【北海道】網走・オホーツク近郊の絶景観光スポット11選!
2024/09/26
2024/02/16
小樽や札幌、函館と、北海道には多くの観光スポットがあります。そのスポットを海から眺めることができるクルーズは近年人気が高まっており、海から出なくては見られない絶景が楽しめると評判になっています。そこで北海道のエリア別に船からの景色が楽しめると人気のクルーズについて、そのおすすめポイントなどを紹介します。
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記事を読む▸日本の都道府県の中でも観光スポットが多く、四季を問わず多くの方が訪れる北海道には、魅力的な絶景スポットがたくさんあります。特に海から絶景観光を楽しめるクルーズは人気が高く、天気のいい時など、ぜひ行きたいという方は多いのではないでしょうか。
そこで北海道で楽しめる、特に人気のクルーズについてご紹介します。なお、こちらの情報は2024年1月時点のものです。実際に行く前にお店の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。
日本は島国ということもあって、海からの景色を楽しむことができるクルーズがある場所は多くあります。しかし中でも北海道のクルーズは特に人気が高く、四季を通して多くの方がその景色を楽しんでいます。そこでまずは、北海道のクルーズが魅力といわれるポイントから紹介します。
いうまでもなく、北海道は日本の最も北に位置しています。そのため、日本のほかの場所では見られないいきものや自然 が北海道にはあります。それらと出会えるのは北海道クルーズの最もおすすめのポイントといえるでしょう。
たとえばシャチですが、実は日本の水族館では2館のみ、そして野生で見られる場所は北海道の知床半島だけなのです。5月から6月ごろは遭遇できる確率が高いということで、この時期に北海道観光の予定を立てるなら、クルーズを計画に入れてもよいでしょう。
冬に行くなら流氷は外せません。こちらも日本近海で見られるのは北海道のオホーツク海となりますから、こちらもぜひクルーズで楽しみたいところです。
近年人気の夜景に「工場夜景」 があります。近未来の雰囲気漂う工場夜景は、まさにクルーズでなければ見られないものの一つであり、東京近郊など沿岸部に工場が並ぶ地域では、工場夜景クルーズが企画され、人気となっています。
北海道では「鉄のまち」として栄えてきた室蘭周辺などで工場夜景クルーズを楽しむ ことができます。ライトに照らされた工場の姿をぜひ楽しんでください。
北海道観光といったら外せないのがグルメです。そもそもクルーズの場合、乗る時間帯にもよりますが、景色を見ながら食事や軽食を楽しむことができることが多く、船の中や乗り場周辺にレストランが作られている場合もあります。
そのような場合は特に、北海道ならではのグルメメニューが用意されていることも多いので、絶景を見ながらグルメを堪能することも可能です。クルーズの計画を組む際にグルメについてもチェックするとよいでしょう。
北海道の観光スポットを海から楽しめるクルーズは、デートプランに組み込むのにもぴったりです。北海道のクルーズは沿岸の景色を楽しむ、比較的短時間のものが多い ので、普段のデートで気軽にクルーズを体験することができます。
絶景をはじめとする北海道ならではの自然を二人でのんびり堪能したいなら、クルーズデートはおすすめです。
クルーズそのものは北海道だけではなく、日本各地で行われています。クルーズというと豪華なクルーズ船で何日もかけて日本や世界の各地を回るものをイメージしがちですが、今述べたように北海道の沿岸の絶景を楽しむことができるクルーズは気軽に参加することができます。
そのうえで北海道ならではの景色を見たいというのであれば、おすすめは冬の時期 です。雪に覆われた景色、そして日本では北海道でしか見られない流氷 などは、冬でなければ見ることはできません。
ただし、冬の時期は気候的に厳しいため、冬は営業していないところも多いです。冬の北海道クルーズを楽しみたいなら、事前に営業しているかどうか、確認することをおすすめします。
