【北海道】稚内空港周辺でおすすめの観光スポット8選!
2024/09/20
2024/08/06
北海道の北部に位置する日本海に沿った道道106号線、通称「北海道オロロンライン」。知る人ぞ知る絶景ドライブウェイで、美しい日本海をはじめとした広大な景色が楽しめます。そんな北海道オロロンラインには、魅力的な観光スポットがたくさん。ドライブだけでなく、すてきな思い出作りが可能です。本記事では、北海道オロロンラインの魅力や、ドライブ中に立ち寄りたい観光スポット11カ所をご紹介します。
この記事の目次
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日本海の美しい景色が眺められる「北海道オロロンライン(道道106号線)」は、多くの人々を魅了するドライブウェイ。北海道天塩郡から稚内市までの区間にあり、絶景スポットが点在しているのが特徴です。名前の由来は、羽幌町(はぼろちょう)沖合の天売島(てうりとう)に生息するウミガラスの別名「オロロン鳥」から。冬は雪が降ってホワイトアウトの恐れがあるため、ドライブにおすすめのベストシーズンは春~秋。北海道らしい壮大な風景を楽しんでください。
地場の農産物や海産物を活かした物販ショップ、飲食店などが集まる道の駅。こちらでは、石狩の歴史や自然、文化や芸術に触れられるコーナーが設置され、多くの観光客でにぎわいます。また、レストランでは石狩ならではの料理を堪能できます。施設内の展望バルコニーからは、雄大な日本海と美しい夕日を望めます。さらに夕暮れ時には、夕日が日本海を染めながら沈んでいく絶景のマジックアワーを楽しめますよ。
道の駅石狩「あいろーど厚田」
留萌港(るもいこう)近くの黄金岬(おうごんみさき)は、日本の夕陽百選に認定されているビューポイント。名前の由来は、海に押し寄せたニシンの群が夕日を浴びてキラキラと光り、辺り一面が黄金色に包まれたからといわれています。近くには「留萌市海のふるさと館」があり、展望ラウンジなどでドライブ途中の休憩も可能。施設内には留萌港の映像を使った操船シミュレーターも設置されているため、海の魅力をぜひ体験してみてださい。
黄金岬
眼前に美しい景色が広がるノシャップ岬。東には宗谷岬(そうやみさき)、西には礼文島(れぶんとう)、南西には利尻島(りしりとう)、そして遠くの北にはサハリンを一望できます。夕日が美しい景勝地としても知られており、フォトスポットとしても人気。日没の時間を確認して訪れるのがおすすめです。
ノシャップ岬
北海道オロロンラインの道沿いに立つ「北緯45度モニュメント」。傾いた「N」の形が特徴的 です。北緯45度通過点と表示された木製の看板があり、道路の反対側にこのモニュメントが存在します。北緯45度上に存在する幌延町(ほろのべちょう)が1988年にキャッチフレーズを募り、『北半球「ど真ん中!」北緯45度のまち』というキャッチコピーが誕生。そこからこのモニュメントが設置されました。晴れた日には日本海を背に、一風変わったインスタ映え写真が撮影できます。
「オトンルイ風力発電所」は北海道オロロンライン沿いに立ち並ぶ28基の風車群。道路と並行して南北約3kmにわたり並んでいます。巨大風車は、タワー部分が高さ約74m、ローターは直径約50m、地上から羽根の先までの高さは約100mも。北海道オロロラインをドライブすれば、必ず目にするこの風景は、まさに圧巻。風車の周囲は原生花園(人為的な手を加えず自然をそのままにした状態でも色鮮やかな花が咲く、湿地帯や草原地帯のこと)で、初夏になるとエゾカンゾウ、ハマナスも見られます。
【幌延町】オトンルイ風力発電所
サロベツ湿原はサロベツ原野の中心にある、日本三大湿原のひとつ。広さは約6000ヘクタールで、雄大な景色を楽しめます。湿原の玄関口に立つ「サロベツ湿原センター」は、一周約1kmの木道が整備されており、散策するのにぴったり。春~秋にかけては、多くの渡り鳥が訪れます。また、エゾカンゾウやコバイケイソウなど湿原を代表すさまざまな植物を観察でき、癒やしの時間を過ごせるでしょう。
サロベツ湿原
「北海道海鳥センター」は、天売島(てうりとう)を中心とした海鳥類の調査や研究、ウミガラスの保護増殖事業などを進めている海鳥専門施設。センターでは、卵の模型やジオラマ、パネル、ぬいぐるみなどの展示を通して、海鳥類の生態や羽幌町の自然情報などを紹介しています。館内では、海鳥の鳴き声を聴いたり、クイズに答えたりして、お子さんから大人まで楽しく学べるのが特徴。自然観察会や体験型の環境イベントも開催されているため、日程をチェックして訪れてみては?
