【鶴岡市から車で1時間】日帰りで名産を楽しめるドライブスポット7選
観光・カルチャー
2024/08/21更新
鶴岡市は、山形県の北西部に位置する庄内地方の商業中心都市です。また東北地方では総面積が一番広い市で、東西に43.1km、南北に56.4kmもあります。市内には山形自動車道と日本海東北自動車道が通っているため、広い市内からでも日帰りドライブで海へ山へと出かけることが可能です。近隣エリアには旬の魚介をその場で焼き上げて味わえるスポットや、名産のスイカにちなんだお土産が並ぶ道の駅、最上小国川(もがみおくにがわ)の新鮮なアユ料理が堪能できる食事処など、名産を楽しめるドライブスポットが点在しています。本記事では、鶴岡市より車で1時間台のドライブで名産を楽しめる日帰りスポットから、おすすめの7カ所を紹介します。
この記事の目次
- 【庄内・酒田】道の駅 鳥海
- 【庄内・酒田】山居倉庫
- 【新庄・最上】道の駅 尾花沢
- 【新庄・最上】川の駅 ヤナ茶屋もがみ
- 【新庄・最上】鈴木こけし工房(見学)
- 【新庄・最上】肘折温泉朝市
- 【新庄・最上】新庄ふるさと歴史センター
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庄内・酒田
庄内・酒田エリアは、鶴岡市より1時間弱のドライブで到着します。山形県の北西部に位置し、日本海に面するエリアです。月山(がっさん)、羽黒山(はぐろさん)、湯殿山(ゆどのさん)の出羽三山(でわさんざん)を有し、古くから神様、仏様への感謝や祈りといった精神文化を色濃くのこしています。出羽富士の名で親しまれている鳥海山(ちょうかいざん)も人気の観光スポット。清らかな水が流れる庄内エリアは、日本有数の米どころとして知られています。酒田エリアは、江戸時代に北前船の寄港地として栄えた港町です。本間美術館などの歴史的な建造物や日本海に沈む夕陽が美しい飛島、庄内砂丘などのおでかけスポットが数多く点在します。名産は、庄内米、庄内柿、柿羊羹、民田(みんでん)なす、麹味噌、地酒など。
【庄内・酒田】道の駅 鳥海
地元食材の味覚を満喫したら温泉でのんびり
道の駅 鳥海は、遊佐町(ゆざまち)の国道7号沿いに立ち、森と海のふたつのエリアからなる道の駅です。 三角とんがり屋根の建物には直売所が並び、旬の新鮮な魚介類や、野菜、果物が揃うほか、遊佐町の名産であるサケの加工品や地酒を販売。加えて食事処やファストフードコーナーもあり、店先で焼き上げた魚介や肉類の串焼きが味わえます。森のエリアは、芝生広場の遊ポットや、日本海を一望できる出会いの丘などの、森の自然を満喫できる施設があるエリアです。海のエリアには、キャンプ場や、ドーム型運動場、鳥海温泉 遊楽里(ゆらり)など海辺の自然と遊びを満喫するエリアです。遊楽里では温泉入浴とお食事がセットになった日帰り温泉プランでゆっくりと寛げます。
道の駅 鳥海
- 住所
- 山形県飽海郡遊佐町菅里菅野308-1
- アクセス
- 日本海東北自動車道酒田みなとICから県道59号、国道7号を秋田方面へ車で約16km
- TEL
- 0234-71-7222
- 営業時間
- 通年8:30~18:00、食堂とラーメン「味の駅」は9:00~(11~翌2月は~17:00)
- 定休日
- 無休 森のエリアは1月1日休
- 料金
- 施設により異なる
- 駐車場
- あり/214台無料
大型車13台、普通車197台、身障者用4台
【庄内・酒田】山居倉庫
明治の歴史を物語る酒田の蔵
山居倉庫(さんきょそうこ)は、1893(明治26)年に建てられた米の保管倉庫です。趣のある白壁と土蔵づくりの佇まいから、今は酒田観光の名所として親しまれています。12棟ある倉庫群のうち9棟は、2022年まで現役の農業倉庫として使用されており、そのほかの2棟は酒田のお土産ショップになっています。倉庫に並び立つ樹齢150年以上のけやき並木は、酒田市でも有数のフォトスポットです。
山居倉庫
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新庄・最上
新庄・最上エリアは、鶴岡市より1時間強から2時間弱のドライブで到着します。山形県の北東端に位置し、宮城県と秋田県に隣接しているエリアです。新庄エリアは、神室(かむろ)連峰の美しい山々に囲まれた自然豊かなところ。最上エリアは、桜の名所である最上公園や、アジサイが美しい東山公園など、季節の風景を楽しめるスポットが豊富です。8月24日から26日には豪華な山車が名物の「新庄まつり」が開催。最上エリアでは、最上川舟下りで弁慶のつぶ手石や白糸の滝など、義経・芭蕉ゆかりの名勝を楽しめます。また1200年以上の歴史がある肘折(ひじおり)温泉や、源義経の伝説が残る瀬見(せみ)温泉、赤倉温泉などの温泉地も点在します。名産は、くじらもち、最上赤こんにゃく、尾花沢スイカ、サケの加工品、岩牡蠣、アユなど。
【新庄・最上】道の駅 尾花沢
尾花沢のスイカにちなんだお土産が揃う