次に、特におすすめの北海道クルーズを紹介します。観光などで北海道に行く予定があり、行く場所が決まっているのであれば、その近くで行われているクルーズを選べばいいですが、もしクルーズをメインに考えるのであれば、次に紹介するようなところを選んでみてはいかがでしょうか。
北海道には「青の洞窟」が3カ所あります。青の洞窟というのは海の洞窟の中に太陽の光が差し込み、その光が海底の砂に反射してきれいなブルーの海ができるというものです。海の洞窟の中にできるため、クルーズでぜひ見たい絶景の一つといえるでしょう。
北海道の青の洞窟は、函館のすぐ近くの知内町、小樽、積丹 にあります。中でも小樽の青の洞窟は数社からクルーズが出ており、周辺の観光スポットも多いことから、特に人気が高いです。
冬の北海道クルーズの一番人気といっていいのが流氷 です。先ほども述べたように、日本では北海道でしか流氷は見られませんから、一度は間近で見てみたいという方が多いのではないでしょうか。
流氷クルーズも数社で企画されていて、砕氷船を使い、流氷の中に入っていくというものもあります。基本的に毎年接岸しますが、その時期は気温などによりずれがありますから、計画を立てる際には例年の予定などをチェックすることをおすすめします。
先ほども触れたように、北海道で工場夜景が美しい場所というと室蘭 が挙げられます。明治時代後期に製鉄所が作られたことから「鉄のまち」として発展 し、そこで生まれた工場夜景は室蘭の新たな観光資源として脚光を浴びています。
内海をぐるりと取り囲むように立地しているうえ、地形に高低差があることから見栄えがとてもよいのが特徴です。完全に暗くなってからはもちろんですが、夕方のマジックアワーといわれる時間帯には空の色の変化も楽しめ、こちらもおすすめです。
美しい絶景が楽しめる北海道のクルーズですが、その絶景を堪能するためにも気を付けておきたいポイントがあります。特にクルーズは海に出るので、安全には十分注意したいものです。
そこで次に、北海道クルーズに行く際におすすめの服装と、注意したいポイントを紹介します。行く前にぜひチェックしておきましょう。
北海道クルーズでは、外に広がる絶景を楽しむのがメインです。つまりほとんどの時間屋外で過ごすことになります。海風をもろに受けることになるので、それに対応できる服装は必須
です。
特に流氷クルーズに行く場合は、晴れた風のない日でも気温は低く、マイナス10度以下ということも少なくありません。船の中はもちろん暖房がありますが、デッキで流氷を見るならば、しっかりと重ね着をして、手袋、帽子、マフラーなどを着用、カイロなども用意 しておくことをおすすめします。
北海道クルーズの場合、多くは沿岸や絶景スポットを一周するようなものが多いです。そのため所要時間もさほど長くなく、船にトイレがついていない場合があります。
一般的にクルーズの場合は出発時間よりも早めに出発場所に行くことが必要です。出発場所に行ったら、乗る前に必ずトイレは済ませておきましょう。
これは北海道クルーズに限ったことではありませんが、クルーズは海に出ることになるため、波や風によっては、波しぶきが船のデッキ部分に入ることがあります。また雨で濡れてしまうこともあるかもしれません。
ですから、波や雨などで濡れることを見越して服装を考える ことも大切です。また濡れたデッキは滑りやすいため、靴も滑りにくいものを履く ことをおすすめします。
あまり考えたくないことではありますが、いくら気を付けていても事故のリスクをゼロにすることはできません。そのためクルーズの場合、出航前に避難訓練を行うことが義務付けられています 。これは国際海事法で定められているため、日本でも外国の船でも同じです。
避難訓練はクルーズ出航前に行われるので、必ず時間は確認し、参加しましょう。ライフジャケットの着用法などは、覚えておいて損はありません。
クルーズで心配なことの一つが「船酔い」です。ふだん乗り物に酔わない方でも、船はちょっと心配という方もいるのではないでしょうか。
先ほども述べたように北海道クルーズは比較的所要時間が短いですが、波が荒い時など、どうしても揺れることがあります。心配な方は船酔いの薬を用意しておくとよい でしょう。また睡眠不足など体調が今一つだと酔いやすいため、しっかり寝て、体調を整えておくことをおすすめ します。
