【青森・弘前】冬に行きたいおすすめ観光スポット10選

2023/11/17

【青森・弘前】冬に行きたいおすすめ観光スポット10選

江戸時代には津軽藩の城下町として栄えた弘前市。明治期には教育に力を入れ外国人宣教師を招致したことから、城下町でありながらレトロな洋館が点在するというユニークさが魅力のエリアです。弘前城の天守閣を中心に観光スポットが点在し、降雪量が多く寒さの厳しい冬でも街巡りしやすいのが嬉しいポイント。雪の弘前を堪能できるイベントも各地で開催されているので、時期をあわせて訪れるのもおすすめですよ。

【中心市街地】弘前城

雪国の知恵が詰まった屋根に注目

東北で唯一現存する天守を持つ弘前城。初代弘前藩主である津軽為信(つがるためのぶ)が築城を計画し、1611(慶長16)年に完成しました。大雪の重みに耐えられる銅瓦葺(どうがわらぶ)きの屋根は、雪国ならではの特徴。雪化粧を施した天守は、白壁と相まって青空によく映えます。毎年2月には「弘前城雪燈籠まつり」を開催。天守閣と老松のライトアップをはじめ、燈籠や雪像、ミニカマクラが訪れる人々を魅了します。

【市街地中心部】弘前公園

満開の桜を思わす冬の絶景

外濠(そとぼり)の花筏(はないかだ)で知られる桜の名所・弘前公園に、冬だけ見られる桜の絶景があることをご存じでしょうか? 「冬に咲くライトアップ」は、ピンク色の光に照らされた外濠が、まるで満開の桜のように見えると、毎年多くの人が訪れるイベントとなっています。水面が凍った様子は花筏、舞い降りる雪は桜吹雪を思わせます。気温や天気により見え方が変わるのも、魅力の一つ。雪が降る日に弘前を訪れたなら、必見のスポットです。

【市街地中心部】追手門広場

旧東奥義塾外人教師館

ミニチュア建造物群

弘前の旅の観光拠点

弘前城の追手門(おうてもん)の南側に位置する追手門広場。市立観光館をはじめ、市立郷土文学館、旧市立図書館、旧東奥義塾外人教師館、明治から大正期に市内にあった建造物を再現したミニチュア建造物群などが集まった、弘前の観光拠点です。冬は「追手門広場イルミネーション」が実施され、あたり一帯は一層ロマンチックな雰囲気に。ライトアップされた建物は、昼間とは違った趣が楽しめます。外濠の「冬に咲くさくらライトアップ」とともに、冬ならではの夜の街歩きを楽しみましょう。

【市街地中心部】旧弘前市立図書館

外観も内観もレトロさ満載

青森県の県重宝に指定されている、弘前の近代洋風建築の一つ。赤いドーム屋根に白い漆喰(しっくい)、緑色の縁取りが印象的な建物は、1906(明治39)年に地元の棟梁・堀江佐吉によって建てられました。1931(昭和6)年まで図書館として使われていた館内は、無料で見学可能。当時の姿が再現された図書室や館長室、婦人閲覧室などは必見です。冬は「弘前エレクトリカルファンタジーイルミネーション」の会場の一つとして、街に彩りを添えています。

【市街地中心部】旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)

弘前が誇る名建築の一つ

1904(明治37)年完成の木造2階建ての建物で、1972年(昭和47)年に、弘前の洋風建築で初めて国の重要文化財に指定されました。旧市立図書館と同様、堀江佐吉による建築。現在は「旧第五十九銀行本店本館」として、内部を見学できます。ルネサンス様式の建物は、館内の細やかな意匠や調度品も見ごたえたっぷり。とりわけ天井に施された金唐革紙(きんからかわかみ)は見事。夜のライトアップでは白い漆喰壁が幻想的に浮かび上がり、雪が降った日には一層幻想的な姿になります。

【市街地中心部】最勝院五重塔

真っ白な雪が似合う朱色の塔

真言宗智山派の寺院・最勝院の境内にそびえる五重塔。高さは31.2mで、塔の中央にある心柱(しんばしら)」は最下層の天井裏から最上部にある装飾「相輪(そうりん)」の先まで継ぎ手がない一本の杉の木でできているというから驚きです。本州最北の国指定重要文化財で、均整のとれた佇まいから、「東北随一の美しさ」とも。桜や紅葉の季節もすてきですが、雪景色と朱色の塔とのコントラストは寒さ厳しい弘前の冬によく似合う風景。高台に建てられているため、遠くからでもその姿を眺めることができます。

【市街地中心部】津軽藩ねぷた村

弘前の文化や食が楽しめる

津軽をまるごと体験できる「津軽藩ねぷた村」。一年を通して実物大のねぷた約20台が見学できるほか、笛やお囃子の実演津軽三味線の生演奏金魚ねぷた絵付け体験などができるスポットです。敷地内には明治時代につくられた庭園「揚亀園(ようきえん)」と茶室「揚亀庵(ようきあん)」があり、冬は雪景色の庭園が楽しめます。お買い物エリアとお食事エリアは入場料不要。気軽に立ち寄ってショッピングをしたり、地場の食材を使った津軽の郷土料理を味わえますよ。

【市街地中心部】藤田記念庭園

四季折々の風景を堪能

大正期に弘前市出身の実業家・藤田謙一の別邸としてつくられた江戸風の庭園です。広い敷地内は人工の滝を境に高台部と低地部に分かれており、冬の間は高台部のみ入園可能。この時期は雪囲いや雪吊りなど、冬ならではの美しい庭園が鑑賞できます。国の登録有形文化財に指定されている洋館・和館・考古館など、和洋の趣深い建築も必見。洋館には喫茶室、考古館には和カフェがあり、庭園散策の合間に一息つくのにもぴったりです。

【岩木山周辺】岩木山百沢スキー場

初心者から上級者まで雪を満喫!

「津軽富士」とも呼ばれる岩木山(いわきさん)の大自然に抱かれるロケーションのスキー場です。コースは全5本。なだらかなコースから、コブ斜面、全長2,000mを一気に滑り降りるダイナミックなダウンヒルまであり、初心者、上級者問わず楽しめます。全コースがスノーボード、スノースクート滑走可能。弘前駅からはシャトルバスが出ているので、アクセス良好。雪道の運転が苦手という方でも安心。麓には温泉が複数あるので、疲れた体を癒やして帰るのもいいですね。

【岩木山周辺】岩木山神社

重要文化財の建築美

津軽平野にそびえる岩木山をご神体とする岩木山(いわきやま)神社。創建は780(宝亀11)年と1200年以上の歴史を持ち、地元の人々からは「お岩木さま」と親しまれています。極彩色で彩られた豪華絢爛な本殿をはじめ、奥門、瑞垣(みずがき)、拝殿、中門、楼門が国の重要文化財に指定。いずれも見ごたえがあります。元旦は大絵馬が飾られ、多くの初詣客でにぎわいます。旅先で年越しをされるという方は、参拝してみてはいかがでしょうか?

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冬にしか見られない弘前の情景を見にいこう

城下町・弘前の冬は、「弘前城雪燈籠まつり」「冬に咲くさくらライトアップ」「追手門広場イルミネーション」と、雪を満喫できるイベントが満載。少し足を延ばせば、岩木山でスキーや初詣を楽しむこともできます。寒さ厳しい冬の弘前だからこそ、アクティブに過ごす旅をしてみてはいかがでしょうか?

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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