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【2024年・おでかけ】開運UPに期待! 辰年にまつわる神社仏閣20選

【2024年・おでかけ】開運UPに期待! 辰年にまつわる神社仏閣20選

観光・カルチャー

2024/09/11更新

2024(令和6)年は辰年です。龍(辰)は、中国では古来より権力の象徴で、縁起のよい生き物とされています。日本でも龍神様が祀られているなど、龍にまつわる神社仏閣が多く存在するのです。
ここ数年はコロナ禍で初詣を控えていたが、新しい年は参拝にでかけたいと考えている方も多いのでは? 今回は、辰年の参拝にぴったりな20カ所の神社やお寺をご紹介します。龍とのつながりがある干支神社仏閣で、ご縁を結んで、運気を上げましょう。

龍は干支の中で最も縁起がよいとされる

龍は十二支の中で唯一、空想の生き物です。体が大蛇、足は4本、角は2本、そして耳やひげがあり、背中はうろこに覆われています。中国で龍は、麒麟や鳳凰、霊亀と並んで、4種の霊獣の一つ。龍がなぜ十二支に入ったのかについては諸説ありますが、古代中国人は、実在する身近な生き物としてとらえていたためではないかといわれています。
天に昇る様子から、龍は成功や発展の象徴とされている存在です。また、龍が手に持つ如意宝珠が願いを叶えてくれ、最強の幸運をもたらすと伝わることなどから、干支の中で最も縁起がよいとされています。

参拝の手順やマナーは? 心を込めてお参りを

神社仏閣への参拝には、長い歴史の中で守られてきた、さまざまなマナーがあります。神社では鳥居をくぐる前に一礼。手水舎の水で手や口を清めます。参道の真ん中は神様の通る道といわれているため、避けて通るとよいでしょう。 賽銭箱の前に立ったら、鈴がある場合は鳴らし、箱にお賽銭を入れます。お賽銭は、強く投げ入れる必要はありませんよ。二拝、二拍手、一拝の作法で拝礼し、お辞儀をします。お寺の場合は、合掌をしながら一礼、お願いごとを念じた後、再度一礼。焼香台があるお寺では、焼香を行います。
こちらが一般的なマナーですが、それぞれの神社や仏閣によって参拝方法や手順は違い、厳格な決まりはありません。形式だけでなく、心を込めてお参りをする、その気持ちを大切にしましょう。

【青森県】岩木山神社

龍のパワーを体に! 巨大な干支の絵馬がお目見え

岩木山神社(いわきやまじんじゃ)は、境内に3つ首の龍の形をしている手水舎がある、辰年に参拝したい神社です。1200年あまりの歴史があり、津軽富士とも呼ばれている青森県最高峰の岩木山のふもとにあります。手水舎の龍神様の口からあふれる水は、岩木山からの湧き水です。飲むこともできるので、龍のパワーを体に取り込んでみては? 毎年設置される、干支が描かれた大絵馬も名物です。

【埼玉県】秩父今宮神社

日本有数の古社 境内には龍の名が付く大木や池も

秩父今宮神社(ちちぶいまみやじんじゃ)は、八大龍王神(はちだいりゅうおうじん)などを祀り「八大龍王宮」とも呼ばれている神社です。境内には、龍神様の仮の姿である、霊泉が湧き出る龍神池があります。また、境内のほぼ中央にある龍神木は、この地に祀られる龍神様の住み処。多くの信仰を集めている、大きなけやきの古木です。このほかに、神社内には清龍の滝や龍上観音など、龍の名の付く場所がたくさんあります。

【東京都】六本木天祖神社

毎夜、龍が品川沖からお灯明を献じたお宮

六本木天祖神社(ろっぽんぎてんそじんじゃ)は、南北朝時代の1384(至徳元)年から続く神社です。毎夜お宮に、龍が品川沖からお灯明を献じたということから「龍土(りゅうど)神明宮」とも呼ばれています。境内にある清龍の井戸で手を洗って清めることで人生のお導きを得られるほか、足を洗って清めると、よくない縁や習慣を絶てるといわれています。また、龍神様が描かれた絵馬もあるので、新しい年に願いごとをしてみては?

【東京都】田無神社

五龍神をモチーフにしたおみくじで新年を占う

田無神社(たなしじんじゃ)は、鎌倉時代に創建されました。五行思想に基づき五龍神を祀っているので、干支にちなんだ神社へ参拝したい方にはぴったり。中心の本殿は金龍神、東方は青龍神、南方は赤龍神、西方は白龍神、北方は黒龍神です。また、陶器でできた5色の新五龍神みくじや五龍神それぞれの色のお守りなど、神社には龍にちなんだ授与品がありますよ。

【東京都】赤坂氷川神社

江戸の情景を残す神社 干支みくじで新年の運勢を占う

12種類すべての干支の人形の中から選ぶ、干支みくじがあるので、辰年の人形で1年の運勢を占うのもよいですね。赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)は、東京都心にありながら緑豊かで、1000年以上の歴史を持っています。ご利益は、厄除や縁結びなどです。徳川吉宗が建立した社殿は、これまで震災や戦災を免れて、当時の姿を今に伝えています。