クルーズのような船旅では、持ち込み禁止のものがあります。刃物や火器などの危険物や電化製品など、火事の危険があるものは持ち込み禁止のことが多いです。クルーズ船によってきまりがありますから、こちらも乗船前に間違いがないよう、しっかり確認しておくことをおすすめします。
小樽・積丹エリア
それでは実際に、人気の北海道クルーズをいくつか紹介していきましょう。まずは小樽、積丹エリアで人気の北海道クルーズからです。
この地域はもともと北海道の観光スポットとしての人気も高く、小樽市内の観光とクルーズを組み合わせる ことで、陸からと海から、両方のスポットを楽しむことができます。アクセスもしやすいので、その点でも利用しやすいでしょう。特に海岸線の景観をたっぷりと楽しんでください。
小樽でクルーズを楽しみたいという方に特に人気なのが「小樽青の洞窟 龍宮クルーズ」です。北海道内唯一の海岸国定公園である、ニセコ積丹小樽海岸国定公園を観光できるプラン で、観光スポットとしても有名な小樽運河から海に出ていきます。
青の洞窟をはじめとするおすすめスポットをガイド付きで一回りでき、所要時間も80分ほどなので、効率よく北海道クルーズを楽しみたい方にもおすすめです。
こちらのクルーズのおすすめポイントとしてまず挙げられるのが、効率よくクルーズが楽しめるという点にあります。発着地点は小樽駅から徒歩でも13分ほどで、クルーズそのものの所要時間も80分ほどとなっているため、札幌などからも余裕を持って日帰りで楽しむことができます 。
クッション付きのパワーボートを使うので、スピーディーに目的地まで行くことができ、船長のガイドで見どころを外すことなく観光できる点もいいところです。もちろん小樽観光と組み合わせても、たっぷりと観光を楽しむことができそうです。
こちらのクルーズでメインとなるのは小樽の「青の洞窟」 です。北海道運輸局の「青の洞窟コース」の認可第一号ということで、洞窟までの多くの絶景ポイントをガイド付きで楽しみながら青の洞窟に向かいます。
青の洞窟では入り口からゆっくりと中に入っていきます。自然が作った岩や青く光る海は、実際に中に入るととても神秘的な雰囲気 を漂わせています。実は季節や時間帯によって青い輝きに変化があるので、何度行っても新しい発見があります。特に5月から7月ごろはその青さがより引き立つ と言われており、特におすすめです。
小樽青の洞窟 龍宮クルーズ
積丹半島の豊かな自然を楽しめる北海道クルーズ として次に紹介するのは、「水中展望船ニューしゃこたん号」です。こちらは積丹町の水中展望船、遊覧船乗り場から出て、積丹の海を一周してくるルートとなります。
こちらの特徴は船の船底がガラス張りになっている点 にあります。船底から直接積丹の海の中をのぞくことができるため、海中の景色やウニなどのいきものの様子を直接見る ことができ、北海道の豊かな海の恵みを実感として感じることができるでしょう。
北海道の積丹半島から眺める海はコバルトブルーとエメラルドグリーンに彩られた「積丹ブルー」と呼ばれる鮮やかな色をしています。この「積丹ブルー」の海を間近に体感 できる、ニューしゃこたん号。展望用の窓からは海底を、船上からは雄大な自然を満喫できる。ドライブの途中など、旅の思い出作りに最適です。
海中の景色はもちろんですが、どこまでも広がる積丹ブルーの海はとても魅力的で、ついつい見入ってしまいます。
こちらのクルーズは所要時間が40分ほどであり、しかもある程度人数が集まったところで出航することから、比較的待ち時間も短めなのが特徴 です。そのため北海道旅行の計画にも組み込みやすいでしょう。特にドライブ旅行を考えている方におすすめです。
なお、こちらのクルーズは4月中旬から10月中旬に運行されています。行く前に運行期間に入っているかどうか、確認することをおすすめします。
水中展望船ニューしゃこたん号
室蘭・洞爺湖エリア
室蘭は海の景色、洞爺湖は湖の景色が楽しめるクルーズプランがあります。先ほども述べたように、室蘭は工場夜景が美しく、近年では室蘭の新たな観光資源として人気が高まっています。また洞爺湖は周遊範囲によりいくつかのコースがあるので、時間に合わせて楽しむことができます。
