【岐阜】おすすめ絶景・登山スポット11選 周辺の観光スポットもご紹介
2024/06/13
2024/05/13
郡上踊りは岐阜県郡上八幡で行われる伝統行事。420年以上の歴史があり、徳島県の阿波おどり、秋田県の西馬音内盆踊りとともに日本三大盆踊りの一つに数えられています。30数夜にわたって続く「日本一長い盆踊り」で、中でもお盆の時期に行われる「徹夜踊り」は最大の盛り上がりをみせます。郡上踊りは誰でも飛び入りで踊れるので、今年の夏はぜひ参加してみましょう。今回は郡上踊りの歴史や日程、踊り方、市内の観光スポット・グルメスポットなどを紹介します。
この記事の目次
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郡上八幡で行われる郡上踊りはユネスコの無形文化遺産にも登録されており、毎年約30万人の人が訪れ熱い盛り上がりをみせます。まず最初に郡上踊りの歴史や特徴などをチェックしましょう。なおこちらの情報は2024年5月時点のものです。実際に訪れる前に公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。
郡上踊りの歴史は古く、平安時代に始まった念仏踊りがルーツ とされています。江戸時代に郡上八幡城主が人々の和を深めるために奨励し、お盆の時期に行われる祭りとして根付いていきました。1996年に重要有形民俗文化財に指定され、2022年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
郡上踊りは30数夜の日程で開催される「日本一長い盆踊り」 で、市内各地で行われる縁日とともに楽しめます。最大の盛り上がりを見せるのが、お盆の時期に行われる「徹夜踊り」 。朝5時まで徹夜で踊り明かすことができます。
郡上踊りの人気の理由の一つは、観光客も一緒に踊りに参加できる という点。そのため見物客よりも踊る人のほうが多いのが特徴です。踊り方のバリエーションは10種類ありますが、どれも簡単に覚えられます 。服装の決まりもなく、誰でも自由に踊りに入ったり出たりできます。
約1ヵ月の日程で行われる郡上踊りの中で、最も盛り上がりを見せるのが「徹夜踊り」。場所は新町と橋本町の四つ辻 で、中央にお囃子(はやし)のやぐらが立ち、周囲に七重八重の踊りの輪が広がります。誰でも参加できるので、一緒に楽しみましょう。
徹夜踊りには老若男女が一堂に集まり、熱気に包まれます。踊り方は10種類あり、リズムや振付けが異なります 。緩急つけた踊り方のため、飽きずに長時間踊り続けることができると言われています。中にはリズミカルな踊りもあり、初心者にもおすすめです。
郡上八幡は見どころが多く、郡上踊りだけではなく観光やグルメも楽しめる町。歩き疲れたら、おしゃれなカフェでかき氷を食べながら一休みするのもおすすめ。また下駄やオリジナルの手ぬぐいなどのお買い物も楽しめます。
郡上踊りは自由な服装で参加できますが、浴衣で踊ってこそ気分が盛り上がります。浴衣のレンタルや着付け を行っているお店も多く、気軽に楽しめるのが魅力。下駄を打ち鳴らす踊り方もあるので、「おどり下駄」 も合わせて揃えましょう。
郡上踊りは夜に行われるので、昼間は散策を楽しむのがおすすめ。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている古い町並み や、踊り方のレッスンが受けられる郡上八幡旧庁舎記念館 などがあるので訪れてみてはいかがでしょう。
郡上八幡は郡上市の中でも人気のグルメスポット 。名水で仕込んだ蕎麦やうどん、飛騨牛などブランド牛や鮎料理など、多彩なグルメが楽しめるのが魅力です。また郷土料理「鶏ちゃん(けいちゃん)」や「漬物ステーキ」もおすすめです。
郡上踊りは見るだけではなく、参加できるのが最大の魅力。でも初めて訪れる人は、「上手く踊れるだろうか」と心配になるかもしれません。でも大丈夫、ぶっつけ本番でも楽しめます 。それでも心配な人は踊り方を練習できる場所もあります。
もともと盆踊りは誰でも簡単に踊れるようになっています。郡上踊りも基本パターンを繰り返すだけなので、上手な人の真似をしているうちに踊れるようになります。中でも初心者におすすめなのが「わかさき」や「春駒」 で、早く覚えることができるでしょう。
郡上八幡旧庁舎記念館は歴史のある建物で、国の指定登録文化財。現在は観光案内所になっており、郡上踊りの期間中は体験教室 が行われています。「郡上おどり保存会」のメンバーが踊り方を丁寧に教えてくれるので是非参加してみましょう。
郡上踊りは長良川の上流にある岐阜県郡上八幡で、毎年7月中旬から9月初旬まで30数夜の日程で開催されます。祭りの期間中は大変混み合うので、早めに宿を予約したりアクセスをチェックしたりすることをおすすめします。
