【2024年・おでかけ】関東のお花見・桜の名所21選〈アンケート結果〉

【2024年・おでかけ】関東のお花見・桜の名所21選〈アンケート結果〉

自然・絶景

2024/05/09更新

関東の桜は、自然豊かな公園をはじめ、河川沿いや動物園などに咲き誇り、都心のビル群や歴史ある建造物、整備された緑などと一緒に見られるところが魅力です。本記事では、東京都心から日帰りで行け、人気のある桜の名所や、穴場とされる、関東でおすすめのお花見スポットをピックアップしました。
また、桜をテーマにしたアンケート調査を行いました。関東のおすすめのお花見スポット・桜の名所を紹介する前に、アンケート結果を発表しますので、おでかけの参考にしてみてください。

アンケート調査

【アンケート調査概要】
●調査方法:インターネット調査 ●有効回答数:728 ●調査期間:2024/2/15~3/14

「桜は好きですか?」と質問したところ“好き”もしくは“やや好き”と回答した方が97%、“嫌い”と回答した方は0%と、皆さん桜が好きなことがよく分かる結果になりました。春の訪れを象徴する花であり、美しくピンク色に咲き誇る桜は、日本では古くから多くの方から親しまれているようですね。
次に、「2024年にお花見をする予定はありますか?」と質問したところ、“はい”と回答した方が50%を超える結果となりました。冬の間にお花見の計画を考える方や、毎年の恒例行事にしている方も多いようですね。

「桜を目的に、おでかけをすることはありますか?」と質問したところ、“はい”と回答した方が90%を超え、おでかけの目的地にお花見・桜スポットを選ぶのも春ならではの選択ですね。また、桜を目的におでかけをすると回答した方の中から、「桜を見るために、2時間以上かけておでかけをすることはありますか?」と質問したところ、60%以上の方が“はい”と回答。春らしい景色を見るために遠出をする方も多いことが分かりました。

次に、桜を見に訪れる場所を質問したところ、“公園や庭園”と回答した方が最も多く、次いで“川沿い・湖など”と回答した方が多い結果でした。公園や川沿いなどは、お花見をする広場や遊歩道に加え、公共交通や駐車場が整備されていることが多く、遠出でもアクセスしやすい、ドライブの目的地にもしやすい点から、回答が集まった理由かもしれませんね。
今回はこれらのアンケート結果をもとに、編集部おすすめの東京から日帰りで行かれる関東のおすすめお花見・桜スポットをご紹介します。おでかけの参考にしてみてくださいね。

【東京都】明治神宮外苑

イチョウ並木だけではない、鮮やかな桜並木道にも注目

「明治神宮外苑」は、青山通りからイチョウ並木を抜けると、正面に現れる聖徳記念絵画館を中心に、神宮球場をはじめ各種スポーツ施設があります。イチョウ並木と建物が作り出す景色が美しいとして知られていますが、桜の名所としても有名です。外苑には、約340本のソメイヨシノや八重桜、しだれ桜が咲き誇ります。例年3月下旬から4月の上旬が見頃です。満開の桜も舞い散る桜も観光客には人気のスポットです。

【東京都】目黒川

ライトアップされた夜桜とぼんぼりが幻想的な美景

「目黒川」の川岸には、遊歩道が整備され、川と緑を楽しみながら散策できるスポットです。川沿いには個性派ショップが立ち並びます。例年3月下旬から4月上旬には、約800本のソメイヨシノが咲き乱れ、大勢の花見客でにぎわいます。見ごろの時期には桜まつりやライトアップ、ぼんぼりの点灯が行われます。川岸の両端から伸びるアーチ状の桜が美景です。

【東京都】すみだリバーウォーク

桜・自然・街並みを一気に楽しめるコース

2020年6月に誕生した「すみだリバーウォーク」は、東武鉄道の隅田川橋梁の横にある全長約160m、幅約2.5mの歩道橋です。浅草寺方面から吾妻橋や言問橋へ迂回せずに、東京ミズマチ、東京スカイツリー(R)側の岸に渡れます。川を見下ろすガラス床があったり、ソラカラちゃんが隠れていたりと、楽しい仕掛けがある歩道橋です。歩道橋が架かる川の両岸には桜の名所である隅田公園があります。例年3月下旬から4月上旬になると、ソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇ります。

【東京都】代々木公園

近場でお花見をするならココ!多種多様の桜が見られる

「代々木公園」は、東京オリンピックの選手村だった歴史を持つ公園です。都心で一番広い空が見え、約1万2000本の木々が茂る都会のオアシスです。広場ではさまざまなイベントが毎週末に開催されています。例年2月下旬になると河津桜が咲き始め、4月上旬までに約600本のソメイヨシノ、オオシマザクラ、サトザクラなどのさまざまな桜が咲き誇ります。ひと足早い春を感じられて、鮮やかな桜がたくさん堪能できるスポットです。

