【広島・宮島観光】嚴島神社だけじゃない魅力を徹底分析!おすすめのスポット13選

2024/01/24

【広島・宮島観光】嚴島神社だけじゃない魅力を徹底分析!おすすめのスポット13選

2023年5月に開催されたG7広島サミットで、各国の首脳が訪れたことでも注目を集めた広島県の宮島。2019年から始まった嚴島神社の大鳥居の改修が2022年12月に終了したこともあり、観光客数が増えています。観光マップに多く掲載されている宮島の定番モデルコースは、表参道商店街でお土産選びや食べ歩きをしつつ、嚴島神社や五重塔などの神社仏閣を回る流れです。所要時間は2~3時間ほどあるといいでしょう。
半日時間があれば、宮島水族館や歴史民俗資料館に足を延ばすのもおすすめ。たっぷり一日余裕があれば、弥山(みせん)登山にチャレンジすると、より宮島の魅力に触れられますよ。大鳥居を含む嚴島神社一帯が日没後30分ぐらいから23:00までライトアップされるのも見逃せません。今回は、宮島の魅力を徹底分析! 観光に必要な時間や見どころ、あまり知られていない観光スポットの穴場まで、たっぷりと紹介します。

宮島

世界遺産を有するパワースポット

廿日市市(はつかいちし)にある瀬戸内海に浮かぶ島で、嚴島(いつくしま)とも呼ばれます。島全体が「神の島」と崇められ、多くのパワースポットが点在。世界文化遺産「嚴島神社」を有し、世界各国から多くの観光客が訪れます。日本三景の一つで、、海と緑のあふれる景勝地としても有名です。宮島に渡るフェリーは2社で運航しており、乗船時間はそれぞれ約10分。時間を限定して大鳥居に接近できる「大鳥居便」の運航もあります。宮島はお昼前から混雑するので、午前中の早めの時間に向かうのがおすすめです。帰りのフェリーの時間には気をつけてくださいね!

嚴島神社

平清盛が築造した海上社殿からなる荘厳な神社

593年、佐伯鞍職(さえきくらもと)が創建した神社。島全体が神の島と崇められていたため、土地や木に手を加えないように陸地ではなく沿岸に築造されたと伝えられています。のちに信仰を寄せた平清盛が1168年に現在の寝殿(しんでん)造りの様式を築造。海上に広がる社殿は神秘的で厳かな雰囲気を漂わせ、宮島を代表する観光スポットとして多くの観光客が訪れます。境内には本殿以外にもさまざまな神社が鎮座。なかでも「大国神社」は縁結びの神様として知られ、女子旅の宮島観光コースとしても人気です。日没~後30分ぐらいから23:00には嚴島神社を中心にライトアップ! 夜の嚴島神社や大鳥居を間近に見られる観光船の利用もおすすめです。

豊国神社(嚴島神社末社)

豊臣秀吉が築造を命じた未完成の大経堂

1587年に築造が開始されましたが、秀吉が急死したため未完成のまま現在に至っています。本瓦葺きを採用した大伽藍(だいがらん)には857枚もの畳が敷けることが、千畳閣と呼ばれたる所以。軒瓦(のきがわら)に刻まれた「王」の文字は、秀吉が自らの権力を象徴するために施したと考えられています。千畳閣の築造はとても重労働だったため「大工に栄養のある食べ物を」として、きな粉をまぶした「太閤力餅」が出されていたとか。島内の茶屋ではこの太閤力餅をイメージした力餅を味わうこともができますよ

五重塔

和様と唐様の融合が見どころの鮮やかな塔

1407年に建立された桧皮葺(ひわだぶき)の塔。鮮やかな朱塗りの彩色や描画が施されています。内部は非公開。内陣の天井には龍が、外陣の天井には葡萄唐草(ぶどうからくさ)、来迎壁(らいごうかべ)には蓮池と白衣観音像などが極彩色で描かれています。本尊に祀られていた仏像は明治期の神仏分離令により大願寺に移った歴史があります。間近で眺めるのもいいですが、少し離れた場所からの景色も見事。写真撮影なら、幸神社へと続く階段から撮ると映えますよ!

宮島水族館

瀬戸内海の海の生きものを中心とした体験型の水族館

2011年にグランドオープンした「癒やし」と「ふれあい」をコンセプトにした水族館です。シンボル的存在であるスナメリのほか、瀬戸内海に生息する生きものを中心に380種類、15,000点以上の魚や海獣を観賞できます。生きものをより間近で感じられるイベントも随時開催! アシカライブの鑑賞やペンギンの食事風景の見学、写真撮影など満載です。平日と土・日曜日・祝日でイベントの内容が異なるものも。混雑状況により入場制限が入る場合があるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。宮島を半日で回る観光モデルコースでは、宮島水族館を含んだものが紹介されています。気になる方は参考にしてみるのもいいでしょう。

廿日市市宮島歴史民俗資料館

宮島の歴史と人々の暮らしを伝える資料館

宮島の年中行事を伝えるパネルや模型 、杓子(しゃくし)や宮島彫りなどの木工品に関する資料のほか、信仰と観光の地である宮島を深く知ることができる資料の数々が展示されています。宮島の観光スポットのなかでも歴史について知識を深めたい方におすすめ。入館は16:30まで、見学時間は30分~1時間ほどが目安です。

人力車えびす屋宮島

人力車に乗って快適に島内を観光!