2024年の郡上踊りの開催日程は2024年7月13日(土)から9月7日(土) です。時間は平日と日曜日が20時から22時30分、土曜日が20時から23時までです。徹夜踊りの日程はは2024年8月13日(火)から16日(金)まで の4日間で、時間は20時から翌朝5時頃までとなります。
開催場所は岐阜県郡上市八幡町で、会場は一晩に1ヵ所ずつ となります。各町内のお祭りとともに開催され、縁日が楽しめます。会場の場所や行き方などは郡上踊りの公式サイトに掲載されますので、確認してください。
郡上踊りを楽しむには荷物をできるだけ少なくするのがおすすめ。大きな荷物はコインロッカーを利用するといいでしょう。また汗だくになるので、着替えを用意しておくといいかもしれません。そのほかの注意点は次の通りです。
郡上踊りの期間中は公民館などに無料更衣室が設置され、小学校の体育館や旧庁舎記念館前の駐車場に休憩所が設置されます。トイレも各所にありますが、混雑が予想されるので事前にマップなどで確認 しておくのがおすすめです。
郡上踊りは熱気にあふれ、つい夢中になって踊り続けてしまうことも。休憩をせずに踊っているとかなりの体力を使うので、水分補給をしながら自分のペースで踊るのがおすすめ です。無理をせずにマイペースで楽しんでください。
「サンプルビレッジ・いわさき」は食品サンプル作りが体験できる人気の施設。郡上八幡駅から徒歩5分とアクセスが便利で、観光の途中に気軽に楽しめます。「見学コーナー」や「販売コーナー」もあり、子供にもおすすめです。
パフェやかき氷、寿司、ラーメンなど本物そっくりの食品サンプル が作れます。初めてでもインストラクターが丁寧に教えてくれるので安心。目玉焼きやピザのキーホルダーは、お土産にも人気です(体験は事前の予約が必要です)。
展示コーナーには職人が手掛けた食品サンプルや遊び心満載の面白い作品 など、さまざまなサンプルが並んでいます。過去の作品も並んでおり、食品サンプルの歴史を知ることもできます。多彩なお土産が並ぶ販売コーナーもチェックしてみましょう。
サンプルビレッジ・いわさき
市街地の北部は江戸時代に城下町として栄えた地域。郡上八幡藩主は用水路を整備し、火災に強い「水の城下町」 として発展させました。今も袖壁や紅殻格子などを備えた民家が立ち並び、軒先には用水が流れています。
町には江戸時代の家屋が並び、今も城下町の風景が広がります。郡上八幡は「水の郷百選」 にも選ばれており、涼しげな風景が楽しめます。大きな水路には魚が泳ぎ、夏にはスイカが冷やされていることも。浴衣姿で散策をするのもおすすめです。
郡上八幡の古い町並み
「蕎麦正まつい」は、八幡町の鍛冶屋町にあるそばの名店。名水で打つそばの味を堪能してほしいと、一年中ざるそばのみを提供しています。 挽きたて・打ちたて・茹でたて にこだわった、強いコシのそばが味わえます。
本わさびを添えた「ざるそば」のほか、辛味大根を添えた「おろしそば」 も人気。またもっちりとした食感の「そばがき」や季節の天ぷらもおすすめです。「蕎麦の海老巻き」などそば店ならではの天ぷらが味わえます。
2日前までに予約必須のそば会席は、独創性に富んだそばづくしのメニュー が堪能できます。風味豊かなそばと絶品料理を味わいましょう。会席を予約すると個室が利用でき、窓から城の姿を眺めながら食事ができますよ。
蕎麦正まつい 郡上八幡店
「鉄板料理 泉坂」は旧庁舎記念館や城下町プラザより歩いて5分と好立地 にあり、観光の途中に気軽に立ち寄れる人気店。目の前で職人が焼き上げるカウンター席、落ち着いた雰囲気のお座敷、テーブル席があります。
奥飛騨の人気グルメといえば朴葉味噌焼き。枯朴葉の上に味噌を乗せ、極上の飛騨牛とともに味わいます。地ネギなどの薬味と野菜も乗せ、ボリュームもたっぷり。ランチには「朴葉味噌焼き定食」もおすすめ です。
こちらのお店で味わいたいのが名物の「郡上焼き」。郡上産の食材にこだわり、地ネギや地鶏の卵などを使っています。香ばしいネギの香りと甘さが感じられる一品 で、必ず注文するというファンも多いおすすめメニューです。
鉄板料理 泉坂
八幡本町にある大黒屋商店は創業80年を超える老舗の味噌専門店 です。厳選した国産大豆と店の地下から湧く天然水を使った、味わい深い味噌を製造しています。テレビや雑誌でも紹介されている人気店で、お土産におすすめです。
国産大豆ならではの特有の甘みと香り、塩味が効きつつもまろやかな味わいの「郡上地みそ」 。ごろごろとした大粒の大豆が残っており、昔ながらの味が楽しめます。熟成期間が1年から1年半と長く、ふくよかな味が特徴です。
