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【最新・甲信越】山梨・長野・新潟の紅葉ドライブおでかけスポット28選

【最新・甲信越】山梨・長野・新潟の紅葉ドライブおでかけスポット28選

自然・絶景

2024/09/26更新

山梨・長野・新潟が属する甲信越は山深い地域が多く、紅葉名所もたくさん。特に標高の高い山間部では朝と昼の寒暖差が大きく、より鮮やかに色付く条件がそろっています。早いエリアでは9月下旬頃から見頃を迎えるスポットも。今回は数ある紅葉名所のなかでも、車で行きたいおすすめのスポットを厳選してご紹介します。家族と恋人とドライブで鮮やかに色づく日本の秋色を探しにおでかけしてみてください。

長野県

【長野県】青木湖

仁科三湖の中でもっとも北に位置する紅葉名所

大町市の北部にある青木湖、中綱湖(なかつなこ)、木崎湖(きざきご)の3つが「仁科三湖(にしなさんこ)」です。そのなかで最も広い湖で、別名は“思索の青木湖”と呼ばれています。山肌が間近に迫る静かなロケーションはキャンプや散策に最適。紅葉名所としても知られ、例年11月初旬頃には湖畔の木々と周囲の山が美しく色付きます。その奥には北アルプスが連なり、タイミングが合えば、湖畔の紅葉と里山に残る常緑樹の緑、アルプス山頂の冠雪という「三段紅葉」も楽しめます。
・例年の見頃:10月末~11月上旬

【長野県】阿寺渓谷

エメラルドグリーンの清流と渓谷の紅葉のコントラスト

木曽川支流の阿寺川(あでらがわ)がつくり出す全長約15kmの「阿寺渓谷」。川底の白い花嵐岩が光を複雑に反射して、水面はまるで宝石のように美しく、少しずつ色合いを変化させながら輝いています。両岸には木曽五木(きそごぼく)と呼ばれる、ヒノキ・サワラ・アスナロ・ネズコ・コウヤマキが育ち、四季折々に美しい渓谷美を堪能できますよ。特に紅葉は見事で、錦に染まる木々と川面のエメラルドグリーンのコントラストが鮮やかです。
・例年の見頃:10月下旬~11月上旬

【長野県】九蔵峠

御嶽山とその裾野に広がる高原のビューポイントの一つ

国道361号沿いにある「九蔵峠」は、標高1250mに位置する紅葉で有名なスポットです。昼夜の寒暖差が大きい開田高原の中にあり、高原に入って車で約15分走ると到着できます。峠の頂にある展望台から見えるのは、「信州サンセットポイント百選」にも選ばれた、白く雪をかぶり始めた御嶽山(おんたけさん)。鮮やかに色づいた木々とのコントラストが美しいと評判です。峠道の紅葉はほとんどがカラマツで、紅葉シーズンになると辺り一帯を黄色や赤色に美しく染め上げます。
・例年の見頃:10月下旬~11月上旬 

【長野県】開田高原

各ビューポイントから眺める御嶽山と紅葉のコラボレーション

開田高原は紅葉シーズンが訪れると、高原全体が美しく染まる絶景スポット。なかでも木曽福島と高原を結ぶ「地蔵峠」と「九蔵峠」から眺める霊峰御岳の眺望が見事で、色とりどりの黄葉、紅葉が堪能できます。峠道や展望台からの御嶽山と紅葉のコラボレーションは圧巻です。また「木曽馬の里」では、ブルーベリーの真っ赤な紅葉と御嶽山の織りなす景色が眺められます。こちらでは、日本在来種の木曽馬が飼育されていて、馬に触れたり、引き馬・乗馬体験などを楽しむことができるので、大人から子供まで楽しめるスポットとしても人気です。
・例年の見頃:10月下旬~11月上旬

【長野県】寝覚の床

木曽川の急流が生み出した名勝で夢うつつの絶景を

木曽川の浸食によって生まれた「寝覚の床」(ねざめのとこ)は、寝床のように平らな岩が約1.5kmにわたって続く景勝地です。古くから木曽路を行く旅人たちが必ず足を止め、眺めたといわれています。龍宮城から戻った浦島太郎がここで玉手箱を開けたところ、たちまち300歳の老翁になり、夢から覚めたという伝説からその名が付きました。秋には白い花崗岩とエメラルドグリーンの木曽川、紅葉による色彩のコントラストが、訪れた人の目を楽しませてくれます。寝覚の床と周辺の紅葉は、国道19号線沿いなどから眼下に望むと実に見事です。
・例年の見頃:10月下旬〜11月上旬