【東京都】井の頭恩賜公園

水上から桜を見上げられる景観は圧巻

「井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)」は、1917年に開園した日本初の郊外公園です。約42万平方メートルの広大な敷地を誇ります。公園全体では約400本、池のほとりには約200本のソメイヨシノやオオシマザクラ、カンヒザクラが咲き誇ります。例年3月下旬から4月上旬に見頃を迎え、夜間にはライトアップを実施。池のほとりに散る桜が、水面に美しい桜模様を描きます。「さくら名所100選」に選ばれたスポットです。

【東京都】船宿あみ清

屋形船×桜の体験を満喫できる

「船宿あみ清(ふなやどあみせい)」は、浅草を拠点とする唯一の屋形船です。乗船場は、雷門から歩いてすぐの吾妻橋のたもとにあります。隅田川の周遊ルートでは、江戸の“風情”と東京の“今”を堪能できます。春は、江戸前の料理とお酒を楽しみながら、隅田川の千本桜を独り占めできるお花見遊覧が人気です。隅田公園の向こう岸では、例年夜間にライトアップが行われ、キラキラ輝く桜を眺められます。人混みを気にしなくていいため、いつもと違った雰囲気の船上からゆっくり桜を観賞したい方におすすめです。

【東京都】千鳥ヶ淵

写真提供/一般社団法人千代田区観光協会

写真提供/一般社団法人千代田区観光協会

写真提供/一般社団法人千代田区観光協会

写真提供/一般社団法人千代田区観光協会

白とピンクのライトアップで水面に映る夜桜が美しい

1900年に皇居の敷地内に造られた「千鳥ヶ淵」は、約700mと続く緑道の遊歩道です。例年3月下旬から4月上旬になると、遊歩道に植えられている約260本のソメイヨシノなどが咲き誇ります。春になると、緑色の遊歩道からピンク色に変わりゆく姿を楽しめますよ。期間中は桜まつりが開催され、夜間にはライトアップや区営ボート場の特別営業が実施。ライトアップされた桜並木が、水面下に映り幻想的な世界観を感じられるでしょう。

【神奈川県】小田原城址公園

桜越しから見える小田原城は圧倒される美しさを誇る

「小田原城址(おだわらじょうし)公園」は、1960年に復興された小田原市のシンボルである天守閣や、本丸広場を中心に整備された公園です。そして「さくら名所100選」に選ばれている小田原城址公園は、例年3月下旬から4月上旬に約300本のソメイヨシノが見頃を迎えるでしょう。

【神奈川県】野毛山動物園

動物と触れ合いながら桜を満喫

「野毛山(のげやま)動物園」は、緑豊かな園内の小高い丘の地形を生かして、約100種類の動物を飼育している入園無料の動物園です。毎日行われる「動物たちのお食事タイム」では、飼育員の解説を聞きながら動物たちが食事をする様子を見られます。春になると動物園の各所に植えられているソメイヨシノやオカメザクラ、オオシマザクラなどが咲き誇ります。例年の見頃は、3月下旬〜4月上旬です。

【神奈川県】三ッ沢公園

360度に囲まれた咲き乱れた桜を堪能できる

「三ッ沢(みつざわ)公園」は、国民体育大会や東京オリンピック大会の会場として使用された歴史ある公園です。陸上競技場や球技場、テニスコートなどさまざまな運動施設が併設されています。また、市内有数のお花見の名所です。例年3月下旬から4月上旬になると、園内の北側にある「豊顕寺(ぶげんじ)市民の森」は約200本のソメイヨシノによって彩られます。春を感じながらスポーツができるスポットです。

【埼玉県】幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)

千本桜のトンネルの背景には菜の花の絨毯が広がる

「幸手権現堂桜堤(さってごんげんどうさくらつつみ)」は、県営権現堂公園の堤防にある、長さが約1kmある千本桜の並木のことです。例年3月下旬から4月上旬になると、約1,000本のソメイヨシノなどが堤防に咲き誇り、桜のトンネルを作り出します。また見頃の期間は桜まつりを開催。堤防の隣には、菜の花畑が一面に見られ、より春の訪れを感じられます。

【埼玉県】熊谷桜堤

熊谷市

熊谷市

熊谷市

江戸時代から桜の有名スポット

「熊谷桜堤(くまがやさくらつつみ)」は、約400年前に荒川の氾濫に備えてつくられた約2kmに渡る河川敷です。江戸時代にソメイヨシノが植えられ、熊谷市を代表とする桜の名所となり、現在では「日本さくらの名所100選」に選ばれています。例年3月下旬から4月上旬になると、約500本の満開の桜が見頃を迎えます。運が良ければ、河川敷の土手と隣り合わせた花畑で、黄色い菜の花と桜のピンクがコラボした光景が見られるでしょう。期間中は、桜まつりや夜間のライトアップが実施されます。

【埼玉県】大宮公園

樹齢約100年以上の桜が見られる歴史ある公園

1885年に造られた「大宮公園」は、池や小動物園もある住民の憩いの場所です。体育館や野球場、サッカー場などの施設が隣接されています。大宮公園は、「日本さくらの名所100選」に加え「日本の都市公園100選」にも選ばれています。例年3月下旬から4月上旬には、約1,000本のソメイヨシノとしだれ桜が見頃です。また、樹齢約100年を超える立派な“赤松林”が見られますよ。

