【北海道】函館八幡宮など函館観光で外せない神社・寺13選

2024/03/04

【北海道】函館八幡宮など函館観光で外せない神社・寺13選

函館には、和人の開拓や幕末に重要な役割を果たした歴史的な場所や、函館七福神が鎮座するご利益スポットなど、数多くの神社仏閣が点在します。歴史に興味のある方や御朱印を集めたい方などは、観光の際に訪れると、より楽しめるでしょう。ここでは、函館観光で外せない神社や寺院を13カ所ご紹介します。ぜひ足を運んでみてください。

【谷地頭町】函館八幡宮

「八幡さん」と親しまれる地元のパワースポット

函館八幡宮は、品陀和気命(ほんだわけのみこと)・住吉大神(すみよしのおおかみ)・金刀比羅大神(ことひらのおおかみ)を祭神として祀っている神社です。室町時代の1445年に亀田郡の領主が館を築いた際に、八幡神を祀ったのがきっかけとされ、現在では函館市民に「八幡さん」の愛称で親しまれています。社殿は本殿、幣殿、拝殿がつながった「聖帝八棟造り(しょうていはちまんづくり)」。函館山に囲まれた社殿からは、厳かで凛とした空気を感じるでしょう。

【谷地頭町】妙心寺

大黒天神が描かれた御朱印が可愛らしい

妙心寺は日蓮大聖人(にちれんだいしょうにん)を宗祖とする日蓮宗の寺院です。昭和56年に建立された鐘楼堂(しょうろうどう)では、多方向から見ても正面に見える「四方棟」の銅板屋根を採用。建立当初は北海道で一番大きな梵鐘(ぼんしょう:寺院の釣り鐘)として親しまれていました。「今を生きることの大切さ」を説いた日蓮大聖人座像や、商売繁盛・延命長寿にご利益があるとされる大黒天神の像などが安置されています。参拝すると、可愛らしい大黒天神が描かれた御朱印がいただけますよ。

【湯川町】湯倉神社

旅のお土産探しにぴったりな湯の川温泉発祥の地

湯の川温泉発祥の地とされている湯倉(ゆくら)神社は、大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)を祭神としています。商売繁盛・厄除開運・縁結び・安産など多くの御利益が期待できますよ。「イカすおみくじ」や可愛らしい「なでうさぎおみくじ」など一風変わったおみくじをはじめ、授与品も個性的なものが揃っています。函館市電「湯の川停留所」から徒歩約3分とアクセスも抜群。大型駐車場があるため、車利用の方にもおすすめです。

【湯川町】湯川寺

人とのご縁を大切にする、会いに行ける寺院

「会いに行けるお寺」をコンセプトにしている浄土宗の湯川寺(とうせんじ)。境内には函館を見守ってきた三十三観音が安置されており、西国三十三所のお寺へ行くのと同じご利益が得られます。本堂にある華やかなステンドグラスをモチーフにした御朱印も必見ですよ。御朱印を待つ間は、併設している「tousenji cafe 結-Yui-」で寛ぐのもおすすめです。毎週木曜日の夕方には、境内で地元のお店の美味しいものを買い物できる「はこだてマジックアワー商店街」も開催されています。

【大森町】大森稲荷神社

神社裏の大森浜から見える日の出が人気

朱色の鳥居が印象的な大森稲荷神社は、函館の街を見守るように建てられた方角が北向きの珍しい神社。宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られており、衣・食・住や五穀豊穣、商売繁盛などのご利益を授けてくれるといわれています。昭和9年の大火で焼けた狛犬や鳥居も存在しており、歴史を感じるでしょう。神社の裏には大森浜があり、そこから見える日の出が人気で、初詣時期には初日の出を見ようと多くの方が集まります。また、「包丁塚」があるのも見どころのひとつ。函館の飲食店で働く料理人が、使用した包丁へ感謝し祀り敬うために建立されました。こちらもチェックしてみてくださいね。

【元町】船魂神社

函館観光の中心に鎮座する北海道最古の神社

「ふなだまさん」の愛称で知られる船魂(ふなだま)神社は、塩土老翁神(しおつちおじのかみ)、大綿津見神(おおわたつみのかみ)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神としています。函館を代表する観光名所・日和坂の頂上に鎮座する、北海道最古の神社です。船に関わる全国各地の方々から、航海の神様と敬われ、大漁祈願・交通安全・開運厄除にご利益があるとされています。また、源義経を津軽海峡の海難から助け、この地へ導いたという伝説が残る神社でもあります。