【長野県】柿其渓谷

“柿其グリーン”と紅葉のコントラストを一望

遊歩道が整備された柿其渓谷(かきぞれ)では例年10月下旬になると、黒渕、牛ヶ滝、霧ヶ滝、虹の滝などが美しい紅葉に彩られ、ハイキングを満喫できます。数ある木曽路の渓谷のなかでも特に美しいといわれ、侵食された花崗岩の岩肌を流れる澄んだ緑の清流は、“柿其グリーン”とも称されます。この独特な色合いは、すぐ近くにある“阿寺ブルー”として有名な「阿寺渓谷」と比較されますが、こちらの方が穴場でゆったりと景色を見て回ることができますよ。古民家の宿「きこりの家」駐車場を基点に、恋路橋から牛ヶ滝までの自然歩道の散策がおすすめです。
・例年の見頃: 11月上旬〜11月中旬

【長野県】志賀高原

紅葉スポットを巡るハイキングで自然と一体になる体験を

長野県北東部に位置する志賀高原。志賀山、横手山、笠ヶ岳、岩菅山、焼額山など、標高1300~2300mの山々に囲まれ、山腹や麓には湿原や池、沼が大小合わせて70ほど点在しています。白根火山周辺や木戸池周辺、丸池蓮池周辺などといったスポットで紅葉が見られるので、ハイキングやトレッキングで各所を巡ってみるのもおすすめです。標高の高いところでは初雪、すそ野では紅葉という光景も見ることができます。
また、2024年10月4日~10月18日には「キッチンカーフェア」、10月19日、20日には「錦秋のクラフトフェアin志賀高原」が志賀高原山の駅前広場にて行われるので、日程を合わせて訪れてみては。
・例年の見頃:10月上旬~10月下旬

【長野県】澗満滝展望台

明治の歌人、若山牧水も感動した壮麗な滝と紅葉の眺め

志賀高原で最大の滝・澗満滝(かんまんだき)を遠望できる展望台。落差は107m、幅12mの大滝で、周りの緑や岩壁との対比が美しいと評されています。国道292号線(通称:志賀草津高原ルート)沿いにある澗満滝展望台駐車場から徒歩1分で展望台に行けるため、アクセスに便利なのも嬉しいポイントです。
展望台の周囲には炭焼き小屋や遊歩道があり、散策を楽しむのにもぴったり。明治の歌人、若山牧水が「少なからぬ興奮を覚えしめた」と表現した壮麗な滝を望んでみてはいかがでしょうか。
・例年の見頃:10月上旬~10月中旬

【長野県】鏡池

戸隠を代表する絶景スポット。特に秋の紅葉は見事

「鏡池」は、水面に、まるで鏡のように戸隠連峰の山々を映し出すところからその名が付けられた屈指のビューポイントです。最近ではパワースポットとして、女性から人気を集めているのだとか。標高約1,200mの高原にある鏡池では例年、平地より早い9月下旬から色付き始め、10月中旬から下旬に紅葉の見頃を迎えます。カエデやモミジ、ブナなどが赤や黄に色付き、風のない日には湖面にくっきりと紅葉風景が映し出されて、息を飲む美しさです。
・例年の見頃:10月中旬~11月上旬

【長野県】千畳敷カール

雄大な中央アルプスの景勝地。三段紅葉の名所としても有名

「千畳敷カール」とは、標高2,931mの宝剣岳(ほうけんだけ)直下に広がる、壮大な圏谷(けんこく)地形のスポットです。圏谷地形はカール地形とも呼ばれ、氷河が地面をスプーンですくい取ったように窪ませた場所のこと。千畳敷カールの周辺は、高山植物の宝庫として知られ、夏には1周約45分の遊歩道を散策しながら、貴重な花々を観賞できます。またロープウェイを使えば、2,000m級の山に楽々とアクセスできるのも魅力です。秋には背の低い高山植物が色付く“草紅葉”から始まり、9月下旬から10月上旬にはナナカマドが赤く、ダケカンバが黄葉し、岩肌を美しく彩ります。初雪は例年10月中旬頃で、タイミングが合えば三段紅葉も楽しめますよ。
・例年の見頃:9月下旬~10月上旬

【長野県】白樺湖

条件が合えば湖面に紅葉風景が映し出されるミラーレイクが楽しめる

「白樺湖」は、蓼科(たてしな)山を望む、標高1,416mに位置する風光明媚な湖。春から秋にかけては、多彩な高原植物を愛でながら歩くトレッキングやカヌーツーリングなどのアウトドアが楽しめます。秋には湖畔のシラカバ、カラマツ、カエデなどが赤や黄に紅葉。条件が合えば、湖面に紅葉風景が映し出されるミラーレイクに出合えるかも。湖畔から望む蓼科山の紅葉や近くの車山高原のススキの草原なども見ものです。
・例年の見頃:10月中旬〜10月末

