【四国・日帰り】四国を訪れたら立ち寄りたいおすすめの寺13選

【四国・日帰り】四国を訪れたら立ち寄りたいおすすめの寺13選

観光・カルチャー

2024/03/04更新

四国は日本列島を構成する、主要4島の中で最も小さく、独自の文化が根付き多様性に富んでいます。エリア内には、歴史と美しさが融合した寺院が点在しており、パワースポットの宝庫です。今回はそんなパワースポットから厳選した13社をご紹介します。

【香川県】子安観音寺

子どもの幸せを祈願する“子供の寺”

香川県小豆島(しょうどしま)の大部港(おおべこう)から徒歩約4分の場所に位置する「子安観音寺」は、400年以上の歴史を誇る、安産祈願や子授成就で有名なパワースポット。境内には十数mの高さがある銀色の稚児大師像(ちごたいしぞう)が鎮座し、その姿は遠くからでも捉えられるほどの大きさ。また参拝した人に温かい讃岐うどんを振る舞っていることから“うどん寺”とも呼ばれています。

【香川県】小豆島大観音

仏歯寺とも呼ばれる小豆島のパワースポット

フランスで開催された「ARC+国際作品コンテスト」で1位に輝いたほどの美しい姿に穏やかなほほ笑みをたたえる「小豆島大観音(しょうどしまだいかんのん)」。迫力ある大きさが特徴的な大観音の胎内には、1万4000体の胎内仏が並び、最上階にはお釈迦様の歯が祭られている「佛歯(ぶっし)の間」が。 “しあわせ観音様”の愛称で親しまれる、小豆島のパワースポットです。

【香川県】覚城院

海が見える高台に鎮座する真言宗の古刹

香川県三豊市仁尾町に鎮座する「覚城院」は819年に空海(弘法大師)が創建され、御本尊は「千手観世音菩薩」とするさぬき三十三観音霊場第19番札所。境内では「鬼子母尊神」を祭り、良縁や安産などに御利益があると人々が祈願に訪れるパワースポットです。高台から海が見渡せ、桃山時代の建築様式で国指定重要文化財の「覚城院鐘楼」は有名で、毎年除夜の鐘でも使われています。誰でも自由に触れることができるのでお参りのあとは自然豊かな町を見渡しながら鐘を突こう。煩悩を払う厳かな響きに癒やされ、気分がスカッとすること間違いなし。

【愛媛県】宝厳寺

時宗の開祖一遍上人の生誕地

伊予鉄道の道後温泉駅から徒歩約7分の所に鎮座する、665年に建立された古刹の「宝厳寺(ほうごんじ)」。時宗の開祖一遍上人の生誕地であり、焼失した「国重文 木造一遍上人立像」を精巧に復元した「鋳造 一遍上人立像」が新たに安置されています。季節限定の御朱印や開運アイテムも多彩で、御利益を授かれると道後温泉に訪れた人々の参拝も増えているのだとか。

【愛媛県】真光寺

格式高く趣ある庭園で人々に愛されるお寺

愛媛県新居浜市にある「真光寺」は、約500年前に創建と伝わる曹洞宗のお寺で「釈迦如来」を御本尊としています。古くから伝えられてきた仏の教えに触れる場所として人々に寄り添い、イベントなども開催。地域コミュニティとつながりながら、ともに学び社会に根差し開かれたお寺を目指しています。境内には四季折々の景観を演出する4つの美しい枯山水庭園があり、小砂利敷きに砂紋が描かれ禅寺らしい清浄感が、訪れる人を魅了している。

【香川県】甲山寺

16羽のうさぎたちが出迎えてくれる「うさぎ寺」

香川県善通寺市(ぜんつうじし)にある「甲山寺(こうやまじ)」は弘法大師・空海が創建。御本尊に「薬師如来」を祀り脇侍として祀る「月光菩薩」が持つ月輪にうさぎが描かれていたことから、地元では「うさぎ寺」として親しまれています。境内に祀られた親子うさぎ石仏は、頭をなでると飛躍や運気上昇の御利益があるのだとか。瞑想体験やカラフルなお守り「うさぎみくじ」などが好評です。

【徳島県】四国第19番札所 立江寺

宿坊を備える「四国の総関所」

徳島県小松島市に鎮座する「四国第19番札所 立江寺 (たつえじ)」は、747年に聖武天皇の勅令にて光明皇后の安産を祈願して建立された、四国霊場に4つある関所寺のひとつ。「四国の総関所」として知られ、邪悪な心を持つ遍路には罰が下り、先に進めなくなるといわれています。御本尊は「延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)」を祭り、安産祈願として有名。今も“立江のお地蔵さん”として親しまれる霊験あらたかな古刹となっています。風格のある佇まいの本堂や大師堂、多宝塔、観音堂など見どころも多数。境内の「信徒会館」には宿坊を備え、趣ある静かな和室で宿泊も可能です。

