて目的地を選び、ドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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