【長野県】白糸の滝

清廉なる水のカーテンに、赤や黄の紅葉が彩る

約70mの幅を持つ岩壁を、無数の細い糸のような水が流れ落ちる美しい滝。岩肌から湧き出す地下水を水源とするため、水が濁ることは少なく、いつでも絶景を楽しめます。秋には滝の周りのカエデやカラマツが紅葉。赤や黄に色付いた葉が一面を覆う落葉の時期もまた格別の美しさです。
・例年の見頃:10月中旬〜10月下旬

【長野県】白駒の池

原生林に囲まれた天然湖で神秘的な紅葉風景を堪能

国道299号の最高地点、麦草峠の東南にある「白駒(しらこま)の池」。周囲は約1.8kmで、標高2,100m以上にある湖沼の中では日本最大級の大きさを誇ります。池の周囲には、樹齢数百年のコメツガやトウヒ、シラビソの原生林があり、その根元一面を見事な苔に覆われているところは、 “苔の森” と呼ばれ神秘的な光景が広がっています。駐車場から湖までは、この原生林の中に設けられた歩道を歩いて約15分です。秋には、湖の周囲にあるドウダンツツジ、ナナカマド、ダケカンバなどが紅葉。透明度の高い湖面に写り込んで神秘的な美しさを見ることができます。
・例年の見頃:9月下旬~10月上旬

山梨県

【山梨県】山中湖

夕焼けの富士山を堪能したら、幻想的な「もみじ回廊」をそぞろ歩き

富士五湖の中では最も標高が高く、湖の面積も最も広い「山中湖」。湖の南岸約2kmは「山中湖夕焼けの渚」と呼ばれるエリアで、「日本の渚・百選」にも選ばれ、夕焼けの富士山と山中湖が一望できる絶景ポイントです。この夕焼けの渚を含む旭日丘地区湖畔緑地公園では、毎年恒例の紅葉まつりを実施(2024年は10月25日から11月10日まで)。夜には真っ赤に色付く「もみじ回廊」がライトアップされ、幻想的な風景の中を散策できます。また、湖畔から車で数分にある「山中湖 花の都公園」も、整備された園内のモミジやカエデが紅葉してきれいなので、こちらにもぜひ立ち寄ってみて。
・例年の見頃:10月中旬~11月中旬

【山梨県】山中湖 花の都公園

滝や奇岩、吊り橋など見どころ満載の絶景スポット

山中湖の北側に位置する「山中湖花の都公園」は、広大な敷地を持つ植物公園です。敷地内にはさまざまなパートに分かれた区画があり、四季折々の花が咲き乱れます。晩秋の季節になると、園内西側の「清流の里」では周辺に植えられた紅葉が真っ赤に染まり、目が覚めるような光景に。赤や黄色に染まった木々の中を進む散策路を進むと、清流の上流には「明神の滝」があり、紅葉とのコラボレーションは息を呑む美しさです。「明神の滝」のすぐ横にある、やや急な遊歩道を上がると、木製展望台が見えてきます。この展望台に足を踏み入れてみると、園内の様子はもちろんのこと、さらに北側の忍野村方面まで見渡すことができますよ。
・例年の見頃:11月上旬

【山梨県】河口湖

昼はマリンスポーツ、夜は幻想的な紅葉まつりを楽しんで

世界遺産になった富士山をはじめ、さまざまな美術館や花に彩られた公園など、見どころの多い「河口湖」。観光はもちろん釣りやマリンスポーツ、そして温泉まで、一年を通して楽しめます。湖畔には400~500本のモミジがあり、秋になると真っ赤に色付きます。見頃を迎える時期には、毎年恒例の「富士河口湖紅葉まつり」も開催(2024年は10月26日から11月20日まで)。まつりの中心会場となる「もみじ回廊」では夜になると幻想的なライトアップも楽しめます。
・例年の見頃:11月上旬~11月下旬

【山梨県】本栖湖

逆さ富士は湖面に波が立たない日がねらい目

富士五湖の中でも、最も自然の豊かさを感じさせてくれる「本栖湖(もとすこ)」。周囲約12.6km、水深約122mの湖は、富士五湖の中でも手付かずの自然が多く残され、透明度の高いエメラルドグリーンの水を湛えています。北岸からは湖と富士山が一望でき、こちらから見た逆さ富士は千円札の裏側に採用された風景としても有名です。周囲の山々が色付く秋景色は一際美しく、逆さ富士は湖面に波が立たない日に見られる確率が高いので、紅葉がピークを迎える秋晴れの日を狙って出かけてみては。
・例年の見頃:10月下旬~11月上旬

