【仙台の日帰り美術館10選】秋におすすめ!個性派&定番美術館を紹介

【仙台の日帰り美術館10選】秋におすすめ!個性派&定番美術館を紹介

美術館・博物館

2024/10/11更新

仙台観光や日帰りデートの行き先に迷ったら、仙台市内&仙台駅から2時間以内で行ける美術館に足を運んでみませんか?
東北最大の都市である仙台やその周辺には、長い歴史を受け継がれてきた美術品や文化財が楽しめる美術館や、博物館がたくさんあるんです。今回はその中から、日帰りで気軽にアクセスできる美術館を6選と、博物館&ミュージアム5選をご紹介。
仙台屈指の温泉地近くにある万華鏡の美術館から現代アートや音楽コンサートが楽しめる美術館、五感全体を使って作品と触れ合う日本初の美術館など、個性あふれる名所ばかりです。
子どもから大人まで幅広く楽しめるイベントも豊富なので、家族で足を運ぶのにもおすすめですよ。

【仙台市太白区】秋保の杜 佐々木美術館&人形館

豊かな自然のなかで感じるアートの世界

秋保の杜(あきうのもり) 佐々木美術館&人形館は、宮城県在住の画家、佐々木正芳(ささきまさよし)氏が設立した美術館です。美術館と人形館の二棟が並び、美術館には佐々木氏と妻のあゆみ氏の作品を中心に展示、人形館にはさまざまな作家の絵画や彫刻、人形が展示されています。佐々木氏が生み出す作品は現代社会にも通じるメッセージ性があるのが特徴。人形館に展示されている人形は、怖いなかにも愛嬌のある精巧な作りです。緑豊かな落ち着いた雰囲気のなか、アートの世界に浸ってみては?

【仙台市太白区】仙台万華鏡美術館

万華鏡の世界に魅了 手作り体験もできる美術館

仙台市の奥座敷秋保(あきう)温泉の入り口付近に建つ万華鏡の美術館。展示室では大型万華鏡をはじめ実際に動かすことができる万華鏡や、世界的な万華鏡作家の作品、陶芸家・辻輝子(つじてるこ)氏の陶器万華鏡などが展示されています。シーズンごとに入れ替えを行うため、何度訪れても楽しめるのが魅力です。予約不要の万華鏡の手作り体験は3種類を用意。お土産に最適な万華鏡の購入もできますよ。

【仙台市青葉区】カメイ美術館

世界の蝶や東北の民芸品こけしを展示

仙台市に拠点を置く「カメイ株式会社」が設立したカメイ社会教育振興財団が、芸術振興と地域貢献の目的で開館した美術館。世界の蝶や東北地方の民芸品こけしをはじめ、日本近代絵画や、20世紀初めの絵画運動で頭角を現した画家たちの作品を展示しています。こけしの絵付け体験など、不定期で開催されるイベントもチェックしてみては?

【仙台市青葉区】中本誠司現代美術館

現代アート作家が手がけたアーティストの交流の場

仙台市青葉区の閑静な住宅街に建つ、城のような白い建物が特徴の美術館。現代アート作家である故・中本誠司(なかもとせいし)氏が自らの手で創り上げたアートの発信地です。美術のみならず、音楽コンサートも開催。アーティストたちの交流の場であり、また若い世代のアーティストの活躍の場としても注目される美術館です。

《番外編》仙台駅から2時間以内!日帰りで行けるおすすめ美術館

【塩竈市】菅野美術館

非日常空間で出合う西洋近代彫刻

仙台市の北東に位置する塩竈市の丘陵エリアに建つ菅野(かんの)美術館。主にロダンやムーアなど西洋の近代彫刻家の作品8点が展示されています。アーティスティックな建物も見どころの一つ。宮城県出身の建築家・阿部仁史(あべひとし)氏による建物は、鋼板を使用した茶色の外観に、鉄板に突起を施した白い内装が特徴です。美術作品と建築物が一体となったアート空間を楽しめます。企画展やコンサート、講演などイベントも充実しています。

【塩竈市】塩竈市杉村惇美術館

杉村惇氏の作品を展示 市民の文化活動の場にも

公民館の一部を改装し、人々の文化交流の場としてにぎわう美術館です。塩竈石を使用した建物は、市の有形文化財に指定されています。塩竈市ゆかりの洋画家・杉村惇(すぎむらじゅん)氏の油絵画の展示をはじめ、企画展やワークショップ、音楽イベントやトークイベントも開催。若手アーティストの支援を目的としたプログラムも積極的に実施されています。