【神奈川県】江島神社

縁結びの聖地! 五頭龍の伝説の江ノ島にある神社

天女と五頭龍の伝説が伝わる江ノ島にあり、「辺津宮(へつみや)」「中津宮(なかつみや)」「奥津宮(おくつみや)」の3社からなる江島神社(えのしまじんじゃ)です。日本三大弁財天を奉っています。奥津宮の隣には、御祭神が龍宮大神の「龍宮(わだつみのみや)」があるので、辰年の参拝にもよい神社です。縁結びや恋愛成就のご利益でも知られ、 女子旅でも人気スポットとなっています。

【神奈川県】箱根神社

龍神水で清めて、気持ちのよい辰年に

金運守護や商売繁盛、最近では縁結びの神社として、とくに女性に人気です。境内には、湖の神である九頭龍大神を祀る「九頭龍(くずりゅう)神社新宮」などが建っています。新宮前の9つの龍からは、霊水・龍神水が流れ出ていて、口をすすぐと、不浄が洗い清められるということです。お札所では、お水取り用の専用ボトルを有料で授与しているので、龍神水を持ち帰ることもできますよ。

【神奈川県】龍口明神社

鎌倉最古、五頭龍大明神を祀る全国唯一の神社

全国で唯一、五頭龍大明神を祀っています。歴史は、古墳時代の552(欽明13)年にまで遡り、鎌倉で最も古い神社が龍口明神社(りゅうこうみょうじんじゃ)です。五頭龍は、力がひと際強い龍神様とされ、ご神徳は国家安泰や心願成就、縁結びなど。五頭龍のお守りやブレスレットといった身に付けられる授与品のほか、五頭龍が描かれた、迫力のある御朱印も人気ですよ。

【長野県】戸隠神社

水、豊作などの神として尊信される九頭龍大神

霊山・戸隠(とがくし)山の麓にあり、2000年あまりの歴史を刻む神社です。九頭龍社(くずりゅうしゃ)や奥社、中社(ちゅうしゃ)、宝光社(ほうこうしゃ)、火之御子社(ひのみこしゃ)といった5社からなっています。「九頭龍社」は、水や豊作の大神である九頭龍大神を祀っていて、全国から雨乞いや雪乞いの祈祷に多くの人が訪れるスポットです。境内には、樹齢400年の杉並木が約500m続き、雄大な自然を感じながら参拝できますよ。

【富山県】越中総鎮守一宮 射水神社

メディアで話題の「辰」大絵馬を飾る神社

富山県高岡市の高岡古城公園内にある「越中総鎮守一宮 射水神社」は、古来より越中一宮として格式高く尊崇され、御祭神は「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」で五穀豊穣や縁結びなどに御神徳があるといわれています。また、NPO法人障害者アート支援工房「COCOPELLI(ココペリ)」で創作活動している末永征士さんが今年の干支、「辰(たつ)」をテーマに描いた大絵馬が、高岡市の射水神社に飾られ、人気スポットになっています。

【岐阜県】御嶽神社茅萱宮

今年の干支の切り絵御朱印が人気の神社

岐阜県岐阜市に鎮座する「御嶽神社茅萱宮」。木曽の御嶽山を信仰するお宮であり、主祭神は「御嶽大神」で「國之常立神」「大己貴神」「少彦名神」の三柱を御神体として祀ります。境内では、四季で変わる「切り絵御朱印」やここにしかないオリジナル御朱印、お守りを頒布しており、今年の干支「辰」の御朱印も。観光や御朱印めぐりの神社としても人気なので、ぜひお参りください。

【愛知県】万松寺

口から煙を吐く白龍が話題のお寺

万松寺(ばんしょうじ)は戦国時代の1540(天文9)年に建てられた、織田家の菩提寺です。その後、戦争によって焼失し、1994(平成6)年に本堂が再建されました。境内の入口には、辰年の参拝にも縁起のよい、守護神の白い龍のモニュメントが。時間によって、水と光の演出が繰り広げられます。また、大晦日には除夜の鐘をつける、神社とはまた違ったお寺ならではの体験もできるので、愛知での年越しに出かけてみてはいかがでしょうか?