室蘭の湾内クルーズを行っているのが「スターマリン株式会社」です。室蘭のクルーズには工場夜景を楽しむナイトクルーズ、地球岬周遊、イルカ、クジラウォッチング など、いくつかのコースがあり、好みで選ぶことができます。
特にナイトクルーズは室蘭の夜景を海から見ることができるため人気が高く、デートなどで利用する方も多いです。乗り場も室蘭駅から車で10分ほどなので、楽にアクセスすることができます。
こちらのクルーズの中でまずおすすめしたいのが「地球岬」を巡る ものです。地球岬は絵鞆半島の先端に突き出た岬で、国内でも有数の景勝地 として知られており、初日の出の時など、多くの方が集まる絶景スポットです。
この地球岬を海から眺めるクルーズでは、岩肌に白く輝く灯台や立ち並ぶ奇岩など、陸地からは見ることができない景色をゆっくりと楽しむことができます。また「室蘭八景」と呼ばれる室蘭の絶景ポイントのうちの6カ所、「名勝ピリカノカ」 なども見ることができます。
運航期間は4月から11月までで、午前、午後1便ずつの運航です。所要時間は約90分なので、のんびりとクルーズを楽しむことができるでしょう。
室蘭の工場夜景は2011年、「日本四大工場夜景」の一つに選ばれるほどに美しい と評判です。その工場夜景を海から眺めるナイトクルーズは、デートにもおすすめの幻想的な風景です。
先ほども述べたように、室蘭の工場夜景は湾を取り囲むように工場が並び、高低差があるため、とても厚みがあって見えるのが特徴 です。そのため見ごたえもあり、とても美しいです。
さらにこのナイトクルーズで見ることができる「白鳥大橋」は東日本最大のつり橋で、ライトアップが行われ、夜景に彩りを添えます。所要時間は60分ほどで、通常は1日1便、月により出航時間が違うので、行く前に間違いないよう、確認していくことをおすすめします。
スターマリン株式会社
洞爺湖は今から約10万年以上前に起こった噴火で形成された、「洞爺カルデラ」内にできた湖です。ほぼ円形の湖で、周辺には山や温泉などの名所があるため、北海道の観光スポットの一つとして人気です。
「世界ジオパーク」に認定される など、周囲には美しい景色が広がっているうえ、テレビ番組などのロケ地として使われることも多く、なじみがあるという方も多いでしょう。その洞爺湖を巡る洞爺クルーズは、洞爺湖観光のスポットになっています。
「エスポアール」などの遊覧船で約1時間の船旅を満喫。凍結しない洞爺湖で冬の間も営業 しています。花火大会の時期は、花火の打ち上げ船を追って走る花火鑑賞船も出航します。
特に洞爺湖ロングラン花火大会の際 には、花火の打ち上げポイントに合わせて移動しながら見ることができる ことから人気が高く、多くの方がこの鑑賞船を利用して花火を楽しんでいます。
洞爺湖の中心に「中島」という島があります。夏の時期にはこの島に途中下船することができるプラン があります。島には博物館やカフェなどがあるため、のんびりと一休みしながら自然を楽しむことができるということでおすすめです。
そのため、所要時間は夏と冬、また中島に下船するかどうかでも違ってきます。中島に下船する場合は次の遊覧船で戻ることになりますから、運航ダイヤを確認して選ぶとよいでしょう。なお、夏は30分おき、冬は60分おきに船の運航が行われます。
洞爺湖遊覧船
函館・みなみ北海道エリア
北海道の玄関口である函館を中心とするこの地域は、アクセスがとてもよい です。飛行機のほか、北海道新幹線を利用してもアクセスできるため、行ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
世界三大夜景の一つにも数えられる函館 をはじめとして見どころも多く、北海道情緒を感じながらの観光を楽しむことができます。函館湾を周遊するクルーズもいくつかあり、海からの景色を楽しみたいという方にもおすすめです。
「金森ベイクルーズ」は、金森ベイエリアから函館湾をぐるりと一周するクルーズ です。五稜郭タワーや函館山などの函館の観光スポットを海から眺めることができるクルーズで、スピードの出る船を利用するため、短時間で楽しめるクルーズとなっています。