【山梨県】西湖

9世紀に起こった噴火によって形成された湖

山中湖や河口湖などと比べると観光化が進んでいないため、のんびりと自然を満喫できるのが魅力の「西湖(さいこ)」。2011年に、絶滅したとされていたクニマスが発見された湖としても知られています。湖畔にはキャンプ場が点在し、シーズン中は釣りやマリンスポーツ、アウトドアを楽しむ人たちでにぎわいます。10月下旬~11月上旬に紅葉の見頃を迎え、湖と紅葉・富士山のコラボレーションは一見の価値ありです。
・例年の見頃:10月下旬~11月上旬

【山梨県】精進湖

しっとりと湖畔の紅葉を愛でることができる穴場的なスポット

富士五湖の中で最も小さな湖が「精進湖(しょうじこ)」です。豊かな自然が残り、河口湖や山中湖と比べると比較的観光客も少なく、のんびりできるスポット。秋には、カエデ、桜、ナナカマド、ナラの紅葉が湖をふち取るように色付きます。釣りやボートなどのレジャーもそろっているので、湖上で遊びながらモミジ狩りを楽しむのも良いですね。
・例年の見頃:10月下旬~11月中旬

【山梨県】昇仙峡ロープウェイ

県内屈指の紅葉名所を一望しながら、5分間の快適な空中散歩

昇仙峡(しょうせんきょう)は“日本一の渓谷美”と称され、国の特別名勝にも指定されています。花崗岩の断崖や奇岩・奇石が続く渓谷沿いには遊歩道が整備され、のんびり散策するのはもちろん、昇仙峡を一望できるロープウェイもおすすめです。眼下に渓谷美を眺めながら約5分で標高約1,058mのパノラマ台駅に到着。絶景ポイントのパノラマ台からは甲府盆地を見下ろし、南アルプスの山々や富士山の雄大な景色までを一望できます。秋には、県内屈指の紅葉名所である昇仙峡のほか周囲の山々の紅葉を一度に眺められる感動的な体験も。
・例年の見頃:11月初旬~11月中旬

【山梨県】西沢渓谷

秋には大小さまざまな滝を紅葉が彩る

「西沢渓谷」は、滝と原生林が織り成す神秘的な美しさで、「平成の名水百選」や「森林浴の森百選」などに数えられる自然の宝庫。春のシャクナゲ、秋の紅葉、冬の凍結する滝など変化に富む渓谷美が満喫できます。渓谷沿いには遊歩道が設けられていて、秋には、渓流に削られた花崗岩や大小さまざまな滝を、美しく色付いた木々が彩ります。所要約4時間のコースになっているので、飲み物やお昼&おやつを用意し、歩きやすい服装と靴で紅葉ハイキングに挑戦してみてはいかが?
・例年の見頃:10月中旬~11月上旬

【山梨県】猿橋

日本三奇橋の一つと紅葉のコラボレーション

日本三奇橋の一つに数えられている「甲斐の猿橋」。桂川に架かる木造の橋で、その構造は橋脚がなく、両岸から四層に迫り出したはね木によって支えられているのが特徴です。1932(昭和7)年には国の名勝にも指定されています。たくさんの猿がつながり対岸へ渡っていく姿にヒントを得たという逸話も残る特殊な構造と、周囲の渓谷の美しさは古くから知られ、江戸時代の浮世絵師・歌川広重の「甲陽猿橋之図」にも描かれています。秋にはカエデやモミジ、イチョウが色付き、多くの観光客でにぎわいを見せるスポットです。
・例年の見頃:11月上旬~11月中旬

【山梨県】丹波渓谷

大菩薩嶺の山腹に続く鮮やかな紅葉

奥多摩湖の上流、多摩川の源流にあたる丹波(たば)川がつくり出す「丹波渓谷」。国道411号に沿って約10kmに渡って続く渓谷は、周囲を深い原生林に囲まれ、川の両側の断崖絶壁、滝や淵など変化に飛んだ景観が楽しめます。10月下旬になるとブナ、ナラ、カエデなどが徐々に色付き、風光明媚な景色が華やかに。遊歩道はないので国道を歩きながら鑑賞となるので周囲に注意しましょう。
・例年の見頃:10月下旬〜11月上旬

