【北海道・日帰り】札幌のおすすめ美術館13選!企画展も紹介

【北海道・日帰り】札幌のおすすめ美術館13選!企画展も紹介

美術館・博物館

2024/10/11更新

日本で2番目に美術館の数が多い北海道。独自の技術や文化の詰まった芸術作品が数多く存在しており、アート好きにはたまらない聖地となっています。
今回はそんな北海道の県庁所在地・札幌市内にある美術館11件と、札幌駅から車で2時間以内の場所にある、日帰り観光におすすめの美術館2件を厳選してご紹介。北海道の歴史が楽しく学べるスポットや、フォトジェニックな光景と非日常感が味わえる名所、小さな子どもでも気軽に楽しめる定番スポットなどをまとめました。

【中央区】本郷新記念札幌彫刻美術館

彫刻家である本郷新の作品を展示

中央区宮の森にある「本郷新記念札幌彫刻美術館」は、静かな住宅街にたたずむ小さな美術館。札幌生まれで、戦後日本を代表する彫刻家の本郷新(ほんごうしん)の作品1,800点余りを所蔵し、展示しています。本郷新が特に力を注いだといわれている野外彫刻作品は、「広島平和記念公園」や「大阪市中之島公園」など日本各地に設置されています。

【中央区】札幌大通地下ギャラリー500m美術館

地下コンコースにあるアートギャラリー

駅と駅を結ぶ地下コンコースが会場になっている「札幌大通地下ギャラリー500m美術館」は、歩きながら無料で楽しめるアートスポットです。駅内の通路にあるギャラリーとしては、日本で最長級の施設。札幌のアーティストの作品を中心に展示しているほか、国内外の芸術文化を発信しており、札幌市民が気軽に芸術作品に触れられる場になっています。

【中央区】小原道城書道美術館

墨の香りにひたりながら書を楽しめる

中央区北2条西にある「小原道城書道美術館」は、地下鉄の大通り駅から徒歩約5分の場所にある書の美術館。書道の楽しさを体感してほしいという思いから、書家の小原道城(こはらどうじょう)によって設立されました。書道の魅力をより多くの方に知ってもらうため、書・水墨画・拓本などテーマに分けた企画展示を定期的に開催。作品に直に触れることで、書道文化の奥深さを知ることができますよ。

【中央区】ギャラリー大通美術館

赤い屋根が目印の美術館

中央区大通西にある「ギャラリー大通美術館」は、絵画関係の教室やサークルなどの展示会会場として使われている美術館です。館内は5つのブロックに分けられており、それぞれ個展作品や絵画教室の発表作品が展示されています。ほとんどの展示会は入場無料で行われているので、誰でも気軽に芸術に触れられるのが魅力。札幌の人気観光スポットである「大通公園」の近くにある美術館なので、観光がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【中央区】北海道立三岸好太郎美術館(mima)

画家である三岸好太郎の作品を展示

中央区北2条西にある「北海道立三岸好太郎美術館(mima)」は、札幌出身の画家・三岸好太郎(みぎしこうたろう)の作品の展示や研究などを行っている美術館。建物は三岸好太郎が亡くなる直前まで構想していたアトリエのイメージを取り入れたデザインになっています。美術館では油彩や水彩、版画など三好幸太郎の代表作の展示を中心に、音楽会や講演会など、多彩なイベントを開催。館内にはカフェもあり、窓から見える美しい知事公館の庭園を眺めながら休憩することもできますよ。

【南区】札幌芸術の森美術館

約1,500点の作品を所蔵

南区にある「札幌芸術の森美術館」は、複合文化施設内にある美術館。札幌にゆかりのある作家の作品・国内外の優れた作品・森に関わる作品という3つの方針によって収集した作品を、約1,500点所蔵しています。館内のミュージアムショップでは、ここでしか手に入らないオリジナルグッズや作品などが販売されているので、お土産にいかがでしょうか。

【南区】札幌芸術の森野外美術館

さまざまな彫刻作品を野外で展示

複合文化施設内にある「札幌芸術の森野外美術館」は、緑に囲まれた場所にある美術館。7.5ヘクタールもの広大な土地には、現代を代表する彫刻作品などが野外に展示してあります。四季折々の植物を背景に彫刻鑑賞ができるのは、ここならではの楽しみ方。自然と芸術鑑賞、それぞれから秋を感じられるのが魅力です。

【南区】関口雄揮記念美術館

日本画家の関口雄揮の作品を所蔵

南区常盤3条にある「関口雄揮記念美術館」は、日本画家である関口雄揮(せきぐちゆうき)の作品を所蔵している美術館。作品展示のほか、北海道全体の芸術文化振興を目的とした企画展も定期的に行われています。建物は、周辺の豊かな自然と調和するシックなデザインになっており、結婚式会場などとしても解放しています。鑑賞の合間に、美術館前庭の自然豊かな風景を眺めながら、併設しているカフェでのんびり過ごすのもおすすめです。

《番外編①》札幌駅から2時間以内で行けるおすすめの日帰り美術館

続いて、札幌駅から2時間以内で行けるおすすめの美術館を2件ご紹介。18世紀のイタリアにタイムスリップできるフォトジェニックな美術館と、4つの美術館から構成される芸術村は、どちらも大人気の定番日帰りスポットです。
日帰りで気軽にアクセスできるので、お休みの日のちょっとしたお出かけにもぴったりですよ。