函館港内を約20分で1周できます。快速の小型船なので、スリリングで気軽なクルーズを楽しむことができます。希望により貸切も可能。冬期休業。
函館は坂が多く、坂道の上から海を眺めるアングルの写真を見たことがある方も多いでしょう。クルーズではその景色を海からのアングルで見ることができるため、そびえるような景色を見ることができるでしょう。
クルーズは函館の観光スポットである金森ベイエリアからスタートします。その際、ベイエリアにかかる七財橋という橋の下をくぐり抜けていく のですが、この出航方法からしてわくわく感があると評判になっています。気分もあがるでしょう。
また、クルーズで気になるのが天気なのですが、こちらではアクリルドームで覆われた全天候型タイプの船と屋根のないタイプの船 があり、天候により使い分けています。雨天の時でも濡れずに済みますし、天気がいい時にはよりスピードを感じながら、周囲の景色を楽しむことができるでしょう。
金森ベイクルーズ
七飯町にある大沼は、北海道駒ケ岳が5万年前から3万年前に噴火した際にできた沼で、小沼や蓴菜沼など複数の沼から成り立っています。ラムサール条約の登録湿地 となっており、周辺は大沼公園として函館から近い観光スポット でもあります。
この大沼で水上散策を楽しむことができるのが「大沼遊船」です。クルーズは冬の時期以外に楽しめ、冬の時期にはワカサギ釣りなどの氷上アクティビティが行われています。
新日本三景のひとつにも選ばれる雄大な大沼湖 をクルージング。湖上から美しい湖畔の景色や見晴らす山々の絶景を楽しみ、北海道の豊かな自然をゆったり満喫できます。
大沼は数度の噴火活動により湖水が分断された歴史があり、100以上の小島が浮かんでいます。その変化に富んだ地形は、見どころが多く、四季折々の自然の変化 も楽しめます。所要時間も30分ほどなので、大沼観光の際にも体験しやすいでしょう。
大沼では湖を30分ほどで巡るクルーズのほかに、スワンボートや手漕ぎボート などもあり、グループで観光に訪れた方などに人気となっています。また釣りを楽しみたいという方には釣りボートもあるので、大沼の自然をいろいろと楽しむことができそうです。
先ほども述べたように冬になると沼が凍るため、氷上でのアクティビティ を楽しめるようになります。クルーズを計画している方で寒い時期にかかる場合は、クルーズが行われているか事前に確認することをおすすめします。
大沼遊船
十勝エリア
十勝地域では、湖や川などでのクルーズが行われています。主として自然を観察するためのクルーズが多く 、野鳥などのいきものを近くで観察したいという方におすすめのプランが揃っています。
中でも然別湖は「北海道の天空の湖」と言われて観光スポットとしての人気も高く、またカヌーなどのアクティビティプランも多いです。遊覧船を使ったクルーズも楽しむことができます。
「然別湖」は然別火山群の西ヌプカウシヌプリ溶岩ドームと東ヌプカウシヌプリ溶岩ドームが成長することで、川がせき止められてできた堰止湖です。北海道の湖ではもっとも標高が高いことから、北海道の天空の湖と呼ばれています。
湖周辺にはネイチャーセンターがあり、さまざまなアクティビティを企画 しているほか、然別湖畔温泉があり、ホテルがあります。このホテルから遊覧船 が出ており、然別湖の自然を楽しむことができます。
然別湖をクルージング。定員60名、所要約30分で然別湖の遊覧をのんびりと楽しめます。然別湖の自然に身も心も委ね、原生林に囲まれた神秘的な湖を湖上から眺めることができます。
営業期間は5月から10月いっぱいとなっていますが、昼の運航のほか予約制のナイトクルーズ もあります。ホテルで申し込みをするので、クルーズがあるか、確認をおすすめします。
然別湖は湖岸線が複雑で、北側には弁天島があります。このクルーズではその湖岸線を巡りながら、北海道のあまり手が付けられていない自然を楽しむ ことになります。そのため時には北海道にしかいないエゾナキウサギなどのいきものを見ることもできるでしょう。
近くにあるネイチャーセンターなど、アウトドアのアクティビティを楽しめる場所も多くあるので、北海道の自然とふれあいたいという方にはおすすめのスポットです。ぜひ時間をたっぷりとって、自然の豊かさにふれてください。