【千葉県】清水公園

桜の下でアウトドアが楽しめる自然あふれる公園

「清水(しみず)公園」は、国内最大級のフィールドアスレチックやバーベキュー場などが併設している、入園無料の大型総合公園です。春になると、「日本さくら名所100選」に選ばれた約50種類・約2,000本の桜が咲き誇ります。そのなかでも、樹齢100年を超えた“却初(ごうしょ)の桜”は、人気の名物桜です。

【千葉県】館山城・城山公園

桜とともに歴史ある風情も感じられる

「館山城・城山公園(たてやまじょう・しろやまこうえん)」は、戦国時代の武将である里見氏の居城があった場所です。山頂からは、館山湾と街並みを一望でき、梅やツツジ・椿などの花々を楽しめます。城山公園は、県内で人気の桜の名所であり「関東の富士見百景」にも選ばれました。例年3月中旬から下旬には、館山城を囲むように約500本のソメイヨシノやオオシマザクラ、八重桜が咲き誇ります。期間中は、お茶会が開催され、夜間にライトアップが施されますよ。

【群馬県】県立森林公園さくらの里

日本三大奇景の山と桜のコントラストを堪能できる

「県立森林公園さくらの里」は、日本三大奇景に選ばれている妙義山(みょうぎざん)の斜面を利用した広大な公園です。約47ヘクタールと東京ドーム約10個分の広さがあります。例年4月中旬から5月上旬まで約45種類・約4,000本のソメイヨシノや山桜・冬桜などが咲き誇ります。期間中には地元茶道会による無料抹茶サービスがあり、優雅な気持ちでお花見を満喫できるでしょう。

【群馬県】赤城南面千本桜

約1.3kmと長い桜並木と春の花々がより美しさを増す

「赤城南面千本桜(あかぎなんめんせんぼんざくら)」は、「日本さくら名所100選」に選ばれた前原市を代表する桜のスポットです。例年4月上旬から中旬には、約1.3kmある市道に約1,000本以上のソメイヨシノが桜色のトンネルを作り出します。期間中には桜まつりと、夜間にはライトアップも実施され、昼間とは違った雰囲気が楽しめます。

【栃木県】天平の丘公園

日本三大桜を楽しめる伝統的な公園

「天平の丘(てんぴょうのおか)公園」は、下野国分寺や国分尼寺跡地に囲まれた歴史スポットがある公園です。例年3月下旬から4月下旬には、山高神代桜(やまたかじんだいさくら)や三春滝桜(みはるたきざくら)など、日本三大桜の子孫樹をはじめとした約30種類・約500本の桜が咲き誇ります。夜間はライトアップが実施され、宴会も可能なお花見スポットです。

【栃木県】日光山輪王寺

三仏堂と同じくらい存在感あふれる金剛桜

世界遺産の「日光山輪王寺(にっこうざんりんのうじ)」は、「男体山・女峰山・太郎山(なんたいさん・にょほうさん・たろうやま)」の仏様をまつる本堂は、東日本で最大級の木造建築物です。例年4月下旬から5月上旬になると、輪王寺の前に、推定樹齢500年で天然記念物に指定された「金剛桜(こんごうざくら)」が見頃を迎えます。

【茨城県】千波公園

噴水と桜のコラボレーションが楽しめる

「千波(せんば)公園」は、周囲約3kmのひょうたんの形をした千波湖に面する公園です。ボート遊びや散策、ジョギングやサイクリングなどが楽しめる憩いの場として親しまれています。例年3月下旬から4月上旬には、約750本のソメイヨシノが咲き誇ります。期間中には、ボートに乗りながら桜並木を見て楽しむのがおすすめです。

【茨城県】静峰ふるさと公園

展望台から一望できる桜畑に注目

「静峰(しずみね)ふるさと公園」は、およそ12ヘクタールの広さで東京ドーム約2.5個分の広さをもち、季節の植物を感じられる公園です。また、お子さんから大人まで楽しめる遊具やグラウンド・ゴルフ場、バーベキュー施設が併設されています。そして「日本さくら名所100選」に選ばれている八重桜の名所です。例年4月中旬から下旬には約2,000本の八重桜と、約200本のソメイヨシノなどが咲き誇ります。期間中には、桜まつりが開催され、夜間にはライトアップが実施されます。

まとめ

都心から日帰りで行ける関東の桜の名所21選をご紹介しました。関東内の桜の名所には、近くに湖や川、木々などの自然豊かなスポットや、動物園や寺院などがあり、お花見プラスアルファの楽しみ方ができます。また、菜の花やツツジなど、春の花々との競演するところもあり、春らしい景色に包まれることも。楽しいお花見ですが、開花から見頃の期間にはお祭りやライトアップなどが実施されるため、車の混雑が見込まれるでしょう。閉園時間が決まったスポットもあるため、時間に余裕をもって行動してください。この記事を参考にして都心から日帰りで行ける関東の桜の名所を訪れ、春気分を満喫してみてください。
※2月中旬時点で関東の2024年の桜開花予想は“例年より早め”となっています。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.