【小樽市】北一ヴェネツィア美術館

ガラスの街で世界最高峰の技術を堪能

ヴェネツィアにある宮殿をモデルにして作られたおしゃれな美術館。世界最高峰の技術を継承してきたヴェネチアガラスやイタリアの伝統的な家具など約3000点を収蔵しており、その技術力の高さや当時の貴族の暮らしを体験できます。
ガラスモザイクで制作された名画の特別企画展や定期的に開催されるイベントなども人気ですよ。

18世紀のイタリアへタイムスリップ

館内では18世紀スタイルのイタリア製ドレスを着て記念撮影することも可能! 男性用の衣装も用意されており、家族やカップルで素敵な一枚を残せますよ。
札幌駅からも気軽にアクセスできるので、日帰りで旅の思い出を作りに行ってみてはいかがでしょうか。

【小樽市】小樽芸術村

4つの美術館からなる小樽屈指の芸術村

ステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店、似鳥美術館、2022年4月にオープンした西洋美術館の4つの施設で構成されている小樽芸術村。札幌駅から車で約1時間の場所にあり、日帰りで足を運ぶのにもおすすめです。どの建物も1900年代前半に建てられた趣のある建築物で、レトロな雰囲気が体験できます。

それぞれの施設で繊細かつ優美な芸術作品を堪能

小樽芸術村は、それぞれの美術館毎に全く違った雰囲気を味わえるのが魅力。19世紀後半から20世紀初頭にかけて実際に使われていたステンドグラスや趣ある日本画、かつての繁栄を今に残すレトロな建築物などそれぞれの美術館で違った魅力が味わえます。
心ゆくまで芸術巡りしていきましょう。

《番外編②》札幌駅から2時間以内で行けるおすすめの日帰り博物館・資料館・ミュージアム

最後に、札幌市内にある博物館・資料館・ミュージアムを3件ご紹介。いずれもアルコールに関連したスポットとなっており、お酒作りの歴史や技術が勉強できます。
実際に試飲できる日帰りスポットもあるので、お酒好きの方はお見逃しなく。

【札幌市】サッポロビール博物館(札幌ビールミュージアム)

日本を代表する老舗ブランドビールの博物館

札幌駅から車で10分弱、歩いて約25分の場所にあるサッポロビール博物館は、言わずとしれた札幌の定番日帰り観光地。季節ごとに表情を変えるレンガ作りの外観は北海道遺産にも認定されており、札幌観光で外せないフォトジェニックスポットとなっています。会社の歴史を詳しく解説する「プレミアムツアー」(有料)ではここだけの復刻ビールも飲酒可能! サッポロビールの歴史を美味しく学んでみませんか。

レトロな雰囲気が好きな方にもおすすめ

昔のポスターやビールラベルのデザインなど、ビール好きだけではなくデザインに興味のある方も十分楽しめるこちらの観光スポット。通常見学は予約不要なのに加え、入園自体も無料のため気軽にサッポロビールや北海道の歴史に触れたい方にもおすすめです。

【札幌市】千歳鶴 酒ミュージアム

札幌唯一の酒蔵で大人気の地酒を試飲

札幌駅やサッポロビール博物館から電車で約25分の千歳鶴 酒ミュージアムも、札幌の人気の日帰りスポット。札幌唯一の地酒「千歳鶴」の酒蔵兼直営販売店で、これまでの酒蔵の歩みをまとめた資料や、地酒を仕込む工程のミニチュアジオラマなどを展示しています。
わかりやすくお酒造りの歴史や技術が学べる穴場スポットですよ。

アルコールが苦手な方や子どもにも嬉しい特製ソフトクリームも必見

千歳鶴 酒ミュージアムでは、蔵元限定酒やその場で瓶に詰めて販売してくれる生酒、酒粕と北海道産の牛乳を使用した特性ソフトクリームなども販売しており、札幌観光のお土産探しや食べ歩きにも最適。限定ソフトクリームは甘さ控えめで食べやすいだけでなく、アルコールも入っていないためアルコールが苦手な人や子どもでも美味しく食べられますよ。

【旭川市】男山酒造資料館

北海道屈指の人気を誇る地酒の蔵元兼資料館

日本酒や地酒派の方におすすめしたい日帰り資料館。350年以上の歴史を誇る地酒「男山」の蔵元にあり、昔のお酒作りの道具や日本酒の製造工程と男山の歴史を映したVTR、男山の由来などを裏付ける江戸時代の貴重な文献などを展示しています。仕込みの時期には酒造りの様子も一部みられますよ。

季節・蔵元限定の地酒や仕込み水なども堪能できる

男山酒造り資料舘には試飲・売店コーナーも併設。蔵元限定の日本酒や酒器などの貴重な商品も多数あり、北海道観光のお土産にもピッタリです。さらに「延命長寿の水」と呼ばれている男山の仕込水を無料で持ち帰りできたり、季節の花が咲き誇る日本庭園があったりと見どころがもりだくさん。資料館の入場料が無料な点や、札幌駅から車で約2時間と日帰りでアクセスしやすいのも嬉しいポイントです。

札幌の美術館巡りは秋を満喫できる!

札幌の美術館は、館内でゆっくり絵画鑑賞ができたり、散策しながら壮大な野外作品に触れられたりと、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。ミュージアムショップが併設されているところも多いので、おすすめの美術館を巡った際は、そこのオリジナルグッズを購入すると思い出になるかもしれません。札幌へお出かけの際は、本記事を参考にして、自然や芸術から秋を堪能してみてくださいね。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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