然別湖観光遊覧船
釧路エリア
釧路は市内およびその周辺に多くの観光スポット があります。釧路そのものにも港があり、日本や世界各地からのクルーズ船が訪れることも多いです。港から観光スポットやお土産品が購入できる場所までもアクセスしやすい点も人気のポイントです。
北海道旅行で気軽に楽しめるクルーズとしては、世界三大夕日の一つにも数えられる、釧路の夕日を見るサンセットクルーズ もあります。出航時間は日没の1時間前となっており、時期により時間が変わるのが特徴です。
一方、釧路北部にある阿寒湖を巡る「阿寒観光汽船」は、マリモで有名な阿寒湖ということもあって、こちらも人気のクルーズとなっています。阿寒湖は釧路市の北部にあり、マリモのほかにもヒメマスなどめずらしいいきものが生息しており、遊覧船ではそんな神秘の湖を楽しむ ことができます。
周辺には温泉街などもあるので、温泉に宿泊して阿寒湖の自然を楽しむ方が多く、近年では外国人観光客も多くみられます。またアイヌの文化に触れる こともできます。冬は全面結氷するため、遊覧船は休みますが、ワカサギ釣りなどを楽しむこともできます。
湖畔の桟橋から出航し、阿寒湖の景勝地を周遊します。マリモ展示観察センターがあるチュウルイ島と、雄大で神秘的な雄阿寒岳、雌阿寒岳の四季折々の自然など見どころが多い です。
景勝地である「滝口」を巡ったあと、実際にチュウルイ島に上陸してマリモの観察ができるのが特徴 で、時にはかなりの大きさまで育ったものが見られることもあります。阿寒湖に来たなら見逃せないスポットといえるでしょう。
阿寒湖の景勝地とマリモの見学などを含め、85分で一回りするこのクルーズでは、阿寒湖の景勝地の一つである「滝口」で庭園のような景色 を見たり、マリモ展示観察センターでの見学をしたりと、阿寒湖の魅力を丸ごと楽しむことができます。
また阿寒湖周囲にある雄阿寒岳、雌阿寒岳の山容も美しく 、特に夕方の便では夕日に染まる阿寒湖や周囲の景色が幻想的 と評判になっています。なお、阿寒湖周辺は夏でも気温が低いので、長袖など保温を考えた服装を用意するようにしましょう。
阿寒観光汽船
オホーツクエリア
海や山、森林に湿地帯と手が加わっていない豊かな自然 にあふれるオホーツクエリアは、四季折々の自然の変化がよく感じられる観光スポットです。中でも冬になると流氷が接岸 するため、それを見るためにクルーズで訪れる方が多いです。
知床半島の西海岸は、断崖絶壁が続き、雄大な自然 が広がります。この景色は海からでないと眺めることができません。「知床観光船 おーろら」はウトロ港から知床半島にかけての豊かな自然をたっぷりと楽しむことができます。
なお、知床半島での運航は4月から10月までとなっており、1月から3月は同じ船が網走の流氷砕氷船となり、流氷観光を楽しむプランとなります。
ウトロ港から出航する観光船。船上からは知床半島を眺められます。複雑な海岸線を描く断崖や、その断崖から流れ落ちる滝 をゆったりと船から観賞できます。
船のサイズが2種類 あり、大型船は知床半島をゆっくりと巡るため揺れが比較的少なく、子ども連れの方でも安心して乗ることができます。一方小型船ではより崖に近づいて景色を見ることができるため、ヒグマなどいきものを見たり、より知床の雄大な自然を感じることができます。
「知床観光船 おーろら」には3つのコースが用意されています。いずれもウトロ港から出発し、「知床八景」とよばれる見どころを回るコースは1時間から1時間30分ほど で景色を楽しむことができます。
一方、秘境知床岬航路では、大型船を使い、知床岬の先 まで行きます。知床半島の景色を丸ごと楽しむことができるコースで、所要時間も3時間45分と長くなっています。自分が見てみたい景色に合わせて選ぶとよいでしょう。ぜひ目の前に広がる知床の大自然を堪能してください。
知床観光船 おーろら
同じ知床半島を巡るクルーズには「知床クルーザー観光船 ドルフィン」もあります。こちらは小型のクルーザー船を使ったクルーズ で、よりスピードを出して岸辺近くまで行くことができるという特徴 があります。