【高知県】土佐国高野山 高野寺

“お願いは一度にひとつ”のパワースポット

とさでん交通電停の大橋通(おおはしどおり)停留所より徒歩約2分。アクセス良好な高知市内の中心部に鎮座する「土佐国高野山 高野寺(どさのくにこうやさん こうやじ)」。自由民権運動の指導者・板垣退助生誕の地に建立された寺院です。四国三十三観音霊場第13番札所であり、観音堂の御本尊は「一葉観世音菩薩(いちようかんのんぼさつ)」。境内には「ひとこと地蔵」を祀り、願い事が叶う御利益のあるパワースポットとして訪れる参拝者も多いのだそう。本堂正面にある「護摩札」に願い事を書くと叶うといわれています。お盆の火送りでは、約1,000個の灯籠に火を灯し、独特で何にも代えがたい圧巻の光景が広がります。

【高知県】五台山 竹林寺

歴史を感じる緑豊かな境内も魅力

高知県高知市の「五台山 竹林寺(ごだいさん ちくりんじ)」は、724年に聖武天皇の命を受けて僧・行基(ぎょうき)が唐の五台山になぞらえて開創しました。「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)」を本尊とする名高い四国霊場第31番札所の寺です。「高知県立牧野植物園」に隣接し、写経や瞑想などの体験のほかイベントも多く開催。今を生きる人々に寄り添う活動を続けています。

【徳島県】安楽寺

伝説の「厄除けのさか松」がある厄除けの寺

徳島県板野郡上板町(いたのぐん・かみたいちょう)にある高野山真言宗の寺院で四国霊場第6番札所です。大師堂は、1661(万治4)年の建造とされ、古くから人々の信仰を集めてきました。本尊は薬師如来。境内には弘法大師の身代わりとなって折れた松を逆さに植えた「逆松」があり、この松が栄えたならこの地を訪れたものは厄災を免れるといわれています。大師堂前から湧き出る宿坊の温泉とラジウム鉱泉入りの薬湯は400年前からお遍路や旅の人々の疲れを癒してきました。寝坊は四国八十八か所の中でも最大規模で、くつろげる和室と洋室を備えています。

【愛媛県】石手寺

国宝や重要文化財が数多くある歴史ある寺

四国八十八箇所霊場の第51番札所。最初の堂宇が建立されたのは飛鳥時代の670年頃と伝わる古刹で、二王門が国宝に指定されているほか、本堂、三重塔、鐘楼など国の重要文化財が6つもあります。そのほかにも宝物館、マントラ洞窟など見どころが多く、観光ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で星1つを獲得しています。石手寺(いしてじ)という名は、お遍路の発祥とも伝わる「衛門三郎(えもんさぶろう)再来の説話」に由来しており、宝物館には「衛門三郎再来の石」が納められています。薬師如来と鬼子母神を祀っており、子宝と健康祈願にご利益があります。

【香川県】善通寺

弘法大師空海が御誕生地として広く信仰される寺

四国八十八ヶ所霊場の第75番札所。香川県善通寺市にあり、弘法大師の誕生地であるとされる寺院。金堂・五重塔・御影堂(みえいどう)とあり、特に金堂は、総高約43mに及ぶ大塔で善通寺のシンボルとして、広く人々に親しまれています。現在の建物は1831(天保2)年に再建され、1937(昭和12)年に大規模な修築がされました。御影堂地下には、「戒壇(かいだん)めぐり」があり、約100m続く暗闇の中、御宝号(ごほうごう)を唱えながら大師と結縁(けちえん)する場となっています。

【徳島県】雲辺寺

紫陽花が咲き誇る標高927mの寺

四国霊場で最も標高の高い場所にある四国八十八ヶ所霊場の第66番札所です。標高約927mの阿讃山脈(あさんさんみゃく)の雲辺寺山(うんぺんじさん)にあり、山頂付近にあることから「遍路ころがし」と呼ばれる難所でした。現在は、麓からロープウェイで山頂駅まで登ることができ、時期になると紫陽花が咲き誇り、秋には紅葉、冬には雪景色と四季折々の色が楽しめることもあり、圧巻な景色を見るために訪れる方も多いのだそう。

<おわりに>

行ってみたい寺院はありましたか? 四国にはまだまだたくさんのパワースポットが点在しています。次の旅行では四国の寺院で開運祈願をしてみてはいかがでしょう。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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