京都に拠点を置く人力車業の宮島店。単なる移動手段としてではなく、おもてなしの心を大切にしたサービスで観光客の人気を集めています。俥夫(しゃふ)たちは宮島の観光スポット情報を把握しているので、ときにはガイドブックには載っていないような穴場スポットを案内してくれることも! さらに、解説を聞きながら島内を巡ることのできるプランがあるので、チェックしてみては? 主な乗り場は桟橋と商店街入口です。事前に予約をするとスムーズに利用できますよ。

弥山トレッキングガイドツアー

初心者でも弥山登山が楽しめるガイド付きツアー

人力車業を全国の観光地に展開する「えびす屋」が主催する山登りツアー。スタッフのガイドを聞きながら登山できるので、弥山に初めて登る方にもおすすめです。登山の合間には絶景を背にした写真撮影のサービスも! 写真データを当日に送信してくれるのもうれしいポイントです。登山コースは60分と90分の二つから選択が可能。宮島ロープウエーの乗車割引が受けられる特典もあります。

弥山

標高535mの信仰を集める霊峰

約1200年前、弘法大師が開き真言宗の修業の場とした山。針葉樹や温暖地帯の植物、原始植物などが多種多様に植生し、山頂付近には巨石が並ぶ神秘的な山です。パワースポットとしても注目され、国内外から多くの観光客が訪れます。多くの宮島観光のモデルコースで、弥山へ立ち寄るプランが紹介されています。公認の登山ルートは大聖院(だいしょういん)コース・紅葉谷(もみじだに)コース・大元コースの三つ。登山道は整備されていますが、山歩きに適した靴や服装で登るのが基本です。ロープウエーで登山する場合、観光を含めた所要時間は約1時間。弥山の頂上へ登る場合はさらに往復1時間が必要になります。登山ルートを歩く場合は、1時間30分~2時間30分を見ておくと安心です。

宮島ロープウエー

絶景を眺めながら空中散歩

日本では珍しい二つの方式を備えて運行するロープウエー。ふもとの紅葉谷(もみじだに)駅から中腹の榧谷(かやたに)駅までは循環式、榧谷駅からは大型の交走式に乗り換えて獅子岩(ししいわ)駅を目指します。宮島桟橋からロープウエー乗り場の紅葉谷駅までは徒歩で25~30分ですが、紅葉谷公園入口からは約20分間隔で乗り場までの無料送迎バスが出ています。午後になると下山客が増えるため、獅子岩駅からの下り便の待ち時間が長くなり、土・日曜日・祝日は最長で1時間30分ほど待つことも。宮島の観光コースに含めている方は下山時間に注意してくださいね。

宮島弥山 大本山 大聖院

宮島の寺院で深い歴史を持つ格式高い寺院

806年に弘法大師が開基したとされる寺院。十一面観音菩薩像、波切不動明王像などが祀られており、背後にそびえる弥山とともに霊場として崇められています。「日本三大厄除け開運大師」としても知られ、厄除けや開運を求めて祈願を受ける方も。大聖院オリジナルの体験コンテンツ「Deep宮島」では、修行体験や観光向けのツアーを開催しています。また、2022年秋に催された「紅もみじライトアップ」は、紅葉とともに映し出される幻想的な風景に酔いしれることができるイベントとして注目を集めました。

紅葉谷公園

秋の宮島の定番 もみじに彩られる紅葉の名所

約700本のもみじが植栽されている、弥山原始林のふもとにある公園。11月中旬から下旬にかけての紅葉は見事で、秋の宮島観光に欠かせません。秋だけではなく、春から夏に茂る新緑も魅力です。嚴島神社からは徒歩約5分。紅葉シーズンに宮島を代表するスポットを巡りたい方にはおすすめの観光コースです。2022年秋には、大聖院とともにライトアップイベントが行われました。2023年も情報をチェックしてみてくださいね!

宮島表参道商店街

グルメやお土産選びが楽しめるさまざまな店舗が並ぶ

宮島桟橋から嚴島神社までの道中に伸びる約350mの商店街。嚴島神社までのおすすめ観光スポットとして記載されています。宮島の民芸品を扱うお土産ショップや、ご当地グルメが味わえる店などが軒を連ねます。
宮島観光で食べ歩きするなら外せないスポットで、広島名物のもみじ饅頭の店は10軒以上。それぞれ味に工夫を凝らし、焼き立てが味わえる店もあります。もみじ饅頭をサクッと揚げた「揚げもみじ」や、焼き牡蠣、にぎり天などグルメが満載。女子旅ならおしゃれなクラフトビール専門店や、レモンを中心としたカクテル専門店もおすすめですよ! 宮島観光協会のサイトでは、商店街の混雑状況が分かるライブカメラ映像を配信しているので、観光の予定を立てる際の参考にしましょう。

宮島観光は使える時間に応じてコースを設定して巡ろう

宮島の観光スポットには嚴島神社や大鳥居など定番をはじめ、さまざまな穴場もあります。パワースポットと呼ばれるだけあって、神社仏閣や自然がいっぱいの神秘的な島です。食べ歩きやお土産選びも宮島の観光コースに欠かせないポイント! 商店街には老舗から新しい店までさまざまな店舗が並んでいるので、歩くだけでも楽しめますよ。宮島でたっぷり一日過ごすなら弥山登山にチャレンジを、半日で効率よく回るなら定番のモデルコースをそれぞれチェックするなど、所要時間や目的に応じて観光を楽しんでくださいね。

旅色編集部 いたがき

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記事企画・監修:旅色編集部 いたがき

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