オープンデッキが広い船を使っていることから、景色がとてもよく見えるのもおすすめポイントで、風を受けて滑るように進む船旅を存分に楽しむことができるでしょう。
大型船では間近には見られない断崖絶壁を、小型クルーザーで巡ります。「知床岬クルーズ」「野生動物観察クルーズ」の2コース があります。
知床岬は国立公園の特別保護地区になっていて、基本的には一般観光客は立ち入りができません。その景色を海から眺めることができるので、人の手が入っていない知床の大自然を丸ごと感じることができるでしょう。
この知床クルーズで最も注目したいのがヒグマです。実はこのクルーズでは、ヒグマをはじめとする野生動物と出会う確率がとても高く 、それが人気の秘密ともなっています。
実際にヒグマに遭遇するとなると怖いですが、海から見ることになるので、危険なことはなく、自然の中で生きるいきものそのままの姿を見ることができる点がおすすめポイントです。北海道に来たらその自然を存分に感じたい方におすすめします。
知床クルーザー観光船 ドルフィン
北海道の観光クルーズの場合、冬季は運航していない場合が多いのですが、こちらの「知床ネイチャークルーズ」は夏はクジラやイルカ、冬は流氷を楽しむクルーズ と、ほぼ一年を通じてクルーズを楽しむことができます。
こちらのクルーズでは、知床周辺の海の状況をよく知る“元漁師”の方が船長をしているため、安全でありながら、見どころをしっかりおさえたクルーズを楽しむことができる点 が、人気の秘密となっています。
数多くのテレビ取材を受け、芸能人も訪れる人気のクルーズ。夏にはマッコウクジラを間近で見られるクジラ・イルカウォッチング、冬は流氷&バードウォッチング など、知床の自然を体感できます。
時期により見ることができるいきものなど違いがありますから、行く前にカレンダーでチェックしていくとより楽しめるでしょう。
「知床ネイチャークルーズ」は、羅臼港から出航し、根室海峡内を約2時間半かけて一周 し、さまざまないきものを見るというプランです。4月下旬から10月中旬はクジラやイルカを、1月下旬から3月中旬は流氷と鳥 を見ることになります。
特に8月、9月はマッコウクジラに出会える確率が高い といわれており、すぐ近くで見ることができます。また知床連山や北方領土の国後島なども見ることができるため、北海道の雄大な自然を堪能することもできます。
知床ネイチャークルーズ
冬の流氷を見たいという場合に有名なクルーズが「ガリンコ号」です。これは紋別港から出る砕氷船 で、文字通り流氷を砕きながら進みます。そのため船体ギリギリまで流氷に覆われた様子 を見ることができます。
なお、流氷以外の時期はオホーツククルージングやフィッシングのための運航 も行われています。夏は流氷はありませんが、オホーツクの景色を楽しみたい方にもおすすめです。
夏にも営業しているとはいえ、「ガリンコ号」の魅力はその名前のとおり、流氷を砕きながら進む冬の時期のクルーズ ではないでしょうか。流氷が接岸する時期は年により多少のずれがありますから、計画を立てる際には、公式サイトなどで流氷の状況を確認することをおすすめします。
ガリンコ号は2隻あり、朝日を見る「サンライズ」 という便 も用意されています。所要時間は流氷がある場合で、最大1時間30分となります。
ガリンコ号の乗り場周辺にはオホーツクタワーやアザラシランドなどの観光スポット があります。そのため流氷船に乗る前後にオホーツク観光をすることもできます。
特にオホーツクタワーは日本最北端でしかも最大級の海中展望塔となっており、海底階でオホーツクの海の中の様子が、3階の展望塔でオホーツク海の流氷の様子が見られます。ガリンコ号に乗り近くで流氷を見た後、海の中や上からの様子を見ることで、さらに楽しむことができるでしょう。
ガリンコ号
北海道には魅力的な観光スポットがたくさんありますが、雄大な自然は北海道ならではの景色です。その景色を海から見ることができるクルーズは、見どころも多く、四季折々の自然を丸ごと楽しむことができるでしょう。ぜひ北海道観光のプランにクルーズを組み込んでみてはいかがでしょうか。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 にしの
ライター:よしぷー