「米もろみ」 は米こうじを天然発酵させて作るもので、甘味と一味の辛さのバランスがよく、ご飯が進むと好評です。また「地みそなんばん」 は豆みそと郡上なんばんを合わせたもので、青唐辛子のぴりっとした辛さが特徴。どちらも瓶入りで、お土産にも人気です。
大黒屋商店
旧庁舎記念館より徒歩3分ほどの好立地に佇む天野屋。昼はうどん店、夜は居酒屋 と2つの顔を持つ人気店です。昼はお得なランチメニュー、夜は酒好きの店主が選んだ地酒の飲み比べがおすすめ。豊富なメニューが揃っています。
ランチの人気メニューは、四国産のうどん粉と郡上八幡の名水で作る手打ちうどん 。つるつるとのど越しがよく、美味しいと好評です。うどんが付いてくるランチセットや定食などバラエティに富んだメニューが用意されています。
「鶏ちゃん」は郡上八幡の郷土料理 で、味噌や醤油などのタレに漬け込んだ鶏肉を野菜と一緒に炒めたものです。お酒にもよく合い、リピーターが多い人気メニュー。そのほかにも「チーズとナスの揚げ出し」 などオリジナルメニューも豊富です。
天野屋
「桜間見屋」は明治20年創業の老舗土産処 。名水百選にも選ばれている宗祇水の入口に店舗を構えています。こちらではレトロな缶に入った飴がおすすめ。創業以来ほとんどの作業を手作りで行っており、昔から変わらない味が人気を集めています。
「肉桂玉(にっけいだま)」は缶入りのコロコロとした小さな飴で、口に含むとニッキの香りとほんのりとした辛味、優しい甘さ が口いっぱいに広がります。昔ながらの素朴な味わいで、コーヒーにもよく合います。
肉桂玉とともに人気があるのが「黒肉桂」。沖縄産の黒砂糖を使ったニッキ飴 で、コクのある甘さが楽しめます。お土産には「肉桂玉」と「黒肉桂」の詰め合わせがおすすめ。缶入りのほか、お手頃価格の袋入りもあります。
桜間見屋
炭火焼うなぎ魚寅は昭和6年創業の老舗うなぎ店で、秘伝のタレを使った美味しいうなぎ料理 が自慢。1階はテーブル席、2階はお座敷になっており、グループでの利用も可能です。夏は鮎料理、冬はしし鍋もおすすめです。
うなぎは2日間、井戸の冷水にさらした後、最高級の備長炭で直火焼き にします。外はサクッと焼き上がり、中はふわっとジューシー。秘伝のタレは創業以来つぎ足して使っており、昔から変わらない伝統の味が堪能できます。
「ひつまぶし」は、うなぎを1尾使った人気メニュー 。ふっくらと炊いたご飯に、うなぎがたっぷりと乗っています。1杯目はそのまま、2杯目は薬味を乗せて。最後にお茶漬けにして食べると、さまざまな味が楽しめます。
炭火焼うなぎ魚寅
郡上八幡駅より車で5分のところにある「みはらや旅館」。市街地の中心部に位置する ので、郡上踊りに出かける際にも便利です。旅館の前を吉田川が流れ、川辺の風景が眺められる部屋や城下町の風景が楽しめる部屋などがあります。
夕食は吉田川で獲れる川魚を中心に、山菜や自家農園で作る野菜を使った料理が堪能できます。夏は名物の郡上鮎、冬は飛騨牛を使った料理 も。朝食は自家製味噌で作る味噌汁や自家製佃煮などが並び、バランスの取れた食事が味わえます。
浴室は2021年にリニューアル され、きれいで明るく清潔感があります。事前に予約すれば貸切利用ができ、周りを気にせずに使うことができます。特に子連れにはおすすめで、ゆっくりと入浴できると好評です。
みはらや旅館
長い歴史を持つ郡上踊り。約1ヵ月の日程で続く日本一長い盆踊りです。期間中は30万人の観光客が訪れ、地元の人と一緒に踊りを楽しみます。だれでも気軽に踊りに参加できるので、浴衣や下駄を用意して、思いっきり楽しんでください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:I.MINK
サンプルビレッジ・いわさき
[車](名古屋より)東海北陸自動車道車一宮・木曽川ICより車で約40分、東海北陸自動車道郡上八幡ICより車で約3分 [電車]郡上八幡駅より徒歩約5分 [バス]岐阜バス高速八幡線郡上八幡・郡上白鳥行き城南町下車徒歩約1分
郡上八幡の古い町並み
長良川鉄道郡上八幡駅から市内循環まめバス赤ルートで13分、城下町プラザ下車すぐ
蕎麦正まつい 郡上八幡店
バス:城下町プラザ下車徒歩約1分
鉄板料理 泉坂
電車:長良川鉄道郡上八幡駅より車で約5分、車:東海北陸自動車道郡上八幡ICより約10分、その他:岐阜バス城下町プラザバス停より徒歩約2分
大黒屋商店
電車:郡上八幡駅より徒歩約15分、車:東海北陸自動車道郡上八幡ICより約5分
天野屋
電車:郡上八幡駅より徒歩約18分
桜間見屋
車:八幡ICより車で約5分
炭火焼うなぎ魚寅
車:東海北陸自動車道郡上八幡ICより約5分
みはらや旅館
電車:長良川鉄道越美南線 郡上八幡駅から車で約5分 車:東海北陸自動車道 郡上八幡ICから約5分