【大崎市】感覚ミュージアム

日本初の五感体験型ミュージアム

五感をテーマにした日本初の体験型ミュージアム。館内は体の感覚をテーマにした「ダイアローグゾーン」と、精神での感覚をテーマにした「モノローグゾーン」、それぞれの空間を結ぶ「トラバースゾーン」の3つのエリアで構成されており、それぞれで全く異なる体験を味わえます。
仙台駅からは車で約1時間、電車だと約2時間で仙台の日帰り観光にもおすすめ。 バリアフリーが充実しているのも嬉しいポイントです。

非日常感あふれる不思議な世界へご招待

自らの手で音を紡ぐ空間や、太陽の動きと連動したプロジェクトマッピング、森林の香りに満たされた展示室など、一般的な美術館とは少し違う非日常感が楽しめる感覚ミュージアム。
撮影OKのエリアも多いため、仙台周辺でアートとインスタ映えを楽しみたい方にもピッタリ。

《番外編②》一緒に立ち寄りたい!仙台駅から2時間以内で行ける資料館・展示館

【大崎市】岩下こけし資料館

日本最古のロクロで作られた器も必見

東北名物の一つに数えられるこけし。そんなこけし専門の資料館がこちらの岩下こけし資料館です。こけしの主産地である鳴子温泉に位置しており、こけし製作の実演コーナーや、日本最古のロクロで作られた古木器をはじめとした数々の木工品、江戸時代の貴重な文献など見どころ盛り沢山です。

世界に一つだけのこけしを作ろう

岩下こけし資料館へ立ち寄った際に外せないのが、世界に一つだけのこけし作り体験。3種類のこけしの中から一つを選び、自分好みのデザインに仕上げることができるので、仙台周辺へお出かけした際のお土産や思い出つくりにぴったりなんです。
オリジナルの絵づけストラップ作成土鈴(どれい)の絵図付けなどもできるので、合わせて体験してみてはいかがでしょうか。

【蔵王町】蔵王町伝統産業会館(みやぎ蔵王こけし館)

日本全国のこけしが集まるこけし発祥の地

仙台駅から電車で約2時間の場所にある蔵王町伝統産業会館(みやぎ蔵王こけし館)も、こけしの魅力を十二分に味わえる専門ミュージアム。日本全国の伝統こけしと木地玩具5500点が系統別に展示されており、温かい木のぬくもりと精巧な技術、古くから受け継がれてきた伝統工芸の持つ魅力が楽しめます。
おすすめは1階にあるこけし製作実演コーナー。特等席で本場こけし職人の技巧を堪能しましょう。

宮城の伝統工芸品を多角的に楽しむ

みやぎ蔵王こけし館では、期間限定の特別企画展やこけしの絵付け体験も大人気。レトロテイストのこけし販売イベントやこけしをメインにした写真の展示会なども開催されており、さまざまな角度からこけしの魅力に触れることができます。
いつもとは少し違った仙台観光をしたい方にもおすすめの日帰りスポットですよ。

【松島町】松島レトロ館

懐かしいあの頃に戻れる特別なミュージアム

松島レトロ館は、古き良き昭和のポスターやおもちゃ、雑誌などを展示しているユニークな美術館。仙台駅から電車で約40分とアクセスしやすいため、日帰りの仙台観光にもおすすめです。昭和生まれの方はあの頃の思い出に、昭和に馴染みのない方もレトロで可愛らしい世界観に浸れる人気スポットですよ。

昭和の空気をよりリアルに体験できる仕組みがたくさん!

こちらのミュージアムでは、当時のおもちゃで遊ぶことも可能。あやとりやけん玉、べーごまといった家庭的なものから、手動式のパチンコをはじめとしたレトロなゲームまで幅広く展示されており、当時遊んでいた人にはたまらない空間になっています。べーごまの遊び方は館長さんが教えてくれるため、初めての方でも安心ですよ。
加えて、雑誌や漫画、音楽なども実際に体験することが可能。仙台周辺でタイムスリップを楽しんでいきませんか?

仙台周辺の美術館をめぐり、感性を豊かにしよう!

美術館めぐりをするなら、仙台市やその周辺がおすすめです。絵画や彫刻をはじめ、人形や万華鏡まで幅広いジャンルの美術館が建ち、アートを身近に感じられます。美術館には展示作品にちなんだグッズを販売するお土産ショップや体験コーナーを併設するところも。常設展以外にも企画展や各種イベントを開催し、活気のある美術館が多く見られます。アートに関心がある方も、普段はあまりアートに触れていない方も、この秋は仙台周辺で美術館をめぐり、感性を磨いてみましょう。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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