【長崎・日帰り】稲佐山の夜景と合わせて楽しみたい周辺のおでかけスポット18選

【長崎・日帰り】稲佐山の夜景と合わせて楽しみたい周辺のおでかけスポット18選

観光・カルチャー

2024/04/26更新

長崎市のランドマーク的存在の稲佐山(いなさやま)は、市の西側に位置する標高約333mの山です。山頂には展望台があり、昼は長崎市の街並みと、すり鉢状の地形が織り成す景色が望めます。夜には「世界新三大夜景」に選ばれる長崎市の夜景を堪能できるスポットです。稲佐山におでかけするならば、展望台で昼間の景色を楽しみ、一緒に長崎新地中華街や軍艦島(ぐんかんじま)などの観光スポット巡る、もしくは観光スポットを巡ったあとに夜景というコースで、長崎市への日帰りおでかけを満喫できるでしょう。本記事では、稲佐山から車で30分以内で行けるおすすめのおでかけスポット18カ所を紹介しています。稲佐山におでかけする際の参考にしてみてください。

【長崎市新地町】長崎新地中華街

中華の街を食べ歩きで楽しもう

長崎新地中華街(ながさきしんちちゅうかがい)は、横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西と南北合わせて約250mの十字路があり、約40店舗が軒を連ねる雰囲気は中国を訪れたかのようです。中華街といえば食べ歩きが人気で、角煮まんじゅうをはじめとした中華料理や中国菓子が食べられます。

【長崎市南山手町】グラバー園

長崎の歴史を映すクラシカルな洋館群

グラバー園は、歴史的な洋館が見られる観光スポットです。居留地時代から現存する旧グラバー住宅、旧リンガー住宅、旧オルト住宅のほか、市内に点在していた6棟を同園に移築しました。洋館の中に入ることも可能で、往時の雰囲気を感じられます。また、海を見下ろせる広い庭園もあり、長崎観光には欠かせない観光名所のひとつです。

【長崎市南山手町】国宝 大浦天主堂

木造煉瓦造のゴシック様式の聖堂

国宝 大浦天主堂(こくほう おおうらてんしゅどう)は、古い歴史があるカトリック教会です。正式名は「日本二十六聖殉教者聖堂(にほんにじゅうろくせいじゅんきょうしゃせいどう)」です。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産として、ほか12件とともに世界遺産に登録されました。構造は木骨煉瓦造のゴシック様式で美しいステンドガラスが施されています。

【長崎市松が枝町】軍艦島デジタルミュージアム

デジタルで探訪する軍艦島の遺産

軍艦島デジタルミュージアムは、軍艦島への上陸を疑似体験できるミュージアムです。海底炭鉱を採掘するための人工島だった軍艦島は、明治日本の産業革命遺産のひとつとして、世界遺産に認定されました。CGやプロジェクションマッピング(映像投影)、デジタルサイネージなどの最新のデジタル技術を使用し、軍艦島の歴史と文化を学べます。

【長崎市松が枝町】ちゃんぽんミュージアム

ちゃんぽん発祥の地で味わう歴史

ちゃんぽんミュージアムは、中華料理 四海樓(しかいろう)に併設されたミュージアムです。ちゃんぽん発祥の地にちなみ、ちゃんぽんの発案したいきさつを紹介しています。また、当時使っていた食器類や写真なども展示。

【長崎市元船町】軍艦島上陸周遊クルーズ 高島海上交通

ふたつの島を巡る特別なクルーズ

軍艦島上陸周遊クルーズ 高島海上交通は、軍艦島を上陸見学、周遊見学できるクルージングです。長崎港の南西およそ19kmの洋上に浮かぶ軍艦島を訪れます。また、高島海上交通限定で用意されたプランがあり、およそ3時間かけて軍艦島と、隣の有人島である高島(たかしま)の2島に上陸できます。ただし、4歳未満は乗船できません。

【長崎市常盤町】シーマン商会 軍艦島上陸周遊ツアー

元島民が語る軍艦島ツアー

シーマン商会 軍艦島上陸周遊ツアーは、軍艦島の元島民である坂本道徳さんらが案内してくれる上陸ツアーです。坂本さんはNPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」の理事長であり、軍艦島にまつわるさまざまな話を語ってくれます。きめ細やかなおもてなしが人気を博しており、上陸証明書や上陸記念写真がもらえる点も嬉しいポイントです。

【長崎市大浦町】長崎孔子廟中国歴代博物館

中国建築様式の美しさが刻まれた孔子廟

長崎孔子廟中国歴代博物館(ながさきこうしびょうちゅうごくれきだいはくぶつかん)は、中国建築様式の美しさが刻まれた孔子廟(こうしびょう)です。中国本土から日本に移住した中国人と、その子孫によって1893年に創建された、中国、春秋時代の思想家である孔子を祀る霊廟になります。その後に修復を重ね、1983年に現在の孔子廟が完成。赤色と黄色のコントラストが華やかな装飾は、中国を訪れたかのような雰囲気を醸し出しています。