【山梨県】四尾連湖

龍神伝説が伝わる山梨有数の景勝地

四尾連湖(しびれこ)は標高850m、周囲1.2kmの山の上にある小さな湖。山梨県でも有数の景勝地として親しまれ、古くは富士山麓の山中・河口・西・精進・本栖の富士五湖と泉端・明見湖と共に龍神が祀られ、富士内八海の霊場の一つに数えられていました。4つの尾を連ねた、尾崎龍王という龍が住んでいるという伝説によって、四尾連湖という名がついたといいます。秋には湖の周辺から山の斜面まで徐々に紅葉が広がっていき、観光客やキャンプに来た人々の心を癒やしています。
・例年の見頃:11月上旬~11月下旬

【山梨県】大柳川渓谷

滝や奇岩、吊り橋など見どころ満載の絶景スポット

富士川町の十谷地区に位置する「大柳川渓谷」は、南アルプスから湧き出た清流が作り出す5つの美しい滝や奇岩、そして深い渓谷を繋ぐ10本の吊り橋など、見どころ満載の渓谷です。渓流沿いに散策コースと滝めぐりのトレッキングコースがあり、紅葉シーズンにはその絶景を見るために多くの人が行き交います。入り口付近の空中に浮かぶテラスが特徴的な「竜神橋」や「竜仙橋」へのアプローチ、雰囲気のある「かわせみ橋」やその奥にある「竜馬淵」など多くのスポットで美しい水の流れを眺めながら、イロハモミジやイタヤカエデ、ケヤキなど、様々な種類の紅葉を満喫しましょう。
・例年の見頃:11月上旬~11月中旬

新潟県

【新潟県】美人林

静かで広々とした林の中にスラリと立つブナの木が見事

約3ヘクタールの丘陵に、約3000本ものブナが立ち並ぶ松之山の林。静かで広々とした林の中に幹がまっすぐと伸び、そのスラリとした立ち姿が美しいことから「美人林」と呼ばれるようになりました。紅葉の時期には、黄色のブナの葉に足元を染めるオレンジ色の落ち葉が一面に敷かれ、まるで絵画の中に入り込んだような世界観が味わえます。また、林の中にある池に映り込んだ紅葉は「逆さ美人林」として訪れる人の足を止め、撮影する人の後が絶ちません。また、駐車場直売所では、5月上旬~11月上旬(毎週木曜日定休)に地元農家が育てた野菜などを販売しています。
・例年の見頃:11月上旬~11月中旬

【新潟県】大佐渡スカイライン

売店と展望デッキのある交流センター「白雲台」からの眺めが最高

新潟県佐渡市に位置する、金井と相川をつなぐ全長およそ30kmの展望道路。最高地点の標高は900mを超え、真野湾、両津湾、国中平野、小佐渡山脈など佐渡全島を一望できます。景観は四季折々に変わり、1年を通して楽しめます。特に、秋になるとその魅力がさらに増し、カーブを曲がるごとに現れる紅葉のトンネルが幻想的と評判です。売店と展望デッキのある交流センター「白雲台」からの眺めが素晴らしく、晴れた日には飯豊連峰や朝日岳、弥彦山や谷川岳などを望む、大パノラマを楽しめます。
・例年の見頃:10月下旬

【新潟県】笹川流れ

村上市街から北側に続く絶景海岸

「笹川流れ」は、新潟県村上市浜新保(はましんぽ)の鳥越山(とりごえやま)から寒川(かんがわ)の狐崎(きつねざき)まで、約11kmに渡って続く海岸です。日本海の荒波に浸食された奇岩や岩礁、洞窟などが続く景勝地で、国の名勝天然記念物(県立自然公園)にも指定されています。途中に笹川という集落があり、岩の間を流れる潮流とこの集落の名にちなみ「笹川流れ」と呼ばれるようになったそう。秋になると、海岸に続く断崖絶壁の山々が紅葉し、松の緑と落葉樹の紅葉とのコントラストが楽しめます。遊覧船に乗って海側から眺めるのがおすすめです。
・例年の見頃:11月上旬~11月中旬

おわりに

真っ赤なモミジのトンネルも圧巻ですが、赤や黄の紅葉と緑の常緑樹が混じり合う里山の素朴な紅葉もまた美しいもの。さらに、アルプスを有するエリアだけに、山頂に雪が積もれば、中腹の紅葉と山麓の緑との「三段紅葉」が見られることも。さまざまな紅葉風景を楽しめる甲信越エリアへドライブにおでかけしてみませんか?
※2024年シーズンは猛暑の影響で、例年と見頃時期が異なるという予報です。見頃時期については各スポットの公式HPなどをご確認ください

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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