道の駅 尾花沢(おばなざわ)は、自動車専用道路の尾花沢新庄道路の尾花沢北ICと、国道13号の両方から乗り入れが可能な道の駅です。軽食コーナーや地場産品を販売する農産物直売所、物産館などがあります。尾花沢名産のスイカにちなんだお土産の品揃えは随一です。24時間利用可能な情報提供施設では、道路情報や観光案内を確認できます。山々に囲まれた尾花沢で、散策やトレッキングを楽しんだあとの休憩にもぴったりのスポットです。
道の駅 尾花沢
- 住所
- 山形県尾花沢市芦沢1195-1
- アクセス
- 東北中央自動車道東根ICから国道347号・13号を尾花沢方面へ車で約30km
- TEL
- 0237-24-3535
- 営業時間
- 通年9:00~18:00、レストランは10:30~17:30(閉店18:00)
- 定休日
- 無休 1月1日休
- 料金
- 施設により異なる
- 駐車場
- あり/92台無料
大型車34台、普通車56台、身障者用2台
【新庄・最上】川の駅 ヤナ茶屋もがみ
川の音を聴きながらアユ料理を堪能しよう
川の駅 ヤナ茶屋もがみは、山形県最上町の最上小国川(もがみおくにがわ)沿いにあるドライブスポットです。施設内には最上早生(もがみわせ)の十割そばや焼きたてのアユを提供する食事処があります。新鮮な地元の野菜や名産品を販売する直売所もあり、豊かな自然の中で地元の食文化と出合えるスポットです。ログハウス風のコンビニエンスストアも併設されていて便利。
川の駅 ヤナ茶屋もがみ
- 住所
- 山形県最上郡最上町志茂柳ノ原1469-7
- アクセス
- JR陸羽東線瀬見温泉駅から徒歩20分
- TEL
- 0233-44-2577
- 営業時間
- 通年9:00~17:30
- 定休日
- 無休 1月1日休
- 料金
- そば、うどん=500円~/アユ(塩焼き・田楽)=500円/しそ巻き=600円/最上町産そば粉使用十割そば=800円/
- 駐車場
- あり/105台無料
【新庄・最上】鈴木こけし工房(見学)
たったひとりの職人が伝える伝統のこけし
鈴木こけし工房は、肘折(ひじおり)温泉にあるこけし工房です。空洞になっている頭部に小豆が入っており、振るとカラカラと音がするのが肘折こけしの特徴。かつては3人の職人がいましたが、現在ではたったひとりがその伝統を今に伝えています。工房ではこけし作りの職人芸を見学できて、気に入ったこけしがあれば購入できます。伝統工芸品としてのこけしの魅力を体感できるスポットです。
鈴木こけし工房(見学)
- 住所
- 山形県最上郡大蔵村南山2126-291
- アクセス
- JR山形新幹線新庄駅から大蔵村営バス肘折温泉行きで55分、終点下車すぐ
- TEL
- 0233-76-2217
- 営業時間
- 3月4日~11月9:00~18:00(閉館)
- 定休日
- 期間中無休
- 料金
- 肘折こけし=3500円~/絵付け体験=1000円/こけし=3500円(30cm)/
- 駐車場
- あり/5台無料
【新庄・最上】肘折温泉朝市
地元のお母さんたちとのふれあいが楽しい朝市
肘折(ひじおり)温泉朝市は、山形県最上郡(もがみぐん)の肘折温泉街で開催される朝市です。4月下旬から11月下旬までの間、毎日早朝5時半ごろから行われ、旬の野菜や山菜が並びます。温泉街の狭い通りに地元のお母さんたちの元気な声が響く、活気ある朝市です。お母さんたちからおすすめの調理方法を教えてもらって、旬の食材を存分に味わってみましょう。
肘折温泉朝市
- 住所
- 山形県最上郡大蔵村南山肘折肘折温泉街
- アクセス
- JR山形新幹線新庄駅から大蔵村営バス肘折温泉行きで55分、終点下車すぐ
- TEL
- 0233-76-2211
- 営業時間
- 4月下旬~11月下旬5:30~7:30(10月~11月下旬は6:00~7:30)
- 定休日
- 期間中無休
- 料金
- 店舗により異なる
- 駐車場
- なし/
温泉街の駐車場を利用
【新庄・最上】新庄ふるさと歴史センター
雪国山形の歴史が生んだ芸術に触れてみる
新庄ふるさと歴史センターは、山形県新庄市の歴史や文化を紹介する資料館です。ユネスコ無形文化遺産に登録された新庄まつりの山車(だし)や、約1万点の民具が展示されています。また、人間国宝である金工鍛金家の奥山峰石や、洋画家の近岡善次郎など、新庄市ゆかりの作家の作品展示も必見。新庄の歴史、民俗、祭りの魅力を多角的に楽しめるおでかけスポットです。
新庄ふるさと歴史センター
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まとめ
本記事では、鶴岡市より車で1時間台のドライブで名産を楽しめる日帰りスポットから、おすすめの7カ所を紹介しました。広大な鶴岡市から1時間ほど車を走らせると、海や山の幸が存分に味わえるエリアにおでかけできます。その場で焼き上げた魚介の串焼が味わえたり、スイカにちなんだお土産が一年中買えたりと、楽しみがいっぱいです。山間部にある温泉地では、地元の人びととの交流を通じて、土地の文化にも触れられます。本記事を参考にして、楽しい日帰りドライブを満喫してください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:鴇田道夫(ロゴスキ)
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