北海道海鳥センター
国道232号線から海側へと、約20万平方メートルの広大な敷地が広がる公園。公園全体が道の駅に登録されています。敷地内には、温泉宿泊施設、天文台、キャンプ場、ゴーカート場、パークゴルフ場などが点在。夕暮れ時には絶景が広がり、水平線上には利尻島、天売島、焼尻島を見ることができます。天文台があるため、夜は必要以上に明るくなく、輝く星空を楽しめるでしょう。
みさき台公園
増毛(ましけ)駅は、JR北海道の現存する廃駅の駅舎。2016年に、多くの町民や鉄道ファンに惜しまれながら廃駅となった増毛駅は、深川と増毛を結ぶJR留萌本線の終着駅でした。高倉健主演の映画「駅 STATION」のロケ地としても有名で、撮影時に使われた駅舎や「風待食堂」の建物は今も残っています。現在は、開通当時の駅舎に復元し、公衆トイレや駐車場などが整備されています。風待食堂は観光案内所になっているため、立ち寄ってみてください。
※案内所に食堂はありません
増毛駅
「旧花田家番屋」は、日本最北端の国指定重要文化財の建物。北海道遺産にも認定されています。1905年頃の建設とされ、道内で現存する番屋では最大級の規模を有します。ニシン漁が盛んだった当時は、雇い人が200人を超えていました。現在は、道の駅「おびら鰊番屋(にしんばんや)」が併設されています。道の駅では特産品が購入できたり、日本海の新鮮な海の幸を味わえるなど、ドライブ休憩にもぴったり。毎年5月下旬の「鰊番屋まつり」ではイベントが開催され、多くの来場者でにぎわいます。
旧花田家番屋
「金比羅(こんぴら)神社」は、みさき台公園(金比羅岬)の下に位置する神社。その昔、金毘羅様の御札が岬に流れ着き、それを地元の漁師が祀ったところ、この付近の海難事故が減ったと言い伝えられています。海の中に立つ鳥居が印象的で、鳥居に重なる夕日の景色は、絶好のシャッターチャンス。また、御朱印もいただけるので、御朱印巡りをされている方からも密かに人気のスポットです。
金比羅神社
本記事では、北海道オロロンラインのドライブ中に立ち寄りたい、おすすめの観光スポット11カ所をご紹介しました。このドライブウェイの周辺には、絶景を楽しめる道の駅や公園、歴史を感じる駅舎や建物など、魅力あるスポットが多数点在。海に浮かぶ鳥居が神秘的な神社や、海鳥について学べる施設などの隠れスポットも点在します。ひとり旅で自由に巡ったり、ご家族やカップルで楽しんだりと、思い出に残る時間を過ごしてください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:長尾そら(ロゴスキ)
道の駅石狩「あいろーど厚田」
[電車]JR各線札幌駅より車で約70分
黄金岬
JR函館本線深川駅から徒歩3分の深川十字街バス停から沿岸バスまたは道北バス留萌十字街行きで1時間10分、留萌駅前下車、タクシーで5分
ノシャップ岬
JR稚内駅からバスで15分、「ノシャップ」下車、徒歩5分
北緯45度モニュメント
[車]道道106号沿い、幌延市街から車で約20分
【幌延町】オトンルイ風力発電所
[車]車で幌延駅から約30分、稚内から約1時間、旭川から約3.5時間
サロベツ湿原
[車]札幌から約280km、旭川から約210km、稚内から約40km [交通機関]JR豊富駅よりサロベツ湿原センターまで約7km
北海道海鳥センター
[車]札幌市から約183km [バス]沿岸バス(特急はぼろ号)札幌から約3時間10分
みさき台公園
[車]深川留萌自動車道留萌ICより車で約90分
増毛駅
[車]札幌から増毛、国道231号線(110km)約2時間
旧花田家番屋
[バス]札幌より沿岸バス特急はぼろ号で約2時間40分
金比羅神社
[車]深川留萌自動車道留萌ICから車で約90分