【松風町】成田山函館別院函館寺

人々の煩悩と迷いを断つ不動明王

真言宗智山(ちさん)派で、大聖不動明王をご奉安している成田山函館別院函館寺。千葉県成田市にある、大本山成田山新勝寺(しんしょうじ)の別院です。本堂の中央に不動明王、まわりに四大明王が安置され、真言八祖像(額装)も飾られています。身代わり御守や勝守とは別に、可愛いキャラクターのお守りも揃っていますよ。御朱印は「本尊不動明王」「香薬師如来」「観世音菩薩」「弘法大師」の4種類あります。

【船見町】高龍寺

登録有形文化財がそろう、函館最古の曹洞宗

高龍寺は福井県の永平寺(えいへいじ)、神奈川県の總持寺(そうじじ)を両大本山とし、380年あまりの歴史を持つ函館最古の曹洞宗寺院。境内にある本堂や開山堂など10件は、国の登録有形文化財に指定されています。江戸時代後期の画家・武士の蠣崎波響(かきざきはきょう)や、臨済宗中興の祖とされる禅僧の白隠慧鶴(はくいんえかく)が描いた掛け軸が保管されています。

【船見町】山上大神宮

函館港を見渡せるパワースポット

函館山麓の幸坂(さいわいざか)の頂上にある山上大神宮(やまのうえだいじんぐう)は、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)を主祭神としています。過去に行われた神社の合併により、10以上もの祭神が祀られている珍しい神社です。歴史ファンに人気があるスポットで、8代宮司は坂本龍馬と親戚関係にあり、新島襄(にいじまじょう)の海外渡航にも関与したと伝わっています。本殿は、函館市の景観形成指定建築物に唯一指定されている建物。境内から見渡せる函館港の景色は絶景ですよ。

【八幡町】亀田八幡宮

歴史ファン必見!箱館戦争の名残が残る場所

誉田別命(ほんだわけのみこと)を祭神とする、亀田八幡宮。誉田別命は、武芸や勝負事などの神様として親しまれています。1869年に箱館戦争で境内が戦場になり、旧幕府軍と新政府軍らが神前で誓約を交わした歴史があるため、歴史ファンからも注目されている神社です。旧拝殿の裏側には箱館戦争当時の弾丸跡も残っています。初詣や9月の例大祭には、大勢の人が表参道に訪れますよ。境内のもみじやイチョウの紅葉も見逃せません。

【白石町】石崎地主海神社

ピンクの花のトンネルが楽しめるドライブスポット

石崎地主海神社(いしざきじぬしかいじんじゃ)は大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)をはじめ、4柱を祭神とする神社。仙台からの入植者が、当時信仰していた神様を祀ったのがはじまりといわれています。5月になると、遅咲きのヤエザクラによって、表道から鳥居まで花のトンネルがつくられ、その見事な景色は必見です。ヤエザクラはソメイヨシノと比べて開花時期が遅いため、第2の花見が楽しめますよ。函館駅から車で約30分の石崎地主海神社は、北海道の自然を満喫するドライブにもぴったりでしょう。

【青柳町】函館護國神社

インスタ映えバッチリな縁結びスポット

国難に殉じた青年兵士約1万3,000余柱を祭神とする、歴史ある神社。厄除けと縁結びのご利益があるとされています。境内には戦没者を追悼する碑や墓が多く存在し、童謡「チューリップ」にまつわる歌碑では、弱者に寄り添う気持ちを大切にしたい願いが込められています。函館護國神社は函館ロープウェイの近くに位置しており、境内の大鳥居から見える函館市街や津軽海峡はインスタ映えもバッチリです。

【住吉町】住三吉神社

社殿に向かう参道沿いは桜の花見トンネル

住三吉神社(すみよしじんじゃ)は、上筒之男大神(かみつつのおのおおかみ)をはじめとした15の祭神が祀られている神社。稲荷神社や海幸神社など、複数の神社が一緒になった歴史をもちます。5月に咲く桜並木は、人々を魅了する花見スポットとしても有名。境内に向かう坂からは、津軽海峡や函館の街並みを一望できますよ。御朱印などのお問い合わせは山上大神宮で行っているため、訪れる際はご注意くださいね。

まとめ

今回は、函館にある神社仏閣を13カ所ご紹介しました。地元や信仰者の思いで現在まで存続しているところも多く、歴史だけでなく、四季折々の自然や人々の営みまで感じ取られて、面白いかもしれません。現地に足を運べば、神聖な雰囲気と一緒に、函館の地形を活かした素晴らしい景色にも出合えるでしょう。ぜひ、自分のお気に入りのパワースポットを見つけてくださいね。

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旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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