【長崎市東山手町】オランダ坂

オランダ坂でもっとも有名な石畳の坂

オランダ坂のなかでもっと有名なのが、東山手町にある石畳の坂です。観光ポスターやCMなどで、よく目にする坂で、活水女子大学へと続いています。現在も長崎っ子にとって必要不可欠な生活道路として使われています。

【長崎市出島町】長崎県美術館

ピカソ、ダリの世界的名作を展示

長崎県美術館は、長崎水辺の森公園に隣接する美術館です。明治時代以降の長崎ゆかりの作品や、ピカソ、ダリなどスペイン美術などが約8,000点展示されています。併設された開放的な雰囲気のあるミュージアムショップでは、文房具や書籍などが用意されています。カフェも併設されており、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。ミュージアムショップ、カフェのみの利用も可能です。

【長崎市出島町】出島

オランダ貿易の街、出島を復元

出島(でじま)は約1万5000平方メートルの敷地内に、オランダ貿易の拠点だった19世紀初頭(江戸時代中期)の街並みを復元したミュージアムです。敷地内ではオランダ商館長の事務所兼住居だったカピタン部屋や、建物、展示物などを見学できます。

【長崎市魚の町】眼鏡橋

恋する心に響く、眼鏡橋のハートストーン

眼鏡橋は、1634年に築造された現存する中でも古い歴史を持つアーチ形石橋のひとつです。興福寺の二代目住職、中国江西省出身の黙子如定(もくすにょじょう)禅師が架けたと伝わっています。橋の袂にある階段から川縁の護岸に降りられるので、水際の散策が可能。護岸に積まれた石の中にハートストーンと呼ばれるハート形のものがあり、フォトスポットや恋愛祈願に訪れる人もいるとのこと。イベントなどで橋がライトアップされると、昼とは異なる風景を楽しめます。

【長崎市立山】長崎歴史文化博物館

五感を使って体験する長崎の歴史

長崎歴史文化博物館では、シーボルトや長崎奉行などが関わった海外交流(オランダ貿易)の歴史にまつわる品々や資料が展示されています。見学ではさわる、においをかぐなど、五感を使って長崎の歴史を体験ができる、めずらしい施設です。季節ごとの企画展があり、何度訪れても飽きない工夫がされています。

【長崎市上西山町】諏訪神社

長崎くんちで知られる神社

諏訪神社は、地元では「おすわさま」と親しまれる総氏神様です。毎年10月に行われる例祭、長崎くんちは有名で、多くの観光客が見物に訪れます。また、厄除けや縁結び祈願スポットでもあります。

【長崎市西坂町】日本二十六聖人殉教地

禁教時代の秘話を伝える巡礼地

日本二十六聖人殉教地は、ペトロ・パブチスタ神父ら6人の宣教師と日本人信者20人を含む殉教者たちを追悼する地です。戦国時代の豊臣秀吉が発布した禁教令の下でも、信仰を貫いた神父と信者たちの多くが処刑された場所で、1950年にローマ教皇から公式巡礼地に定められました。1962年には、記念碑の二十六聖人の銅像と、貴重なキリシタン資料を展示した日本二十六聖人記念館が建てられ、信仰の自由が奪われてはならないという願いを伝えています。

【長崎市松山町】平和公園

原爆の真実を訴え、世界平和を願う公園

平和公園は、原爆の真実を訴えるとともに、世界平和と文化交流のために設けられた記念施設です。小高い丘の上には、長崎の平和のシンボルである平和祈念像が鎮座しています。高く天を指す右手は原爆の脅威を、水平にのばした左手は世界の平和をあらわし、軽く閉じた目には、原爆犠牲者の冥福を祈る思いが込められています。

【長崎市平野町】長崎原爆資料館

展示品が語る被爆の惨状

長崎原爆資料館は、被爆の惨状を示すさまざまな資料や、核兵器開発の歴史などが展示されている資料館です。原爆が投下されるにいたった経過、被爆から現在までの長崎の復興する様子が伝わります。長崎に原爆がさく裂した時刻で止まったままの時計が、惨劇の瞬間をありありと想像させます。

【長崎市本尾町】浦上天主堂

隠れキリシタン信仰の歴史を物語る場所

浦上天主堂は、1873年にキリスト教の禁制が解かれ、信仰の自由を得た人々が、長年の歳月を経て1925年に完成させた祈りの家です。レンガ造りの教会が、1945年の原爆により破壊。1959年に鉄筋コンクリートで再建を図り、1980年にレンガタイルで改装して往時の姿に復元しました。今も周囲には、被爆した像などの被爆遺構が残っています。また毎週日曜にはミサが行われ、一般参加も可能です。

まとめ

本記事では、稲佐山の夜景と合わせて楽しみたい周辺のおでかけスポット18カ所を紹介しました。稲佐山は夜景観賞でにぎわうスポットですが、周囲には昼間も楽しめるスポットが数多くあります。例えば、観光ポスターやCMで有名なオランダ坂、原爆の惨状を伝える長崎原爆資料館など。どのスポットも車で30分以内で行ける場所なので、稲佐山と一緒に訪れてみてください。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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