【愛知県】如意輪寺

2024年限定も!辰年御朱印を頒布

三河湾と伊勢湾に囲まれた自然豊かな知多半島に鎮座する「如意輪寺」。御本尊は「如意輪観世音菩薩」を祀り、厄除け観音として親しまれる南知多のパワースポットです。住職が編んだリボン腕輪「如意輪具」や御朱印を頒布しており、今年2024年限定の辰年御朱印は特に人気なのでぜひ手に入れましょう。

【愛知県】堤治神社

木曽川堤防の鎮守として親しまれる神社

愛知県の木曽川沿いにある「堤治神社」は、木曽川堤防の鎮守として“ていじじんじゃ”と地元の人々に親しまれています。「埴安姫神」を御祭神とし、水難除去や縁結びなどに御神徳があるといわれています。境内は見どころも多く、毎年3月に拝殿の階段をひな壇に見立てて飾る「30段ひな飾り」は圧巻。「はにやすひめマルシェ」が定期的に催されにぎわっています。また、今年の干支でもある辰をモチーフにした御朱印を授かれば、今年の運気も上昇するかも⁉

【京都府】瀧尾神社

躍動感のある巨大な龍の彫刻は必見

瀧尾神社(たきおじんじゃ)の拝殿の天井には、全長8mになる龍の立派な立体彫刻があります。この見事な龍を拝もうと、辰年になると訪れる参拝者も。地元住民から「夜な夜な龍が川へ水を飲みに行っている」と噂が広がり、拝殿の天井に金網を設置して龍を閉じ込めていた時期があるほど、迫力のある彫刻。幣殿や拝所、回廊、拝殿は、それぞれ京都指定有形文化財です。

【京都府】車折神社

著名人も訪れる開運神社で運気も上昇

車折神社(くるまざきじんじゃ)は、境内には末社として、龍神様をお祀りしている「水神社」があります。昇龍のように運気が上がるよう祈念した龍神様のお守りも。龍神パワーで、辰年の運気をアップさせたいですね。また、末社の一つ「芸能神社」も有名で、京都まで大物俳優やアーティストが参拝に訪れたり、テレビなどでも度々取り上げられたりしています。大阪からは、車で1時間ほどのアクセスです。

【京都府】伏見神宝神社

お稲荷さんのすぐそば 天龍と地龍がお出迎え

伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)の社殿前には、2024(令和6)年の干支である龍が5体、鎮座しています。摂社には龍頭大神が祀られているなど、辰年の参拝にぴったりな、龍にゆかりのある神社です。お稲荷さんと親しまれ、千本鳥居で知られる京都の観光名所「伏見稲荷大社」のすぐ近く。創祀は平安時代にまで遡り、社名の「神宝(かんだから)」は奉安されている十種(とくさ)の神宝(しんぽう)を指しています。

【奈良県】龍田大社

提供:日本遺産「龍田古道・亀の瀬」推進協議会

提供:日本遺産「龍田古道・亀の瀬」推進協議会

白龍大神の御石に水をかけて参拝

龍田大社(たつたたいしゃ)は、天武(てんむ)天皇により風の神として「廣瀬大社(ひろせたいしゃ)」の水の神と共に祀られ、国家的な風水の要として扱われた神社です。辰年のお参りにぴったりなのが、境内にある「白龍神社(はくりゅうじんじゃ)」縁結びや浄難災難除けの白龍大神を祀っています。水を好む神様ということで、柄杓で御石に水をかける珍しい参拝の方法。奈良で静かな雰囲気の中、ゆっくりと参拝できる神社です。

【奈良県】岡寺

龍を封じ、眠っている池があるお寺

約1300年前に天智(てんじ)天皇の勅願によって、義淵僧正(ぎえんそうじょう)が建立したお寺が岡寺(おかでら)です。西国三十三所第七番札所で、日本最初の厄除け霊場として知られています。義淵僧正が悪い龍を封じ、大きな石で蓋をしたという言い伝えより、古くは「龍蓋寺(りゅうがいじ)」と名付けられたお寺で、辰年の参拝にもおすすめの寺院です。その後、改心した龍が眠っていると伝わる龍蓋池が、今でも境内にありますよ。

【奈良県】丹生川上神社

日本最古の龍神を祀る神社 三社巡りでご利益を

奈良の深吉野に鎮座する「丹生川上神社中社(にうかわかみじんじゃなかしゃ)」。日本最古の水神にして龍神様を祀っている辰年に訪れたい神社です。上社(かみしゃ)、中社、下社(しもしゃ)を参拝する三社めぐりが人気で、関西だけでなく、全国から多くの参拝者が訪れています。中社は祭神・罔象女神(みづはのめのかみ)をお祀りし、神域にある「龍神の瀧」は、自分のお願いごとを託した龍玉を投げ入れるとご利益が授かるといわれるスポットです。龍玉は拝殿で受けられます。

龍のパワーで2024年の運気アップ!

辰年の参拝にぴったりな、龍にまつわる神社やお寺を紹介しました。大晦日やお正月三が日は、参拝時間や駐車場の利用方法などが通常と違う場合もあるので、ホームページなどをでかける前にチェックしてくださいね。参拝のマナーに気を付けつつ、お願いごとと一緒に、日々の感謝の気持ちも伝えましょう。威厳のある姿で忍び寄る悪災を追い払ってくれ、縁結び、金運、商売繁盛、開運などさまざまなご利益があるといわれる龍。そのパワーにあやかって、2024年の運気をアップさせ、よりよい1年にしてくださいね!

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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